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日本初の株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ) 」に学ぶ「エンジェル投資」のすすめ

今回取り上げるのは今話題の日本初の株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ) 」です。

ファンディーノの運営を行っている株式会社日本クラウドキャピタル代表取締役COOの大浦学さんに話をお伺いしました。

ファンディーノのビジネスモデルとは?

出典:日本初!株式投資型クラウドファンディングFUNDINNO(ファンディーノ)とは – FUNDINNO

まずはじめに、ファンディーノのビジネスモデルについて確認しておきましょう。

ファンディーノは日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスです。ベンチャー企業の非上場企業の株式を、インターネットを通じて投資家が購入できる仕組みを提供。

企業は資金調達が円滑になるだけでなく、一般の投資家では従来購入できなかった非上場株式を少額から、誰でも購入できる画期的なサービスなのです。

画期的アイデアの背景は「ベンチャー経営時代に感じた資金調達の課題」

「事業成長のためにVCからの資金調達を考えたが、ファンドの運用ルールや決められた条件が障害となり折り合いがつかなかった。他にもっと柔軟な資金調達手段があればと思った。」

大浦さんが大学院を卒業後に創業したスタートアップの経営時に遡ります。当時資金調達を検討していたものの、VCとの折り合いをうまくつけられず、資金調達を十分に受けられない状態が続いたと話します。

「スタートアップが成長できる仕組みはないのか?」 と模索する中で目に入ったのが、アメリカのサービス「Angel List」でした。

このサービスはエンジェル投資家とベンチャー企業をマッチングするサービスであり、米ユニコーン企業の「Uber」や「Airbnb」なども資金調達に利用し、驚異的な成長を見せました。これを日本風にアレンジしたのが、ファンディーノの原型というわけです。

ファンディーノが投資家にとって魅力的な銘柄を選別

「東証一部やマザーズとの大きな違いは、その銘柄です。ファンディーノは投資家さんにとって魅力的な、エッジの効いた事業を選んでいます。」

非上場企業への投資、未公開株への投資と聞くと得てして怪しいイメージがあります。

実際にファンディーノで資金調達を行っているのはどのような企業かについて話していただきました。

代表ともいえるのが、株式会社nommocです。

出典:https://fundinno.com/projects/32

nommocはいわば「お金をとらないタクシー」というアイデアを事業化する企業で、既存のタクシー業界を変える画期的な事業を発表。そのエッジの効いた事業内容から目標調達額の3倍以上の5000万円の資金調達に成功しました。

この事業に対しては、募集前後ではNewsPicksなどのソーシャルメディアでも賛否が分かれたそうです。

ただ、クラウドファンディングではこのように議論が盛り上がる企業ほど注目度が高まり、人気が出る傾向にあるといいます。

VC・従来の市場との違い

「VCとは異なるクラウドファンディングでの資金調達のメリットは、集合知を活用できることです。」

ベンチャー企業への投資はこれまでベンチャーキャピタル(VC)によって行われてきました。そこで、VCとファンディーノの違いについてもお聞きしました。

集合知による事業判断

「VCも銀行と同じように、融資の決定を行うのはごく少数の担当者や融資委員会です。ここの評価基準に『事業性』も含まれているのですが、本来これは誰にも評価できるものではありません。」

と大浦さんは語ります。

「なぜなら、事業・ビジネスというのは市場に出してみなければわからないからです。ファンディーノであれば、資金が集まるということは市場に一定のニーズがあることの裏付けとなります。」

確かに、少数の個人の意見では市場のニーズを読むことは不可能と言えます。

事業性を事前に予想するのではなく、ネット上の多数の人々に事業性を実際に評価してもらえるような仕組みが非常に特徴的です。

また、まだまだVC業界では女性の割合は高くないのが現状です。

女性向けの事業や利用者に女性が含まれる事業に対して客観的な判断ができる、ということもクラウドファンディング、ひいては集合知を利用する大きなメリットだといいます。

ベーシックな審査は確りと行う

「また、審査の面でも特徴があります。VCは投資契約やバリュエーションなどといった制限があるのに対し、ファンディーノの審査は財務状態などの健全性を確認する『監査』の形式です。

