✔ 今後のレバレッジ倍率について知りたい方
✔ レバレッジ倍率がいつから最大2倍になるか知りたい方
「暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジが上限2倍になるって本当?」「レバレッジが2倍になるのはいつから?レバレッジ取引はどの取引所がおすすめ?」など、暗号資産(仮想通貨)の最大レバレッジが2倍に規制されることについて、詳しく知りたい方は多いことでしょう。
そこで本記事では、暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ2倍の規制内容や時期、おすすめ取引所などについて紹介しています。この記事を読めば、レバレッジ規制への理解が深まり、適切な備えと取引所選びができるようになるでしょう。
- 投機目的の投資規制のため、2021年春にはレバレッジ倍率が2倍になるとされる
- レバレッジ倍率が2倍になることについて、投資家の多くは「いきすぎた規制」という見解を示している
- レバレッジ倍率が2倍になることで証拠金維持率が下がってロスカットが発生しやすくなり、倍率の高い海外に顧客が流出することで国内の市場が縮小するおそれがある
- レバレッジ取引をするのにおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所は「GMOコイン」「DMM Bitcoin」「bitFlyer」
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目次
- 1 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは2倍へ
- 2 いつから暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは2倍になる?
- 3 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ規制の流れ
- 4 暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン投資家のレバレッジ規制の反応は?
- 5 暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン取引所レバレッジ2倍制限後の注意点や懸念は?
- 6 海外の暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは?
- 7 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引のやり方
- 8 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインFXにおすすめの取引所を徹底比較
- 9 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引におすすめの取引所ベスト3
- 10 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは最短で2020年中に2倍へ
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは2倍へ
2020年1月に、金融庁が暗号資産(仮想通貨)の証拠金取引最大倍率(レバレッジ)を現在の4倍から2倍に引き下げることで方針を固めたと日経新聞が報じました
参考:https://r.nikkei.com/article/DGXMZO54299980Q0A110C2EA4000?s=4
レバレッジが2倍に規制される理由は?
レバレッジが2倍に規制される理由は、暗号資産(仮想通貨)取引の投機的な動きを懸念する見方が強かったためです。激しい価格変動による損失リスクや過度な投棄を抑えるために、レバレッジを2倍に引き下げます。
ただし、暗号資産(仮想通貨)取引業者からは、レバレッジ規制による出来高減少や流動性低下、市場規模縮小による事業リスクなどを懸念する声が挙がっています。
いつから暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは2倍になる?
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジが最大2倍に規制される可能性は、2019年から指摘されていました。2018年に約580億円分の暗号資産(仮想通貨)が流出したコインチェック事件などがきっかけで、暗号資産(仮想通貨)取引のリスクの大きさがあらためて浮き彫りになったためです。
投資家保護やテロ資金作りに悪用されることを防ぐために、ドイツやフランスなど世界各国で規制強化の動きが見られます。
2021年春にレバレッジは2倍と定められる
先に紹介した通り、暗号資産(仮想通貨)取引のレバレッジ2倍の規制は、2021年春に施行される改正金融商品取引法の内閣府令で規定されました。
つまり、今年の春には暗号資産(仮想通貨)のレバレッジが最大2倍と定められます。主な内容としては、以下2点です。
- レバレッジ上限を2倍にする
- 改正資金決済法の施行日は5月1日である
「投資家保護を目的とするのであればレバレッジ規制をすべきでない」という旨の質問に対し、以下のような回答がなされています。
「証拠金倍率を引き下げるとこれまでと同じ取引に多額の証拠金が必要になり、資金効率が悪化する」金融庁「暗号資産を用いた証拠金取引は、FX取引と同様に証拠金を上回る損失が発生するおそれのあるリスクの高い取引です。高レバレッジを用いた暗号資産取引は、1.顧客保護、2.業者のリスク管理、3.過当投機、の観点から問題があると考え、2倍を超える証拠金取引を禁止としました」
要約すると、「投資家保護をするため(また企業も保護するため)にレバレッジを下げる」というものです。5月に改正法が施行され、少し時間を置いて取引所にも反映されていきます。
※パブリックコメントとは……規制の原案を公表して意見を求めて考慮し、内容を決める制度。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ規制の流れ
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジが規制されるまでの大まかな流れは、次の3段階です。
- 金融庁やJVCEA(自主規制団体)などの団体でレバレッジ変更の方針が固まる
- 法律改正もしくは規制変更が実施される
- 猶予期間中に業者はレバレッジ変更を完了させる
今回のレバレッジ倍率変更には、金融商品取引法の改正が伴います。
過去最大のレバレッジは?
