✔ ビットコインで儲けようとしている方
✔ ビットコインを始めたいが、お金にあまり余裕のない方
仮想通貨に興味はあるものの、たくさんのお金が必要だったり取引して減ってしまったりしそうで、なかなか踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
結論から言えば、仮想通貨は1000円からでも投資できますし、取引したからといって0円になるわけではありません。
今回の記事では、仮想通貨への投資における最低取引量や、トレーダーがいくらから取引をしているのかについて詳しく解説します。
自己資金額や取引量の大まかな基準の参考にしてみてください。
- 暗号資産(仮想通貨)は1,000円単位からでも始められる
- 実際に始めた方の平均は、だいたい5,000円から10万円ほど
- 取引所はザイフやビットフライヤー、ビットポイントなどがおすすめ
- 収入がある方は20万円、収入がない方は38万円の儲けで課税対象となる
合わせて読みたい:暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング最新版。手数料無料という罠に注意
仮想通貨はいくらから始められるか
仮想通貨への投資は、1,000円からでも仮想通貨取引を始められます。仮想通貨は株とは違い、最小の購入単位がとても小さいのが特徴です。
各取引所が設定する最低取引量は、少額での取引ができる額まで引き下げられています。余剰資金が少ない方でも、手軽に始めることが可能です。
最低取引量(取引所別)
主な国内仮想通貨取引所6社の、ビットコインの最低取引量をお伝えします。
取引所 | 最低取引量(取引所のみ) |
GMOコイン | 0.0001BTC |
ビットフライヤー | 0.001BTC |
ザイフ | 0.001BTC |
bitbank | 0.0001BTC |
BITPoint | 0.0001BTC |
Liquid | 0.001BTC |
仮想通貨別の最低購入金額
各仮想通貨における最低の購入金額は以下のとおりです。また取引所は、初心者でも取引しやすい場所を選んでいます。
2020年6月8日時点でのレート
通貨名 | 取引所名 | 最低金額 |
ビットコイン | GMOコイン | 約104円 |
イーサリアム | GMOコイン | 約261円 |
ビットコインキャッシュ | GMOコイン | 約267円 |
ライトコイン | GMOコイン | 約491円 |
リップル | GMOコイン | 約645円 |
ネム | GMOコイン | 約482円 |
ステラルーメン | GMOコイン | 約498円 |
ベーシックアテンショントークン | GMOコイン | 約739円 |
モナコイン | bitbank | 約0.02円 |
実際にいくらから取引を始めたのか
参考サイトのアンケートによると、仮想通貨の取引を始める際の金額は、5,000円~300万円など様々。これは個人の職種や年代によって保有資産額が違うため、余剰資金で始めるケースが多いからです。
また10万円以下から仮想通貨の取引を始めた方が半数以上であり、平均としては5,000円~10万円といえるでしょう。
アンケート結果は、以下の記事を参照ください。
仮想通貨の投資において、損益は売買したタイミングや投資額によって大きく変わります。
たとえばビットコインチャートに焦点を当てると、2017年1月時点では1BTCに対して約108,000円で取引されていましたが、ピーク時である2017年12月では1,684,000円と約15倍以上も価格が上昇しています。
もし2017年1月に1万円分のビットコインを購入しており、年末に売却していれば14~15万円の利益が出たことになります。
いくらからはじめるのがおすすめ?
仮想通貨への投資金額は、〇〇円から始めるべきという判断はできません。なぜなら、余剰資金を使った取引が望ましいからです。
仮想通貨は価格の変動が大きいため、投資タイミングを間違えると資産を大きく減らすこともあります。
そのため毎月の生活費や貯蓄を確保し、それでも余裕があるお金で投資するのが望ましいのです。
余剰資金とはいえ、無理して3〜5万円もの資金を作る必要はありません。仮想通貨の投資は、1000円からでも投資できます。
自身の生活に応じて手元に残る余剰資金から、毎月積み立て方式で投資した方が良いでしょう。
また仮想通貨への投資で資産を安全に増やすなら、一度の取引で大金を拠出するのではなく毎月定期的に投資することで、リスクを減らしながら利益を増やすことが可能です。
仮想通貨への投資ができる取引所の選び方
仮想通貨への投資ができる取引所を選ぶなら、
- 取引がしやすいか
- 少量から購入できるか
- FX取引できるか
といった点を考慮しましょう。
取引所では、独自のトレーディングシステムを構築しています。まずは取引の練習をしてみて使いやすいサイトなのか確認しましょう。特に、場所を問わず確認できるスマホでの取引操作は、かなり重要です。
これに加えて、最低の取引量をチェックしておきましょう。少額での投資の場合、最低の取引量が大きいと取引の回数減ってしまい、リスクが高くなってしまいます。
またレバレッジ取引ができると、少ない資金でも効率的に資産を増やしやすいです。
これらが備わっている取引所であれば、仮想通貨での利益が得やすくなると言えます。
取引を始めるなら注目すべきポイント
少額で取引を考えているなら、上記の条件に加えて
- 取引における最小単位の値
- 取引所形式での売買
などの確認が必要です。
たとえば、ビットコインの場合。最小単位はsatoshiで、数量は0.00000001BTCほどです。しかし、どの取引所でも1satoshiから購入することはできません。
取引所によって購入できる数量が異なるので、少額で取引する場合は最小単位の値を事前に比較する必要があります。
また仮想通貨の取引方法には、「販売所」と「取引所」の2種類があります。
販売所は、購入しやすいですがスプレッドが広いです。スプレッドとは、仮想通貨を購入・売却する際に発生する買値と売値の差のこと。取引の回数が増えるほど、利益を得にくくなります。そのため、取引所形式で購入できる取引所がおすすめです。
これらの条件を考慮して、仮想通貨への投資を少額から始めるのにおすすめの取引所を3つご紹介します。
GMOコイン:取引手数料が無料
取扱暗号資産 | ビットコイン イーサリアム リップル ライトコイン ビットコインキャッシュ ネム ステラ ベーシック・アテンション・トークン オエムジー テゾス クアンタム エンジコイン ポルカドット コスモス カルダノ メイカー ダイ リンク ドージコイン ソラナ シンボル モナコイン FCRコイン |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐☆☆ (1200円前後) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- アプリ、ウェブ画面が使いやすいと話題
- セキュリティが高い
- 大手運営で安心して取引が可能
GMOコインは、インターネット大手のGMOグループが運営する仮想通貨取引所です。運営体制やセキュリティ対応も含めて安心で信頼できます。
また取引手数料が無料ですし、104円から購入できる手軽さが魅力です。さらに、仮想通貨FXが5つの通貨で可能な点も嬉しいポイント。
まずはお試し感覚で取引をしたい方には、とてもおすすめの取引所になります。
ビットフライヤー
取扱仮想通貨 | ビットコインイーサリアムリップルビットコインキャッシュイーサリアムクラシックライトコインモナコインリスクネムベーシックアテンショントークンステラルーメンテゾスポルカドットチェーンリンクシンボルポリゴンメイカー |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (0.01~0.15%) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (1.19%) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
ここがオススメ!
