リキッド

Liquid(リキッド)の評判・メリットとデメリット【安全性徹底調査】

この記事を読んでほしい人
✔ Liquidで仮想通貨取引を始めようと思っている方
✔ Liquidという仮想通貨取引所について知りたいという方
✔ 仮想通貨取引所のセキュリティに不安を感じているという方

「国内の取引所も仮想通貨が流出することがあるのか……」「Liquidで取引してみたいけどどうなんだろう……」といった不安を持っている方もいますよね。実際にコインチェックのネム流出事件や、Zaifの仮想通貨盗難事件事件などがありました。

複数の仮想通貨取引所に登録して、リスクを分散させることの重要性を思い知らされた事件であります。Liquidも国内の仮想通貨取引所ですが、セキュリティ面も含めてよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、仮想通貨取引所Liquidのセキュリティや評判などを徹底検証し、さらにLiquidの特徴やメリット・デメリット、最近行われた変更点や追加機能についても分かりやすく解説していきますよ。

この記事の要約
  • Liquidは日本ではじめて、金融庁の認可を受けた安心感のある仮想通貨取引所
  • Liquidの最大の強みはセキュリティの高さにある
  • Liquidは取引手数料やスプレッドが安く、レバレッジ取引の最大倍率は4倍
  • Liquidはセキュリティを追求するがゆえに出金が遅い、サポートが弱いというデメリットもある
  • 法定通貨は9種類も取り扱っている
  • 取引ツールは中級者以上向けだがサポートラインを引けるなど便利で機能が豊富

Liquid(リキッド)とは

liquidロゴ
取引所名Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
公式HPhttps://www.liquid.com/ja/
交換所タイプ取引所
取引手数料無料
スプレッド0%~0.6%
取り扱い通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム (ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
リキッドコイン(QASH)
レバレッジ取引最大4倍
入金手数料無料:銀行手数料負担
出金手数料500円:銀行手数料負担

Liquidは、2017年9月に日本ではじめて金融庁の認可を受けた仮想通貨取引所です。

QUOINE(コイン)株式会社が運営しており、日本やシンガポール、ベトナムを拠点にサービスを展開。

以前はQUOINEX(コインエクスチェンジ)という名前で運営していましたが、現在はLiquid(リキッド)という名前に変更されました。

会社概要

運営元のQUOINE株式会社は、本社が日本にある企業です。代表は東京大学法学部を卒業した栢森加里矢氏。

仮想通貨交換業者としてはじめて金融庁の認可を受け、JASDAQやジブラルタル証券取引所と連携するなど、世界的な交換業者としても信頼を得ています。

設立が2014年と若い企業ではありますが、資本金は20億円と安定した経営基盤を持っているのも大きな特徴、そしてメリットです。

メディアへの発信

Liquidは以前まで23000円相当のキャッシュバックキャンペーンを実施していたこともあって、COIN POSTやCoin Otakuなど多くのメディアで取り上げられました。

2018年9月にLiquidがローンチ(新しい商品やサービスを世に送り出すこと)された時にも、代表の栢森氏よりメディア向けの情報発信を増やしていくことを発表しています。

今後も、多くの情報が発信されていくでしょう。

取扱通貨の種類

Liquidで取り扱っている仮想通貨は以下の6種類です。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • リップル(XRP)
  • キャッシュ(QASH)
  • ネム(XEM)

ビットコインとイーサリアム、キャッシュに関しては仮想通貨FXの取引が可能。またキャッシュはLiquidが発行した独自トークンとして人気となっています。

また多数の法定通貨で取引できる、数少ない国内取引所でもあります。

▼Liquidの取扱っている仮想通貨について詳しく解説!▼

仮想通貨 ビットコイン ライトコイン リップル イーサリアム
Liquid(リキッド)の取扱通貨とは?取り扱いのある暗号資産(仮想通貨)の特徴も解説! 「Liquidで取り扱っている暗号資産(仮想通貨)を知りたい!」と思っている方も、多いのではないでしょうか。 そこで今回は...
リキッド(Liquid by Quoine)
取扱仮想通貨ビットコインイーサリアムビットコインキャッシュリップルキャッシュ
手数料の安さ⭐⭐⭐⭐☆
現物取引手数料無料
レバレッジ取引手数料0.025%
スプレッドの低さ⭐⭐⭐⭐⭐
(かなり小さい)
セキュリティ性⭐⭐⭐⭐☆

ここがオススメ!

