レバレッジ取引入門

【徹底解説】ビットコイン取引で200日移動平均線を活用する良い例・悪い例

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この記事を読んでほしい人
✔ すでに仮想通貨を持っている方
✔ より戦略的に仮想通貨投資をしたい方
✔ 取引所に登録している方

もしまだ取引所をお持ちでない方は、まずはこちらの「取引所の選び方」を参考にしてみてください。

「ビットコインをガチホではなく、短期トレードで稼ぎたい。」このような考えを持つ人は珍しくありません。

とは言え、短期トレードでは何を基準に売買判断をすれば良いのでしょうか?初心者のうちは、定番のインジケーターを使いつつ、シンプルに取引を考えるのがオススメです。

代表例として、今回は「200日移動平均線」を活用したビットコイン取引について解説します。

当記事で用いるチャートは高機能分析プラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するbitFlyerのBTC/JPYチャート・を用いて分析をしております。本記事の内容は、現役トレーダーによる個人的な見解を含んでいます。仮想通貨(暗号資産)取引に関しては余裕資金・自己判断で行いましょう。

200日移動平均線とは?

200日移動平均線とは、日足のチャートに表示する200期間の単純移動平均線です。
英語圏では、200SMA(200-Simple-Moving-Average)として知られています。

200日移動平均線は、株式市場において、おおむね1年間の平均的な動きを表す重要な指標です。

現代でも、誰もが知る有名なテクニカルインジケーターとして、全ての金融市場で用いられています。もちろん、ビットコインも例外なく、トレンドや環境認識の指標として200日移動平均線は有用です。

「移動平均線ってそもそも何?」といった方は、以下の記事を先に読んでおきましょう。

【超実践的】ビットコインFXで使える「移動平均線」とは?初心者ガイド

なぜ、ビットコインで200日移動平均線が使える?

なぜ、ビットコインで200日移動平均線が使えるのでしょうか?一般的には、機関投資家らも200日移動平均線をチャートに表示するからといった意見が知られています。

とは言え、全ての機関投資家の手法や、取引画面を調査するのは難しく、根拠としては信頼性が薄いです。

200日移動平均線がビットコインに使える理由は「実際に、200日移動平均線が意識された展開が見られるから」と考えられます。

bitcoin-200ma-1ビットコインの日足チャートに200日移動平均線を見ると、トレンドの押し目や戻り高値と重なるのが確認できます。

実際の値動きで、200日移動平均線との関係が見られる以上、有効なテクニカルツールと言えるでしょう。

【実践】200日移動平均線をビットコイン取引で使うコツ

200日移動平均線は、誰もが知るインジケーターであり、実際にビットコインでも有効だと解説しました。

とは言え、上手く取引で使えていない人が多いのも事実です。皆が使いこなせていれば、誰もが億り人(おくりびと)になれます。

まずは、ビットコイン取引で使うコツを理解して、正しい方向性でトレードの練習をしましょう。

【200日移動平均線の使い方「悪い例」】
200日移動平均線だけを、売買判断の基準にしている

【200日移動平均線の使い方「良い例」】
200日移動平均線を、売買判断の材料として使っている

具体的に、200日移動平均線の良い例・悪い例は上記の2つです。悪い例と、良い例の違いは複数の根拠を持っているか?になります。

200日移動平均線をビットコイン取引で使うコツは「200日移動平均線は、あくまで売買判断の材料の1つ」として考えることです。

200日移動平均線を使っても、上手く利益が残らない人は、200日移動平均線だけを見て、ビットコイン取引をしています。

ここでは、200日移動平均線を使う悪い例・良い例を、実際のビットコインチャートを使って解説をまとめました。

【悪い例】200日移動平均線だけを、売買判断の基準にしている

bitcoin-200ma-2200日移動平均線を使って売買判断、これ自体は間違いではありません。ただし、移動平均線の性質上、相性の悪い相場があるため「負け」や「機会損失」の原因となる可能性があります。

例えば、200日移動平均線だけを売買判断の基準とした負けパターン・機会損失は以下の通りです。

  • 「押し目買いを検討するも、200日移動平均線に到達せず。」→機会損失
  • 「大きく下がった後、200日移動平均線まで上がったので売り」→続伸して損失
  • 「200日移動平均線まで価格が落ちてきたので買い」→暴落して損失

おそらく、200日移動平均線を使っているのに上手く勝てない人は、どれか1つは経験したはず。筆者自身もトレードを始めた頃は、同じ経験をしました。

200日移動平均線は、有用なテクニカルツールですが、もちろん完璧ではありません。より精度を上げ、取引の勝敗で勝ちトレードを増やすには「複数の根拠」が必須です。

【良い例】200日移動平均線を、売買判断の材料として使っている

200日移動平均線をビットコイン取引で活用するには「200日移動平均線は、あくまで売買判断の材料の1つ」として考えるのが重要です。

また、トレードの精度を上げるには複数の根拠も重要だとお伝えしました。では、具体的に200日移動平均線はどう使うのが良いのでしょうか?

