ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは?仕組みや種類・メリット・デメリットを解説

この記事を読んでほしい人
✔ ソーシャルレンディング投資を始めようと思っている方
✔ ソーシャルレンディングのメリット・デメリットについて知りたいという方
✔ ソーシャルレンディング業者の選び方を知りたいという方

「ソーシャルレンディングって何……稼げるのかな?」なんて思っている方はいませんか。

ソーシャルレンディングとは副業として稼げる手段でもあり、ビジネスを始めたい方にとっては資金調達手段としても活用できる新しい金融商品です。

そこで今回は、ソーシャルレンディングの仕組みをはじめ、特徴やメリット・デメリット、選び方についてお伝えしていきましょう。

この記事の要約
  • ソーシャルレンディングは仲介業者を通して事業主にお金を融資するもので、おもにネット上で行なうことができる
  • ソーシャルレンディングのメリットとして「利回りが高い」「価格変動がない」「何もしなくていい」といったものがある
  • ソーシャルレンディングのデメリットとして「中途解約ができない」「大きく儲けるには多額の元本が必要」「貸し倒れのリスクがある」といったものがある
  • ソーシャルレンディング業者の選び方として「利回り」「運用実績」「信用性」をみるとよい
  • 代表的なソーシャルレンディング業者として「maneo」「SBIソーシャルレンディング」「クラウドクレジット」などがある

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい人と貸したい人を仲介するサービスの総称です。

これまでは、お金を貸すために貸金業の認可を受ける必要があり、個人がお金を貸して金利収入を得ることは容易ではありませんでした。

しかしソーシャルレンディングは、仲介を行う業者が貸金業などの認可を受ける必要はあるものの、貸す側と借りる側に特別な資格は必要ありません

クラウドファンディングとの違い

クラウドファンディングとソーシャルレンディングどちらも、ビジネスにおける資金調達手段としての役割という点が共通しています。

ソーシャルレンディングは融資型クラウドファンディングと呼ばれ、クラウドファンディングの一種として分類されることが多いです。

クラウドファンディングの中で、唯一融資という形式での資金調達を事業者側に実現しているため、資金調達側(企業側)は元本を返済する義務があるのが他の形式のクラウドファンディングとは異なる点です。

日本のソーシャルレンディングの現状

一般的に融資といえば、貸金業事業者にお金を借りる仕組みを思い浮かぶでしょうか。

ソーシャルレンディングという仕組み自体は、イギリスで2000年代に完成・普及してきた比較的新しいもの

日本でも証券会社や金融機関でも少しずつ始まっていますが、これからまだまだ拡大の余地のある新しい資金調達の手段として覚えておきましょう。

海外のソーシャルレンディングとの違い

日本でサービス提供されているソーシャルレンディングと、海外のソーシャルレンディングには違いがあります。

  • 海外のソーシャルレンディング:個人間融資の手段も含めて普及
  • 日本のソーシャルレンディング:不動産や事業性資金など限定された形で融資

また、日本の場合は、銀行や貸金業者から融資を受けるのが一般的となっています。個人間融資の手段としては法律等の関係でまだ実現できていないのが現状です。

ソーシャルレンディング投資とは

ソーシャルレンディング投資とは、ソーシャルレンディングサービスという仲介業者を通して、お金を借りたい事業者にお金を貸すことで収益を得るという金融商品です。

まずは、投資手段として活用できるソーシャルレンディング投資の基本的な部分について、解説していきましょう。

ソーシャルレンディング投資はどこでできる?

ソーシャルレンディング投資は、基本的にネットで申し込み手続きが可能

ネット証券やクラウドファンディング系会社、ソーシャルレンディング専門会社などは、ネット経由で、申し込み手続きやサービスを提供しています。

ソーシャルレンディング投資はいくらからできる?

ソーシャルレンディング投資を始められる金額は、サービス提供している会社によって違いがあるものの、1万円といった少額から投資が可能

具体的な最低投資金額は、利用するソーシャルレンディング業者で確認することができます。

ソーシャルレンディング投資はどんな人におすすめ?

ソーシャルレンディングは、売買を繰り返して資産を増やすよりも、資産を保有して安定した金利収入を得たいという方におすすめ

株式投資やFXの売買と違って、相場分析や売買タイミングをシビアに見る必要がないので、投資に集中する時間の少ない方でも始めやすいといえます。

オーナーズブック(OwnersBook)
総合評価⭐⭐⭐⭐⭐
信頼度⭐⭐⭐⭐⭐
利回り⭐⭐⭐⭐☆
(4.0-6.0%)
投資対象国内不動産安定した不動産投資案件で着実に運用
最低投資金額⭐⭐⭐⭐☆
1万円から投資可能!
累計の成約実績⭐⭐⭐⭐⭐
(全案件で満額成立)

ここがオススメ!

