✔ 暗号資産(仮想通貨)と信用取引(FX)の違いを知りたい方
✔ 暗号資産(仮想通貨)取引で儲けようとしている方
暗号資産(仮想通貨)投資を始めたい方、そして現在行っている方も、その取引方法について詳しく理解できていますか?
暗号資産(仮想通貨)は実体がないため、よくわからないという人もいると思いますが、形が違っても、株や債券と同じような仕組み。暗号資産(仮想通貨)にも、現物取引と信用取引(FX)があります。
そこで今回は、暗号資産(仮想通貨)の取引方法と現物取引の良さについてお伝えしていきましょう。
- 暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは、暗号資産(仮想通貨)を購入し価格の上昇幅で収益を上げること
- 暗号資産(仮想通貨)FXとは、取扱企業等に通貨を預け、暗号資産(仮想通貨)を借りて運用すること
- 自分の行いたい取引のできる取引所を選ぶことが重要
- 現物取引にもメリットはある
こちらの記事もおすすめ!:暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング最新版。手数料無料という罠に注意
目次
暗号資産(仮想通貨)の現物取引の特徴
一般的に、取引時の時価で株や債券を売買することを「現物取引(現物)」といいます。
暗号資産(仮想通貨)にも「現物取引」という手法があります。投資対象となる暗号資産(仮想通貨)を購入し、価格の上昇幅によって収益をあげるやり方のこと。
- 現物取引とは、取引時の時価で株や債券を売買すること
- 暗号資産(仮想通貨)においては、購入した通貨で収益を上げる手法のこと
現物取引のポイントは2つあります。
(1)買いから入る
現物取引では、実際に暗号資産(仮想通貨)を保有していることが前提。
自分の持っていないものを売ることができないように、暗号資産(仮想通貨)の現物取引も「まず暗号資産(仮想通貨)を購入し、価格が上がったら売る」というオーソドックスな手法となります。
現物取引にも運用方法のバリエーションはあるので、利益を得るための戦略作りは多種多様です。
(2)自己資金内で投資
自分の持っているお金以上の買い物ができないように、自分の口座にある日本円以上の暗号資産(仮想通貨)を購入することはできません。
実際の買い物と近いイメージで取引を行うということですね。
取扱仮想通貨 | ビットコインイーサリアムイーサリアムクラシックリップルライトコインビットコインキャッシュリスクネムモナコインステラルーメンクアンタムベーシックアテンショントークンアイオーエスティーエンジンコインオーエムジーサンド |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (少し高い) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
ここがオススメ!
- 大手マネックス参加で正式金融庁認可取得
- 豊富な取扱通貨の種類
- アプリ・サイトが初心者にも使いやすい
暗号資産(仮想通貨)FX(信用取引)との違い
FXとは「外国為替証拠金取引」の略ですが、暗号資産(仮想通貨)で「外国為替証拠金取引」では意味が通じません。しかしこのように呼ばれているのは、FXと同じような方法で取引ができるためです。
現物取引 | 信用取引 | |
投資方法 | 実際に現物を買う | 借りて運用する |
投資金額 | 買った金額 | 証拠金の数倍 |
ポジション | 買い | 買い・売り |
暗号資産(仮想通貨)におけるFX(信用取引)とは、暗号資産(仮想通貨)取引所に証拠金を預け、暗号資産(仮想通貨)を借りて運用することをいいます。
信用取引を行うためには、取扱手数料・借入手数料・(利益が出た場合)利益手数料といった各種手数料が必要となるので注意しましょう。
- FXと同じ方法で取引可能
- 証拠金を預けて、暗号資産(仮想通貨)を借りて運用する
- 各種手数料が必要となる
信用取引(FX)のポイントは2つあります。
(1)レバレッジを使える
暗号資産(仮想通貨)信用取引(FX)では、レバレッジを使うことができます。
レバレッジは「てこ」という意味。小さい力で大きな物体を動かすことができる「てこ」のように、自分の口座にある資金の数倍もの暗号資産(仮想通貨)を購入することができるのです。
しかし利益が何倍にもなるぶん、損失も大きくなるので注意しましょう。
(2)売り・買いの両方から入れる
暗号資産(仮想通貨)信用取引(FX)では、買いだけでなく売りから入ることもできます。
自分の口座資金を担保(証拠金)とすることで、「取引所から現在のレートで暗号資産(仮想通貨)を借りて売り、後で買い戻して取引所に返す」という仕組み。
信用取引ではこの手法を用いて、価格が下がった時にも利益を出すことが可能です。また取引所の資金を借りるわけですから、現物取引のように暗号資産(仮想通貨)を決済したり送金したりといったことはできません。
暗号資産(仮想通貨)の信用取引でおすすめの取引所
暗号資産(仮想通貨)の信用取引を行いたい方におすすめの取引所をランキング形式で紹介します!
