暗号資産(仮想通貨)に投資をする人は、どこでどのように暗号資産(仮想通貨)を買うか気になるものですが、暗号資産(仮想通貨)を日本円に現金化する方法も重要です。
暗号資産(仮想通貨)を日本円にする方法に慣れていないと現金が必要なときに困ってしまいますし、売るタイミングを逃してしまうこともあります。
そこで、暗号資産(仮想通貨)を日本円に現金化する4つの方法と、日本円に現金化した場合に発生する税金について解説しますのでぜひ参考にしてください。
- 取引所・交換所で換金するのがもっとも簡単で安定する方法
- 他にもビットコインATMを使う、直接別の人と取引する、決済サービスを利用することでビットコインを換金できる
- 利益がある状態で現金化したり、別の暗号資産(仮想通貨)を購入すると課税対象となる
目次
- 1 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する2つのベストタイミング
- 2 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する4つの方法
- 3 暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン取引所と販売所で現金化する手順
- 4 ビットコインATMで現金化する手順
- 5 暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン取引所で現金化するための手数料一覧
- 6 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインは即日現金化できる?
- 7 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインが現金化できないことがある?
- 8 暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン現金化に発生する税金は?
- 9 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインにかかる税金を抑える節税方法は3つ
- 10 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを匿名で現金化する方法
- 11 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを国内取引所と銀行を通さず海外で現金化する方法
- 12 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを換金(両替)時の3つの注意点
- 13 ビットコインをCoincheck(コインチェック)のアプリで実際に換金(両替)してみた
- 14 暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの現金化は手数料が低い取引所がオススメ
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する2つのベストタイミング
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化するベストのタイミングは
- 利益が出た直後
- ニュースや法律に合わせて
の2つあります。
それぞれのタイミングの内容について、確認していきましょう。
価格が高騰し利益がでた直後に交換する
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの価格が高騰して利益が出た場合は、その直後が現金化のタイミングです。
そのタイミングで現金化しなければ、また注ぎ込んでしまい、損する可能性があります。
一旦冷静にもなれるため、深追いしないように利益がでた直後に現金化をしましょう。
ニュースや法整備の流れに合わせる
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化するタイミングの1つが、ニュースや法整備の流れに合わせることです。
ニュースや法整備の内容によっては、暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの価格が大幅に下落する可能性があります。また、現金化に関するルール・制約ができるかもしれません。
そのため、常に最新ニュースを把握するようにしましょう。最新ニュースは以下のサイトから確認ができるので、パソコンやスマホから日々チェックするのをおすすめします。
・暗号資産(仮想通貨)の最新ニュース:https://mastand.com/news/
ベストタイミングがわからない方はタイミングを決めておくべし
現金化のタイミングは事前に決めておくことをおすすめします。
タイミングを決めておけば、感情に左右されない売買ができるからです。
自分自身で現金化のルールを決め、厳守するようにしましょう。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する4つの方法
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する方法は大きく4つあります。それぞれで特徴が異なりますので、簡単に紹介します。
現金化方法 | 難易度 | 方法 | ポイント |
---|---|---|---|
取引所・販売所 | 簡単 | 取引所や販売所で暗号資産(仮想通貨)を売却して、口座へ振り込み | 最もベーシックな現金化方法 |
ATM | 難しい | ATMを操作して暗号資産(仮想通貨)を売却し、現金化 | ATMがない国・地域がある |
直接やり取り | 難しい | 暗号資産(仮想通貨)を買いたい人と直接やり取り | 初心者にはハードルが高い |
決済サービス | 簡単 | 商品・サービスを暗号資産(仮想通貨)で購入 | キャッシュレス決済に似ている |
それぞれの内容について、確認していきましょう。
取引所・販売所(仮想通貨交換業者)を利用する
