投資でお金を増やす

初めて「お金が増える」経験を。Funds(ファンズ)での投資デビュー

ファンズアイキャッチ

株式会社クラウドポートの創業者であり、貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds(ファンズ)」を開始した藤田雄一郎社長に、クラウドポート社およびFundsの立ち上げの経緯、Funds(ファンズ)のスキームと仕組み、今後の展望について伺いました。

クラウドポートからFundsの立ち上げ

クラウドポート社では、当初投資型クラウドファンディング比較サイト「クラウドポート」を運営していました。

2019年1月に「ZUUonline」を運営する株式会社ZUUに事業譲渡を行った後に、貸付ファンドのオンラインマーケットFunds(ファンズ)を立ち上げ、現在に至ります。

クラウドポートの創業ー前職で感じた課題

ーソーシャルレンディングの運営企業で働かれた後に、クラウドポートを始められようと思った時の思いやきっかけを教えてください。

前職はソーシャルレンディングの運営会社でマーケティングの担当をしていました。もちろん投資額や利用者が増えるということが大事ではあるのですが、結局、市場のパイが限られていたので、自分自身のミッションは、ソーシャルレンディング投資の市場のパイそのものを拡大していかなければならない、と感じていました。

頑張って色々なマーケティング施策を打って、上手く効果が出ていると感じる側面もあれば、課題に感じているところもありました。

ー課題に感じていたのはどのようなところでしょうか。

自分たちの商品を自分たちでPRするところでの限界を感じていました。例えば、「利回り5%です。今まで貸し倒れは1回もありません」と自社を自画自賛するのはマーケティングとしては当たり前なんですが、それでは市場全体のパイを広げていくことは難しく、業界の広がりが限定的だな、と担当としては強く感じていました。

一方で、同じくらいのタイミングで仮想通貨が出てきたときには、プラットフォーマーだけが自分でPRするのではなく、自然発生的に応援団みたいな人たちが出てきて、周囲を巻き込んで巨大化している感じがありました。

ソーシャルレンディングは、すごく事業者が孤立している。やっぱり、その形だと広がっていくにも限界があるなと感じていました。

ー第3者視点からの評価や盛り上がりが不足していたのですね。

そうですね。そのため、中立公平な観点から情報発信するサービスが必要だと感じていました。

特に、ソーシャルレンディングは金融の中でも非常にニッチな仕組みになっていると思います。外部の人からすると分からないことも多いでしょう。それであれば、内部の人で、かつ市場の仕組みを理解していて業界の人脈もあった自分がその役割を担うというのが自然な流れだなと判断しました。そこで、2016年11月にクラウドポートを創業したということです。

Fundsのビジネスモデルとは

Fundsはソーシャルレンディングサービスの1社としてよくグルーピングされます。(実際は少し仕組みが違うため、その点については後述します。)

自社で貸出しやファンド組成をするのではなく、サードパーティーが組成したファンドの募集取扱に特化したマーケットプレイス型であったり、上場企業を中心に展開している点など、一般的なソーシャルレンディングプラットフォームと比較すると特殊な仕組みになっています。Funds自身も、このサービスのことを「ソーシャルレンディング」とは呼んでいません。

そんなFundsのスキーム、そしてビジネスモデルについて伺いました。

「社債」をイメージした特殊なスキーム

fundsスキームクラウドポート社提供資料より抜粋

ーFunds(ファンズ)のスキームについて簡単に教えてください。

我々が投資家の皆様から一旦お金をお預かりします。そのお金をファンドを組成する企業に対して送金します。ファンドを組成する企業は直接事業に対してお金を使ったり、いきなり融資をするのではなくて、必ず関係会社に貸し付けをしてもらうというスキームをとっています。

関係会社間への貸付にすることで、投資家が負っているリスクは、「借り手である関係会社事業の成否」ではなく、「借り手である関係会社の倒産など(信用リスク)」になるのです。仮に関係会社が事業をやって失敗していたとしても、関係会社は満期が来たら必ず返さないといけない、というスキームになっているんです。

つまり、投資家の立場から考えると、借り手である関係会社が倒産しないかどうかを見極めれば良く、その資金需要のあるプロジェクトの成否は直接的には関係ないんです。

こうした理由から、Fundsでは企業の信頼性が非常に重要になってくるため、情報開示をしっかり行い募集を行っています。情報開示をするのであれば、なおのこと信頼性が高い企業がFundsを利用するべきだと考えており、上場企業・上場企業の関係企業を中心にしているところが、我々なりのリスク管理の仕方だと思います。

ーこのスキームに至ったのはどのような経緯なのでしょうか。

我々が意識していたのは社債です。なるべく社債に近いようなリスク・リターンの商品に仕上げたいなと考えていました。

これまでのソーシャルレンディングではプロジェクトに投資するという性質が強かった。その場合、そのプロジェクトや不動産、事業などの評価を投資家が独自に判断していくということの難易度が高いと考えていました。

プロジェクト自体の評価が難しいため、リスク回避の方法として担保に頼らざるを得なかったのです。だからといって、投資家は担保の評価が正しいのかも分かりません。また、そもそも担保があるものにしか資金が集まらないとなってしまうと、ずいぶんと資金需要者側のパイも減ってしまいます。

投資家にとってシンプルな意思決定を提供

Fundsサイトより引用Fundsサイトより引用

ー投資家にとって投資判断をする際の判断軸をシンプルにしたいというお思いもあったということですね。

そうですね。我々が採用している関係会社間貸し付けのスキームであれば、投資家が取る信用リスクはその事業グループに限定されるので、しっかり情報開示さえしていれば投資判断がしやすくなると思っています。

