✔ どのアルトコインを購入しようか、迷っている方
✔ どんなアルトコインがあるのか知りたいという方
現在、暗号資産(仮想通貨)は約1500種類以上もあります。日々新しい暗号資産(仮想通貨)が増えています。ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)をアルトコインと呼んでいます。
今回はそのアルトコインについて、特徴やポイントをお伝えしていきましょう。
- アルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の総称である
- ホワイトペーパーからアルトコインの情報の真偽を確かめ、正規のコインか詐欺コインかを見極めることができる
- アルトコインは種類によって取引速度が速い、実用的に使える、匿名性が高いなどさまざまな特徴をもっている
アルトコインとは
アルトコインとはAlternative Coin(代替のコイン)の略で、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の総称です。
代表的なアルトコインには
- イーサリアム
- リップル
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
- モネロ
- ダッシュ
- ファクトム
- ネム
- オーガー
- モナコイン
などがあります。
アルトコインの見分け方
アルトコインはその種類の多さから詐欺コインと呼ばれるものが存在しますので、欲しいアルトコインの情報の真偽を確かめる事が大切です。
暗号資産(仮想通貨)が発行される際にホワイトペーパーと呼ばれるものがあり、ホワイトペーパーに目を通して詐欺コインかどうか見極める必要があります。
ホワイトペーパーには技術的な特徴や今後の展開などが記述されていますので、これをもとに正規のコインか詐欺コインかを見分けることができるでしょう。
国内で流通する注目のアルトコインをすべて紹介
国内で流通している人気のアルトコインを、一挙にお伝えしていきましょう。
イーサリアム
イーサリアムはアルトコインの中でも代表的なもので、2015年7月にヴィタリック・ブテリン氏によって開発されました。
時価総額ランキング2位という人気の暗号資産(仮想通貨)で、ビットコイン2.0とも呼ばれるほど、今後の暗号資産(仮想通貨)を語るうえで無くてはならない存在です。
通貨名(通貨単位) | Ethereum(ETH) |
公開日 | 2015年7月 |
発行上限 | なし |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥3,167,263,735,408(ランク2位) |
取引所 |
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スマートコントラクトが特徴
イーサリアムの最大の特徴はスマートコントラクトでしょう。
スマートコントラクトとは契約の自動化の意味で、ブロックチェーン上に契約内容を記録するというもの。現在はスマートコントラクトを使ったイーサリアムベースのトークンが多く発行されています。
期待されるアップデート
イーサリアムは4段階のアップデートを控えており、2018年には全てのアップデートが完了する予定です。
リップル
海外への送金などを目的に開発されたリップルはイーサリアムに次ぐ人気の暗号資産(仮想通貨)です。
リップルアジア主導による内外為替一元化コンソーシアムなど、経済界からも大きな注目を集めています。
通貨名(通貨単位) | Ripple(XRP) |
公開日 | 2012年 |
発行上限 | 1000億XRP |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥1,440,262,088,142(ランク3位) |
取引所 |
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独自の技術
リップルはブロックチェーン技術を使っていません。
ゲートウェイという場所でIOUと呼ばれる証明書を発行し、IOUを別のゲートウェイに送りリップルと交換するという仕組みとなっています。
送金スピードが早く、手数料が安い
送金手数料が安く抑えられ送金スピードが早いことから、海外への送金にリップルを使うという手法も検討されています。
ライトコイン
ビットコインが「金」ならライトコインは「銀」を目指すと、元グーグルエンジニアのチャーリー・リー氏が開発した暗号資産(仮想通貨)です。
通貨名(通貨単位) | Litecoin(LTC) |
公開日 | 2011年10月7日 |
発行上限 | 8400万枚 |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥372,887,283,349(ランク7位) |