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する代表的な方法が、取引所や販売所を利用することです。取引所や販売所でビットコインを日本円に現金化して、国内銀行に出金することができます。
売買している取引所・販売所で現金化できるので、暗号資産(仮想通貨)投資初心者の方であれば、最も安心できる方法と言えるでしょう。
なお、国内の取引所や販売所はまとめて「暗号資産(仮想通貨)交換業者」が正式名称になります。
販売所と取引所の交換方法の違い
販売所は「販売所から暗号資産(仮想通貨)を購入する」、取引所は「投資家同士が暗号資産(仮想通貨)を売買する」点が、販売所と取引所の大きな違いです。
そのため、暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを売って現金化する場合も、販売所は「販売所相手にに売却」、取引所は「他の投資家相手に売却」をします。
販売所 | 取引所 |
---|---|
販売所から暗号資産(仮想通貨)を購入する | 投資家同士が暗号資産(仮想通貨)を売買する |
販売所相手にに売却 | 他の投資家相手に売却 |
ビットコインATMで現金化する
暗号資産(仮想通貨)を現金化できるATMを利用する方法もあります。
ATMとスマホのモバイルウォレットを操作することで、ビットコインを現金化できるものです。
ATMで現金化する手順は次のとおりです。
- ATMの設置場所を調べる
- ATMを操作する
- 現金が出てくる
まずはビットコインATMの設置場所を調べて、現地へ向かいます。
ATMを操作して暗号資産(仮想通貨)を売却し、表示されるQRコードをスマホで読み取り、現金化したい暗号資産(仮想通貨)を送金します。そうすれば、換金操作が完了してATMから現金が出てきます。
なお、ATMで現金化する場合は指紋認証や顔認証などの本人確認が必要です。
ビットコインATMの設置場所は?
近くのビットコインATMの設置場所を知りたい場合は「コインATMレーダー」を利用しましょう。2020年時点でビットコインATMは全世界で6317台設置されています。
以前、国内には5台程度ありましたが、現在は0台となっています。ただし、海外旅行客が増えれば、再び国内にもATMが設置されることでしょう。
暗号資産(仮想通貨)が欲しい人と直接やり取りする
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)が欲しい人と直接やり取りする方法もあります。相手のウォレットに暗号資産(仮想通貨)を送金して、日本円を振り込み、または直接手渡しで受け取ることで現金化できます。
友人や知人で暗号資産(仮想通貨)が欲しい人がいれば、検討してみましょう。ただし、知らない人との直接やり取りは危険ですので注意してください。
決済サービスを利用する
決済サービスを利用する方法もあります。ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)で決済できる商品やサービスを購入し、暗号資産(仮想通貨)で決済すれば、実質は現金化と変わりません。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン取引所と販売所で現金化する手順
取引所や販売所で暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する手順は次のとおりです。
- 通貨を売却する
- 送金する口座を登録する
- 現金化を引き出す
まずは現金化したい暗号資産(仮想通貨)を取り扱う取引所(販売所)を探して入金します。入金をしたら日本円のペアで取引を行い、現金化します。
あとは、出金申請をすれば日本円として受け取ることができます。
ビットコインATMで現金化する手順
あらためてビットコインATMで現金化する手順を紹介します。
- 本人確認をする(指紋認証・顔認証など)
- ATMのタッチパネルから『売却ボタン』を押す
- 希望する売却金額を入力する
- ウォレットのQRコードをかざす
- 現金を引き出す
ビットコインATMを見つけたら、本人確認をした後にタッチパネルの「売却ボタン」を選択し、売却金額を入力します。その後、ウォレットのQRコード読み取りをすれば、現金を引き出すことができます。
※ウォレットとは…暗号資産(仮想通貨)ウォレットは通貨を保管するものです。暗号システムによって暗号資産(仮想通貨)を守り、安全に保管をします。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン取引所で現金化するための手数料一覧
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを取引所で現金化する場合は、手数料が発生します。
ここでは、暗号資産(仮想通貨)を日本円に換金する際にかかる「売買手数料」と出金する際にかかる「出金手数料」の一覧を紹介します。
取引所 | 出金手数料 | 売買手数料 |
---|---|---|
ビットフライヤー (取引所) | (3万円未満)220円 (3万円以上)550円 | 約定数量×0.01%〜0.15% |
ビットフライヤー (販売所) | (3万円未満)220円 (3万円以上)550円 | 無料 |
コインチェック (取引所) | 407円 | 無料 |
コインチェック (販売所) | 407円 | 無料 |
DMMビットコイン (取引所) | 無料 | 無料 |
DMMビットコイン (販売所) | 無料 | 無料 |
GMOコイン (取引所) | 無料 | -0.01%〜0.05% |
GMOコイン (販売所) | 無料 | 無料 |
ビットバンク (販売所) | (3万円未満)550円 (3万円以上)770円 | -0.02%〜0.12% |
入金手数料は、ほとんどの取引所が無料です。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインは即日現金化できる?