  1. 日本で初めての不動産特化型クラウドファンディングサービス
  2. 投資案件は全て不動産のプロが厳選した不動産担保付
  3. 1万円からの少額投資が可能。小口で不動産投資を実現

ソーシャルレンディング投資のメリット

ソーシャルレンディング投資の、メリットについてご紹介していきましょう。

ソーシャルレンディングを始める上で、メリットとデメリットの両方を理解した上で、自分自身の運用方針と合っているかどうかを判断することが大切です。

メリット①:預金などよりも高利回り

ソーシャルレンディングは、普通預金などと比較して、はるかに高い利回りで運用できます

種類金利
普通預金0.01%
ソーシャルレンディング投資5%や8%、10%以上のものもある

金利収入で資産を増やしたい方にとっては、超低金利の普通預金よりも、ソーシャルレンディング投資の方がメリットが大きいといえるでしょう。

メリット②:原則価格変動がない

ソーシャルレンディングは、仲介業者を通してお金を借りたい事業主に貸し出し、金利の一部が分配金という形で利益となります

種類価格変動
株式投資やFX頻繁に起こる
ソーシャルレンディング投資なし

株式投資やFXと違って、原則として価格変動は起こりません

メリット③:分析や売買タイミングなど作業が少ない

ソーシャルレンディングは融資を活用した投資ですので、価格変動する要因がないと同時に、価格変動分析や売買タイミングを図る作業も必要ありません

種類必要な作業
株式投資やFXチャートを監視し、価格予測や分析が必要
ソーシャルレンディング投資ほったらかしでOK

株式投資などで行なう分析や予測の作業を苦手としている方は、ソーシャルレンディングを検討するといいでしょう。

ソーシャルレンディング投資のデメリット

ソーシャルレンディングはメリットばかりでなく、デメリットもあります。

メリットとデメリットの両方を確認したうえで、ソーシャルレンディングを始めるどうか決めましょう。

デメリット①:途中解約できない

ソーシャルレンディングは、途中解約ができません

種類途中解約
普通預金や投資信託できる
ソーシャルレンディング投資できない

ソーシャルレンディングは流動性の低い金融商品なので、生活費などの必要資金を投入しないよう注意しましょう。

デメリット②:大きな利益を得るには一定額の元本が必要

ソーシャルレンディングは、投資信託などと同様にミドルリスクミドルリターンの金融商品。

種類利益率
株式投資やFX10%を大きく超えることもある
ソーシャルレンディング投資高くても10%程度

株式投資やFXは、損失が大きくなるリスクがある反面、元本に対して非常に大きな利益も期待できます。

しかし、ソーシャルレンディングは、高利回りでも10%程度。1000万円の元本があってはじめて、10万円程度の利益となるのです。

デメリット③:貸し倒れリスクがある

ソーシャルレンディングは融資と同じで、借りた側が返済不能となった場合、貸し倒れとなって元本が返ってこないというリスクも。

元本保証がなく、貸し倒れが起こって損失となる可能性があるのです。

ソーシャルレンディングの選び方

ソーシャルレンディングの選び方は、

  • 利回り
  • 実績
  • 運営企業の信用性

の3点から、各商品を比較検討していきましょう。

案件の利回り

ソーシャルレンディングの利回りとは、投資額に対して得られる分配金の割合のこと。

利回りはソーシャルレンディングを提供している業者によって異なるだけでなく、同じソーシャルレンディング業者でも、各商品によって利回りに違いがあります。

一概に何%が平均とはいえませんが、5%や8%といった高利回りの商品を候補に入れるのがいいでしょう。

実績

ソーシャルレンディングを選ぶ時は、

  • ソーシャルレンディングを運営している企業の実績
  • 各商品において、借り手である事業主の事業概要や利回り、満期など

を必ず確認しましょう。ソーシャルレンディング業者のなかにはサービスを中断したり、分配金が受け取れなかったりといったトラブルがないか、運営実績を確認することが大事。

また各商品においては、事業主の概要を確認できますので、こちらも必ずチェックしておきましょう。

運営企業の信用性

ソーシャルレンディングを運営している企業の中には、貸し倒れや連絡が取りづらくなってしまうケースも聞かれています。

  • 運営企業の企業概要
  • 上場企業かどうか

投資したお金を持ち逃げされるといったトラブルに巻き込まれないよう、上記のようなポイントを調べ、運営企業が信用できるかどうかを確認しておきましょう。

ソーシャルレンディング企業の紹介

ソーシャルレンディング事業を展開している企業のうち、比較的信頼性が高く、運営実績もある企業を、いくつかご紹介しましょう。

① オーナーズブック

オーナーズブック(OwnersBook)
総合評価⭐⭐⭐⭐⭐
信頼度⭐⭐⭐⭐⭐
利回り⭐⭐⭐⭐☆
(4.0-6.0%)
投資対象国内不動産安定した不動産投資案件で着実に運用
最低投資金額⭐⭐⭐⭐☆
1万円から投資可能!
累計の成約実績⭐⭐⭐⭐⭐
(全案件で満額成立)

