レバレッジ取引入門

【レバレッジ規制】最大500倍で仮想通貨の取引をするメリット・デメリット

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この記事を読んでほしい人
✔ すでに仮想通貨を持っている方
✔ より戦略的に仮想通貨投資をしたい方
✔ 取引所に登録している方

もしまだ取引所をお持ちでない方は、まずはこちらの「取引所の選び方」を参考にしてみてください。

日本国内の取引所では、レバレッジ2倍へと2021年2月から順次引き下げられます。

4倍でも低いと感じた方の多くは海外取引所で500倍のレバレッジへ移行するのが多いのが現状です。

とは言え、最大500倍で仮想通貨を取引するにもメリット・デメリットがあります。

「仮想通貨で最大500倍レバレッジを使うメリットとは?」
「仮想通貨で最大500倍レバレッジを使うデメリットは?」
「最大500倍のレバレッジはどこで利用できる?」

本記事では上記の疑問を解決します。

最大500倍のレバレッジを理解して、使いたい場合はどこの口座を使うべきかまで徹底解説でまとめました。

【レバレッジ規制】最大500倍で仮想通貨の取引をするメリット・デメリット

新しいレバレッジ規制により、国内の仮想通貨レバレッジは撤退する取引所も発生しています。

2倍への規制により、最大500倍のレバレッジを取り扱う、海外取引所や仮想通貨CFDが再注目されました。

とは言え、そもそも最大500倍のレバレッジで仮想通貨を取引するメリット・デメリットは何でしょうか?現役のトレーダーが具体的な解説をまとめました。

最大500倍レバレッジで仮想通貨を取引するメリット

  • 少額資金でも取引が可能
  • 法定通貨を証拠金にできる
  • 追証がなく、借金のリスクがない

最大500倍レバレッジで仮想通貨を取引するメリットは上記の3つです。

少額資金についてですが、そもそも大きな資金で取引する上級者トレーダーはレバレッジの魅力をお分かりかと思いますので割愛しました。

それでは細かく最大500倍レバレッジのメリットを見てみましょう。

少額資金で取引が可能

最大500倍のレバレッジが使えるメリットは「少額資金でも取引が可能」といった点でしょう。

2021年、日本国内を始め、仮想通貨のレバレッジ取引には大々的に規制が行われました。

特に、日本の金融庁により認可を受ける国内取引所においては2021年2月中旬から段階的に最大2倍へと引き下げられています。

本記事作成時点では1BTC=500万円のビットコイン価格となっており、最大2倍のレバレッジで満足な取引はほぼ不可能です。

1BTC=500万円の場合・・・
【最大2倍のレバレッジ】必要証拠金 約250万円
【最大500倍のレバレッジ】必要証拠金 約1万円

同じ1BTCの単位でも、取引に必要な最低資金額(必要証拠金)はかなり違うのが分かります。

ビットコインFXで少額資金から成り上がる!と意気込んでも、国内取引所では小さな取引で運よく負けなしで増やせればチャンスがあるかもといったレベルです。

ちなみに、最小取引数量である0.01BTCでは、2倍レバレッジで2万5千円、500倍レバレッジは100円から取引できます。

【参考記事】国内2倍のレバレッジ規制について

法定通貨を証拠金にできる

最大500倍のレバレッジで仮想通貨を取引するメリットには、法定通貨を証拠金として運用できる点にもあります。

国内外問わず、基本的にビットコインFX・仮想通貨レバレッジ取引は「証拠金をビットコイン・イーサリアム」とするのが一般的です。

仮想通貨を高いレバレッジで取引する場合は、海外のFX業者で取り扱う「仮想通貨CFD」でトレードすることになります。

CFD取引という差益決済方式の投資商品は、仮想通貨FXとは別なので、レバレッジ規制の影響が現状ないからです。

仮想通貨CFDでは、FX口座の中でバラエティの1つとして取り扱われており、ビットコインではなく法定通貨をそのまま証拠金として利用できます。

例えば、これまで国内取引所でビットコインを買い、海外取引所に送金していたなら、売買手数料を省き、直接法定通貨を取引口座に入金可能です。

追証がなく、借金のリスクがない

最大500倍レバレッジが利用できる仮想通貨CFDでは、国内FX業者と違い、追証が発生しないゼロカット制度を採用しています。

仮想通貨の度重なるレバレッジ制限は、投資家保護が目的ながら「ロスカットによる追証リスク」が高まったのも事実です。

最大レバレッジが低いと、資金によって証拠金維持率が下がりやすくなり、強制的に損失を決済するロスカットが発生しやすくなります。

そして、ロスカットされやすい状態では、損失が元本以上になり、不足分を支払う追証が発生しやすいです。

ゼロカット制度では、口座に預けた資金以上の損失は相殺されるので「仮想通貨の取引で莫大な借金を抱えるリスク」がゼロになります。

最大500倍レバレッジで仮想通貨を取引するデメリット

  • 利益と損失が大きくなりやすい
  • エアドロップを受け取れない
  • 取り扱い銘柄がすくない

最大500倍レバレッジは、レバレッジの取り扱いを理解していれば基本的にメリットしかありません。

とは言え、高いレバレッジは使い方を間違えると大きな損失に繋がります。また、仮想通貨の特性上、仮想通貨CFDの取引には例外的にデメリットがあるので注意です。

それでは、最大500倍レバレッジで仮想通貨を取引するデメリットを見てみましょう。

利益と損失が大きくなりやすい

最大レバレッジ500倍は、おそらく仮想通貨を取引している人にとって規格外の倍率です。

筆者自身は、FXから短期トレードを経験しているので「無駄なハイレバレッジ取引の危険性」を身を持って学びました。

最大500倍のレバレッジは、有効レバレッジを可能な範囲で抑える事をオススメします。

なぜなら、有効レバレッジが高いと資金に対して強い倍率を掛けており、ロスカットされやすく、負けた場合の損失が資金の大半を失うからです。