上場企業と違い監査法人も必要なければ、開示規制も比較的柔軟であるという特徴があります。あくまで事業判断はネット上の『市場』に任せようということです。」

ネット上の多数の人々の「集合知」による判断の正確さはアメリカの研究でも立証されているとのことです。

もちろん、監査として虚偽の申告がないか、事業ドメインが成長産業か、その企業に必要なリソースがあるのか、反社会的な勢力ではないか、など基本的な確認は証券会社として行う審査を確りと実施しています。

日本クラウドキャピタルの目指す世界

スタートアップの資金調達の常識を覆すファンディーノを運営する日本クラウドキャピタルは資金調達にとどまらず総合的なベンチャー企業の支援を行っており、今後もその支援の幅を拡大していきたいと話します。

フェアに挑戦できる未来を創る

「日本クラウドキャピタルのビジョンは『フェアに挑戦できる未来を創る』です。」

大浦氏がファンディーノの事業アイデアを発案して、実際にサービスリリースするまでの初期の準備段階での事業資金を支え、応援してくれたのもエンジェル投資家の支援だった、と語ります。

「我々は運が良かった」

と大浦さんは語ります。

「なぜなら、我々の事業やビジョンに共感してくれる投資家と出会うことができたから。 アイデアはあっても運がなく失敗してしまう企業はいくつも見てきた。」

スタートアップのボトルネックはやはりお金です。事業成功の鍵は資金調達にあるといっても過言ではありません。

その資金調達を、運やエンジェル投資家とのネットワークがなくても、まさに「フェアに」行えるようにしたのがファンディーノなのです。

「エンジェル投資の民主化」で誰もが始められる投資に

「エンジェル投資はもともとごく一部の資産家しか行うことができなかったが、我々のような証券会社が仲介することでそのハードルを下げ、多数の人々が行うことができる。」

中期的な目標として話すのは「エンジェル投資の民主化」。一昨年に大きなブームとなった暗号資産(仮想通貨)投資の口座数だけでも60万口座と言われていて、ファンディーノによるエンジェル投資に関わる投資家数もその程度までは見据えて増やしていきたいと語ります。

エンジェル投資が、誰もが始められるスタンダードな投資手法の1つになる日も、遠くない未来なのではと感じさせます。

1億総起業家の環境を構築する

「だれもが起業しアイデアを形にできるように、資金調達だけでなくバリューアップなどの成長支援まで行う『スタートアップのマーケット』を作る」

また、長期的な目標として掲げているのが、「1億総起業化」。資金調達のプラットフォームとしてだけではなく、専門家へのアクセス、メンバーの採用などベンチャー企業の支援を多角的に行なっていく姿勢が伺えます。

具体的には、投資家がより投資した企業との距離を近づけることができる仕組みも検討しているとのことです。例えば、投資家から企業の顧問を採用したり、顧問としてだけではなくメンバーに近い形で事業の発展に貢献してもらえるような仕組みづくりを見据えています。

投資家にとってのファンディーノの魅力は、『リターンと楽しさ』

これまでファンディーノ、日本クラウドキャピタルの事業の革新性や魅力について触れてきました。

実際に投資をする目線から見た特徴やアドバンテージについて話していただきました。

ハイリスク・ハイリターン

「企業が倒産しゼロになるリスクはあるが、出資した企業がIPOまで達成して株価が上昇すれば何十倍・何百倍もの利益になる可能性がある」

このハイリスク・ハイリターンな投資の性質がエンジェル投資の特徴。

もちろん、投資としてのメリット・デメリットはあるため、この性質を理解して投資を行うことが重要だということも同時に認識しておかなければなりません。

企業が上場するまでには準備等を考えても最低でも3-5年程度はかかり、ファンディーノ出身企業のIPO実績はまだありません。

今後、IPOするスタートアップが出てくること、その企業がもたらすリターンや事業の発展が非常に楽しみです。

経営者との距離が近い・共感性・楽しさ

「大企業とは違い、これまでにはなかった事業を行なっている企業が多い。事業をリードする経営者との距離も近く、共感しやすいという面があります。」

ファンディーノで紹介される企業は少人数で経営を行っている企業が多く、また上場企業と比べても投資家の数にも限りがあるため、必然的に経営チームとの距離が近くなるといいます。

