ビットコインFXでトレードしていると、お椀上のチャートが出現します。
長い持合い相場を経て、一気に急騰。
急騰の理由は「ソーサーボトム」のチャートパターンかも知れません。
出現頻度は少ないですが、出現すると大きく価格が動くのがソーサーボトムです。
今回は、チャートパターン「ソーサーボトム」を分かりやすく解説します。
ソーサーボトムとは?
ソーサーボトム(Saucer Bottom)は、お椀上に底値圏を固め、上昇相場を作るチャートパターンです。
英語でソーサーはお皿、ボトムは底なので名前は簡単に覚えられます。
お皿の形の底値と理解していただければOKです。
ソーサーボトムで覚えるべき事、それは「底固め」である事。
安値圏で何度も買い支えられ、なかなか割らない安値→ほぼ確実に割れない底値へと変化します。
安値から底値の変化を見極めるのが本質的にソーサーボトムでは重要です。
ソーサーボトムのネックライン
ソーサーボトムのネックラインは、お椀のフチ。
底値圏はレンジ相場で推移しますが、両端にもチャネルや、フラットなレンジが現れ易いです。
左右のネックラインは、高値あるいは安値に水平線が引ける場合が多々あります。
水平線(ネックライン)を上へ抜けると、その後は急騰相場になりやすいです。
また、基本的にはネックラインを超えるか、サポレジ転換を見てエントリーが検討されます。
ここまでが、ソーサーボトムの基礎知識です。
とは言え、キホンは知ってるけど「上手くトレードで使いこなせない」と言った方は多いと思います。
ビットコインFXを例に、リアルチャートで解説をまとめました。
【チャート】ビットコインFXで使える「ソーサーボトム」の実践解説
ビットコインFXでソーサーボトムを使いこなすコツを解説します。
こちらの画像はビットフライヤーのFXBTC/JPY1分足チャートです。
四角の枠では、お椀上の底固め「ソーサーボトム」が確認できます。
まずは、誰もが求める答えから。
理想的なエントリーポイントは、「ソーサーボトムの最安値付近」です。
当たり前ですが、ソーサーボトムのボトム(底値)で買えるのが理想のエントリーポイントになります。
とは言え、底値を判断するのは凄腕トレーダーでも難しいです。
完璧に底値を当てるのは難しいですが「底値の候補」を見つけるのは可能です。
例えば、直近の安値。
上記の画像では、直近に何度か買い支えられている安値があります。
ちょうど、後のソーサーボトムで底値となった部分と同じ水準です。
そして、直近の安値では買われた後の高値も同じ水準です。
後のソーサーボトムでは「ネックライン」と同じ水準になります。
ネックラインを抜けてから、サポートされるのを確認してエントリーするのも良いでしょう。
しかし、直近の安値を参考にエントリーすると、ネックライン超えでエントリーするより大きく利益も得られます。
したがって、以下のトレードが理想的です。
①直近の安値で買い、直近の安値を抜けたら損切
②ソーサーボトムを形成→「しばらく安値は割らないだろう」
③ストップロス注文を引き上げ、利益を伸ばす
最終的に、どこで利益を確定するのは長期足などケースバイケースになります。
(例えば、1分足なら15分足の高値、1時間足なら4時間足の高値など。)
ソーサーボトムで上手くトレードするなら、底値圏でエントリー、そして最初の損切を繰り上げる事が重要です。
そもそも安値で買うのは、トレードのキホンになります。
ソーサーボトムは、安値の信頼感を判断するために使う認識が良いでしょう。
「安値で買った」より「底値で買った」の方が、安心して利益を伸ばす判断ができます。
ソーサーボトム まとめ
今回は「【10分で分かる】ビットコインFXで使える「ソーサーボトム」を解説」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
- ソーサーボトムはお椀状の底固め
- 底値の判断は難しい、底値候補でエントリー
- ソーサーボトムは安値の信頼感を見るのに使う
ソーサーボトムは、他のチャートパターンと比べると知っている人は少ないです。
使いこなせる人も割と少ないのではないでしょうか?
とは言え、ソーサーボトムを知っただけでもトレードで活用できます。
例えば、過去にソーサーボトムが見られた場所=ここの安値は固いから買ってみようといった様に有効活用しましょう。
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