仮想通貨のリスク

ビットコインはやばいのか、危険性と将来性を確認

この記事を読んでほしい人
✔ ビットコイン投資を始めようとしている方
✔ ビットコインで儲けようとしている方
✔ ビットコインに対して不安を感じているという方

2008年に「Bitcoin : A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)という論文が発表され、誕生したのがビットコイン。

現在では「暗号資産(仮想通貨)=ビットコイン」と思われるほどの知名度を獲得しました。しかし価格変動の大きさからリスクが高いというイメージもありますよね。

はたしてビットコインは将来性のある資産なのか、それとも危険な爆弾なのか。ここではビットコインの危険性と将来性を検証していきましょう。

この記事の要約
  • ビットコインのデメリットは「価格変動が大きい」「セキュリティに不安」「税金が高い」
  • ビットコインのメリットは「資産価値が高くなった」「海外への送金に便利」
  • メリット・デメリットを理解して、資産としてビットコインに投資するのもよい方法である

ビットコインがやばい?危険性は?

2017年末には1BTC=200万円を超えた事で話題になったビットコイン。当時は激しい価格変動で投資家を大きく驚嘆させましたよね。

リスキーで怖いというイメージのあるビットコインですが、本当にビットコインは危険なものなのでしょうか。

まずはビットコインの危険性について、お伝えしていきましょう。

ビットコインのヤバさ①:価格変動

ビットコインが価値を持ちはじめたのは2010年5月、とあるプログラマーが「1万ビットコインとピザ(25ドル)を交換しないか」と持ちかけたことがきっかけでした。

単純計算すると「1BTC=0.25円」。これが2017円末には「1BTC=250万円」ですから、なんと7年で1000万倍も価値が上がったわけです。

  • 価値が上がったことで資産が膨れ上がり「億り人」と呼ばれる億万長者も誕生した
  • その後大暴落して、莫大な損失を抱えた人も多い

大きな価格変動は得することばかりではなく、リスクも大きいので注意が必要ですよね。

ビットコインのヤバさ②:セキュリティ

ビットコインのセキュリティに関しては様々な問題がありますが、その中でも「51%攻撃」というものをご存知でしょうか。

51%攻撃とは

51%攻撃とは「全マイナーの50%を超える計算能力を持つ巨大なマイナーが、ビットコインのネットワークを支配するかもしれない」という問題のこと。

マイナーとは

  • ビットコインは「マイナーが取引が正しいことを計算する」ことで発行される
  • マイナーは計算の量に応じて報酬(ビットコイン)を受け取ることができる

というシステムで、ビットコイン取引の根幹をなすものです。マイナーによってビットコインは支えられているといっても過言ではないでしょう。

51%攻撃の危険性

当初はマイナーも個人で行われていましたが、現在ではマイニングプールと呼ばれる大きな組織がほとんどのマイニングを行っています。

  • 現在は多数のマイニングプールによって、マイナーは分散されている
  • しかし上位のマイニングプールが結託したり、さらに巨大なマイニングプールが現われる可能性もある

全マイナーの50%を超えてしまう可能性もあるでしょう。

ビットコインのシステム自体が破壊されるというわけではないですが、二重支払いといった不正や、信用の低下による価格の暴落が起こる可能性も懸念されているのです。

ビットコインのヤバさ③:税金

ビットコインに投資して利益を得たら、税金を支払わなければなりません。

ビットコインによる売却益は現在のところ雑所得扱いで

  • ~195万円:5%
  • 195〜330万円:10%
  • 330〜695万円:20%
  • 695〜900万円:23%
  • 900〜1800万円:33%
  • 1800〜4000万円:40%
  • 4000万円~:45%

という税率がかかるのです。

税金を支払わなければ脱税として逮捕されます。ビットコインを売却して利益を得たら、きちんと収支を計算して納税しましょう。

逆にビットコインを持たないとやばい?メリットも!

ではビットコインを持っていると、どんなメリットがあるのでしょうか。

  • 金融資産として価値がある
  • 実用的な利用が可能となる
  • リスクヘッジをすることができる

といったことがあげられます。

「ビットコインは金になった」といわれるほど、ビットコインの価値が高くなりました。また日常の買い物への使用など、実用的な面でも期待されています。

また資産をビットコインや金、投資信託などに分散して保有することで、暴落などの損害を抑えるリスクヘッジに使うこともできますよね。

ビットコインの将来性・大きな可能性

現在注目を集めているのが「ビットコインETF」でしょう。

  • ビットコインETFとは、ビットコインを対象とした上場投資信託である
  • 証券取引所にビットコインを上場し、株と同様にトレードする

フェイスブックの元になるコミュニティサイトを作った事で有名なウィンクルボス兄弟は、ビットコインのETF認可を申請しました。

米国証券取引委員会(SEC)は上場申請を却下しましたが、将来的にはビットコインが株と同じように取引されるようになるかもしれません。

送金に関する問題の解決

ビットコインを持つ最大のメリットは、個人間の送金が安くて早いことでしょう。

現在海外へ送金する場合はコルレス銀行と呼ばれる銀行を仲介しなければならないため、送金手数料が高くなってしまいます。場合によっては5000円以上も手数料がかかることも。

しかしビットコインなら手数料が安いので、コストを抑えて送金できますよね。

ビットコインでお金が儲かった事例

2009年にノルウェーの男性が、24ドル(2400円相当)で5000BTCを購入。その4年後にビットコインが高騰により騒がれていたため、自分のウォレットを急いで確認しました。

5000BTCは、2400円から1800万円まで値上がりしていたのです!

この男性は何も特別な事をしていません。ビットコインを保有していただけでこれだけ儲かったのですから、なんとも夢のある話ですよね。

ビットコインには長所も、短所もある!

この記事のまとめ
  • ビットコインのデメリットは「価格変動が大きい」「セキュリティに不安」「税金が高い」
  • ビットコインのメリットは「資産価値が高くなった」「海外への送金に便利」
  • メリット・デメリットを理解して、資産としてビットコインに投資するのもよい方法である

ビットコインを保有する事はメリット、デメリットの両方があります。

しかし日本は長らく低金利の時代。銀行にお金を預けていても、たいした金利はつきませんよね。

資産のひとつとしてビットコインに投資してみるのも、賢い選択といえるでしょう。

仮想通貨のリスク
この記事のライター
気象予報士の資格試験取得のため勉強しながら、暗号資産ライターとして活動。試験勉強と業務の合間にスポーツジムで体を鍛えることが趣味。余裕があれば、静かな深夜にゲームをするのも大好き。
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