「ビットコインの利用者数ってどのくらいかな」、「ビットコインの利用者数は意外と少ないんじゃないの?」
ビットコインの利用者数について知らないままで取引していませんか?
ビットコインの利用者数を知ることで、市場の流れを理解することができます。今回は、世界・日本・取引所別にビットコインの利用者数について紹介します。
今回の記事を参考にして、ビットコイン取引の戦略を立ててみてはいかがですか?
ビットコインの世界の利用者数
まずは、ビットコインの世界の利用者数について紹介します。
ただし、国内外問わずビットコインの利用者数は、取引所ごとに市場が別々で、直接取引の事例もあるため正確な数値測定は難しいことを理解しておきましょう。また、利用者数はウォレット数から紹介します。
一般社団法人暗号資産(仮想通貨)交換業協会の資料では、2018年3月31日時点のビットコイン利用者数(ウォレット数)は約2394万6365ユーザーとされています。
※出典:暗号資産(仮想通貨)交換業協会(https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180410-3.pdf)
ビットコインの日本の利用者数
続いてビットコインの日本の利用者数を紹介します。ただし、日本のビットコインのユーザー数は、暗号資産(仮想通貨)交換業協会の資料内で記載されていないため、国内のビットコインの取引高と暗号資産(仮想通貨)ユーザーの総数から計算した数値を紹介します。
2017年3月31日時点でのビットコイン取引高は、66兆9244億7661万円ということから、利用者数をおおよそ割り出すと、約327万8557ユーザーとなります。
※出典:暗号資産(仮想通貨)交換業協会(https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180410-3.pdf)
取引所別の利用者数
世界、日本のビットコイン利用者数の規模が分かった所で、次は暗号資産(仮想通貨)取引所別の利用者数について紹介していきます。暗号資産(仮想通貨)や投資について初心者の方の中には、取引所別の利用数を知ったところで、取引テクニックが上がる訳ではないと考えている方もいるかもしれません。
しかし、暗号資産(仮想通貨)取引所別のビットコイン利用者数を知ることは、各取引所の相場の安定性や約定のしやすさ、信頼性についての判断材料になります。
取引所名 | 推定利用者数 |
コインチェック(Coincheck) | 約150万人 |
ビットフライヤー(bitFlyer) | 約200万人 |
ザイフ(Zaif) | 約60万人 |
DMM Bitcoin | 約20万人 |
GMOコイン | 約20万人 |
ビットバンク(bitbank) | 約40万人 |
coincheck
2018年1月の暗号資産(仮想通貨)ネムの大量流出・盗難事件をきっかけに、営業停止や賠償請求などの損害を招きました。また、7月時点でも、新規登録停止及び一部サービスの停止措置となっています。
2018年7月時点で、ビットコイン利用者数は公開されていないため詳細な数値は不明です。
しかし、流失事件の際に170万口座という数値が公表されたので、前述の資料のビットコインユーザーの割合から、約150万ユーザーと推測されます。
bitFlyer
認可済み暗号資産(仮想通貨)取引所としては、国内でビットコイン取引量が最も多く、利用者数も同様の傾向と考えられます。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
また、最近では公式サイトで、ビットコイン利用者数が200万人を突破したという情報が公開されたので、こちらの数値で判断するのが適しています。
国内のビットコイン利用者数が、約320万人ということを考えると、6~7割のビットコイン利用者がビットフライヤーでも取引していると考えられます。
Zaif
過去にはマイナス手数料など、独自サービスでユーザーにメリットとなるサービスを打ち出しているザイフですが、詳細なビットコイン利用者数は公開されていません。
従って、こちらも、断片的な情報から推測していきます。
ザイフのビットコイン利用者数は、約60万人以上と推測できます。ザイフは、独自サービスを提供しているので、ユーザーにとってメリットも多く増加傾向といえるでしょう。
DMM Bitcoin
続いては、テレビCMで見かけたことがある方も多い、DMMビットコインの利用者数を紹介していきます。
こちらも、取引高や様々な部分的な情報から推測すると、約20万人以上のビットコイン利用者数が考えられます。
しかし、大手企業DMM.Comが運営している暗号資産(仮想通貨)取引所ですので、比較的安定した運営が期待できます。
また、初心者向けに作成された、トレードツールは新規利用者にとってメリットとなります。
GMOコイン
大手IT企業として有名なGMOグループも、暗号資産(仮想通貨)取引所を運営しており、こちらもDMMコインと同様に、ビットコイン利用者数が約20万人以上と推測されます。
特徴は、取引所ではなく販売所専門として機能している点でしょう。販売所は、約定が即成立しますが、スプレッドコストがあるため初心者には多少難しい側面があります。
しかし、スプレッド差が徐々に狭くなってきており、今後もユーザー数の上昇に期待できます。
bitbank
大手暗号資産(仮想通貨)取引所と比較すると、テレビCMで見かける機会が少なく、マイナーなイメージを持っているビットコインユーザーもいるでしょう。しかし、取引高などから考えると、ビットコイン利用者数は約40万人以上と推測できるため、メジャーな暗号資産(仮想通貨)取引所の1つといえます。
利用者数が多い理由は、ビットコインを含む取り扱い通貨の取引手数料が無料の点や、トレードツールが実用性に長けているなどが考えられます。
世界のビットコイン利用者の推移
前半では2018年のビットコイン利用者数について、紹介してきました。そこで、次は2014年から2017年までのビットコイン利用者数の推移について、同様の資料から紹介します。
ビットコイン利用者数は、2017年頃から急速に増加しており、市場の拡大傾向が読み取れます。今後ビットコイン取引を軸にしていく方は、市場調査も取引に必要なので確認しておきましょう。
2014~2017
2014年から2017年の世界のビットコイン利用者数について紹介していきますが、今回も暗号資産(仮想通貨)交換業協会のウォレット数から判断していきます。
- 2014年 144万8143ユーザー
- 2015年 317万7707ユーザー
- 2016年 664万8664ユーザー
- 2017年 1288万8060ユーザー
となっています。
2014年を基準とした場合、4年で8倍という急激な増加数を記録していることが分かります。
※出典:暗号資産(仮想通貨)交換業協会(https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180410-3.pdf)
今後の予想
2014年から2017年にかけて、約8倍という急速なビットコイン利用者数の増加及び市場拡大が見られました。
また2018年も含めた場合、その数値は16倍もの記録となりビットコインの需要が高まっている状況といえます。
ただ、今後は需給関係だけでなく、社会的な役割や通貨としての機能が重視される傾向にあります。
ゆるやかにビットコイン利用者数が増加すると考えられます。
ビットコイン利用者数は増加傾向ということが分かる
今回の記事で疑問に感じた方もいるかもしれませんが、国内のビットコイン利用者数と取引所別のビットコイン利用者数が合わない場合があります。
しかし、各取引所のビットコイン利用者数は、取引高などから推測していること・複数開設している可能性もあるので誤差は発生することを押さえる必要があります。
ただ、世界的に見てもビットコイン利用者数が、毎年増加傾向であることは事実ですので、今後もビットコイン利用者数は堅調な推移となるでしょう。
仮想通貨の今後
あまり知名度が高くなかったので知らなかったけど、非常に使いやすい。しかも全ペア取引手数料無料というのがすごくありがたいです。