コインチェック

コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引は2020年3月で終了。他の取引所で始めましょう。

この記事を読んでほしい人
✔ 暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引に興味がある方
✔ コインチェックのレバレッジ取引再開を心待ちにしている方
✔ コインチェックのレバレッジ取引のやり方を知りたい方

コインチェック(Coincheck)は2015年5月1日よりレバレッジ取引を中止していますが、「コインチェックのレバレッジ取引が再開された時に備えて、始め方を覚えておきたいなぁ」という方もいるのではないでしょうか。

残念ながら、コインチェック(Coincheck)では、2020年3月13日(金)をもって「レバレッジ取引」のサービス提供を終了しました。

そこで今回は、コインチェックで取引を始めたい方に向けて、コインチェック(Coincheck)の特徴や、レバレッジ取引の始め方についてお伝えしていきましょう。

この記事の要約
  • コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引サービスは終了
  • 金融商品取引法の改正に伴い、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、サービス内容が変更されている
  • これからレバレッジ取引を始めるならGMOコインDMMビットコインがオススメ

コインチェック(Coincheck)のレバレッジは現在停止中!再開目処は?

2018年1月に起きた暗号資産(仮想通貨)流出事件の影響でレバレッジ取引のサービスは停止し、2020年3月13日(金)をもって「レバレッジ取引」のサービス提供を終了しています
参考:「レバレッジ取引」のサービス提供終了について
https://coincheck.blog/8548

コインチェック(Coincheck)ではレバレッジ取引も可能で、レバレッジ倍数最大4倍で設定しています。

またレバレッジ取引で取り扱っている通貨は、ビットコイン(BTC)のみで他のアルトコインで取引することはできません。

2019年10月31日14:00以降から、レバレッジ取引におけるレバレッジを5倍から4倍に変更しました。

コインチェック(Coincheck)のレバレッジの特徴

レバレッジ取引自体は、どの取引所も同じ仕組みですが、

  • 取扱通貨
  • レバレッジ倍数
  • スワップ手数料
  • ロスカット基準

などが異なります。

特に取扱通貨に関しては、取引したい通貨があるか確認しておきましょう。

特徴1:レバレッジ倍率は最大4倍

コインチェック(Coincheck)の取引所のレバレッジ倍数は最大4倍でした。

2019年12月時点で国内取引所は、自主規制によりレバレッジ倍数最大・固定4倍に切り替えています。2019年10月31日14:00以降からコインチェックのレバレッジ取引におけるレバレッジも、5倍から4倍へ変更されました。

2020年5月1日の金融商品取引法の改正に伴い、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、レバレッジ倍数などのサービス内容に変更があります。

取引所名2019年
レバレッジ倍数
2021年
レバレッジ倍数
コインチェック最大4倍サービス終了
GMOコイン最大4倍2倍
BITpoint最大4倍2倍
DMMBitcoin固定4倍2倍
bitFlyer最大4倍へ切り替え開始2倍

レバレッジ倍数10倍以上で取引したい方は、海外の暗号資産(仮想通貨)取引所で取引する必要があります。

国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、

  • レバレッジ倍数が高いわけではなく、大きな利益をあげにくい
  • その分、取引におけるリスクを抑えることができる

という特徴があり、海外取引所に比べ物足りなく感じてしまうかもしれませんが、初心者の方にとっては始めやすいともいえます。

特徴2:取引手数料が無料!ただしスプレッドはかかる

コインチェック(Coincheck)は、レバレッジ取引の取引手数料が無料なので、取引回数を気にすることなくトレードできます。

一方、入金手数料(銀行振り込み)も無料ですが、スプレッドは発生するので取引をする際注意が必要です。

以下、スプレッドに関してまとめてたので確認してみましょう。

  • スプレッドコスト:買値と売値の間に存在する価格差

特徴3:スワップ手数料が発生する

コインチェック(Coincheck)の取引手数料は無料ですが、スワップ手数料がかかります

  • スワップ手数料:一定期間ポジションを保有することで発生する手数料

そしてコインチェック(Coincheck)のスワップ手数料率は、以下のような設定です。

  • 買い:1日ごとに0.04%
  • 売り:1日ごとに0.05%

たとえば7時に買い約定した後、翌日の7時を過ぎてから売り約定を完了させると、0.04%のスワップ手数料がかかります。

長い期間ポジションを持つほどスワップ手数料が高くつくので、短期間で売り買いした方がお得となるわけです。

コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引とFX取引の違い

コインチェックのレバレッジ取引

レバレッジ取引やFX取引など、似たような取引方法が並んでいて紛らわしく感じてしまいますが、違いはいったい何なのでしょうか?

