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【合成資産プラットフォーム】Synthetix/SNXとは?将来性・購入方法

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暗号資産の界隈では「分散型金融(DeFi)」がトレンドです。

分散型○○と関連するアルトコインは今後も明るい将来性が期待されます。

今回は、分散型金融を発展させる上で、重要な役割を担う合成資産プラットフォームSynthetixがテーマです。

合成資産とは何か?トークンであるSNXが今後上がるのか?分かりやすく解説します。

Synthetix/SNXとは?

Synthetix/SNXの基本情報
Synthetix/SNXの価格1733.51円
一日の出来高約200億円
マーケットドミナンス0.19%
市場ランキング第24位
時価総額約2000憶円
直近1年間の高安値31.66円/1772.16円
発行上限上限なし

※価格等の情報は2021年1月24日時点のCoinMarketCapによる

イーサリアム上のプラットフォームで発行されるのがSynthetix(シンセティックス)です。
Synthetixにより発行された合成資産を「Synths」と言い、SNX(Synthetix Network Token)のステーキングによって作成されます。

ステーキングとは、トークン・暗号資産を保有する事で特定のブロックチェーンを管理・維持し、その報酬としてトークン・暗号資産を受け取れる仕組みの事です。いわゆるビットコインのマイニングと同じ仕組みのPoW(proof of works)に対し、ステーキングはPoS(proof of stake)と分類されます。

Syntheixが発行する「合成資産」

Synthetixについて調べて、最初に理解できないのは「合成資産」です。

合成と聞くと、複数銘柄のかけ合わせ、株式市場などのETFが想像されます。

しかし、合成資産とはSynthetixの取引所にて、スマートコントラクトを用いて直接的に売買が行われる現物と連動する役割をになっています。

例えば、ドル円のペッグ通貨としてUSDTがありますが、原則USDTと米ドルは等価値です。

Sythetixの合成資産は、様々な金融商品・暗号資産と同様の価格変動をする機能を持っています。

つまり、Sythetixの合成資産はSythetixの取引所で売買されるのに最適化された金融商品と言えるでしょう。Sythetixは合成資産として様々な市場の商品を発行し、1つの取引所にた売買ができる仕組みを発表しています。

SynthetixとHavven

Synthetixは唐突に誕生したプロジェクトではありません。

Havven/HAVという、Symthetixの前身となる分散型決済ネットワークのプロジェクトがありました。

Havvenが2018年にブランド名を変更し、単なる分散決済ネットワークから5つの法定資産を根拠とする合成資産プラットフォームへ。

したがって、HAVトークンを保有していた場合、同量のSNXトークンへと変更されています。もし、ご自身でSynthetixについて調べられる際は、Havvenについて深堀すると良いでしょう。

Synthetix/SNXで見る「合成資産」の将来性

なぜ、既存の金融商品・暗号資産を合成資産に変える必要があるのでしょうか?

Synthetixの将来性を考える最大の疑問は合成資産の存在意義にあります。
既存の市場を合成資産化することで、1つの取引所で全ての市場を売買できるからです。

例えば、アルトコインの取引をする場合は、基本的には取り扱いの多い仮想通貨取引所を使います。

一方で、法定通貨の取引(FXや外貨預金)なら証券口座やFX口座を使って取引するのが現在の形です。合成資産化することで、Synthetixの取引所にて合成資産として全ての市場を取引できます。

Synthetixの将来性は法規制に警戒すべき

そもそもブロックチェーンとスマートコントラクトの技術を用いた合成資産の概念が新しいです。

Synthetixネットワークで誰もが自由に発行できる合成資産は、過去にない速度で新しい市場を生む可能性があります。

したがって、合成資産による新しい経済圏に対して、各国の法規制がどうのように整備されるか?が将来性を大きく左右するでしょう。

とは言え、合成資産と似た金融商品は存在しています。例えば、差益決済方式の金融商品です。

株価指数のCFDやバイナリーオプションといった現物を売買しない取引です。これらは、現物ではなく、実際には売買権利を取引しています。

例えば、○○円で買う権利、○○円で○○時に売る権利といった投資商品と考えられます。合成資産も同じく、現物ではなく現物の価格変動とリンクした存在のため、同じような法規制を受ける可能性が考えられるでしょう。

Synthetix/SNXは今後上がるのか?

synthetix-how-to-buy-1Synthetixの発行するトークンSNXは今後上がるのでしょうか?2021年初の現在では、2020年からのDeFi(分散型金融)が投資家から人気を集めている事もあり、SNX/USDTチャートでは大きく上昇しています。

現時点では、チャートの傾斜を見て分かる通り、圧倒的に買い手有利な局面です。したがって、長期的な目線としては今後上がる見通しが持てるでしょう。

synthetix-how-to-buy-2急騰するSNXですが、単にDeFi市場の人気によって上がっているだけではありません。

テクニカル(値動き)では、明確な転換点を形成し、急騰相場を描いているのがポイントです。

昨年、2020年の1年間は転換系チャートパターン「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」を形成しました。

日足レベルで転換点を1年間掛け形成したことで、市場参加者の目線は上へと統一されたと考えられます。

SNX/USDTチャートは現にほぼ垂直の角度で連日急騰しているのが分かります。とは言え、上がっている現状ですから、今から買うのはリスクが高いと言えるでしょう。

現在の上昇はテクニカルでは逆三尊が発端と言えますから、やはり図中の点線に位置するネックラインが次の買いポイントと想定可能です。

Synthetix/SNXの購入方法

Synthetix/SNXは取引所で購入もできます。

もちろん、PoSを採用しているため購入したSNXをウォレットで保管することで利益を得る事も可能です。

ただし、2021年現在ではSNXは国内の暗号資産(仮想通貨)取引所で購入できません。SNXを購入するにはBinance(バイナンス)など海外の取引所を利用する必要があります。

  1. bitFlyerCoinCheckなどで送金する暗号資産(仮想通貨)を購入
  2. Binanceへ購入した暗号資産(仮想通貨)を送金
  3. 送金した暗号資産(仮想通貨)でSynthetix/SNXを購入

Synthetix/SNXはBTC、USDTなど取引可能です。

一般的には上記の手順でSNXを購入します。ちなみに、BTCを購入・送金するのが売買回数が少ないため、手数料コストが節約可能です。

【最大手】海外取引所Binanceの公式サイトへ

Synthetix/SNX まとめ

今回は「【合成資産プラットフォーム】Synthetix/SNXとは?将来性・購入方法」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • Synthetixは合成資産の発行・取引所のプロジェクト
  • SynthetixのトークンであるSNXはステーキングに使われるPoS通貨
  • 分散型金融DeFiのトレンドもあり、大きく値上がっている

合成資産の概念は難しい面が多いです。とは言え、合成資産を使い1つの取引所で異なる市場を取引できるのは個人的にも需要が高いと考えています。

例えば、暗号資産のレバレッジ取引や株価指数の取引は、市場特性が異なる事もあり最適な取引口座が別です。

もし、良い条件で1つの口座で全ての市場が取引できれば、これまでより幅広く満足な取引環境が実現するでしょう。

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この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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