オーナーズブックは上場企業であるロードスターキャピタル株式会社(創業以来黒字経営)が運営するソーシャルレンディングサービスです。

  • 不動産のプロが厳選した案件へ投資できます・
  • 一口1万円からの少額投資が可能
  • デフォルト率 0.0%、回収実績100%の実績

国内の不動産案件を中心としており、リスクを抑えつつ資産運用を行いたい方、不動産投資にチャレンジしてみたかった方にオススメのサービスです。

② maneo

国内ではじめて、ソーシャルレンディング事業を立ち上げた会社がmaneo。

  • 利回りは5~8%が多い
  • 最低2万円からの少額投資が可能

といった特徴があり、初心者にもおすすめのソーシャルレンディング事業者といえます。

しかし、貸し倒れが数件起きており、最近では集団訴訟にも発展しました。現段階で投資するのは、慎重に考えるべきかもしれません。

③ SBIソーシャルレンディング

大手証券会社SBIグループが立ち上げた事業が、SBIソーシャルレンディング。

  • 不動産が中心だが、太陽光発電事業や技能実習生支援など案件が幅広い
  • 利回りは3~5%が多いが、10%の商品もある

証券会社の運営によるソーシャルレンディングですから、安心して投資することができそうですね。

④ クラウドクレジット

クラウドクレジット(Crowdcredit)
総合評価⭐⭐⭐⭐⭐
信頼度⭐⭐⭐⭐☆
利回り⭐⭐⭐⭐⭐
(6.0-13.0%)
投資対象海外事業性資金海外個人ローンアジア・アフリカ・東欧の新興国に投資ができる
最低投資金額⭐⭐⭐⭐☆
1万円から投資可能!
累計の成約実績⭐⭐⭐⭐⭐
(約170億円 2019/3時点)

クラウドクレジットは2014年にサービスを開始した、ソーシャルレンディング専門の運営会社。

  • 新興国で行われている事業の融資を取り扱っている
  • 1万円からの少額投資が可能
  • 元本割れしているファンドと、そうでないファンドを一目で確認できる

海外の事業に特化しており、利回りが比較的高い反面、為替の影響を受けやすく、また返済遅延などのリスクも高いといえるでしょう。

新しいソーシャルレンディング「funds」

ファンズ(funds)
総合評価⭐⭐⭐⭐⭐
信頼度⭐⭐⭐⭐☆
利回り⭐⭐⭐⭐☆
(1.5-6%)
投資対象国内事業性資金上場企業や注目のベンチャー企業に投資可能
最低投資金額⭐⭐⭐⭐⭐
1円から投資可能!
累計の成約実績⭐⭐⭐⭐⭐
(約1億円ですが、今後増えていく予定)

fundsは企業名を公表する形で案件を公開する新しいカタチのソーシャルレンディングを提供する企業です。2019年に開始をしたため、案件実績数や累計調達額はまだまだ他の先行プラットフォームに比べると、小さいです。

ただ、上場企業の小口社債のような案件や注目ベンチャー企業の案件など、他にはない案件募集を行っており、人気急上昇中のソーシャルレンディングプラットフォームです。

ソーシャルレンディングの今後と期待

ソーシャルレンディングは世界的に見ても新しい金融商品であり、日本では貸金業者や銀行を利用した融資や、他の投資で利益を得る方法のほうが一般的。

  • 利回りが高い
  • 少額投資が可能

まだまだ知名度が低い金融商品ですが、上記のようなメリットもあるので、余剰資金のある方はソーシャルレンディング投資を検討してみるといいでしょう

今後の動向

ソーシャルレンディングは今後、下記のような動きになると予想されます。

  • メリットの大きい投資手段として、市場全体が成長していく
  • 市場の拡大にともなって、利回りが低めの数字に落ち着いてくる

これまでは、顧客を集めるために利回りを高くしていたところも、市場の拡大にともなって、よりローリスクな利回りに落ち着いていくでしょう。

ソーシャルレンディングは融資を活用した投資で高利回り

この記事のまとめ
  • ソーシャルレンディングは仲介業者を通して事業主にお金を融資するもので、おもにネット上で行なうことができる
  • ソーシャルレンディングのメリットとして「利回りが高い」「価格変動がない」「何もしなくていい」といったものがある
  • ソーシャルレンディングのデメリットとして「中途解約ができない」「大きく儲けるには多額の元本が必要」「貸し倒れのリスクがある」といったものがある
  • ソーシャルレンディング業者の選び方として「利回り」「運用実績」「信用性」をみるとよい
  • 代表的なソーシャルレンディング業者として「maneo」「SBIソーシャルレンディング」「クラウドクレジット」などがある

さて、ソーシャルレンディングの仕組みや特徴、メリットやデメリット、まだソーシャルレンディング業者の選び方についてお伝えしてきました。

ソーシャルレンディングは、投資信託のように投資額に応じた分配金を得ることができ、利回りは5%や8%、さらに10%台もあるのが特徴。

今後も市場拡大していく可能性が見込める金融商品ですから、安定した金利収入を得たいという方は、ソーシャルレンディング投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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