✔ お金に困らない生活を送りたい方
✔ 不労所得を得たい方
不労所得を得る方法では「仮想通貨投資」がおすすめ。「仮想通貨って何?」という方は、まずはこちらの「仮想通貨入門」を参考にしてみてください。
✔ 自動で気軽に貯金や投資をしたい方
✔ 老後の資金を確保したい方
Acorns(エイコーンズ)は貯金や投資を始めたいなと思っているが、挫折しがちな人でも利用できるサービスです。
そんな人でも始められて続けられる理由は、買い物して会計の際に発生するお釣りを自動で貯金や投資に回してくれるサービスだからです。
自動で貯蓄、投資を行うフィンテック系のサービスです。
※日本では2019年2月20日現在まだ利用できません。
- Acornsはお釣りを自動で貯金に回しその資金で投資まですべて自動で行ってくれるサービス
- 計画的に貯金、投資を行うことができない人にこそおつり貯金は役に立つ
- ノーベル賞を受賞した Harry Markowitz.Dr. Harry 氏と共に開発したアルゴリズムに基づいてポートフォリオを作成
- 「富裕層だけが行うものだった投資を、一般庶民でも、誰でも投資を行えるようにし、誰でも資産を増やせるようにしたかった」というNoah Karnerさんの思いで、Acornsは出発
目次
Acorns(エイコーンズ)の仕組みを詳しく解説
Acorns(エイコーンズ)は決済の際のお釣りを自動で貯金に回して、その資金をもとにして投資まですべて自動で行ってくれるサービスです。すべて自動で行ってくれるので、計画性がない人でも貯金ができるのが強みです。
積立投資を行い、老後の資金確保できるサービスを提供するという目的があります。
運用プランがリスク許容度ごとに5段階で分かれているので貯金を目的にしている人も積立投資を目的にしている人も利用できるサービスです。
AcornsにDebitカードやクレジットカードを連携
Acornsはデビットカードやクレジットカードと連動して、登録したクレジットカードで決済を行うときに生じる1ドル以下の端数(0~99セント)がAcornsの口座に自動で送られます。
55セントの商品を購入する場合は支払いに1ドル使用され、差額分の45セントがAcorunsの口座に自動で送金されます。
デザインにこだわって作られたAcorns独自仕様のデビットカードもあります。
出典:Acorns
支払い時のお釣りを貯金する
0~99セントが自動で積み立てられるので、1回買い物したときに平均して50セントがAcornsに送金されると考えると、1日に2回ほど買い物する人の場合、1か月を30日とすると、50×30×2=3000で、1か月30ドルほどの積立金額になります。
1ドル110円として円に換算すると、1か月の積立金額は3300円ほどです。
毎回の買い物だけでは貯蓄額が少ないと感じる方のためにも、お釣り貯金以外に自分でAcornsの口座に送金することが可能です。
毎月自動積立ではなくお釣り貯金にする理由
コツコツと自動で貯金していくのに、毎月自動積立ではなくて、お釣り貯金にするメリットは何でしょうか?
- 毎日少しづつ貯金されていくので、ある一定の日にAcornsで○○円引き落とされたという感覚が生じにくい
- Debitカードを使用してお釣り貯金をすることで、使いすぎて月末に引き落とされる分がなくなるという事態にならない
- お金を手元に残しておくには、買い物自体を控えることで可能となるので、Acornsが原因で手元の資金がなくなったと感じない。
計画的に貯金、投資を行うことができない人にこそおつり貯金は役に立つことが分かります。
ポートフォリオを自動で作成
ノーベル賞を受賞した Harry Markowitz.Dr. Harry 氏と共に開発したアルゴリズムに基づいてポートフォリオを作成しています。
リスク許容度によりプランが5つに分かれていて、運用プランに基づいてポートフォリオを作成します。また、年齢、収入によってもポートフォリオが変化します。
一番リスク許容度が低いプランのポートフォリオ
リスク許容度の低いプランは比較的安全な国債や社債などに預けた多くの資金が投資されていて投資金額の80%を国債、社債で占めています。
一番リスク許容度の高いプランのポートフォリオ
一方リスク許容度の高いプランは大企業の株を中心に中小企業株、新興市場の株や不動産株などにも投資を行っています。
市場の動きに応じてポートフォリオを見直してくれる自動リバランス機能もあるので本当にすべて自動で投資を行えます。
Acorns(エイコーンズ)の経営者を紹介
出典:Acorns
AcornsのCEOはNoah Kernerという人で異色の経歴の持ち主です。
“Chasing Cool,”という本を共著で出版したり、異なった業界で3社のスタートアップを創業するなどしてきた経歴があります。
Acorns創業の思い
AcornsのCEOであるNoah Kernerさんは「富裕層だけが行うものだった投資を、一般庶民でも、誰でも投資を行えるようにし、誰でも資産を増やせるようにしたかった」というNoah Karnerさんの思いで、Acornsは出発しました。
アメリカンドリームを夢見てAcornsを創業
彼がAcornsを起業するきっかけとなったのは、フィンテック系の仕事に興味があるからではありませんでした。
物事をやり抜く力を信じていて、裕福ではない人達でも、アメリカンドリームをつかみ取ることができると信じていたことが、Acorns創業の理由です。
Noah Karnerさんはニューヨークのイーストヴィレッジの中流階級の家に生まれ、不自由ない生活を送っていたが、お金に余裕があったわけではありませんでした。彼のクラスメイトは彼の家庭より貧しかったようです。