  • 信用取引:証拠金取引で、なおかつ現物取引方式
  • FX取引:証拠金取引で、なおかつ差金決済方式であるため、ポジションを保有しても暗号資産(仮想通貨)を決済や送金などには活用できない
  • レバレッジ取引:倍数をかけた取引のことで、国内では最大倍数4倍に切り替わりつつある

コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引は、仕組み上FX取引にあたるので、FX取引として考えると分かりやすいかもしれません。

また土日の取引も可能ですが、日本円にしか対応していませんので、取引通貨についても事前に確認しておきましょう。

取引タイプレバレッジ取引FX
取引ツール無しコインチェック独自のツール(ウェブ版のみ)
建玉制限無し市況によって異なる
手数料無し取引手数料無料
通貨ペア無しビットコインのみ
コインチェック(Coincheck)
取扱仮想通貨ビットコインイーサリアムイーサリアムクラシックリップルライトコインビットコインキャッシュリスクネムモナコインステラルーメンクアンタムベーシックアテンショントークンアイオーエスティーエンジンコインオーエムジーサンド
手数料の安さ⭐⭐⭐⭐⭐
(無料)
スプレッドの低さ⭐⭐⭐⭐☆
(少し高い)
セキュリティ性⭐⭐⭐⭐⭐

ここがオススメ!

  1. 大手マネックス参加で正式金融庁認可取得
  2. 豊富な取扱通貨の種類
  3. アプリ・サイトが初心者にも使いやすい

コインチェック(Coincheck)のレバレッジ手数料【他取引所と比較】

コインチェック(Coincheck)取引所のレバレッジ取引は、取引手数料は無料ですが、スワップ手数料とスプレッドコストがかかります。

  • 買い:1日あたり0.04%
  • 売り:1日あたり0.05%

スワップ手数料は上記のとおり。またスプレッドコストは相場状況によって変動します。

他の暗号資産(仮想通貨)取引所の取引手数料などを比較してみました。

取引所名手数料スワップ
コインチェック無料買建て0.04%、売建0.05%
GMOコイン無料0.04%
BITpoint無料買建、売建問わず0.035%
DMMBitcoin無料0.04%
bitFlyer無料0.04%

※1: (ビットコインの場合)Lightning FX/Futures・販売所無料、ビットコイン簡単取引所・Lightning 現物、約定数量(BTC) × 0.01 ~ 0.15%

取引手数料はどの国内取引所も無料ですので、スワップ手数料や取引ツール、取扱通貨から比較検討するのがおすすめです。

またスワップ手数料は手数料率が異なっていたり、利益が出た時に手数料を取られることもありますので、口座開設する取引所の手数料表はすべて確認しておきましょう。

コインチェック(Coincheck)
取扱仮想通貨ビットコインイーサリアムイーサリアムクラシックリップルライトコインビットコインキャッシュリスクネムモナコインステラルーメンクアンタムベーシックアテンショントークンアイオーエスティーエンジンコインオーエムジーサンド
手数料の安さ⭐⭐⭐⭐⭐
(無料)
スプレッドの低さ⭐⭐⭐⭐☆
(少し高い)
セキュリティ性⭐⭐⭐⭐⭐

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コインチェック(Coincheck)のレバレッジの始め方

コインチェック(Coincheck)取引所でレバレッジ取引を始めるためには、コインチェックに口座開設と入金を行う必要があります。

そこで、まずは口座開設の手順について解説していきましょう。

ステップ1:アカウント作成

まずはコインチェックの公式サイトへアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録します。

そして登録したメールアドレスに、コインチェック側からメールが届きます。

そのメールに記載されているURLへアクセスすると、本人確認手続きの作業に入ります。

ステップ2:本人確認手続き

アカウント作成が完了すると、本人確認手続きに進みます。

コインチェック(Coincheck)での本人確認方法は、

  • スマートフォンを利用した「かんたん本人確認」
  • 「ハガキによる本人確認」

の2通りがあります。

おすすめの方法は、口座開設もスムーズな「かんたん本人確認」です。

本人確認の申請を済ませ、コインチェック(Coincheck)での審査が完了すると、入金や取引が可能になります。

▼本人確認についての詳細はこちら▼

コインチェック(Coincheck)の本人確認方法と注意点【画像付き】 暗号資産(仮想通貨)取引を始めるためには、暗号資産(仮想通貨)取引所に口座開設しなければなりません。 日本国内にある暗号資...

ステップ3:レバレッジ口座へ入金

口座を開設したら、メニュータブの「口座振替」から、レバレッジ口座に資金を入金することができます。

レバレッジ口座を選択し、振替金額を入力すればOKです。

コインチェック(Coincheck)のレバレッジのやり方と注文方法

コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引の始め方について

  • 注文の手続き
  • 決済の手続き

の2ステップに分けてお伝えしていきます。

2019年12月現在、コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引は停止しており、2020年3月13日(金)をもってサービスを終了しています。

ステップ1:注文の手続き

レバレッジ口座に資金を入金したら、レバレッジ取引を開始します。

チャートを見ながら取引できるトレードビュー画面で注文の手続きを行いましょう。

  • 「レバレッジ残高」を選択する
  • 「レバレッジ取引」を選択する
  • 指値注文の場合は希望価格を入力し、成行注文の場合は「成行注文」にチェックを入れる
  • 注文量を「10%」「20%」「50%」「100%」から選択する
  • 「ロング(買い)」か「ショート(売り)」を選択する