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの現金化は即日可能です。取引所で売買が成立すれば、すぐに現金化できます。
ただし、振り込みに時間がかかる場合がありますので、すぐに使えるわけではありません。
急ぎで現金が欲しい人はビットコインATMや直接やり取りがいいでしょう。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインが現金化できないことがある?
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインは入金後すぐに現金化できない取引所もあります。
取引所によってルールが異なりますので、事前に現金化に関するルールを確認しておきましょう。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン現金化に発生する税金は?
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する際、利益がどれくらいあるかで税金の有無や税率が変わります。
ここでは、暗号資産(仮想通貨)・ビットコイン現金化に発生する税金について、確認していきましょう。
利益が20万円以上の場合確定申告が必要になる
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインは、現金化したときに利益が20万円以上ある場合は確定申告が必要です。確定申告をして、必要な税金を納税しなくてはなりません。
もし、利益が20万円に満たない場合は確定申告をする必要がありませんし、税金もかかりません。
暗号資産(仮想通貨)の税金に関しては、詳しくはこちらをご確認ください
雑所得に分類される
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインは雑所得に分類されます。雑所得は総合課税の対象になるため、給与所得など他の所得と合算した金額によって、税率が変わります。
以下は、合算した所得金額に応じた所得税率です。
課税される所得金額 | 税率 | 控除 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインにかかる税金を抑える節税方法は3つ
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインにかかる税金を節税することも可能です。節税できれば、より多くのお金を手元に残すことができます。
ここでは、税金を抑える3つの方法について紹介しています。
ふるさと納税をおこなう
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化して、ふるさと納税をすることで税金を抑えることが可能です。
ふるさと納税は好きな地方自治体に寄附をすることで、特産品などをもらうことができます。
また、寄付金のうち2,000円を超える部分については、一定の上限額まで所得税や住民税から控除されます。
よって、ふるさと納税をすることで節税することが可能です。
海外へ移住する
海外へ移住することで、暗号資産(仮想通貨)・ビットコインにかかる税金を節税することもできます。なぜなら、国によって暗号資産(仮想通貨)の税率が異なるからです。
税金がゆるい国に移住をすれば、多くのお金を手元に残すことができます。ウォレットに保管した状態でも海外移住することは可能です。
iDeCo(イデコ)で積立金を控除する
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインで得た利益を使って、iDeCoで積立をすることで税金を抑えることもできます。
iDeCoへの積立金は全額控除になるからです。
職業によって異なりますが、月額68,000円まで積立できます。iDeCoで老後資金をつくりながら節税もできるのでお得です。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを匿名で現金化する方法
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを匿名で現金化したい場合は、クレジットカードを利用する方法があります。クレジットカードでビットコインを購入すれば、匿名換金が成立するからです。
ただし、国内取引所ではクレジットカードでビットコインが購入できないので、海外取引所を利用する必要があります。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを国内取引所と銀行を通さず海外で現金化する方法