そんな経営陣と彼らのアイデアを一緒に実現していく、これまでになかったアイデアを社会に作っていく過程に参加していくこともエンジェル投資の楽しみの一つだと言います。

エンジェル税制

エンジェル税制適用案件出典:株式会社日本クラウドキャピタルご提供資料より抜粋

安倍政権が掲げる経済政策、アベノミクスの大きな戦略の一つがベンチャー企業の育成拡大であり、「エンジェル税制の活用」はその一環として政府も後押しをしています。

これはエンジェル投資を行うことで節税効果が期待できる制度で、ファンディーノ上にもそのエンジェル税制対象となる企業が参加しています

ファンディーノで投資をする際に、同時にエンジェル税制を活用できるのです。(一部適用外の案件も公開されています。)

ファンディーノへの投資と利益

それではファンディーノで非上場株式を購入した場合、どのようなタイミングで、どれほどの利益が期待できるのか

投資家として一番気になるリターンの収益性やその方法について、今後の展望を交えて話してもらいました。

基本的にはIPO、またはバイアウトでリターンが出る(約束されたものではありません)

「基本的に利益がでるのは市場に株式を公開するIPOと事業を売却するバイアウトの2種類のEXITのタイミングです。」

ファンディーノの出身企業ではまだEXIT事例がありませんが、前述のアメリカで同じ機能を果たしているサービス「AngelList」では、仮に、サイトに公開されていくすべてのスタートアップに投資をしていたとするとIRR(内部収益率)で46%のリターンになっていたという報告もありました。

参考:https://medium.com/angellist-blog/announcing-46-returns-for-syndicates-104d50b194c9

もちろん、リスクもリターンも大きいエンジェル投資であること、スタートアップの規模やエコシステムが異なることもあり、まったく同じようにはいかないかもしれません。

ただ、「絶対に儲からない」と思われがちな未上場企業への投資でしっかりリターンが出ている事実は、日本の同市場での将来性を感じさせてくれます。

今後はIPOやバイアウト以外での利益確定の選択肢も

ファンディーノの見据えるエコシステム出典:株式会社日本クラウドキャピタルご提供資料より抜粋

「現在のシステムでは、利益が出るIPOまで7~8年はかかってしまいます。そこで開発中なのが、上場企業のようにネット上で株式を売り買いできる仕組みです。」

「このプラットフォームが完成すれば投資家は利益を出しやすくなるのはもちろん、より多くの資産が集まるためスタートアップの活性化にもつながります。」

エンジェル投資がもっと一般的になるには、投資家のEXIT(エグジット)の方法も多様である必要があります

日本では幸いなことに未公開株の売買を行うプラットフォームの構築が制度上は可能だとのこと。(米国、Angellistではそのようなプラットフォームは実現できない)

現在、関係各所と実現に向けて調整を重ねており、もし実現すればIPOやM&Aだけでなく、ファンディーノで投資をした株式の売買により利益を確定させることができるようになります。

エンジェル投資がもっと身近に、柔軟な投資手法として日本の投資家に迎えられるようになるはずです。

編集後記

今回のインタビューではファンディーノによってベンチャー企業の資金調達が円滑に進むだけでなく、投資家にとっても大きな利益を狙える魅力的なサービスであることがわかりました。

特に、非上場株式を売り買いできるプラットフォームは年内でのリリースを目標に、システムの構築、公的機関との調整を進めています。

もしこの仕組みがリリースされれば、一気に投資家の数も増えるのではと期待させます。

現時点でも人気案件はすぐに募集が終わってしまうことが多いようなので、エンジェル投資で大きなリターンを得たい、新しい投資を楽しみたい方は早めの登録を済ませておきましょう。

日本クラウドキャピタルの大浦さん、馬渕さん、最後に改めて、貴重なお話を聞かせていただき誠にありがとうございました!

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