イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)はどこまで暴落する?原因と将来の高騰時期予想

この記事を読んでほしい人
✔ イーサリアム(ETH)の価格変動を気にしている方
✔ イーサリアム(ETH)投資を始める方
✔ イーサリアム(ETH)で利益を上げようと考えている方

イーサリアム(ETH)の特徴は、ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を誇る暗号資産(仮想通貨)だということです。

人気があるイーサリアム(ETH)は、過去に価格が急激に下落したこともあるので、イーサリアム(ETH)の価格が暴落した要因と注意点を解説していきます。

この記事の要約
  • 過去にイーサリアム(ETH)の価格が急落した要因は規制強化、風評被害、大量売却
  • イーサリアム(ETH)が下がった原因が何かを調べる
  • 暴落するタイミングは、買い時ともいえる
  • 今後暴落しても慌てなくてすむように対策を立てておこう

イーサリアム(ETH)とは

イーサリアム(ETH)は、ブロックチェーン上に契約内容を記録し、期日になると自動で契約内容を実行してくれるシステムを実装しており、ビットコイン(BTC)を越える暗号資産(仮想通貨)を目指しています。

イーサリアム(ETH)の特徴を簡単におさらい

イーサリアム(ETH)の最大の魅力は技術力の高さで、ブロックチェーン上に契約内容を記録し、期日になると自動で契約内容を実行できるシステムを実装しているので拡張性が高いです。

通貨名Ethereum(イーサリアム)
通貨略号ETH
公開日2015年7月
公式サイトhttps://www.ethereum.org/
発行上限上限なし
国内取引所bitFlyer, Zaif, DMM bitcoin, GMOコイン, QUOINEX, bitbank
海外取引所Binance, Bittrex, Hitbtc 他多数

イーサリアム(ETH)が暴落した2018年始の価格推移

イーサリアム(ETH)は2018年1月10日に最高値151,107円を記録しましたが、その後他の暗号資産(仮想通貨)と同様に暴落してしまいました。

日付価格
2017年11月30日47,594円
2017年12月31日85,151円
2018年1月31日12,100円
2018年2月28日15,076円
2019年10月23日18,456円

もし最高値でイーサリアム(ETH)を購入して、売却するタイミングを逃してしまったら、約10分の1に資産が減ってしまっています。

2018年始に起きた暴落に対処するには、あらかじめ暴落することに備えておくことが大事です。

これから、暴落した時の対処方法をを紹介します。

まずは、イーサリアム(ETH)の2017年から2019年の値動きを解説します。

詳しくはこちらから▼

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イーサリアム(ETH)が暴落する原因3つ

2017年末はイーサリアム(ETH)を含む暗号資産(仮想通貨)全体で価格の急騰がありましたが、2018年末やその後のイーサリアム(ETH)の将来の価格はどうなったのか……。

イーサリアム(ETH)が暴落する原因は3つあります。

イーサリアム(ETH)はなぜ暴落するのでしょうか?そこで、過去にイーサリアム(ETH)が暴落した場面を振り返り、暴落時の要因を把握しましょう。

原因1:金融当局の規制強化

2018年5月、アメリカの証券取引委員会が、イーサリアム(ETH)などの暗号資産(仮想通貨)を有価証券と同等とみなしたことで、規制を強化する検討を始めたとのニュースが流れたことが原因です。

証券取引法がイーサリアム(ETH)に与える影響

有価証券と同等であるとみなされる場合には、証券取引法に基づいた規制を受けることになり、このニュースを見た投資家が、将来を不安視したためイーサリアム(ETH)の売りが増加してしまい、イーサリアム(ETH)の価格が下落しました。

金融当局の規制強化は、イーサリアム(ETH)の価格下落を引き起こすことがあるのです。

原因2:風評被害

2016年にDAO事件と言われる不正アクセスがドイツで発生しました。

DAO事件とは

ドイツのSlock it社のThe Daoというサービスが不正アクセスの被害を受けて、大量のイーサリアム(ETH)が盗難にあったと言う事件です。

これはThe Daoのセキュリティ対策が不十分だったことが原因であり、イーサリアム(ETH)の問題はなかったのですが、結果的には、風評被害を受けてイーサリアム(ETH)が暴落したのです。

