仮想通貨の仕組み

ビットコインを支えるセキュリティを通貨・取引・技術の視点で解説

この記事を読んでほしい人
✔ ビットコインの取引を行っている方
✔ これからビットコインの取引を始めようと思っている方
✔ ビットコイン取引のセキュリティが心配という方

ビットコインはブロックチェーンと呼ばれる高いセキュリティ技術を持つ仮想通貨であり、改ざんされる心配はまずありません。

しかしハッキングなどの事件が起きており、危険だと言われているのも事実ですよね。

ここでは、ビットコインとセキュリティの関係をさまざまな視点でお伝えしていきましょう。

この記事の要約

  • ビットコイン自体は「P2Pモデル」「ブロックチェーン」という強固なセキュリティで守られている
  • 取引所のセキュリティとして「秘密鍵」「2段階認証」「マルチシグ」「コールドウォレット」などが取り入れられている
  • 仮想通貨のセキュリティ企業として「BitGo」がある
  • ビットコイン自体のセキュリティは強固だが、取引所のセキュリティも強固であるところを選んだ方がよい

ビットコインのセキュリティ

「取引所がハッキングされて〇〇億円の被害!」というニュースを見て、ビットコインは危ないと思ってしまう方も多くいらっしゃいますよね。しかし

  • ハッキングされて被害にあっているのはビットコインの取引所
  • ビットコイン自体がハッキングされているわけではない

という点を誤解してはいけません。ビットコインと取引所はそれぞれ別物で、セキュリティ対策もそれぞれ異なるのです。

ビットコイン自体のセキュリティの仕組み

まずはビットコインのセキュリティについてお伝えしましょう。ビットコイン自体は非常に強固なセキュリティを兼ね備えている通貨です。

P2Pモデル

P2Pモデルとは

ビットコインはP2Pモデルと呼ばれる、複数のコンピューターで取引の処理を共有する「分散型台帳システム」を採用しています。

1つの取引データを何百人もの人で保有している状態ですので、1人の人が不正を行ったとしても、すぐにバレてしまい改ざんなどができにくいシステムになっているのです。

1台のコンピューターを過度に信頼しなくてもいいのも、メリットですよね。

既存の中央集権型システムとどう違う?

銀行などで採用されている「中央集権型システム」と比較してみましょう。

中央集権型システムは取引を1台の中央サーバーで処理するもので、取引処理は運営者に一任されます。運営者がデータの書き換えといった不正を行う可能性を疑いますよね。

運営者によって取引の内容が変わったり、または資産の変動が自由に行われてしまうというリスクがなくなるのが、P2Pモデルのメリットといえます

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは?

ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれる技術で取引記録を処理しています。

基本は10分間の取引データを、ブロックという固まりにまとめてしまうこと。

10分間ごとに生成される取引データの固まり「ブロック」を、順番にチェーン状に繋いでいくことから「ブロックチェーン」と呼ばれているのです。

なぜ、ブロックをチェーンで繋ぐのか?

ブロックには「ハッシュ値」と呼ばれる情報が含まれており、1つ前のブロックのハッシュ値と新しく生成されたブロックのハッシュ値をつないで整合性を保っています。

データを書き換える場合は2つのブロックの情報を書き換えなくてはならず、普通のコンピューターでは不可能なレベルの計算が要求されるため、事実上改ざんはできません。

ビットコイン誕生から5年がたってもビットコインが改ざんされていないのは、ブロックチェーンの仕組みがあるからなのです。

ビットコイン取引に関するセキュリティの仕組み

次は、取引時のセキュリティについてお伝えしましょう。取引時はビットコインだけではなく、取引所のセキュリティも重要になってきます。

秘密鍵

秘密鍵とは、送信者のみが管理できる鍵です。たとえばAからBにビットコインを送金するとしましょう。

  • 送信者Aは、送金時に「秘密鍵」と呼ばれる暗号方式の鍵をもとに「公開鍵」が自動で作成される
  • 送信者Aは、秘密鍵で「誰にいくら送金する」といった署名データを作成し、署名データと公開鍵をマイナーとよばれる人に公開する
  • マイナーは、公開された情報を元に検証を行い、承認する
  • 承認作業が完了した時点で、AからBに送金される

取引データは秘密鍵で作成された公開鍵でのみ開錠できるため、非常に強固なシステムといえますよね。秘密鍵は多くのネットバンキングでも採用されています。

ウォレットのセキュリティ(送金制限)

不正アクセスされた場合、勝手に送金されると厄介ですよね。そこで取引所では、2段階認証を設定できるようになっています。

通常のパスワードのほかに、スマートフォンなどの端末に表示される認証コードを設定するのです。

さらに送金先設定を行い、特定のアドレスにしか送金できない設定を行えば、不正送金を防ぐことができますよね。

取引所のセキュリティ(マルチシグ・コールドウォレット)

マルチシグ

秘密鍵を用いて送金を行うとしても、1つの秘密鍵ではまだ不安かもしれません。

そこで複数人の秘密鍵を用いるマルチシグ(マルチシグネイチャ)と呼ばれる方式を採用する取引所が増えています。

1つのデータを処理するために複数の秘密鍵が必要となるため、より安全な取引ができるようになっているのです。

コールドウォレット

ハッキングで被害が大規模になってしまうのは、オンライン上で管理するホットウォレットで多くの資産を管理していたことが原因。

そこで顧客の資産の大部分をコールドウォレット(オフライン)で管理する方式を採用する取引所が増えてきています。

完全に安心とはいえませんが、少なくともハッキングによる被害は減るでしょう。

ビットコインのセキュリティを高める企業(サイバーセキュリティ関連企業)

ビットコインセキュリティ専門企業には「BitGo」があります。

国内の取引所で提携しているのは、bitbankで、BitGoが提供しているマルチシグネイチャとコールドウォレットを使用しています。

まとめ

この記事のまとめ

  • ビットコイン自体は「P2Pモデル」「ブロックチェーン」という強固なセキュリティで守られている
  • 取引所のセキュリティとして「秘密鍵」「2段階認証」「マルチシグ」「コールドウォレット」などが取り入れられている
  • 仮想通貨のセキュリティ企業として「BitGo」がある
  • ビットコイン自体のセキュリティは強固だが、取引所のセキュリティも強固であるところを選んだ方がよい

ビットコイン自体と取引所では、セキュリティが全く違うことをお伝えしてきました。

ビットコインは改ざんされるといった心配はありませんが、取引所のセキュリティを調べて取引しないと危険かもしれません。

万全を期すためにも、マルチシグやコールドウォレットに対応している取引所を利用するとよいでしょう。

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