国内ではなく海外で現金化したい人も多いでしょう。暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを海外で現金化したい場合は、国内とは方法が異なります。
ここでは、海外で現金化をする主な3つの方法について見ていきましょう。
ビットコイン対応の海外業者のデビットカードを利用する
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを海外で現金化したい場合は、ビットコイン対応の海外業者のデビットカードを利用する方法があります。
デビットカードによる現金化方法は以下のとおりです。
- 海外のビットコイン対応の電子マネーデビットカードを作る
- ビットコインをデビットカードに入る
- ATMでデビットカードから現金を引き出す
これにより、海外で現金化ができます。
ただし、ATMの引き出し限度額はほとんどが1回10万円になります。
アメリカpaypalのアカウントを利用する
アメリカpaypalのアカウントを利用して現金化する方法もあります。現金化の手順は次のとおりです。
- アメリカの銀行口座、アメリカ版paypalアカウントを作る
- ビットコインをpaypalに入る
- アメリカの銀行口座に出金する
ただし、この方法はアメリカの住所が必要になりますので注意してください。
海外にある現地の暗号資産(仮想通貨)取引所を利用する
海外にある現地の取引所で現金化をすることもできます。取引所によって現金化のルールや出金までのスピードが異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを換金(両替)時の3つの注意点
取引所・販売所ごとに換金率(レート)が異なる
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを換金する際の注意点の1つが、レートが異なることです。同じビットコインでも、取引所によってレートが若干異なります。
そのため、少しでもお得に交換をしたい場合は、レートが有利な取引所を利用することが大事です。
複数の取引所に登録をして、最もレートが良いところで換金するようにしましょう。
出金手数料がかかる
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを換金する際は、出金手数料がかかりますので注意が必要です。
ただし、取引所によって出金手数料が異なり、無料の場合もあります。
換金する際は、コストを抑えるためにも出金手数料が安い取引所を利用しましょう。
ビットコインは億でも換金可能
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの換金には基本的に上限がありません。そのため、億単位の暗号資産(仮想通貨)でも換金が可能です。まずは、そこまで稼げるように頑張りましょう。
ビットコインをCoincheck(コインチェック)のアプリで実際に換金(両替)してみた
まずは、出金する銀行口座を登録します。
「+新しい口座を登録する」を選択して、必要次項を入力します。
登録した口座を選択して、出金申請へと進みます。
出金可能額から手数料(407円)を差し引いた金額の範囲内で「出金額」を入力します。
レートを確認した上で「売却」を選択します。
売却する希望の金額を入力します。
出金する過程において、上記のようなアナウンスがあります。暗号資産(仮想通貨)が高額になった場合は出金制限の対象になり、数日間は出金ができません。
このように、換金手続きは非常に簡単です。365日24時間いつでもできるので、忙しい方でも安心です。画面上ですべて完結できるのも魅力になります。
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインの現金化は手数料が低い取引所がオススメ
- 取引所・交換所で換金するのがもっとも簡単で安定する方法
- 他にもビットコインATMを使う、直接別の人と取引する、決済サービスを利用することでビットコインを換金できる
- 利益がある状態で現金化したり、別の暗号資産(仮想通貨)を購入すると課税対象となる
暗号資産(仮想通貨)・ビットコインを現金化する際は、手数料が安い取引所がおすすめです。
また、複数の取引所に登録しておけば、手数料やレートを比較でき良い条件で換金ができます。少なくとも2社以上は登録するようにしましょう。
暗号資産(仮想通貨)を現金化するには、主に取引所を使う方法と、暗号資産(仮想通貨)ATMを使う方法があります。暗号資産(仮想通貨)ATMはまだ数が多くありませんので、国内取引所で日本円にして、出金申請を行うのが基本です。
暗号資産(仮想通貨)を売るときと口座に出金するときに手数料がかかりますので、その点にも注意して取引所を選ぶようにしてください。
仮想通貨を売る