仮想通貨の今後

「銀行とビットコインが代替する。銀行の今後や現在の動向を解説」

銀行のマーク

銀行はすぐ身近にあり、預金や振込など日々使う機会に接しています。しかし、もしこれがビットコインによって代替されたらどうなるのでしょうか。

今回、銀行業とビットコインの特性を比較し今後の動向を予測してみました。

銀行は中央集権的な仕組み

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現在多くの人が預金を預ける「銀行」は仕組みとしては「中央集権的」です。中央集権的とは、決定権や権限が限られた管理者の元に一元化された構造を意味します。

中央集権のメリットは全体像の把握が容易になり、意思決定と実行のスピードが速まることにあります。

反面、中央管理ということで、仕組みや運営すべてがその機関に依存してしまいます。そこに参加する全員が公平の立場になりえないというのがデメリットです。

ビットコインは非中央集権的な仕組み

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中央集権的な銀行に対して、近年登場した仮想通貨の筆頭格であるビットコインは「非中央集権的」です。

非中央集権的とは一箇所に権限や決定権が集中せず、分散している参加者が決定者としての役割を果たすシステムです。

非中央集権的のメリットは規制がないがゆえの柔軟性にあり、変更やアップデートが行いやすい環境になりやすいです。

デメリットとしては、中央管理者不在のため決定が遅くなる点にあります。

銀行とビットコインの関わり方

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中央集権的な銀行は仮想通貨に関心を抱きつつも、非中央集権的特徴を持つ「ビットコイン」についてはその性質の違いやリスクコントロールの観点から一定の距離を置いているようです。

そして、現在の銀行としては既存のサービスの代替物となりうるビットコインの存在は素直に受け入れられるものではないでしょう。

独自通貨の開発へ

日本の大手都市銀行(MUFG、SMBC、みずほ)はビットコインと協業するのではなく、独自の仮想通貨の開発に投資を行っています。

日本の各銀行が一体どのような仮想通貨を開発しているのか、以下にまとめてみました。

三菱UFJ銀行のMUFGコイン

銀行が取り扱う世界初のオリジナル仮想通貨が、三菱東京ファイナンシャルグループ(MUFG)が取り扱う「MUFGコイン」です。

MUFGコインが他の仮想通貨に対して持つ優位性の一つが「1コイン=1円」で換金できることにあります。固定されたレートで換金できるため、他の仮想通貨に比べても安心感があります。

2018年度中にはリリースされる予定です。

三井住友銀行の動向は注目

三井住友銀行(SMBC)は大手都市銀行の中で唯一独自の仮想通貨について発表していません。ただ、同行は新卒採用の人数を絞っており、銀行業務のスリム化に取り組んでいることには間違いありません。

かならずしも、仮想通貨には限りませんが、新しいテクノロジーや通貨の導入でコストカットによる高収益率化を目指しています。

みずほ銀行のJコイン

みずほ銀行は複数の銀行と協業して「Jコイン」という名の仮想通貨の開発を行っていると発表しています。

同プロジェクトには「ゆうちょ銀行」をはじめ「横浜銀行」「福岡銀行」などの地銀70行が参加しており、規模としてはとても巨大です。

JコインもMUFGコイン同様相場が固定されているため、通常の円の代わりとして使うことができるようです。東京オリンピックが開催される2020年までにはリリースされる予定のようです。

銀行業務とビットコインの比較

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ビットコインが銀行業務に取って代わられるように言われますが、実際にそれは可能なのでしょうか。銀行で行われる業務とビットコインの特性を以下で比較してみました。

送金業務

銀行業務の大半を占めるのが「送金業務」だといいます。

そして、ビットコインはこの送金業務に取って代われるほどの送金能力を有しています。

送金手数料が既存の仕組みよりも非常に安価に抑えられることは利用者にとっては非常に大きなメリットです。特に海外送金におけるビットコインの革新性はとても大きいのではないでしょうか。

銀行にとっては収益機会を失うことにもなりかねないため、送金業務での仮想通貨導入については慎重に検討を進めています。

為替業務

為替業務とは現金を移動させることなく口座間の資金移動を行う業務です。両替や外貨への交換などがわかりやすい事例です。

大きく「内国為替業務」「外国為替業務」に分かれており、前者は振込、送金、口座振替、代金取立、両替、後者は外貨両替、外国送金、輸出入関連サービスなどがあります。

ビットコインは仮想通貨なので両替の必要もなく、海外との間でも統一された規格になるので外貨両替の必要もありません。

預金業務

預金業務とは顧客の現金を銀行が預かり、その利息を支払う業務です。

顧客が預金を行う主な理由は「盗難の心配」「利息」の2点にありますが、現在の銀行に預け入れをしても利息はほとんどつきません。

ビットコインもハッキングなど盗難の心配はありますが、ウォレットに保管をしておけば大丈夫です。利息はありませんがビットコインにはキャピタルゲインの可能性もあります。

今後銀行は仮想通貨とどう連携をしていくのか

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今後、銀行は仮想通貨と関わり合っていくのでしょうか。

国が仮想通貨の規制を行うことで、ビットコインが金融商品として取り扱いを始めると具体的な銀行での取扱や連携が生まれてくるでしょう。

銀行が独自の仮想通貨を発表しても、内輪で利用するだけの仕組みであれば「ガラパゴス化」して携帯電話のような末路を迎えてしまう可能性もあります。

これから銀行がどう動くかに注目したいところです。

仮想通貨の今後
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