ファクトムの今後は？将来性・特徴・価格予想をまとめて紹介

ビットコインの誕生以来、新しい暗号資産(仮想通貨)がつぎつぎと誕生しています。しかし同じものはひとつとしてなく、それぞれが優れた特徴をもっています。

ファクトムもまた、そんな暗号資産(仮想通貨)のひとつ。

そこで今回は、ファクトムの将来性や、特徴などについてお伝えしていきましょう。

ファクトムとは？

ファクトムとは、正確に言うと暗号資産(仮想通貨)ではなく、データの分散管理の為のプラットフォームのこと。

そこで用いられる暗号資産(仮想通貨)はファクトイド（Factoid）といいます。しかしファクトムという名称の方がよく知られているので、ファクトムと呼ばれているのです。

ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)では、取引記録をブロックチェーンに記録していきますが、ファクトムでは個人情報に関わる契約書類を記録しているのが特徴といえるでしょう。

ファクトムが目指す世界

個人情報を伴う契約記録は、今は紙ベースで記録していますが、漏えいや改ざん、破損のリスクが常に伴います。

ファクトムはそれをブロックチェーンに記録することで、改ざんや破損といったリスクを無くす、つまり安全性を高め、管理に伴う手数料を安くすることができるようになるのです。

つまり、ファクトムは、大切な契約記録を安全に低コストに保管できる世界を目指して作られたというわけですね。

ファクトムが活用される業界

ファクトムを使えば、個人情報に関係する契約内容の記録ができます。

• 不動産の登記簿
• 生命保険の証書
• 住宅ローンの記録
• 病院で利用する健康保険証

これらとかかわりの深い不動産業界や金融業界、医療機関などでの活用が期待されているのです。

ファクトムの特徴、強み

ファクトムには、どのような特徴があるのでしょうか。そして、ファクトムはその特徴をどう活かして、強みとしているのでしょうか。

特徴1：低コストのデータ保存

たくさんの書類を、限られたサーバーを使って管理するのはとてもたいへん。

しかしブロックチェーンなら、世界中のコンピューターを使って分散させて記録を取りますから、サーバーの設置や管理に要するコストが必要なくなります。

ファクトムを通してデータ保存に関わるコストを低減することで、消費者に利益が還元されるかもしれません。

特徴2：安全性の高いデータ保存

ファクトムは、ブロックチェーン技術を使ってデータ保存を行います。

ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)で用いられているブロックチェーン技術は、改ざんや破損のリスクが非常に低く、安全性が大変高いところが特徴。

ファクトムは低コストでかつ高い安全性という、一見すると矛盾しかねない特徴を持っているところが、最大の強みといえそうです。

特徴3：管理者がいる

ファクトムは「Factom Inc.」という企業が運営しています。ビットコインなどの多くの暗号資産(仮想通貨)が非中央集権を目指して、管理者を設定していないのと対象的ですよね。

つまり「Factom Inc.」の経営手腕いかんで、ファクトムの将来性が大きく影響されるということ。

現状では不動産や医療業界への進出も順調ですから、「Factom Inc.」の将来は前途洋々といえるでしょう。

ファクトムの将来性・価格上昇を期待させるポイント

ファクトムは、2015年に誕生した若い暗号資産(仮想通貨)です。新しいだけあって、ファクトムの知名度はビットコインやイーサリアムと比べると高いとは言えません。

将来性に期待できるのでしょうか。

ファクトクムの特徴とポイントを見ていきましょう。

ポイント1：価格の上昇率が高い

ファクトムは国内の取引所でも１社のみで取り扱われいて、取引高もビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨に比べると大きくありません。

その分価格が変動する際の伸び率も高いと言えます。

つまり、これからまだまだ価格が上がる余地があるということですから、将来性は期待できるといえるでしょう。

ポイント2：大手企業との提携による業務拡大

マイクロソフトの創設メンバーとして知られるビルゲイツが設立したのが、ビルゲイツ財団。

ファクトムは、そのビルゲイツ財団と提携しています。その目的は、ファクトムを通してアメリカの住宅ローン業界にブロックチェーンを導入すること。

これが呼び水となって、世界中の住宅ローン市場にファクトムが入り込むとすごいことになりそうですよね。

ポイント3：個人よりも企業の用途が広い

ファクトムは、その性格上個人での利用よりも企業による利用の方が大きくなると考えられています。

一企業と提携するだけでも、爆発的に市場が拡大していくことが予想されるので、ファクトムの将来性は高いといえるでしょう。

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ファクトムの将来の価格予想

ファクトムの将来の価格を左右させる、現在進行中のプロジェクトを紹介します。

これから紹介するプロジェクトを知っていただければ、ファクトムが持っている潜在的な可能性の大きさが理解できるのではないでしょうか。

価格上昇予想1：住宅ローン市場への進出

アメリカの住宅ローン市場は、1兆5000億円ほどと言われています。

この市場にファクトムを進出させようというプロジェクトが、ファクトムハーモニー。

ファクトムが住宅ローン市場への進出に成功すれば、その価格は増大することでしょう。

価格上昇予想２：Dlocステッカーへの導入

Dlocステッカーとは、QRコードなどを利用して、オンラインで取り込むことができるデータベースのことで、医療機関での診療録などへの導入が考えられています。

このDlocステッカーと、ファクトムを融合させるようというプロジェクトが進められています。

アメリカの医療市場の大きさを考えると、これもファクトムの価格にプラスに影響することでしょう。

価格上昇予想３：Yooyaとの提携

Yooyaとは、いわば中国版のYouTubeとでもいうべき、オンライン動画ネットワーク。

このYooyaに、ファクトムが採用されました。

中国という巨大な人口を有する国で、最大規模を誇るYooyaへの採用は、巨大市場にファクトムが食い込んでいく可能性を示しています。

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ファクトムの今後の上昇率に期待

ファクトムは、Factom Inc.という一企業によって運営されている暗号資産(仮想通貨)。ビットコインなど多くの暗号資産(仮想通貨)が、非中央集権を目指したのと対象的で、とてもユニークですよね。

ファクトムのブロックチェーンは契約情報だけでなく、個人的な情報を書き込むことも可能であり、暗号資産(仮想通貨)だけではなく、それ以外にも用途が広がる可能性が期待されています。

こうした点から、ファクトムは将来にわたって、これから成長が見込める暗号資産(仮想通貨)といえるでしょう。

この記事のライター

micksrate

気象予報士の資格試験取得のため勉強しながら、暗号資産ライターとして活動。試験勉強と業務の合間にスポーツジムで体を鍛えることが趣味。余裕があれば、静かな深夜にゲームをするのも大好き。