有効レバレッジとは、実際に取引で使っているレバレッジ倍率になります。有効レバレッジが高いと資金に働く倍率が高く、利益と損失が大きくなります。

最大レバレッジに対して、低い有効レバレッジであるほど利益と損失は小さくなりますから、初心者のうちは有効レバレッジの低い取引を意識しましょう。

もちろん、チャンス相場で有効レバレッジを上げるのは少額資金で大きく稼げるメリットもあるので、相場の見極めも重要です。

エアドロップを受け取れない

現状の最大500倍レバレッジによる仮想通貨取引では、ハードフォークやエアドロップなど無料配布される仮想通貨(暗号資産)を受け取れないデメリットがあります。

なぜなら、最大500倍が利用できるのは、仮想通貨CFDだからです。CFDとは日本語で「差益決済方式」の金融商品を指します。

分かりやすく言うと、実際に現物の仮想通貨やトークンを売買していません。

したがって、仮想通貨自体を所有していないので、エアドロップやフォークコインが発生しても、無料で付与される対象外です。

とは言え、そもそもエアドロップなどを利益として狙う場合は、対象となるアルトコインなどに投資するので実際にデメリットとなるほど問題はありません。

レバレッジ倍率を問わず、短期売買で稼ぐには実践的なスキルが重要です。「上手く取引で稼げるか不安・・・」と言った方は、信頼できる国内取引所でビットコインなど有名どころを長期投資。手堅くコツコツ儲けるは立派な投資です。オススメ取引所はコチラを参考にどうぞ。→【最新】2021年暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング

取り扱い銘柄が少ない

仮想通貨CFDを使った最大500倍のレバレッジ取引では、ビットコインやイーサリアムと主要アルトコインに取り扱い銘柄が限られます。

いわゆる「草コイン」に高いレバレッジを使うのは不可能です。

アルトコインのレバレッジ取引は、倍率は下がるものの海外取引所のBinanceを利用するのが無難と言えます。

とは言え、最大500倍のレバレッジを上手く活用できれば、何千種類とある草コインから○○倍銘柄を探すより現実的です。

最高水準の500倍レバレッジを提供しているのは?

2021年現在で、仮想通貨で最も高いレバレッジ倍率は500倍です。最大500倍のレバレッジを提供しているには「CryptGT」「FXGT」の2社です。

最大500倍のレバレッジを語る、仮想通貨CFDのハイブリットブローカーは、上記2社以外にもありますが、日本人利用者が少なく、信頼性が不明なので今回は除外しました。

CryptGT(クリプトGT)

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最大500倍のレバレッジを取り扱うCryptGTは、海外の仮想通貨取引所として最も高いレバレッジが利用できます。

FXGTより、アルトコインなどの取り扱いに優れているのがメリットです。

一方で、入金方法が仮想通貨のみとなっており、法定通貨を証拠金に取引できないのがデメリットです。

CryptGTで取引を始めるには、口座開設だけでなく、仮想通貨を送金する為に国内取引所のアカウントも必須になります。

ちなみに、筆者はbitFlyerからCryptGTに出金しており、取引所からビットコインを購入して送るのがコスパが良いです。

【公式】bitFlyerのアカウント開設はコチラ

FXGT(エフエックスGT)

leverage-500-cryptcurrency-2FXGTは、海外FX業者ながら仮想通貨CFDの最大500倍レバレッジを初めて採用した事で有名です。

法定通貨を証拠金として使えるので、利益を出金する際のコストが安く済みます。筆者自身もFXGT設立当初から、ビットコインFX用に愛用中です。

また、CryptGTと違いセーシェル金融庁のライセンスを取得しているので信頼性が評価できます。

デメリットとしては、仮想通貨CFDの取り扱いがビットコインや、イーサリアムといったメジャーな通貨しか取り扱っていない点です。

  • ビットコイン(BTC/USD・BTC/JPY・BTC/EUR)
  • イーサリアム(ETH/USD・ETH/JPY・ETH/EUR・ETH/BTC)
  • リップル(XRP/USD・XRP/JPY・XRP/EUR・XRP/BTC)
  • ライトコイン(LTC/USD・LTC/JPY・LTC/EUR・LTC/BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH/USD・BCH/JPY・BCH/EUR)

上記の銘柄がFXGTで取引できる仮想通貨CFDであり、ADAやEOSなどCryptGTでは取り扱いがあるので少し不便です。

仮想通貨を最大500倍レバレッジで取引 まとめ

今回は「【レバレッジ規制】最大500倍で仮想通貨の取引をするメリット・デメリット」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • 仮想通貨で最大500倍のレバレッジは少額資金に最適
  • 最大500倍のレバレッジは使い方を誤るとリスクが大きい
  • 最大500倍の仮想通貨取引は「CryptGT」「FXGT」の2社

仮想通貨取引所のレバレッジ規制は、やはり少額資金で取引していた人々にとって大きな影響を及ぼしました。もちろん、国産の取引所は日本の金融庁の管轄なので安心できると思います。とは言え、取引ルールは現状だと不利な面が多いのも事実です。海外取引所・仮想通貨CFDを使える人は使う、海外=不信といった方は使わない。自身の判断でキチンと考えて決めるのが重要です。

レバレッジ取引入門
この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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