取引所 | bitFlyer GMOコイン ビットバンク |
特は取引のスピードと実用性
ライトコインの特徴として
- 取引承認時間が2.5分と非常に早い(ビットコインは10分)
- ライトニンゲネットワークによって、マイクロペイメント(少額決済)が可能
といった点があげられるでしょう。
ライトコインは送金に時間がかかるという、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決できるとして期待されています。
期待されるライトニングネットワーク
またライトニングネットワークが普及すれば、飲食店や店舗での暗号資産(仮想通貨)決済が可能になって暗号資産(仮想通貨)がより身近なものとなるかもしれませんよね。
ビットコインキャッシュ
ビットコインという名前が付いていますが、アルトコインの一つです。
2017年8月1日にビットコインからハードフォークして誕生しました。
通貨名(通貨単位) | BitcoinCash(BCH) |
公開日 | 2017年8月 |
発行上限 | 2100万枚 |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥1,033,157,498,348(ランク4位) |
取引所 |
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スケーラビリティ対策が特徴
ハードフォークとは一般的にスペックの向上やスケーラビリティ問題を解決する為に、暗号資産(仮想通貨)が分裂する事をいいます。
- ビットコイン:1MB
- ビットコインキャッシュ:32MB
使用するブロックの容量がビットコインの32倍です。つまり1つのブロックでビットコインよりも多くの取引が記録できるというわけですよね。
実用性に勝るビットコインキャッシュ
送金時間の速さと手数料の安さから、ビットコインキャッシュを実用的な目的で使うことが検討されるようになるでしょう。
モネロ
モネロは匿名性の高い暗号資産(仮想通貨)で、その匿名性の高さより近い将来ギャンブルなどで使われるのではないかと期待されています。
通貨名(通貨単位) | Monero(XMR) |
公開日 | 2014年4月 |
発行上限 | 1840万XMR |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥169,153,094,207(ランク10位) |
取引所 |
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匿名性が特徴の通貨
モネロは暗号資産(仮想通貨)には珍しくブロックサイズがありません。取引履歴を不特定多数に追跡されないよう、ワンタイムリング署名やステルスアドレスと呼ばれる技術が使われています。
またマイニングが誰でもしやすく、通常のパソコンのCPUでもマイニングが可能。
匿名性ゆえに政府から警戒も
匿名性が高いためマネーロンダリングやダークウェブで使われる可能性があり、政府は取扱いに関して慎重になっているのが現状です。
ダッシュ
モネロと同様に匿名性に特化した暗号資産(仮想通貨)です。
モネロと違って日常生活で使える暗号資産(仮想通貨)という位置づけで今後、価値を高めていくかもしれません。
通貨名(通貨単位) | Dash (DASH) |
公開日 | 2014年1月 |
発行上限 | 1890万DASH |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥132,550,876,394(ランキング14位) |
取引所 |
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ワンタイム署名と匿名性
ビットコインと同様のPoW(プルーフオブステーク)に加え、PoSe方式という承認方法も採用しています。2.5秒あたり5つの承認を実行できるという承認の速さは魅力的ですよね。
モネロよりも高い匿名性
またモネロがワンタイムリング署名と呼ばれる複数人の署名に対して、ダッシュは取引の送信情報をシャッフルする事で匿名性を高めています。
匿名性の高い暗号通貨のため健全な規制の元に政府や金融界と共存する事が求められるでしょう。
ファクトム
Factom(ファクトム)は会社の名前でファクトイドというのが暗号資産(仮想通貨)の名称ですが、一般にはファクトムという呼称で通っているようですね。
ファクトム社は不動産や医療業界など巨大な市場で使う事を目的にファクトイドを開発しました。
通貨名(通貨単位) | Factom (FCT) |
公開日 | 2015年 |
発行上限 | なし |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥5,311,147,442 |
取引所 |
