ビットコインFXは、少額資金でもレバレッジを使い取引が可能です。
とは言え、具体的にビットコインFXを始める最低資金はいくらでしょうか?
「毎月5万円のお小遣いでビットコインFXはできる?」
「ビットコインFXで稼ぎたいけど最低いくら必要?」
「ビットコインFXはいくらから始めるべき?」
ビットコインFXを始める方へ、上記の疑問を解決します。
今回は「ビットコインFXの最低資金」をテーマに解説をまとめました。
ビットコインFXの最低資金は現在価格で変わる
ビットコインFXを取引するのに最低資金は現在価格で変わります。
国内かつ、金融庁認可のビットコインFX業者では最大4倍のレバレッジです。
したがって、全社共通で以下の計算式でビットコインFXの最低資金が算出できます。
【注文・約定価格】×【取引数量】×【証拠金率25%】
ビットコインFXで取引に必要な最低資金を「必要証拠金」と言います。
例えば、1BTC=300万円の時に大手ビットフライヤーで取引できる最低資金(必要証拠金)を計算すると以下の通りです。
基本的にビットコインFXの最小取引数量は0.01BTCですから、1BTC=300万円の時は最低資金7500円になります。
とは言え、ビットコインFXは価格が変動しますから、必ずしも必要証拠金があればビットコインFXで取引ができるという話ではありません。
ビットコインFXは最低資金で取引しない
ビットコインFXを取引する際の、最低資金(必要証拠金)について解説しました。
とは言え、最低資金だけでビットコインFXを始めるのは現実的ではありません。
なぜなら、ビットコインFXで必要な取引コストには、必要証拠金以外に3つほど影響する要素があるからです。
- ビットコインFXには証拠金維持率がある
- ビットコインFXにも取引手数料が発生する
- 利益・損失で取引可能な数量が変わる
ビットコインFXが、最低資金・必要証拠金だけで取引できない理由は上記の3つになります。
まとめると、必要証拠金だけだと取引手数料や魅力的なビットコインFXの価格変動によって無駄に負ける可能性があるという事です。
以下、それぞれ分かりやすく解説します。
ビットコインFXには証拠金維持率がある
ビットコインFXはレバレッジ取引です。
本来の取引金額より少ない資金で取引できる半面、口座に預けた証拠金(担保)の一定割合の損失を抱えるとロスカットされます。
ロスカットとは、一定の証拠金維持率まで下がった時に元本以上の損失ならない為に自動的に損失決済される事です。
国内取引所 | ロスカット水準 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 証拠金維持率50%以下 |
Coincheck(コインチェック) | 証拠金維持率50%以下 |
Zaif(ザイフ) | 証拠金維持率30%以下 |
Bitpoint(ビットポイント) | 証拠金維持率100%以下 |
GMOコイン(ジーエムオーコイン) | 証拠金維持率30%以下 |
DMMbitcoin(ディーエムエムビットコイン) | 証拠金維持率50%以下 |
ロスカットされる証拠金維持率は、レバレッジ倍率と違い各社で設定されています。
例えば、少額資金で可能な限りロスカットを避けたい場合は、GMOコインなどロスカットされる証拠金維持率が低い口座を利用するのが良いでしょう。
取引手数料が発生する
ビットコインFXも、株式や為替の取引の様に取引手数料が発生します。
ただし、ビットコインFXの取引手数料は各社で異なり、無料の場合もあるので上手く活用しましょう。
国内取引所 | レバレッジ取引手数料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 無料 |
Coincheck(コインチェック) | 無料 |
Zaif(ザイフ) | 無料 |
Bitpoint(ビットポイント) | 無料 |
GMOコイン | 0.04%/日 |
DMMBItcoin | 2円/数量 |
取引手数料がある口座でビットコインFXをする場合は、取引の資金と取引手数料を加味して考える必要があります。
取引手数料が気になる方は、やはりbitFlyer(ビットフライヤー)など無料化されている取引所を利用すると良いでしょう。
ビットコイン取引ならbitFlyer(ビットフライヤー)の公式サイトへ
利益・損失で取引可能な数量が変わる
他の投資・投機商品では、取引を繰り返すと資金は利益と損失で増減します。
資金の増減により、取引可能な数量も変わる点はビットコインFXも同じです。
ただし、ビットコインFXはレバレッジ取引なので、利益で資金が増えれば取引できる数量も4倍になります。
例えば、最初の資金が10万円の場合は資金が増えると、以下の様な目安で大きな取引が可能です。
1BTCの価格 | 取引数量(BTC) | 最低資金(必要証拠金) |
3000000円 | 0.13 | 97500円 |
0.14 | 105000円 | |
0.15 | 112500円 | |
0.16 | 120000円 | |
0.17 | 127500円 | |
0.18 | 135000円 | |
0.19 | 142500円 | |
0.2 | 150000円 |
上記の一覧表は、ビットコイン自体の価格変動はなく、一定の金額で計算しており、実際の必要証拠金と誤差があります。
ビットコインFXは空売りで、下げ相場でも利益が狙えますから、ビットコイン価格が下がり空売りで資金が触れていれば、より多くの数量を取引できます。
ビットコインFXは最低資金ではなく余裕資金で
ビットコインFXは最低資金ではなく、余裕資金で取引する事を強くオススメします。
なぜなら、ビットコインFXは他の市場にはない圧倒的なボラティリティがあるからです。
例えば、仮想通貨以外の金融市場で大きなボラティリティ(価格変動幅)を誇る金市場でも、1日にで10万円以上の価値が変わる事はありません。
一方でビットコインFXは10万円以上の変動は日常レベルで起こります。2020年に関しては、1年で300万円以上の値上がりもしました。
ビットコインFXでは、自分の売買方向に価格が動き、証拠金維持率が下がると一定の水準で強制ロスカットが行われます。
ロスカットがされれば、大きく資金が消えます。ロスカットのリスクを下げるには、大きな資金に対して、小さな取引で証拠金維持率に余裕を持たせる対策が必須です。
したがって、ビットコインFXをするなら、取引に対して最低資金で挑むのではなく、余裕資金で対応するのが理想的と言えるでしょう。
また、逆転の発想をすれば、ビットコインFXの大きなボラティリティは、適切なリスク管理を心がければ、他の市場とは比べられないほど、少額資金で成り上がるチャンスがあります。
ビットコインFXの最低資金 まとめ
今回は「【疑問】ビットコインFXを始める「最低資金」はいくら?」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
ビットコインFXの最低資金は現在価格で決まる
ビットコインFXは必要証拠金以外にも取引手数料・証拠金維持率が重要
ビットコインFXは最低資金ではなく余裕資金で取引
ビットコインFXは少額資金でも取引できるのは事実です。
とは言え、根本的にトレードは資金が大きいほど、リスクを抑えた取引ができるので有利になります。
最低資金ではなく、余裕資金で取引しましょう。あるいは、少額資金で勝てるか自信がない場合は、現物の取引で手堅く長期投資するのもアリです。
レバレッジ取引入門