Acorns(エイコーンズ)の実績
2018年8月に350万人のユーザーを獲得しています。ユーザーの平均年齢は32歳です。
2017年1月は140万人、2017年7月に200万人、2018年2月に300万人とユーザー数が推移していることから順調にユーザー数を獲得していけていることがわかります。
Paypalや楽天を含む企業から大型資金調達済み
2019年1月28日にシリーズEで1億5百万ドルの資金調達に成功し、資金調達額は累計2億700万ドルに達しました。楽天やPayPalが出資を行っていて注目が集まっています。
今後の展開
安全にネットでの決済を行うことのできるサービスPayPalと連携してPayPalでの支払いにAcornsを連動させておつり貯金、投資を行うことができるサービスを行っています。
PayPalからは資金提供を受けているので、その縁あってPayPalと連動したサービスを打ち出しました。
Apple payなどの他の決済手段とも提携がさらに進んでいくとAcornsが使われる可能性がさらに増えていくと考えられます。
5ドルプレゼントの招待キャンペーンなども実施しており、ユーザーの獲得に力を入れています。2019年1月31日までのキャンペーンでしたが、最大で12人招待する1000ドルもらえる破格のキャンペーンも行っていました。
Acorns(エイコーンズ)のビジネスモデル
Acorns(エイコーンズ)は3種類の利用プランに分かれています。
Acorns Core | 1ドル/月 | 上で記したようなAcornsの基本的な機能が使用できます。Acorns Coreのみ大学生は無料で利用可能。 |
Acorns Core+Acorns Later | 2ドル/月 | Acorns Laterは老後の資金を確保するためにIRA(アメリカに存在する節税効果を得なことのできる投資口座)が使用できます。 年齢に合わせた投資プランで運用してくれます。 |
Acorns Core+Acorns Later+Acorns Spend | 3ドル/月 | 払戻手数料無料でアメリカ中のATMでお金を引き出すことができます。 さらに、セキュリティ対策により力を入れたプランです。 |
大学生はAcorns Coreを無料で利用可能
大学生はAcorns Coreを無料で利用することができます。
大学生は若く、将来ある程度の収入が見込めるため、大学生を囲い込むことはAcorns社にもメリットがあります。Acornsは月額料金制度なので利用者に長く使ってもらうことでさらに利益を上げることができます。
仮に65歳までAcornsで資産運用するとして、20歳の人にAcornsを使い続けてもらう場合と、40歳の人に使い続けてもらう場合では20歳の人に使い始めてもらう方がAcorns社にとって約2倍の価値があります。4年間大学生に無料で使用されても全然痛くないんです。
Acornsの売り上げを予想
Acornsの登録者数が350万人に達したと2018年5月に公表しました。
仮に全員がAcorns Coreの月1ドルのプランと仮定しても、最低でも1年で4,200万ドル(約45億円)の売り上げがあることがわかります。
1ドル×12ヶ月×350万人=4200万ドル
利用者が増えれば増えるほど利益が上げられる仕組みになっているので、今後は宣伝活動や業務提携をするなどしてさらなる利用者獲得を目指していくのではないでしょうか。
日本にあるAcorns(エイコーンズ)に似たサービス
ロボットアドバイザーが自動で投資をしてくれるWealthNaviというサービスが日本に存在します。
WealthNaviにはマメタスというAcornsと同様におつり貯金ができるサービスがあり、ほぼAcornsと同じサービスだといえます。
マメタスは自分でおつりの額を選択できる分Acornsより融通が利きます。
WealthNaviは預かり資産の1%を手数料として徴収している点がAcornsと違い、そのため学生向けのキャンペーンは行っていません。WealthNaviは多くの資産を持つ中年層の利用者を獲得すべく動いていくと予想されます。
テレビCMを放送していて、CMの出演者は30代から40代の人なので、中年層をメインのターゲットとしていることがわかります。
Acornsは貯金、投資のどちらの目的でも利用できるサービス
- Acornsはお釣りを自動で貯金に回しその資金で投資まですべて自動で行ってくれるサービス
- 計画的に貯金、投資を行うことができない人にこそおつり貯金は役に立つ
- ノーベル賞を受賞した Harry Markowitz.Dr. Harry 氏と共に開発したアルゴリズムに基づいてポートフォリオを作成
- 「富裕層だけが行うものだった投資を、一般庶民でも、誰でも投資を行えるようにし、誰でも資産を増やせるようにしたかった」というNoah Karnerさんの思いで、Acornsは出発
Acornsを利用する大きな目的は老後の資金を確保するためです。おつり貯金で少額ながらコツコツと積立を行い、自分のリスク許容度に合わせたプランで全て自動で投資を行ってくれます。
1回口座を開設し、デビットカードやクレジットカードを登録したら普段の買い物でそのカードを使うだけで貯金ができるので、誰でも利用できるサービスだといえます。
ロボットアドバイザーが分散投資を行ってくれるので投資初心者の人にこそ打って付けのサービスとなっています。
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