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大量のデータを保存できるのが特徴
ファクトムは大量のデータを保存するのに適しており、
- ファクトムハーモニーと呼ばれる不動産の情報をブロックチェーン上に保存する
- DLoc by SMARTRACと呼ばれる医療現場で用いる情報を、独自の2次元コードを使って世界中のどこにいても読み取れるようにする
という2つのプロジェクトが展開されています。
アメリカの不動産、医療業界で期待
ファクトムはアメリカを中心に人気を集め、不動産や医療業界ではとても大きな市場となっているようですね。
ネム
ネムのコアモジュールはJavaスクリプトで、マイニングも簡単に出来る設計になっています。
今年の1月に580億円相当のネムが盗難される事件が発生したことで一気に認知度を上げました。
通貨名(通貨単位) | NEM(XEM) |
公開日 | 2015年3月31日 |
発行上限 | 90億XEM |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥103,493,591,214 (ランク17位) |
取引所 |
独自のマイニング方式が特徴
ネムはProof of Importance(PoI)と呼ばれる独自のマイニング方式を採用しており、ハーベスティングいう名称が使われています。
ネムの技術をプライベートチェーン仕様にした「mijin」は多くの企業に採用されました。またJavaスクリプトからC++に変更して、処理能力を10倍にする計画も進められています。
コミュニティとファンが強いのも特徴
ネムはコミュニティの結束が強く、都内にあるネムバーと呼ばれるネムで決済が出来るバーも人気を集めているようですね。
オーガー
オーガーはイーサリアム上で作られた市場予測プラットフォームで、通貨単位はREPです。
通貨名(通貨単位) | Augur (REP) |
公開日 | 2016年3月14日 |
発行上限 | 1100万REP |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥23,487,800,089(ランク40位) |
取引所 |
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スマートコントラクトを利用した通貨
未来予想などのギャンブルを誰もが自由に作ることができ、賭けの結果などは過去の取引履歴などを公開するスマートコントラクトによって自動で判定されます。
オッズの算出、掛け金の預かりから配当などをすべて自動で行ってくれるという仕組みで、知名度や人気も高く、既に上限の1100万REPが発行されました。
国内での取扱は終了。海外で購入
以前はコインチェックでも取り扱っていましたが、現在では海外の取引所でしか購入する事ができず、またマイニングも存在しません。
モナコイン
日本の巨大掲示板「2ちゃんねる」で誕生した暗号資産(仮想通貨)モナコイン。強いコミュニティの力で根強い人気を誇っています。
通貨名(通貨単位) | MonaCoin (MONA) |
公開日 | 2014年1月1日 |
発行上限 | 1億512万MONA |
時価総額(2018年8月25日時点) | ¥10,736,212,980(ランク70位) |
取引所 | bitFlyer |
Segwitを初期に導入する国内産通貨
日本発の2ちゃんねる暗号資産(仮想通貨)として人気を集め、技術的にもSegwitを世界で初めて実装するなど暗号資産(仮想通貨)の中でも高い技術を誇るといえるでしょう。
モナコインは
- イラストや漫画などデジタルコンテンツが売買できるマーケットサイト「monappy」
- ツイッターでモナコインを送れるサービス「tipmona」
といった独自なサービスを展開しています。
日本では一定の存在感を発揮
日本国内のメイド喫茶や美容室、バーなどモナコインでの支払いに対応しているお店も多いですよね。
アルトコインを知ってこそはじめて新の投資家
- アルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の総称である
- ホワイトペーパーからアルトコインの情報の真偽を確かめ、正規のコインか詐欺コインかを見極めることができる
- アルトコインは種類によって取引速度が速い、実用的に使える、匿名性が高いなどさまざまな特徴をもっている
さて、数あるアルトコインでも有名なものをいくつか紹介してきました。
取引速度が速いものや、飲食店や店舗などで使える可能性の高い実用的なもの、あるいは取引において匿名性が高いものなどさまざまな特徴がありましたよね。
アルトコインの特徴をきちんと把握し、目的にあったアルトコインを購入するようにしていきたいところです。
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