  1. 手数料がすべて無料
  2. ビットコイン価格が他取引所より低い
  3. 日本初の金融庁認可の仮想通貨交換業者

Liquid(リキッド)を利用するメリット

Liquidを利用するメリットを、ツイッターのリアルな口コミをもとにお伝えしましょう。

仮想通貨取引所の中で比較すると、セキュリティのレベルの高さや安定したシステム運営を行っており、非常に高評価のコメントが多いですね。

メリット1:セキュリティに力を入れている

2018年は仮想通貨の取引所がハッキングされる事件が、2件立て続けに起こっています。

取引所のセキュリティや安全性が話題になっていますが、Liquidはセキュリティ強化を最優先に取り組んでおり、安心して使える取引所であるといえるでしょう。

▼Liquidのセキュリティを解剖!技術面、運営面の切り口で確認▼

セキュリティ
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メリット2:スプレッドや取引手数料が安い

日本円での現物取引は、取引手数料が無料になっています。またFX取引においては

  • JPY/BTC(ビットコイン)
  • JPY/ETH(イーサリアム)
  • JPY/XRP(リップル)

で、ポジション管理料は0.1%です。一見すると高い手数料率ですが、取引ルールが改定されて1日のうち3回に分けているため、1回の管理料は0.1%の3分の1になります。

メリット3:サーバーが安定している

取引量が増えていくとサーバーに負荷がかかります。取引のタイムラグやサーバーダウンはそのまま損益に関わってきますし、何より不安になってしまいますよね。

サーバーが安定しているのも、Liquidのメリットといえるでしょう。

メリット4:世界屈指の取引量

CoinMarketCapの24時間取引高ランキングで17位と、Liquidは世界的に見ても最大規模の取引量を誇っています。

日本でも有名な取引所であるbitFlyerでも47位ですから、その規模の大きさがイメージできますよね。

取引量が多いということは、それだけ多くのユーザーが使っているということ、つまり安心して使える取引所ということになるのです。

▼Liquidの登録方法を一番ていねいに解説!▼

リキッド(Liquid by Quoinex)の登録方法、本人確認、審査について解説! 「リキッドの登録方法について知りたいけど、自分で調べるのが面倒だな」、といったことを考えてなかなか口座開設できていないのではない...

デメリットはある?

Liquidを利用すると感じてしまう、デメリットについてもお伝えしていきましょう。

デメリット1:出金に時間がかかる

Liquidは日本円の出金に時間がかかるのがデメリットで、土日をまたぐと5日間以上かかることもあります。

出金に時間がかかるのはLiquidがセキュリティを最優先にしており、確認作業などを念入りに行っているため。

不便と思えるかもしれませんが、ユーザーの資産を守るためでもあるのです。

デメリット2:サポートが弱い

サポート面で不安の声が聞かれます。

普通に使っているぶんには不便はなさそうですが、万が一の事象が起こったときにはサポート体制がしっかりしている方がいいですよね。

入出金の際のトラブルやわからない事があった時でも、自分で考えて解決できるよう備えておくべきかもしれません。そういう点では、Liquidは中級者以上向けの仮想通貨取引所と考えることもできます。

リキッド(Liquid by Quoine)
取扱仮想通貨ビットコインイーサリアムビットコインキャッシュリップルキャッシュ
手数料の安さ⭐⭐⭐⭐☆
現物取引手数料無料
レバレッジ取引手数料0.025%
スプレッドの低さ⭐⭐⭐⭐⭐
(かなり小さい)
セキュリティ性⭐⭐⭐⭐☆

ここがオススメ!

  1. 手数料がすべて無料
  2. ビットコイン価格が他取引所より低い
  3. 日本初の金融庁認可の仮想通貨交換業者

Liquid(リキッド)のメリットとデメリットをさらに深堀り

Liquidに対して興味が出てきたという方へ向けて、メリットとデメリットをさらに深堀していきましょう。

法定通貨の取扱が豊富

仮想通貨の取り扱いが5~9種類ほどある仮想通貨取引所は多くありますが、たいていは円建てのみですよね。

USドルユーロ
豪ドル香港ドルシンガポールドル
人民元フィリピンペソインドネシアルピア

Liquidではビットコインは円を含む9種類もの法定通貨で取引が可能で、それ以外の仮想通貨も複数の法定通貨で取引できます。

FXの経験があるなどで円以外の法定通貨を保有していたり、ドルやユーロで取引したいという方におすすめの取引所です。

流動性の高さを維持するためのシステム構築を行っている

Liquidでは流動性の高さを維持するために、ワールドブックと呼ばれるシステムを構築しています。

  • ワールドブック:円やドルなど異なる通貨を、調整したうえで1つの板にまとめるシステム

Liquidは法定通貨を9種類も取り扱っているため、一般的な管理方法では円・ドル・ユーロと各法定通貨の板に分かれてしまい、流動性を高めることが困難です。

  • ビットコイン/円
  • ビットコイン/USドル
  • ビットコイン/ユーロ

そこで上記のように同じ仮想通貨でも法定通貨が異なる通貨ペアを、為替調整して1つの板で管理ユーザーはどの法定通貨を利用するか、自由に切り替えることができるのです。

取引ツールが初心者には難しい

GMOコインなどは比較的シンプルな取引ツールで、インターフェースも初心者が一目見てそれぞれの設定がわかるようになっています。

  • トップ画面の情報量が多い
  • テクニカル分析を行うためのライン引き、メモなどがアイコンになっている
  • 通貨の選択欄が「BTC」と通貨単位で記載されている