ここでは、暗号資産(仮想通貨)FXの過去のレバレッジと規制の流れについて紹介しています。
かつてはレバレッジ50倍での取引も可能でしたが、50倍→25倍→4倍→2倍へと、倍率引き下げが進んでいます。
2011年に暗号資産(仮想通貨)FXのレバレッジが25倍に変更へ
暗号資産(仮想通貨)FXの最大レバレッジは、2009年8月に法律が公布されて、翌年8月から最大50倍へと規制されました。そして、翌年8月には投資家保護の観点から最大レバレッジは25倍へと引き下げられることになります。
2019年に証拠金取引のレバレッジが4倍に規変更へ
2018年7月25日に、日本暗号資産(仮想通貨)交換業協会が最大レバレッジを4倍にする方針を固めたことが報道されます。そして、同年10月23日にレバレッジ4倍への自主規制が発表され、各取引所は1年以内に倍率変更を完了させるよう通達が行われました。
この自主規制により、2019年中に国内暗号資産(仮想通貨)取引所の最大レバレッジは4倍へと変更されています。
2021年2月から段階的にレバレッジは2倍へ
2021年2月中旬を目安に、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、各社2倍のレバレッジへ規制を開始しました。
2倍へのレバレッジ引き下げは、保有ポジションに対しては4月頃までは4倍を適用し、新規注文に対しては2月時点では2倍へと変更されました。
レバレッジ2倍への完全移行は2021年4月を目途に各社が対応を完了する予定です。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン投資家のレバレッジ規制の反応は?
ここでは、暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン投資家のレバレッジ規制に対する反応について紹介します。
結論から言うと、投資家の反応はネガティブで、批判的な意見が非常に多く見られます。
レバレッジ2倍はいきすぎた規制である
暗号資産(仮想通貨)投資家の口コミを見てみると、以下のような批判的意見ばかりです。
- ロスカットで損する額が増える
- 海外と合わせるなら他の規制も海外と合わせて緩和するべき
- ブルレバレッジの機会が増えるだけで危険
- 海外と合わせないわけにはいかないだろう
投資家の見解は、総じて「いきすぎた規制」であるというものです。最大レバレッジ2倍への規制は、非常に評判の悪いものになります。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン取引所レバレッジ2倍制限後の注意点や懸念は?
暗号資産(仮想通貨)取引の最大レバレッジが2倍になれば、ロスカットが発生しやすくなります。最大レバレッジが低くなれば証拠金維持率が下がるためです。そのため、資金に余裕がない場合はレバレッジ取引が難しくなります。
また、海外取引所では数百倍のレバレッジ取引ができるため、利用者が国内から海外取引所へ流れてしまうでしょう。これにより、国内の暗号資産(仮想通貨)市場が縮小する恐れがあることが懸念です。
海外の暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは?
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所は数十倍〜数百倍のレバレッジ取引が可能です。バイナンスやビットトレックスなど、主な海外取引所の最大レバレッジは次のようになっています。
海外暗号資産(仮想通貨)取引所 | 最大レバレッジ |
バイナンス | 125倍 |
ビットトレックス | 100倍 |
ビットメックス | 100倍 |
2020年米国の先物取引所CMEはレバレッジ上限2倍
「海外」の投資商品がすべてレバレッジ倍率が高いわけではありません。米国の先物取引所CMEではレバレッジ上限が2倍です。暗号資産(仮想通貨)FXは今までのレバレッジ倍率が高かったからこそ、2倍への変更を低く感じてしまいます。
しかし他の投資商品を見れば、レバレッジ上限2倍はそこまで悪い条件ではありません。
暗号資産自体の価格変動が大きいので、他の金融商品と比べて低いレバレッジでも十分に期待値が高いといった意見もあります。
米CMEとは……米国のシカゴ・マーカンタイル取引所のこと
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引のやり方
ここでは、暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引ひ必要なものや取引手順について、紹介していきます。
レバレッジ取引に必要なもの
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引に必要なものは、以下2点です。
- 暗号資産(仮想通貨)取引所のアカウント・口座
- 入金するお金(証拠金)
これら2つを用意するだけで、取引を始めることができます。
レバレッジ取引の手順
暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引の手順は、以下1〜5になります。
- 口座開設して入金する
- 注文方法を決める
- 購入する暗号資産(仮想通貨)を決める
- 暗号資産(仮想通貨)の数量と希望金額を設定する
- 購入、売却する
まずは、暗号資産(仮想通貨)取引所のアカウントを作り、口座を開設します。そして、口座開設後、証拠金を入金すれば、いつでも取引を始めることが可能です。
現在の値段で注文する「成行注文」やあらかじめ値段を指定する「指値注文」など注文方法を決めます。また、ビットコインなど購入する通貨や購入量、レバレッジ倍率を決定して実行すれば売買完了です。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインFXにおすすめの取引所を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインFXをするのであれば、取り扱い通貨や手数料、注文方法や取引ツールの充実度などを確認して、条件が良い取引所を選ぶことが大事です。以下は、おすすめ取引所4社の比較です。
GMOコイン | DMMBitcoin | bitflyer | bitbank | |