  • 200日移動平均線の傾きからトレンドを把握
  • 200日移動平均線との距離から急騰・急落を警戒
  • 200日移動平均線で押し目・戻り高値を予想

まずは、上記の見方をビットコイン取引で使う200日移動平均線に取り入れましょう。ポイントは、いずれも200日移動平均線単体で判断しないことです。

例えば、チャートパターンが上昇転換を示しており、200日移動平均線も同様に上昇トレンドを示すといった様に、別の目線でも方向感が同じになるといったイメージ。別の目線と200日移動平均線での目線が揃う時、それが取引で勝てるチャンスです。

【活用例①】200日移動平均線の傾きからトレンドを把握

「200日移動平均線の傾きからトレンドを把握」、移動平均線の見方として基礎になる部分です。そもそも、移動平均線は期間内の平均価格を示しています。言い換えると、「200日移動平均線は、大きな相場の流れ」です。

上昇トレンドと200SMA下降トレンド
①右肩上がりの200日移動平均線
①右肩下がりの200日移動平均線
②200期間の価格推移は上昇傾向
②200期間の価格推移は下落傾向
③上昇トレンド③下降トレンド

具体的に、上記の考え方でビットコインを取引する際は、200日移動平均線のトレンドを把握します。

重要なのは、200日移動平均線で分かるのは「あくまで、200日移動平均線のトレンド」ということ。実際のビットコインチャートとは、あくまで1つの判断材料として考えましょう。

bitcoin-200ma-3活用例としては、力強い上昇トレンドの押し目買いに使えます。例えば、上記のチャートでは「200日移動平均線は上昇トレンド」。トレンドラインもしくは、水平線を書くと、買い支えられている動きも確認できます。

  • 200日動平均線は上昇トレンドを示している
  • トレンドラインが引けて、買われる展開が確認できる

上記2つの根拠から、「ビットコインを買う」という判断ができ、その後に発生した急騰は利益、見事な勝ちトレードです。

【10分で分かる】ビットコインFXで使える「トレンドラインの引き方」を実践解説

【活用例②】200日移動平均線との距離から急騰・急落を警戒

200日移動平均線と現在価格の間が大きく開いたら「危険なアラート」です。どのぐらい離れたら上がるのか?もしくは下がるのか上級者でも予想するのは簡単ではありません。

200日移動平均線とビットコイン価格に、大きな空間ができた時は、取引を止めて待つのが賢明です。

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具体例としては、2017年のビットコインバブル崩壊が分かりやすいです。200万円から90万円、翌年には60万円にまで暴落しました。

当時の史上最高値では、200日移動平均線とビットコイン価格は4倍の価格乖離です。200日移動平均線から大きく離れたら「待つ」。

たったこれだけでも、暴落に巻き込まれて大損失を避けられます。

【活用例③】200日移動平均線で押し目・戻り高値を予想

移動平均線の基本的な使う方の1つ、押し目・戻り高値として活用する方法はビットコインでも有効です。重要なルールは3つ。

  • 上昇トレンドの発生中、押し目買いを検討
  • 下降トレンドの発生中、戻り売りを検討
  • レンジ相場では、200日移動平均線を使わない

200日移動平均線は、その性質上「トレンド相場との相性がよく、レンジ相場は苦手」という特徴があります。

ビットコインは、一度トレンドができると長期間にわたって継続する値動きの習性がありますから、非常に相性が良いです。

bitcoin-200ma-5例えば、2017年から2018年末にかけてビットコイン相場は、長い下降トレンドでした。しかし、200日移動平均線を使えれば、空売りで儲けられるチャンスだったとも言えます。

200日移動平均線を使い、戻り売り、押し目買いをするなら「グランビルの法則」を勉強すると良いでしょう。

【一目で見抜く】ビットコインで使える「グランビルの法則」とは?

空売りとは、信用取引において、売りから取引する方法です。決済時は、割安で買い戻すことになり、決済価格が注文価格より低いと利益が得られます。

暴落・急騰では安定性を重視した取引所を

200日移動平均線を使っても、やはり一番稼げるのは「暴落・急騰」です。

特に、暴落相場では、ビットコイン現物ではなく、ビットコインFXを使う必要があります。

もちろん、レバレッジ取引なので、少なからずリスクは高いです。ただし、4倍のレバレッジを使う事で、本来の必要な資金に対し、4分の1の資金で同じ取引ができます。

上がり続けるビットコインに不安を感じたら、少しビットコインFXで空売りを始めるのも良いでしょう。

暴落時でも、唯一利益が残せる取引方法です。筆者は、急騰・暴落時でも注文の通りやすい、「DMM Bitcoin」「GMO コイン」を推奨しています。

両者共に、FXをはじめとする大手証券会社を運営している実績から、安定性・信頼性が高い評価です。

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ビットコインと200日移動平均線 まとめ

今回は「【徹底解説】ビットコイン取引で200日移動平均線を活用する良い例・悪い例」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • ビットコインでも200日移動平均線は有効
  • 200日移動平均線だけで売買判断をしない
  • 200日移動平均線と実際の値動きが重要

200日移動平均線は、ビットコインに限らず、全ての金融市場で使える便利ツールです。しかし、一本の線で分かりやすい見た目から、200日移動平均線だけで売買を考える人も多くいます。1つの根拠より、複数の根拠を持ち、負けで利益を吹き飛ばさないのが大切です。200日移動平均線を判断材料の1つとして、複数の根拠を持ってビットコインは取り引きしましょう。

レバレッジ取引入門
この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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