順位 | 取引所名 | レバレッジ | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | Coincheck | なし | |
2位 | BITPoint | 1倍 2倍 | 手数料が安価! |
3位 | Liquid | 2倍 | 最大レバレッジが4倍 |
4位 | GMOコイン | レバレッジ取引:5倍 10倍 その他:上限5倍 | スマホ、PC共にツールが充実 |
5位 | DMM Bitcoin | 2倍 | 取扱通貨が豊富 |
6位 | bitFlyer | 2倍 | 取引量・資本金が大きく信頼性が高い |
取扱仮想通貨 | ビットコイン リップル イーサリアム モナコイン ビットコインキャッュ ライトコイン ベーシックアテンショントークン ステラルーメン クアンタム オーエムジー シンボル リンク メイカー ボバネットワーク |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (ほぼなし) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- 手数料が安い
- 国内一リップルが安く買える
- セキュリティ性が高い
暗号資産(仮想通貨)の現物取引をオススメする理由
暗号資産(仮想通貨)の場合は、現物取引での投資をおすすめしています。
その理由は、暗号資産(仮想通貨)の値動きは時に激しく変動するため、為替によるFX以上にリスクが高くなる傾向があるため。
まずは現物取引で投資をはじめて、ハイリスク・ハイリターンの投資にチャレンジする準備ができたら、信用取引に挑戦してみましょう。
以下に、現物取引をおすすめする理由をまとめています。
- 損失が想定内におさまる
- 手数料がかからない
- 投資の難易度が低い
(1)損失が想定内に
損失が出ても、自分の想定内の額におさまるのが現物取引のメリットです。
たとえばビットコインを50万円ぶん購入し、その価値が0円になったとしても、損失は最大で50万円のみ。
購入金額によっても変わりますが、あくまで購入金額の範囲内であるため、じゅうぶん想定することができるでしょう。
(2)手数料がかからない
現物取引では手数料がかからない、というのもメリット。
暗号資産(仮想通貨)取引所のほとんどは、取引手数料を無料に設定しています。できるだけ手数料を節約したいという方にオススメです。
信用取引の場合は、ポジション管理料と呼ばれる手数料がかかります。それ以外にも手数料を設けている場合があるため、手数料コストを差し引いても利益が残るように、取引を行わなければなりません。
(3)初心者が始めやすい投資
暗号資産(仮想通貨)の信用取引(FX)はハイリスク・ハイリターンなうえ、仕組みが複雑なために難易度が高いという面があります。
現物取引なら、「買った値段より高く売る」だけですよね。
シンプルに投資を楽しみたい方、初心者の方は現物取引がオススメ。またシンプルといっても取引戦略は多種多様ですから、取引経験や知識を増やすことができます。
(4)現物取引ならではの運用方法で投資
現物取引は、レバレッジ取引とは異なる以下のような投資方法が考えられます。
- トレンドに乗って値上がり益を積み重ねる
- ボックス相場で逆張り投資を細かく行う
- 中長期投資を行い少額の元本を少しずつ大きくする
現物取引はレバレッジや空売りができないかわりに、中長期投資やトレンドに乗った取引方法を選ぶことが可能。市場の価格変動に影響される点は共通していますが、レバレッジがかかっていないぶん、含み損の変動も少なくなります。
資金量が少なければ投資信託のように買い増していく中長期取引、資金量が多ければ短期取引で大きな利益を狙うといった使い分けもできますね。
ここがオススメ!