FX対応通貨 | 【9銘柄】 ビットコイン イーサリアム リップル ライトコイン ビットコインキャッシュ ネム ステラルーメン ベーシックアテンショントークン オーエムジー | 【11銘柄】 ビットコイン イーサリアム リップル ベーシックアテンショントークン クアンタム ステラ・ルーメン モナーコイン ネム ライトコイン イーサクラシック ビットコインキャッシュ | ビットコイン | ドル/ビットコイン建て |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 0〜0.01% |
注文方法 | 成行 指値 逆指値 IFD OCO IFD-OCO | スピード成行 指値 逆指値 IFD OCO IFO | 成行 指値 逆指値 特殊注文(IFD・OCO・IFO、ストップなど) | 成行 BBO |
取引ツール | ビットレ君 | DMMビットコインアプリ | Lightning FX | リアルタイムチャート |
このような指標も比較して、自分に合った取引所を選びましょう。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引におすすめの取引所ベスト3
ここでは、暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジ取引におすすめの取引所ベスト3を紹介します。レバレッジ取引の観点から、暗号資産(仮想通貨)取引所をランキング化しました!取引所選びの参考にしてください。
1.GMOコイン
取扱暗号資産 | ビットコイン イーサリアム リップル ライトコイン ビットコインキャッシュ ネム ステラ ベーシック・アテンション・トークン オエムジー テゾス クアンタム エンジコイン ポルカドット コスモス カルダノ メイカー ダイ リンク ドージコイン ソラナ シンボル モナコイン FCRコイン |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐☆☆ (1200円前後) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- アプリ、ウェブ画面が使いやすいと話題
- セキュリティが高い
- 大手運営で安心して取引が可能
おすすめ取引所1位はGMOコインです。
- FX対応通貨が多い
- 取引手数料は無料
- ツールや投資情報も充実している
- 現物取引とレバレッジ取引の両方ができる
東証一部上場のGMOインターネットグループが運営していることも、大きなポイントです。
2.DMMビットコイン
取扱暗号資産 | ビットコイン イーサリアム ネム リップル ライトコイン イーサリアムクラシック ビットコインキャッシュ モナコイン ステラルーメン シンボル クアンタム ベーシックアテンショントークン オーエムジー テゾス エンジンコイン トロン カルダノ ポルカドット アイオーエスティー ジパングコイン チリーズ アバランチ チェーンリンク メイカー ポリゴン フレア ニッポンアイドルトークン |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料 ※BitMatch取引手数料を除く) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐☆☆ (1. 84%) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- 暗号資産の種類が多い
- クイック入金や出金手数料が無料
- アルトコインのレバレッジ取引が可能
DMMビットコインもおすすめです。
- 取引手数料が無料
- 対応通貨は豊富
- スプレッドの幅も狭い
- キャンペーンも充実している
- 直感的に操作できるスマホアプリが用意されている
暗号資産(仮想通貨)レバレッジ取引を考えている方におすすめの取引所です。
3.bitFlyer(ビットフライヤー)
取扱仮想通貨 | ビットコインイーサリアムリップルビットコインキャッシュイーサリアムクラシックライトコインモナコインリスクネムベーシックアテンショントークンステラルーメンテゾスポルカドットチェーンリンクシンボルポリゴンメイカー |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (0.01~0.15%) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (1.19%) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
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暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのレバレッジは最短で2020年中に2倍へ
- 投機目的の投資規制のため、2021年春にはレバレッジ倍率が2倍になる
- レバレッジ倍率が2倍になることについて、投資家の多くは「いきすぎた規制」という見解を示している
- レバレッジ倍率が2倍になることで証拠金維持率が下がってロスカットが発生しやすくなり、倍率の高い海外に顧客が流出することで国内の市場が縮小するおそれがある
- レバレッジ取引をするのにおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所は「GMOコイン」「DMM Bitcoin」「bitFlyer」
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暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの最大レバレッジは、2021年4月には2倍に統一されます。
今回の規制は、米国の先物取引所CMEやヨーロッパがレバレッジ上限を2倍にしていることを習ってのものである印象が強く見られます。「海外は2倍なのに、日本だけ4倍はおかしい」というものでしょう。
レバレッジ規制への対応は、日本の取引も世界水準に合わせる方向性を確認できます。
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