以上のことを決めたら、注文ボタンをクリックして注文手続きは完了です。

ステップ2:決済の手続き

ポジション一覧」で決済をすることができます。

買い」ポジションの場合は値上がりすれば、「売り」ポジションの場合は値下がりすれば利益を得られる仕組みです。

ここで活用したいのが指値注文と逆指値注文

  • 指値注文:指定の価格まで下がったら自動で決済する(売りの場合は指定の価格まで上がったら決済)
  • 逆指値注文:ここまで下がったら自動で決済する(売りの場合はここまで上がったら決済)

指値注文は逆張り投資にも活用でき、逆指値注文は損切やトレンドに沿った取引にも活用できます。

どちらも「ポジション一覧」から行うことができます。

コインチェック(Coincheck)のレバレッジに関する質問集

コインチェック(Coincheck)のレバレッジに関する質問に関し、いくつか取り挙げてみました。

Q.スマホでもレバレッジ取引はできる?

スマートフォンアプリからレバレッジ取引をすることはできません

現物取引で「指値」を入れることは可能。スマートフォンのブラウザから指値注文を入れることはできます。

Q.レバレッジ倍率を途中で変更することは可能?

コインチェック(Coinchek)のレバレッジ倍率は4倍です。

他の倍率に変更することはできません。

Q.リップル(XRP)等のアルトコインは取引対象?

レバレッジ取引ができるのはビットコイン(BTC)のみです。

他のアルトコインで取引することはできません。

Q.証拠金維持率・ロスカットはどれくらい?

コインチェック(Coincheck)のロスカット基準は、

  • 証拠金維持率が100%を下回ると「ロスカットアラート」が通知され
  • 50.0%を下回ると強制決済(ロスカット)が執行

されます。

*ロスカットアラートは相場の急激な変動などで「送信が遅れる」又は、「送信がされない」こともあります。

初心者必見!レバレッジ取引に関する基本用語

コインチェック(Coincheck)でレバレッジ取引してみようと思っても、良く分らない用語が出てきて、「イマイチ理解できない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

レバレッジ取引には専門用語が何百単語もあるので、全部覚えるのは大変です。

この項では実際にレバレッジ取引をする際、「これだけは覚えておきたい!」という用語をピックアップしました。取引前に一度読んでもらえば、理解も深まるはずです。

追証

追証(おいしょう)とは、取引で損失が出たときに取引所から支払を要求される追加の証拠金のことを指します。

期日以内に支払わないと、保有するポジションが全て強制的に決済(ロスカット)されてしまいます。

ロング・ショート

ロング(ロングポジション)とは、レバレッジ取引において「買いから注文」することで、ビットコインをロングした場合、保有することになります。

ロングから入ったポジションは、買った価格より高くなるのを待ち、売り注文で決済したとき利益を出すことができます。相場が上昇したとき有利になります。

ショート(ショートポジション)とは、レバレッジ取引取引において「売りから注文」することで、ビットコインを取引所から借りて売り、後で買いなおすことで利益を出すことができます。

例えば、1BTC:100万円の時に1BTCを売り、1BTC:70万円のときに1BTCを買うと、手元に30万円の差額が残り利益となります。

ショートは相場が下がっているとき有効な手段で、ショートのことを「空売り」とも言います。

指値・逆指値・成行注文

指値

コインチェックのレバレッジ取引では、指値注文も可能です。

取引画面にある「レバレッジ」タブを選び、以下の項目を入力します。

  • 注文数量
  • 注文価格
  • 必要証拠金の割合(10、20、50、100%)

そして買い、売りどちらかのボタンを押し、注文が完了します。

逆指値

コインチェック(Coincheck)では指値注文の他に逆指値で注文することも可能です。

取引画面の「逆指値を有効にする」にチェックを入れレートを設定して「買い注文」又は「売り注文」をクリックすると注文が完了します。

成行注文

コインチェックは成行注文も用意していて、取引画面の「レバレッジ」タブを選びます。

そして「成行注文」のチェックボックスにチェックを入れたうえで、注文数量を指定すると設定完了。

最後に発注ボタンを押して注文が完了、ポジション保有ができます。

コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引まとめ

この記事のまとめ
  • コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引サービスは終了
  • 金融商品取引法の改正に伴い、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、サービス内容が変更されている
  • これからレバレッジ取引を始めるならGMOコインDMMビットコインがオススメ

さて、コインチェック(Coincheck)のレバレッジ取引の特徴や、レバレッジ取引のやり方についてお伝えしてきました。

残念ながら、コインチェックでは「レバレッジ取引」のサービス提供を2020年3月13日(金)をもって終了しました。

ですが、コインチェック(Coincheck)は取り扱っている暗号資産(仮想通貨)の種類が多く、操作画面がシンプルで取引しやすいなど、多くのメリットがありますので、おすすめの取引所です。

コインチェック
この記事のライター
HAKUU(ハク)のライター名で、ホームページの運営サポートを経て、暗号資産のライターとして活動。暗号資産の積み立てを2020年より開始し、順調に堅実な資産運用を行っている。
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