- 設定した取引値で売買できる(取引が成立すれば)
- ビットコインを購入するとキャッシュバックがある
- 低リスクな積立ができる
暗号資産(仮想通貨)の現物取引におすすめの取引所
現物取引で暗号資産(仮想通貨)を手に入れたい場合、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所は以下のとおりです。
初心者におすすめのコインチェック
暗号資産(仮想通貨)現物取引でおすすめの取引所の1つは、コインチェックです。コインチェックは各サービスを徐々に再開させていて、2019年6月時点ではビットコイン取引所とビットコイン・アルトコイン販売所を利用可能。
また、信用取引は新規建てできませんが、現物取引は新規建て取引可能です。
アルトコインは販売所だけですが、9種類ものアルトコインを取り扱っているのはコインチェックだけ。ただし取引所で取引したい場合は、ビットコインのみです。
販売所形式の手数料(スプレッド)は、他社と同様に常に変動します。取引所形式の手数料は無料ですので、手数料を節約したいのであれば、取引所を利用しましょう。
アルトコイン取引なら「bitbank」
ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)であるアルトコインを、bitbankでは「販売所」ではなく「取引所」で売買できます。
「取引所」のメリットは、手数料を安く抑えられること。「販売所」は暗号資産(仮想通貨)取引所が設定した価格で売買を行うため、実質的な手数料である売値と買値の差が大きくなってしまいます。
「取引所」の場合はユーザー同士の合意さえあれば売買成立となり、売値と買値の差を小さくすることができるのです。
安定した取引所である「bitFlyer」
bitFlyerは、ビットコイン取引量ともに日本一で、大手企業や銀行からも多数出資を受けている安定した取引所です。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
bitFlyerで現物取引をする方法は、「販売所」と「取引所」の2通り。「販売所」ではbitFlyerから暗号資産(仮想通貨)を売買し、「取引所」では他のユーザーとビットコインを売買します。
bitFlyerでは、ビットコインの売買手数料が0.01%~0.15%と低めの設定。またアルトコインも、「販売所」での手数料が無料と、利用者にとってやさしくなっています。
現物取引の取引手数料は無料の「Zaif」
Zaifはテックビューロ株式会社が運営している取引所でしたが、現在はフィスコに事業移管されています。Zaifを利用するメリットは、現物取引手数料が無料という点。
手数料が無料なので、手数料コストを考慮せず取引できますね。Zaifでは、かつてマイナス手数料を実施していたこともあります。
現物取引の投資方法
前述で触れた現物取引の投資方法について、詳しくご紹介していきます。今回はテクニカル分析とファンダメンタル分析、ボックス相場での取引方法について解説しますので、参考にしてみてください。
テクニカル分析を使った投資方法
現物取引でテクニカル分析を使った投資方法は、主にトレンドに沿った取引とトレンド転換時に売買を行う取引が考えられます。なぜならテクニカル指標には、オシレーター指標(買われ過ぎ・売られ過ぎを示す)とトレンド指標があるからです。
オシレーター指標は現在の相場を買われ過ぎなどで判断するため、トレンド転換時に役立ちます。下落局面で底値を打ったか確認したり、上昇相場でタイミングよく売り抜けるために天井を読んだりといったように活用できますね。
トレンド系指標は文字通りトレンドを示す指標のことで、上昇相場と下落相場のどちらに向かっているのかを判断する際に用います。現物取引は空売りできないので、上昇相場かどうかを分析するだけでよく、比較的シンプル。暗号資産(仮想通貨)初心者にとっては、わかりやすい分析方法といえるでしょう。
ファンダメンタル分析を使った投資方法
中長期投資では、ファンダメンタル分析を使った投資方法が有効。ファンダメンタルに関する情報は、相場の動きに影響を与えるまで時間差があるからです。
そのため即効性という点ではデメリットが大きく、現物取引でデイトレードやスキャルピングをする場合には向いていません。時間をかけて利益を積み重ねていく中長期投資であれば、ファンダメンタル指標を活用できる時間をじゅうぶんに設けることができます。
現物取引はレバレッジをかけないので、少額投資になればなるほど短期間に大きな利益を得ることは難しくなります。中長期投資で利益を大きくする方法を選ぶといいでしょう。
ボックス相場で細かく売買
ボックス相場とは、ある価格帯で上昇と下落を繰り返している状況のことです。
売買タイミングが複数あるので、利益を積み重ねやすいのがメリット。しかし値幅が小さいので、大きな利益を得ることは難しいでしょう。現物取引で逆張り投資を行いたい方は、ボックス相場で取引を行うのもおすすめです。
オシレーター指標を活用し、反落して底値を打ったところで購入。レジスタンスライン付近で売り抜けるといったことを繰り返し、利益を積み重ねるという方法です。空売りができないので、反落したところで利益を得ることはできませんが、逆張り投資の経験やデータを得ることができる、貴重な機会といえるでしょう。
現物取引ではじめる暗号資産(仮想通貨)投資
- 暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは、暗号資産(仮想通貨)を購入し価格の上昇幅で収益を上げること
- 暗号資産(仮想通貨)FXとは、取扱企業等に通貨を預け、暗号資産(仮想通貨)を借りて運用すること
- 自分の行いたい取引のできる取引所を選ぶことが重要
- 現物取引にもメリットはある
いかがでしたでしょうか。暗号資産(仮想通貨)は実体がないぶん、イメージがつかみにくい印象があるかもしれませんが、暗号資産(仮想通貨)取引は株や債券とよく似ています。
日常の買い物の支払いにも暗号資産(仮想通貨)が使えるようになってきていますし、そういった意味でも、暗号資産(仮想通貨)は日常に浸透しはじめているといえるのではないでしょうか。暗号資産(仮想通貨)取引所も様々な種類があり、メリットも多様です。
自分の行いたい取引に合わせた取引所を選ぶことで、より効果的な取引を行うことができます。コインチェックなら取引所の手数料が無料で、取引ツールもシンプルで操作しやすいので、初心者の方におすすめですよ!
仮想通貨取引所比較