仮想通貨の今後

ビットコインの今後はどうなる?予想と注目のイベント、過去の推移まで解説

ビットコインの今後

「ビットコインの今後は一体どうなる?」

暗号資産(仮想通貨)元年と呼ばれた2017年が終わり、2018年は暗号資産(仮想通貨)業界全体にネガティブな雰囲気が漂っています。

特にビットコインの価格下落に落胆している人は多いと思います。

2017年12月に200万円台を記録したにもかかわらず、数か月後には60万円台に大幅下落。

ビットコインの今後については特に注目が集まります。

今回の記事ではビットコインに起きた過去の出来事から今後の価格予想までビットコインの将来を詳しく考えていこうと思います。

ビットコインの今後を占う、過去の歴史を振り返る

昨年から現在にかけて、ビットコインの価格が上下していました。なぜ価格が変動したのか、どういったニュースが影響しのたかを振り返って、ビットコインが今後どのように推移するのか振り返ってみましょう。

ビットコイン価格を上げた3つの出来事

出来事1【2017年5月】改正資金決済法施行による日本人投資家の増加

暗号資産(仮想通貨)元年と呼ばれた2017年。ビットコインが一気に世間に広まった年です。2017年5月に過去最高値である1BTC=165,000円を記録。勢いは止まらずに20万円、30万円と記録を更新しました。

2017年5月のビットコイン価格上昇の主な要因は「改正資金決済法」が施行されたことだと言われています。当法律が施行されたことによって、ビットコインを購入する日本人ユーザーが増加したためです。

出来事2【2017年12月】相次ぐ先物取引開始&ハードフォークビジネス加速で200万円

ビットコインは2017年12月に過去最高値の200万円を達成しました。一時は220万円まで到達しています。

突然の価格上昇にメディアでは「バブル」と形容した12月の1BTC=200万円達成の要因として考えられるのが「ビットコイン先物上場」と「ハードフォークビジネスの加速」です。

ビットコイン先物がシカゴ・オプション取引所(CBOE)そしてシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に続けて上場を果たし、機関投資家もビットコイン投資へ参入可能に。

また、スーパービットコイン、ライトニングビットコインそしてビットコインゴッドなど12月だけで3回のハードフォークを行いました。

ハードフォークが予定されているコインはハードフォークを目的で購入するユーザーが一時的に増えます。これが、12月の200万円達成の原動力になったと言われています。

出来事3【2018年4月】イスラム教によるビットコイン容認で90万円

2018年に突入し価格の大暴落を起こして価格回復の糸口を見つけられずにいたビットコインですが、4月に急激な価格上昇を見せました。

一日も経たないうちに1BTC=72万円から90万円を記録。

急激な価格上昇の要因にはいくつかの理由が考えられますが、特に「イスラム教のビットコイン容認」のニュースが市場にインパクトを与えたとされています。

イスラム金融と呼ばれる独自の金融システムを持つイスラム教では投機は禁止されていましたが、イスラム学者が「イスラム法ではビットコインを通貨として容認できる」と表明。

全世界で18億人にも人々がイスラム教を信仰しており、彼らがビットコイン投資へ参加できるというニュースはビットコインには非常に明るいニュースになりました。

ビットコイン価格を下げた3つの出来事

出来事1【2011年6月】マウントゴックス事件

2011年6月に起こったマウントゴックス事件ではハッキングによりマウントゴックス社から115億円分のビットコインが消失しユーザー情報が盗まれました。この事件をキッカケに1BTCが1,360円から80円に暴落、価格下落率はなんと94%を記録しました。

出来事2【2013年12月】中国政府が国内銀行に対してビットコイン取扱い禁止を通達

2013年12月に中国政府が国内銀行に対してビットコインの取り扱いを禁止するという通達を出しました。

この動きに暗号資産(仮想通貨)市場は反応し、1BTC=118,000円だったビットコインは70,000円に下落。価格下落率は40%を記録しました。

出来事3【2018年2月】コインチェック事件など暗号資産(仮想通貨)業界でネガティブな問題連発

2018年に入ってから暗号資産(仮想通貨)業界にはネガティブな雰囲気が漂い始めます。1月26日にコインチェックから580億円のネムがハッキング攻撃によって流失。

他にもテザー疑惑、フェイスブックの広告規制、韓国・インドの暗号資産(仮想通貨)規制など暗号資産(仮想通貨)業界を揺るがすネガティブな問題が勃発したことで、2018年2月には60万円を記録しました。

