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2018年初頭に暗号資産(仮想通貨)バブルが弾けて以来、暗号資産(仮想通貨)の値動きは以前ほどの盛り上がりを見せなくなりました。
そのため一部には「暗号資産(仮想通貨)はもう終わり」とささやく声も聞かれます。ただ本当にもう終わりなのかというのは大きな疑問です。
今回はこれまでの暗号資産(仮想通貨)の値動きを振り返り、今後の暗号資産(仮想通貨)市場がどうなるか、特に今年2020年にどうなるかというのを大胆予想していきます。
- 2020年は暗号資産(仮想通貨)にとってポジティブなニュースが多く控えている
- 5月ごろにはビットコイン(BTC)の半減期、イーサリアム(ETH)の最終アップデートも行われる予定
- 2020年注目の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステラルーメン(XLM)
- 暗号資産(仮想通貨)への投資を検討する人は本格的にポジティブなニュースが到来する前に投資を!
目次
2019年のチャートを振り返ってみましょう
ではまず直近の、2019年中のチャートを振り返ります。暗号資産(仮想通貨)は数多くありますが、ここでは特に流通額の多い3つの暗号資産(仮想通貨)を見てみましょう。
代表的なものを振り返ることで、暗号資産(仮想通貨)市場全体の動きが見えてきます。
ビットコイン(BTC)2019年の動き
2019年のビットコイン市場は、2018年の下降トレンドが続き1BTC=41万円ほどでスタートしました。
ですが4月に当時の価格の20%以上も高騰する動きが見られてからは上昇に転じ、6月には2019年の最高値となる1BTC=142万円を記録しています。
その後はBITPointの不正流出やアメリカのトランプ大統領によるビットコイン批判もあり、トレンドは終息しました。しかし10月には中国の習近平主席がブロックチェーン事業を強化していく旨の発言をしたことで、価格が20%以上も上昇しています。
結局、2019年は1BTC=80万円ほどと、2018年の2倍ほどの価格で終了しました。
イーサリアム(ETH)2019年の動き
イーサリアムは1ETH=15000円ほどでスタートし、3月ごろから上昇トレンドに転じます。5月にはイーサリアム財団が3000万ドル(約30億円)もの資金を、イーサリアムのアップグレードを含む様々なプロジェクトへ投資することが発表され、わずか1週間で価格が1万円以上も高騰しました。
6月には最高値となる1ETH=34000円を記録しましたが、7月には下降トレンドに入ります。各国でICO規制が厳しくなることで、トークンの作成に向いたイーサリアムにとっては逆風となったと考えられます。
また現状ではまだイーサリアムはアップデートを控えた、未完成の通貨である点も価格の伸び悩みに寄与したのではないかと言われています。
リップル(XRP)2019年の動き
2019年、リップルは1XRP=40円ほどで始まりました。しばらく横ばいでしたが、5月には急騰し、30円台から一気に50円台にまで価格を上昇させました。
SBIホールディングスの代表である北尾吉孝氏がリップル社の役員になるなど、リップルの実用化に向けて期待を持たせるようなニュースが価格を押し上げたと考えられます。
しかしその後は長い下降トレンドに突入。結局、1XRP=20円ほどで2019年を終えました。
これまでの暗号資産(仮想通貨)市場の推移
2019年以前の暗号資産(仮想通貨)市場の推移を見ると、まず目につくのが2017年中旬から始まった「暗号資産(仮想通貨)バブル」と言われる上昇トレンドです。
2017年初頭には1BTC=10万円台だったものが、12月には一時200万円台を突破するなど高騰しました。2017年以前の価格の上昇と比較するとあまりに急激な上昇だったため、バブルと表現されています。
しかしこのバブルも2018年1月には破裂。1月当初には180万円だったものが2月には80万円、90万円に落ちるなど、大暴落をしてしまいました。
2018年はこの暴落の影響で年間を通して下降トレンドとなりました。
暗号資産(仮想通貨)バブルはなぜ起こった?
暗号資産(仮想通貨)バブルはいくつかの原因が重なって起きました。中でも最も大きなものが、取引規模の拡大です。
当時日本では出川哲朗さんやローラさんなどの有名人を起用したCMなどによって、暗号資産(仮想通貨)取引所や暗号資産(仮想通貨)の知名度が大きく上昇していました。
俗に「億り人」と言われる、暗号資産(仮想通貨)で大きな利益をあげた人も表れたことで普段投資をしない層もこぞって暗号資産(仮想通貨)へ投資を始めました。
また2017年12月にはアメリカのシカゴ・オプション取引所(CBOE)やシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)などでビットコイン先物取引が始まり、機関投資家が参入したことで多額の資金が市場に流入しています。
これらの要因によって取引規模が大幅に拡大し、バブルと言われる価格の上昇を招きました。
ほかにも2017年8月にはビットコインがハードフォークに成功し、ビットコインキャッシュが誕生しました。ビットコインキャッシュはビットコインの抱える技術的な課題を克服しており、暗号資産(仮想通貨)への技術的な期待が高まったことで価格が上昇しています。
暗号資産(仮想通貨)の大暴落はなぜ起こった?
