✔ NBAや所属チームが今後、暗号資産(仮想通貨)をどのように利用していくのか知りたい方
✔ NBAのバスケットボールが好きな方
「NBAが暗号資産(仮想通貨)を導入しているって本当?」「NBAと暗号資産(仮想通貨)にどんな関係があるの?」という方も多いのではないでしょうか。
実際にNBAに所属チームのなかには、暗号資産(仮想通貨)を利用したさまざまな取り組みでファンを獲得しているところもあるのです。
そこで今回は、NBAや所属チームがどのように暗号資産(仮想通貨)と関わっているのかについてお伝えしていきましょう。
- サクラメント・キングスに続き、ダラス・マーベリックスが暗号資産(仮想通貨)を使ったサービスを開始した
- チームの独自通貨を発行し、チケットやグッズを購入できるサービスが行われるようになるかもしれない
- チームの独自通貨を利用して「予想ゲーム」を行い、当るとその通貨を得られる健全なスポーツギャンブルが行われるようになるかもしれない
- NBAは2020年、ブロックチェーンを利用したゲームをリリース予定であり、集客を増やそうとしている
目次
暗号資産(仮想通貨)の活用が広まるNBA
暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンが、NBAでどんどん影響力を高めています。
具体的には、どのような活用をされているのでしょうか?ここでは現在暗号資産(仮想通貨)を活用している2チームの事例をご紹介します。
ダラス・マーベリックスの事例
先週、ダラス・マーベリックスがビットコインでチケットや商品を買うことのできる、NBAで2番目のチームになりました。
昨年11月には、Lympoとパートナーシップを結んだことで話題を呼びました。
Lympoは、アメリカで最初の「ブロックチェーンフィットネス」のアプリ。健康的なライフスタイルを促進することを目的にしています。
フィットネス課題を達成することで暗号資産(仮想通貨)LYMの報酬をもらい、マーベリックスのグッズなどを購入できる仕組みです。
サクラメント・キングスの事例
サクラメント・キングスは2014年というかなり早い時期に、NBAではじめてビットコインを導入しました。
そのときのビットコインの価格はわずかに850ドルでしたが、今は1万ドルを超えています。
去年の夏、キングスはイーサリアムのマイニング装置を競技場に設置することを発表。マイニングで得た報酬はすべて、地域の慈善事業を支援するために使われるとのことです。
暗号資産(仮想通貨)が生み出す未来のNBAとは?
NBAでの暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンの未来は、どんなものになるのでしょうか。
チームやリーグ全体が、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンの利用に前向きな姿勢です。テクノロジーは向上によって、どんどん魅力的な取り組みがされていくかもしれません。
独自コインを創り出し、競技場という空間内で小さな経済圏を構築するチームも出てくるかもしれません。
- チケット・飲食物・関連グッズなど、さまざまな支払いをすべて独自コインで行う
- ファンに独自コインをプレゼントし、さまざまなグッズを購入してもらう
このようなサービスで、ファンとチームの交流はより深まるでしょう。またブロックチェーンを用いれば、運営側はファンがどのようなグッズを好むかを知ることもできます。
注目される健全なスポーツギャンブルとしての利用
ファンがチーム限定の暗号資産(仮想通貨)を用いることで、競技場内で賭けをするという体験を提供することができるかもしれません。
チームの独自通貨ですから、賭けによって得た利益はチケットや商品、関連グッズの購入にあてられます。いわゆる賭博とは違い、チームに還元される「健全なスポーツギャンブル」といえるでしょう。
NBAはおもに家族をターゲットにしていますから、賭博行為を懸念するチームも多いかもしれません。しかしこういった形であれば、その心配は和らぐのではないでしょうか。
先進事例としての暗号資産(仮想通貨)活用
先ほどのような事例もスポーツ賭博にあたりますから、本格的な導入という話がすぐに実現するわけではありません。
サクラメント・キングスの本拠地カリフォルニア州でもスポーツ賭博は認められていませんが、実験的なサービスを行っています。
- 無料で「予想ゲーム」を行う
- 予想が当ると抽選券をゲットし、サインつきの商品などが当る
このような試みが、楽しくてファンに優しい「健全なスポーツギャンブル」という形で実を結ぶかもしれません。
ブロックチェーン技術とNBAの関係
ブロックチェーンは、NBAとプレーヤーにとってさまざまな可能性を見せてくれています。
NBAによるブロックチェーンゲーム
2020年、NBAは「NBA Top Shot」というブロックチェーンゲームをリリース予定です。
- 実在するNBA選手を集め、独自のチームを編成してゲーム内で対戦を行う
- チームの強化だけでなく、コレクション要素もある
またアメリカでは、現実世界の選手をセレクトして架空のチームを作り、その選手が現実世界でどういったパフォーマンスをしたかで架空チームのポイント数を競い合う、「ファンタジースポーツ」が急成長しています。
ゲームの仕組みを利用することで集客増
「NBA Top Shot」は、ファンタジースポーツと昔ながらのトレーディングカードの要素を組み合わせたゲームといえます。
試合を見に行くことでゲットできる選手がいれば、競技場に足を運びますよね。
このブロックチェーンゲームによってファンとの交流が促進され、アリーナ観戦者数も増えるかもしれません。
ますます期待される暗号資産(仮想通貨)×スポーツ
- サクラメント・キングスに続き、ダラス・マーベリックスが暗号資産(仮想通貨)を使ったサービスを開始した
- チームの独自通貨を発行し、チケットやグッズを購入できるサービスが行われるようになるかもしれない
- チームの独自通貨を利用して「予想ゲーム」を行い、当るとその通貨を得られる健全なスポーツギャンブルが行われるようになるかもしれない
- NBAは2020年、ブロックチェーンを利用したゲームをリリース予定であり、集客を増やそうとしている
さて、NBAや所属チームがどのように暗号資産(仮想通貨)と関わっているのかについてお伝えしてきました。
どのチームがブロックチェーンを利用して、新たなアイデアでチームの発展につなげていくのかを見守るのも楽しいかもしれません。
今のところ、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンの導入を進めているチームは少数ですが、NBA全体に普及すれば、よりエキサイティングな体験ができるようになるでしょう。
仮想通貨の仕組み