ビットコインの今後の価格を予想

予想のコメント1:ライトニングネットワーク実装で送金問題解決で価格上昇

今後のビットコインの価格に影響を与える大きな要因が「ライトニングネットワークの実装」です。

ライトニングネットワークの実装を待ち望むビットコインナーは多く、実装されれば「送金手数料が格安(もしくは無料)そして送金スピードの高速化」が可能になります。

送金手数料の高さと送金スピードの遅延はビットコインの問題として指摘されており、これらの問題が解消されればビットコインを購入するものはさらに増加する見込みです。

そのため、ライトニングネットワーク実装によりビットコインの価格は上昇する可能性が高いでしょう。

予想のコメント2.「将来価格10万ドルではなく100ドルに終わる」とエコノミスト

ビットコインの今後の価格変動についてネガティブな意見も見られます。

国際通貨基金(IMF)の元チーフエコノミストで現在米ハーバード大学経済学部教授であるケネス・ロゴフ氏は「10年後のビットコインは100ドルで取引されるようになる」と発言しています。

その根拠は、「先進国による暗号資産(仮想通貨)規制が加速するため」と言及。

「アメリカ・中国がマネーロンダリング対策として暗号資産(仮想通貨)規制を行っても、日本が行わなければマネーロンダリングが行われるだけだ」とビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)を通したマネーロンダリングのリスクについても触れています。

予想のコメント3「2020年3月までに約960万円に達する」とFundstrat社のLee氏

ビットコインの将来的な価格について大胆不敵な予想している者も。

アメリカ・ニューヨークでリサーチプロバイダー事業を行うFundstrat Global Advisorsの研究責任者であるTom Lee氏は「2020年3月までにビットコインの価格が960万円まで上昇する」という見解を示しています。

データのスペシャリストが集まる当社のこの発表は暗号資産(仮想通貨)業界で話題になりました。

もし◯◯が起これば?ビットコインが高騰しうるシナリオ

シナリオ1:金融商品として確立される

もしビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)に「金商法」が適用されることになった場合、「暗号資産(仮想通貨)はリスクが高い」と考えていた個人投資家の購入が増加します。

特に、圧倒的認知度を誇るビットコイン関連の金融商品が流通し、証券会社も積極的にビットコイン市場へ参入していくでしょう。そうなった場合、ビットコインの価格が高騰する可能性が非常に高いです。

シナリオ2:発展途上国内で法定通貨の代替通貨としての利用拡大

近年、インフレが原因で自国の法定通貨の価値が安定しない発展途上国では代替通貨としてビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)が注目を集めています。

上限発行枚数がすでに決定されているビットコインはインフレを起こすリスクがないのが魅力。特に、インドネシアやベネズエラではビットコイン投資に人気が集まっています。

しかし、世界的にはビットコインの認知度が低い発展途上国が多いため、発展途上国の代替通貨としてビットコインの利用拡大の可能性はまだ十分残っています。

発展途上国内での投資がさらに増加していけば、ビットコインの価値は大幅に上昇するでしょう。

シナリオ3:2020年予定の半減期での価格上昇

ビットコインのような上限発行枚数が決められている暗号資産(仮想通貨)には「半減期」があります。

約4年の間隔でマイニングに供給量が減るように設定されており、半減期にはマイニングによるビットコインの新規発行がペースを遅らせることができます。

半減期は価格が上昇する傾向にあると言われています。需要が供給を上回るため、結果的にビットコインの価格が上昇するからです。

実際に2016年7月の半減期でビットコインの価格は上昇しています。次の半減期は2020年に予定しており、ビットコインの価格が上昇する可能性は十分に考えられます。

まとめ

今回の記事ではビットコインの過去そして将来について見てきました。
ビットコインは暗号資産(仮想通貨)の中でもっとも歴史のあるコインであると同時に価格変動のふり幅が広いコインです。

様々な出来事によって価格下落を起こしてきましたが、その後価格を回復させ以前よりも上昇している点からも2017年12月に記録した200万円台を更新する将来を想像してしまう人も多いのではないでしょうか。今後もビットコインの流れに目が離せません。

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