暗号資産(仮想通貨)バブルは2018年1月に崩壊し、大暴落を招きました。このきっかけとなったのが、中国での発言でした。
1月15日、Bloomberg社が「中国が暗号資産(仮想通貨)を提供するオンラインプラットフォームやモバイルアプリの取り締まりの規制を強化」と報道したことで暗号資産(仮想通貨)価格が下落しています。
1月下旬には韓国政府が暗号資産(仮想通貨)取引を全面禁止する噂が流れたことで暗号資産(仮想通貨)価格が下落しました。中国と韓国は暗号資産(仮想通貨)取引高の大きな暗号資産(仮想通貨)大国だったので、その影響は大きなものでした。
更に1月26日には、コインチェックで600億円相当のネムが不正流出事件が発生。暗号資産(仮想通貨)の安全性に対しての不安が広がりました。
このような要因が年初に重なったことで、大規模な下落を招いたのです。
2020年以降も、暗号資産(仮想通貨)バブルは起こり得るか?
暗号資産(仮想通貨)へ投資するときに気になるのは、2017年12月のような暗号資産(仮想通貨)バブルが再び起きるかという点です。結論から言えば、起きるとも言えるし、起きないとも言えます。
暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額は2017年12月よりも上がっています。加えてイーサリアムなどは技術的に評価されており、大企業がその技術の実用化を進めています。
今後実用化やオプション取引の開始などいいニュースが相次げば、再び価格が上昇してバブルの水準に戻ることもあるでしょう。
それは暗号資産(仮想通貨)バブルのように、実態が伴わないうちに価格が高騰するような事態ではありません。そのため破裂して反動で暴落するという事態には陥りにくいのではないでしょうか。
東京オリンピックで、暗号資産(仮想通貨)市場はどうなるのか
一見すると暗号資産(仮想通貨)と東京オリンピックは関係がないようです。しかし両者は密接に関係しています。
東京オリンピックでは多くの観光客が海外から訪れます。暗号資産(仮想通貨)は為替を介するよりも効率的に買い物ができるため、暗号資産(仮想通貨)の需要が高まります。
すると需要の上昇を見込んだ店舗が暗号資産(仮想通貨)での決済に対応を始めます。暗号資産(仮想通貨)の流通量が増えるうえ、オリンピック期間中は世界中で日本についての報道をするため、「日本は暗号資産(仮想通貨)決済に広く対応した便利な国だ」というようなニュースが流れることが予想されます。
そうなれば世界中で暗号資産(仮想通貨)の知名度が高まります。加えてオリンピックが暗号資産(仮想通貨)にとってポジティブなニュースであるという認識が広まることで買いの需要が高まり、価格が上昇します。
オリンピックは暗号資産(仮想通貨)市場にとって、追い風となりうるのです。
2020年、暗号資産(仮想通貨)をはじめるべき?
2020年は暗号資産(仮想通貨)にとって、ポジティブなニュースが多く控えています。東京オリンピックに加え、実用化も着々と進行しています。
また5月ごろにはビットコインが半減期を迎えます。半減期は価格が上がるサインと言われています。
更にイーサリアムの最終アップデートであるセレニティの第1段階も2020年の第1四半期に行われる予定です。
暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが大きく、上がるときは一気に値上がりします。こうしたポジティブなニュースを迎える前に買っておけば、大きな利益をあげられる可能性があります。
もし暗号資産(仮想通貨)への投資を検討するのであれば、今がはじめるにはいいタイミングでしょう。
2020年 注目の暗号資産(仮想通貨)ランキング
では2020年に投資をおすすめしたい、注目の暗号資産(仮想通貨)をランキング形式で紹介します。もし投資する銘柄に悩んだら、参考にしてみてください。
1位:ビットコイン(BTC)
最初の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは、これからも市場が拡大する余地を有しています。暗号資産(仮想通貨)市場が賑わえば、まず値上がりするのがビットコインです。
アフリカなど銀行のない地域では自国の通貨代わりにビットコインを利用するため、需要が高まっています。
ほかにも投資信託やETFなど、ビットコインを利用した金融商品の展開も期待されています。日本国内でも購入が容易で、参入しやすいのもメリットです。
ビットコインについては、以下の記事で細かく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
通貨名 | ビットコイン(Bitcoin) |
---|---|
通貨略号 | BTC |
公開日 | 2009年 |
開発者名 | Satoshi Nakamoto |
公式サイト | https://bitcoin.org/ja/ |
発行上限 | 2100万枚 |
通貨の目的 | 現在の貨幣システムを変えるため |
国内取引所 | bitFlyer(ビットフライヤー) BITPoint(ビットポイント) Bitbank(ビットバンク) Coincheck(コインチェック) DMM Bitcoin FISCO仮想通貨取引所 GMOコイン Liquid(リキッド) Zaif(ザイフ) |
海外取引所 | バイナンス(Binance) ビットメックス(BitMEX) フオビ(Huobi) クリプトジーティー(CryptoGT) ビットトレックス(Bittrex) |
2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアムは技術的な評価が高く、イーサリアム企業連合(EEA)などが実用化を進めています。EEAはマイクロソフトやインテル、トヨタなど世界的な大手企業が参加しており、もし実用化されれば一気に利用が広まります。