ー投資家にとって投資しやすい環境になっていますね。このスキームのメリットとデメリットがあれば教えてください。

そうですね。先述したように、このスキームを取ることによって、投資家にとってのリスクがその企業グループに依存するので、投資判断がしやすくなるというメリットがあります。

その結果として、信用度の高い企業のファンドであれば、相対的に利回りが低くなったとしても、投資家の皆様が参加してくださる確率が高くなっています。結果として、上場企業が我々のプラットフォームに入ってきやすくなる状況を生み出せています。

デメリットとしては、ご理解いただくための説明のコストがあるかもしません。やはりソーシャルレンディングとは形が違うので、仕組みを理解してもらうのにちょっと苦労する部分もあります。

例えば、担保や保証が無いことが多い点に関してよく質問をいただきますが、仕組みが浸透するまで説明をし続けることが必要だと感じています。

藤田雄一郎社長

上場企業を中心に案件化を進めている

ー案件の選定基準はどのようなものがありますか。

審査自体は、決算書、事業計画、経営者や株主を確認する形で一般的な金融機関と大きくは変わりません。

ただし、その前段階として3つ条件があって、1つは上場企業であること、もう1つは監査法人の監査を受けている企業であること、最後はVCから出資を受けていること。このどれかに該当しないと、その先の審査に進めないという仕組みにしています。

理由としては、上場している会社とかこれから上場を目指している会社の方が、不正を起こす可能性が低いと予測されるからです。

ー3つのカテゴリ―を設けることで、どういった企業が集まりますか?

一応ルールはこのようになっているのですが、実際サービスを開始して数カ月営業してみて分かったのですが、上場企業様だけでもかなり根強いニーズがありました。

そのため、我々としてはまずは上場企業を中心にアプローチをしています。

ソーシャルレンディングでは”ない”Funds

ーソーシャルレンディングとして見られることが多いと思うのですが、あまり気にされていないのですか。

我々自身はFundsのことを「貸付ファンドのオンラインマーケット」といっています。先ほどお話したサービスの特徴を踏まえてこのような表現を使っているので、浸透してほしいとは思います。

ただ、サービスのカテゴライズは投資家の皆様のご判断なので、あまり気にしすぎることもないと考えています。これからサービスが拡大していく中で、Fundsをより適切に言い表すことができる別の表現が生まれてくるかもしれないですしね。

藤田雄一郎社長

ー 各投資案件に、貸付先の名前が出るところが1つ新しかった部分ですよね。そのあたりは情報開示を進める業界全体の流れが、何か影響を与えたのでしょうか?

今回、匿名化・複数化が解除されたというのは非常に良いことで、グレーな案件というのが非常にやりづらくなっているんですね。そのため各事業者の取り扱う案件も、今後健全化が進むと思っています。

そうするとここ1~2年であったような事故も減り、業界全体がしっかりしたものというように世間から見られるようになると思います。

結果として業界全体に流れ込んでくるお金が増えて、そこに対して我々がプラットフォームを展開することが出来れば、ビジネスを発揮することが可能になります。そういう意味では今回の見直しは、業界の発展に大きく寄与するような出来事になっていくのではと思っています。

今後の展望

今後は資産運用が、より我々の周りで存在感を示し始めることでしょう。

そんな時代において、Fundsのこの先はどんな未来を見据えているのでしょうか。

資産運用におけるみんなの当たり前を目指す

ー今後、進まれたい会社としての方向性について教えてください。

やっぱりみんなが知っててみんなが使うサービスにしたいなって僕は強く思います。

金融庁が公表した人生100年時代で年金と退職金だけじゃ安定した老後は難しいという内容のレポートがあり、「だいたい2,000万円くらいの貯蓄がないと不安定な状況になる」とした内容が物議を醸していました。

レポートの金額が必ずしも正確ではないにしても、メッセージとしては、資産の残し方、運用についても自助努力をする必要がある、ということだと思っています。

ー資産運用はより身近でかつ、人生設計において重要なものになっていきますね。

資産運用は、国民全体が自分事として捉えていかなければいけないものになってきていると思っています。今はそんなときの選択肢が非常に少ないですよね。

株やFXっていうのは、投資を始める方にとっては中々ハードルが高いです。一方で、我々の商品は、どんな方が投資をしたとしてもあまりパフォーマンスが変わらない。貸付先企業がデフォルトをしない限りはしっかりと予定通りの金利が返ってくるものです。

実はかなり初心者向き、忙しい方向きの金融商品だと自負していますし、そういう意味でFundsはまだまだ伸びる余地があると思っています。

ー誰もが資産運用をする時代のサービスにしていきたいと。

人生100年で、みんなが資産運用を考えていかないといけない、その中のスタンダードにしていきたいと思います。

みんながFundsを持っていて、みんなが当たり前にFundsで投資しているというステージまで進みたいと思っています。

藤田雄一郎社長

ユーザーに「お金が本当に増える」経験をしてほしい

ーどんな方にFunds(ファンズ)利用してもらいたいと思いますか。

本当に資産運用をやったことがない人に利用してもらいたいと思っています。

Fundsは1円単位から投資できます。まずは1000円でも、10000円でも良いので始めていただき、「お金がお金を生む」経験をしていただきたいです。

本当にお金って増えるんだ、ということを一度Fundsを通じて体験してもらいたい。そしてできれば、そのままFundsを継続していただければ嬉しいと思っていますし、それをきっかけに、投資信託とか株とか他の資産運用の世界に羽ばたいていってもらうのもいいなと思っています。

Fundsがこれまで経験がなかったの人の資産運用デビューのきっかけになれるのではと思っているので、できるだけ幅広い人に使っていただきたいですね。