原因3:大量売却

2018年5月に分散型アプリケーションを形成しているプラットフォームのEOSが2〜3ヶ月の短期間の間にイーサリアム(ETH)を250万ETH売却しました。

大量売却から、これに影響を受けて売り注文が殺到して、結果的にイーサリアム(ETH)の価格が下落しました。

イーサリアム(ETH)が暴落したときの注意点

イーサリアム(ETH)がもしも暴落した場合はどうすればいいのでしょうか。

暴落する場合に備えて何を準備すればいいのでしょうか。

イーサリアム(ETH)の暴落に備えて、注意しておくポイントを紹介します。

注意点1:資産を集中させない

イーサリアム(ETH)に限らず暗号資産(仮想通貨)だけに資産を一極集中させて投資すると、万が一イーサリアム(ETH)が暴落したら資産を大きく失ってしまうことが起こります。

複数の暗号資産(仮想通貨)を持つべき理由

投資をする際の格言に、「ひとつのカゴに、卵を盛るな」ということを言われます。

もし他の暗号資産(仮想通貨)にも投資をしていれば、イーサリアム(ETH)だけが暴落しても資産全体から見れば影響が少なくて収まります。

イーサリアム(ETH)だけに集中して投資するのではなく、ビットコイン(BTC)等他の暗号資産(仮想通貨)や他の投資にも、広く資産を分散させおくようにして下さい。

理想は、暗号資産(仮想通貨)以外の実物資産と言われる株式や投資信託、債権、FXにも分散して投資しましょう。

注意点2:マクロ経済に注意を向ける

イーサリアム(ETH)は、暗号資産(仮想通貨)になります。ところがマクロ経済の影響を受けて、価格変動することがあります。

イーサリアム(ETH)を含む暗号資産(仮想通貨)は、一般的に、新興国通貨と言われる、トルコリラ、南アフリカランドと同じく、リスクがある資産であると位置づけられています。

リスク資産は、実態経済や政治情勢、国際情勢が変化すれば価格が下がる傾向にあると言われています。

暗号資産(仮想通貨)だけの価格変動を見るのではなく、実態経済の動向も、常に注意をしておき情報を収集しましょう。

注意点3:安易に売らない

イーサリアム(ETH)の価格が急激に下落したからと言って、つられて売却しないようにして下さい。このような売却は、「狼狽売り」と言われるものです。

狼狽売りをすれば、更に売りを招き、更に下落してしまうことがあります。

安易に売るべきでない理由

まずは、安易に売却することなく、イーサリアム(ETH)が下落したら真の原因が何処にあるのかを調査して下さい。

イーサリアム(ETH)自体に問題がないのに下落した場合には、一定の期間を置いて価格が直に元の水準に戻ることがあるので、価格が急に下落したとしても、一呼吸おいて落ち着いて対策して下さい。

イーサリアム(ETH)暴落時でも儲ける方法

価格が右肩上がりに上がり続けた相場は2017年の年末頃から2018年の年始にかけてが強く印象に残っている方が多いと思います。

この時は億り人とは資産が1億円を越える資産を持つ方が沢山出てきた時期です。

右肩上がりに成長を続けることが一番の理想形ですが、永遠に成長を続けることは想定できませんし、もしも、上昇基調であっても、外的要因が原因で下落することもあるでしょう。

そこでもしも、イーサリアム(ETH)が急に大きく下落した場合には、どういう対応がいいかを紹介します。

方法1:下落時に買い足す

株式投資をしていればご存知だと思いますが、「ナンピン」と言われる株式の売場手法があります。

ナンピンとは、株価が下落するときに、相場に対して逆行するように思われるかもしれませんが、あえて買い増しをする投資手法です。

株価が下落したときに買い増しをして、株式の平均購入単価を下げておくことで、将来株価が上昇したときに、平均購入金額がより低い株価であれば少しの上昇でも利益を出しやすくなる手法です。