2020年は値下がりした状態で迎えており、安価で投資できるため利益をあげやすい点もおすすめです。今後はセレニティというアップデートも控えています。
イーサリアムについては、以下の記事で細かく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
通貨名 | イーサリアム(Ethereum) |
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通貨略号 | ETH |
公開日 | 2014年 |
開発者名 | Vitalik Buterin |
公式サイト | https://www.ethereum.org/ |
発行上限 | 未定 |
通貨の目的 | 分散型アプリケーションの作成 |
国内取引所 | BITPoint(ビットポイント) bitbank(ビットバンク) GMOコイン Liquid(リキッド) bitFlyer(ビットフライヤー) Coincheck(コインチェック) DMM Bitcoin(DMMビットコイン) GMOコイン Zaif(ザイフ) |
海外取引所 | Binance(バイナンス) Poloniex(ポロニエックス) Bittrex(ビットレックス) etc |
3位:ステラルーメン(XLM)
ステラルーメンはリップルをベースに開発された暗号資産(仮想通貨)で、リップルとほぼ同じ仕組みをしています。リップルとは異なり、個人間送金に力を入れています。
IBMと提携しているほか発展途上国で送金ソリューションとしての利用が広がっており、着々と時価総額を伸ばしています。日本でもコインチェックやGMOコインで取り扱いが開始されるなど、知名度が高まっています。
将来性の高さがおすすめのポイントです。
ステラルーメンについては、以下の記事で細かく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
暗号資産(仮想通貨)購入におすすめの取引所
暗号資産(仮想通貨)を購入するには、取引所に登録する必要があります。どれも同じに見えるかもしれませんが、取引所選びは投資の幅や利益にも関わる重要なポイントです。
おすすめの取引所を紹介するので、検討してください。
ビットフライヤー
ビットフライヤーのおすすめできる点は、とにかく安心して使いやすいことです。
暗号資産(仮想通貨)業界を牽引するビットフライヤーによって運営をされており、セキュリティやツールもしっかりしています。安心して利用できる取引所の一つです。
日本国内で最大規模の利用者数を誇っており、その結果として国内で一番ビットコイン取引量が盛んな取引所です。名実ともに日本トップクラスの暗号資産(仮想通貨)取引所なのです。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
ビットフライヤーの評判については以下の記事で紹介しているので、見てみてください。
GMOコイン
GMOコインのおすすめできる点は、なんといっても運用元です。
日本でも有数のインターネット企業であるGMOインターネットグループが運営しており、豊富なノウハウに支えられています。セキュリティも強固で、安心して資金を預けることができます。
手数料も安く、効率のいい取引ができる点も魅力的です。
GMOコインの評判については以下の記事で紹介しているので、見てみてください。
コインチェック
コインチェックといえば2018年1月の不正流出を覚えている人もいるかもしれません。しかし今では運営会社も変わり、セキュリティ面も改善されているので以前のような不安要素はありません。
またコインチェックは初心者でも直感的に暗号資産(仮想通貨)を購入できるサイトデザインが最大の魅力です。初めて暗号資産(仮想通貨)に投資する人にこそおすすめしたい取引所です。
コインチェックの評判については以下の記事で紹介しているので、見てみてください。
Liquid by Quoine
ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)、アルトコインを取引するときにはLiquid by Quoineがおすすめです。世界中の取引所を結びつける仕組みを採用しており、国内では取引量の少ない通貨でも取引ができます。
少し慣れてきたらLiquid by Quoineでの口座開設も検討してみてはいかがでしょうか。
Liquid by Quoineの評判については以下の記事で紹介しているので、見てみてください。
暗号資産(仮想通貨)が終わりを迎えるのか
- 2020年は暗号資産(仮想通貨)にとってポジティブなニュースが多く控えている
- 5月ごろにはビットコイン(BTC)の半減期、イーサリアム(ETH)の最終アップデートも行われる予定
- 2020年注目の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステラルーメン(XLM)
- 暗号資産(仮想通貨)への投資を検討する人は本格的にポジティブなニュースが到来する前に投資を!
今回はこれまでの暗号資産(仮想通貨)の値動きを振り返り、2020年の市場がどうなるかを予測しました。
2018年の暗号資産(仮想通貨)バブル崩壊後、暗号資産(仮想通貨)市場は以前のようには戻っていません。そのため「暗号資産(仮想通貨)はもう終わり?」と考えてしまう、悲観的な見方をする人もいます。
しかし2020年は暗号資産(仮想通貨)にとってポジティブなニュースが多くあり、値上がりが期待できます。投資を検討する人は、本格的にニュースが到来する前に投資をすることをおすすめします。
再度のバブルとまでは行かないでしょうが、今度は暗号資産(仮想通貨)の地力で以前の水準に戻る可能性を秘めています。前向きに投資を検討してみてください。
仮想通貨の今後