Liquidの取引ツールは操作方法をひとつひとつ確認しないと、何がどのような機能を持っていてどのように操作すればいいのかわかりにくいかもしれません。

また「BTC」はともかく、「XRP」と記載されていても初心者の方には何の通貨のことなのかわからないですよね。

Liquidの取引ツールは、中級者や上級者、投資経験者向けといえます。

実際の利用者の口コミ・評判を紹介

私たちMAStandが仮想通貨投資を行う100名の方に独自で行ったアンケートで、実際にLiquidで投資をしている利用者の方の口コミを紹介します。

気に入っている点や選んだ理由(良い評価)と気に入っていない、改善して欲しい点(悪い評価)をそれぞれ回答してもらっています。

25歳 長野県 男性  (現物取引 – ビットコイン/イーサリアム)

セキュリティ面は安心だが、その分入出金に時間がかかる。

良い評価:Liquidは仮想通貨をコールドウォレットで管理しているので、セキュリティ的に安心感があるから。あとは、流動性がそこそこ高く、価格も他の取引所に比べてユーザーに有利な場合が多いから。

悪い評価:入出金に時間がかかること。特に仮想通貨はコールドウォレットを利用していることもあり、他の取引所に比べて時間がかかる。また、リリースされているスマホアプリ(iOS)が若干使いづらく、機能もブラウザ版に比べてかなり限定的なので、UIの改善と機能の充実を図ってほしい。

Liquid(リキッド)の変更点や追加機能

Liquidで取引する前に、最近行われた変更点や追加機能についても確認しておきましょう。

ここでは資産の管理システム「分離マージン」や、取引ルールや入金に関する変更点を3つご紹介していきます。

クロスマージンだけでなく分離マージン機能を追加

Liquidでは証拠金取引(レバレッジ取引)を行う際、クロスマージンと呼ばれる管理システムを採用していましたが、分離マージンという新しいシステムを追加しています。

  • クロスマージン:預けた資金を、全額証拠金にする(10万円預けた場合、証拠金は必ず10万円となる)
  • 分離マージン:預けた資金のうち、証拠金にする額を設定できる(10万円預けた場合、証拠金を2万円にするなどできる)

このシステムが追加されたことで、ロスカットの上限を抑えられるようになりました。

クイック入金時間の大幅短縮

Liquidのクイック入金は、手続きを行ってから反映されるまで2~3時間程度はかかっていましたが、即時反映されるようになりました。

もちろんシステムの状況によって若干遅れることはありますが、それでもすぐに入金できるのは、取引を早く行いたい時に便利ですよね。

レバレッジ取引倍率の変更

  • レバレッジ取引の最大倍率:最大25倍→最大4倍に変更

日本仮想通貨交換業協会の新たな方針にしたがって、国内の仮想通貨取引所が一斉にレバレッジ取引の最大倍率4倍に切り替え始めました。

Liquidでも2019年5月15日からすでに切り替えが始まっており、新規発注(新しく注文を入れること)を行う場合はすべて最大4倍に。

それ以前に従来の倍率(4倍を超える倍率)で注文を入れてまだ約定していない場合、注文は強制的にキャンセルとなるので確認しておきましょう。

リキッド(Liquid by Quoine)
取扱仮想通貨ビットコインイーサリアムビットコインキャッシュリップルキャッシュ
手数料の安さ⭐⭐⭐⭐☆
現物取引手数料無料
レバレッジ取引手数料0.025%
スプレッドの低さ⭐⭐⭐⭐⭐
(かなり小さい)
セキュリティ性⭐⭐⭐⭐☆

ここがオススメ!

  1. 手数料がすべて無料
  2. ビットコイン価格が他取引所より低い
  3. 日本初の金融庁認可の仮想通貨交換業者

Liquid(リキッド)のキャンペーン情報

Liquidでは2018年11月16日まで、最大23000円相当のQASHがキャッシュバックされるというキャンペーンを実施していました。

かなり太っ腹なキャンペーンで、Liquidは多くの新規ユーザーを獲得。

このようなキャンペーンは今後も実施される可能性も高いので、最新情報はつねにチェックしておきましょう。

▼Liquidのキャンペーンを詳しく解説!本当にお得なのか?▼

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セキュリティが強く法定通貨の取り扱いが豊富なLiquid(リキッド)

この記事のまとめ
  • Liquidは日本ではじめて、金融庁の認可を受けた安心感のある仮想通貨取引所
  • Liquidの最大の強みはセキュリティの高さにある
  • Liquidは取引手数料やスプレッドが安く、レバレッジ取引の最大倍率は4倍
  • Liquidはセキュリティを追求するがゆえに出金が遅い、サポートが弱いというデメリットもある
  • 法定通貨は9種類も取り扱っている
  • 取引ツールは中級者以上向けだがサポートラインを引けるなど便利で機能が豊富

Liquidはセキュリティを重視するという方や、円以外の法定通貨で取引したい方におすすめです。

しかしサポートの弱さは初心者の方には少し不安な面も。安定して運営ができているぶん、サポート体制の緊急性に駆られていないのかもしれません。しかし流動性の高さを維持する「ワールドブック」を導入し、取引量や取引のしやすさに力を入れています。

国内でもハッキング事件が起こっていますから、Liquidのようなセキュリティに力を入れている仮想通貨取引所も選ぶといいでしょう。