この手法は暗号資産(仮想通貨)でも使うことができます。

もしも暗号資産(仮想通貨)が下落した時に買い増せば、暗号資産(仮想通貨)の平均購入単価が低くなるので、将来暗号資産(仮想通貨)の価格が上昇した時に、利益が出やすい水準になります。

この手法は価格が下落した際に買い足すことも、下落時の対処法のひとつになります。

方法2:信用取引で売りから入る

レバレッジ取引や暗号資産(仮想通貨)FXでは、ショート(売り)ポジションを取ることができます。

これは、「空売り」とよばれる投資方法で、自分自身がまだ持っていない株式を借りてきて売却します。

ショートポジションをとっておけば、イーサリアム(ETH)の価格が下落したタイミングで利益を挙げることができます。

借りたものはいずれ返さなければなりませんが、空売りしたときよりも返済期日の方が価格が下がっていれば、利益がでます。

このように、持っていない暗号資産(仮想通貨)を売り買いする取引を「信用取引」といいます。

最初に売却したときの金額よりも低い価格で買い戻すことで、価格が下落した時でも利益がでるのです。

▼イーサリアム(ETH)は今後も価格が下がり続けるのか?詳しくはこちら▼

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イーサリアム(ETH) の暴落と今後

イーサリアム(ETH)は、ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を誇る暗号資産(仮想通貨)です。

現在の価格下落は、イーサリアム(ETH)自体の素材というよりは、暗号資産(仮想通貨)全体の下げトレンドによるものが大きいと考えられます。

まずは暗号資産(仮想通貨)全体のトレンドを見てみましょう。

投資環境が整えば、市場に参加する人が増え売買も活発になります。中長期的に見て、投資環境が改善されるのであれば投資をする価値があります。

反対に暴落するときは買い時とも、考えられます。

▼イーサリアム(ETH)の今後の価格を予想!詳しくはこちら▼

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イーサリアム(ETH)が高騰する時期予想

イーサリアム(ETH)は次の大型アップデート「イスタンブール」が2019年10月と予想されれています。

元々、大注目のアップデートであったコンスタンティノープルが2019年1月から延期されていて、通常のアップデート周期である9ヶ月後に大きな発表があるのではと予想されています。

技術的なアップデートにより再度注目をあびる2019年10月に価格高騰を期待する人も少なくありません。

イーサリアム(ETH)の今後

イーサリアム(ETH)は今後も技術的なアップデートが控えており、さらなるパワーアップが期待されています。

実用化や大企業での活用が期待されると同時に、それに伴って価格の上昇も期待できるでしょう。

イーサリアム(ETH)の将来性は明るいという見方が多いのはこのような理由からです。

ロードマップ実施時期
Frontier(フロンティア)2015年7月30日(実施済)
Homestead(ホームステッド)2016年3月14日(実施済)
Metropolis(メトロポリス)2017年10月16日〜 (現在進行中)
Serenity(セレニティ)未定

イーサリアム(ETH)の暴落時にも落ち着いて対処する

この記事のまとめ
  • 過去にイーサリアム(ETH)の価格が急落した要因は規制強化、風評被害、大量売却
  • イーサリアム(ETH)が下がった原因が何かを調べる
  • 暴落したときは、いいかえれば買い時
  • 暴落しても狼狽しないですむように対策を講じておこう

イーサリアム(ETH)の暴落について解説しました。イーサリアム(ETH)は、今までに何度か価格が急激に下落したことがあります。

過去にイーサリアム(ETH)の価格が急落した要因は、金融当局の規制強化、風評被害が起きたこと、大量売却により売り浴びせがあったことです。

イーサリアム(ETH)が下がった真の原因が何かを調べると、暴落した時は、逆に考えると買い時であり暴落しても狼狽せず落ち着いて対応することが大事です。

そこで、急に暴落しても慌てないですむように、『資産をイーサリアム(ETH)だけに一極集中させないこと』『マクロ経済の動向に注意をしておくこと』など、事前にできる対策を講じておくことが大事です。

そして、もしも下落したときには、買い足したり、信用取引をしたりすることで、下落局面を利用する対策も有効な手段になるので覚えておいて下さい。

イーサリアム(ETH)
この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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