- 業界をリードし続ける大手
- 手数料が安い!
- 取扱仮想通貨が豊富!
ビットフライヤーは、国内でのビットコイン取引量が6年連続No.1の取引所です。手数料は平均より安いですし、取り扱っている通貨が豊富なのが特徴と言えます。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
またビットフライヤーには、初心者が簡単に取引できる「簡単取引所」というインターフェースがあります。初めての方でも無理のない取引がしやすいです。ただし、対応しているのは今のところビットコインのみなのでご注意ください。
ザイフ
ここがオススメ!
- 設定した取引値で売買できる(取引が成立すれば)
- ビットコインを購入するとキャッシュバックがある
- 低リスクな積立ができる
ザイフは、設定した取引値で売買できる取引所です。取り扱っている仮想通貨の種類が多く、ビットコインを購入した際にキャッシュバックがあります。
ビットコインは、2020年6月8日時点で、1040円から購入可能です。
さらに、低リスクな積立ができるのも人気の理由と言えるでしょう。(※2020年12月時点:サービスを停止中で再開は未定)
コインチェック:取り扱い通貨数No.1
取扱仮想通貨 | ビットコインイーサリアムイーサリアムクラシックリップルライトコインビットコインキャッシュリスクネムモナコインステラルーメンクアンタムベーシックアテンショントークンアイオーエスティーエンジンコインオーエムジーサンド |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (少し高い) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
ここがオススメ!
- 大手マネックス参加で正式金融庁認可取得
- 豊富な取扱通貨の種類
- アプリ・サイトが初心者にも使いやすい
Coincheck(コインチェック)は、国内最多となる14種類もの通貨を取り扱っている取引所です。ほとんどが販売所形式での購入ですが、ビットコインだけは取引所形式での取引ができます。
「Coincheck(コインチェック)で暗号資産(仮想通貨)投資デビューをした」という人も少なくありません。とにかく初心者でも使いやすく、小額から取引も可能ですので、これまで投資自体を行ったことがない方でも簡単に使えるのは大きな魅力です。
いくら儲かれば税金がかかる?
課税対象となるのは、
- 給与所得がある場合:仮想通貨など別の収入が年間20万円を超えた場合
- 給与所得がない場合:年間で38万円以上の収入があった場合
です。
現在、所得税の税率は5%から45%の7段階に区分されています。
所得税の税率
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万年超え | 45% | 4,796,000円 |
仮想通貨は総合課税のため、その他の所得(給料所得など)と合計し、その金額によって税率を掛け計算する必要があります。
例えば、10万円で購入したビットコインを40万円で売却した場合。差額の30万円が課税対象です。
仮に400万円の給与所得があった場合、430万円に対して課税されることになるわけです。
そのため仮想通貨の取引を本格的に始めるのであれば、帳簿や収支表を付ける習慣をつけておきましょう。
仮想通貨の税金については以下リンクにまとめてあるので、気になる方はコチラを参照ください。
仮想通貨への投資は少額から慣れよう
- 暗号資産(仮想通貨)は1,000円単位からでも始められる
- 実際に始めた方の平均は、だいたい5,000円から10万円ほど
- 取引所はザイフやビットフライヤー、ビットポイントなどがおすすめ
- 収入がある方は20万円、収入がない方は38万円の儲けで課税対象となる
今回の記事では、仮想通貨への投資における最低取引量や、トレーダーがいくらから取引をしているのかについて解説しました。
仮想通貨の取引は5,000円〜10万円から始めた方が多いですが、1,000円単位の少額からでも始めることが可能です。
少額で取引する際は、手数料が無料のGMOコインがおすすめですよ。また少額とはいえ、本格的な取引を始めるなら帳簿や収支表を付ける習慣をつけましょう。
仮想通貨の取引に慣れて保有資産が増えてきたら、次は目標利益を考えて取引に必要な金額を増やしていくことをおすすめします。
仮想通貨の基礎