仮想通貨の体験談

ビットコインはもう儲からない?失敗しやすい投資方法とその対策・戦略を解説

ビットコイン儲からない
この記事を読んでほしい人
✔ ビットコイン投資を始めようとしている方
✔ ビットコインで儲けるための戦略をたてたい方
✔ ビットコインで儲けようとしている方

ここ1年、ビットコインという暗号資産(仮想通貨)が急激に市場価格を上昇させた結果、たいへん儲かり1億円以上稼いだという人、いわゆる『億り人』がたくさん生まれたというニュースが話題になりました。

このニュースだけ聞くと、ビットコインは簡単にとても儲かるように思われがちですが、ほんとうにそうなのでしょうか。

今回は、ビットコインが本当に儲かるのかという、最も気になるポイントを解説します。

この記事の要約
  • ビットコインで儲けるには「安値のときに買って、高値で売りぬける」
  • ビットコイン市場は値動きが激しいため上昇の波に乗れば大きな利益が望める
  • 暗号資産(仮想通貨)には多様な取引方法があり自分にあった方法を選ぶことが大切
  • ビットコイン投資の利益は株式投資に比べ税率が高いので注意

合わせて読みたい:暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング最新版。手数料無料という罠に注意

ビットコインで儲かる、儲からない口コミ

ビットコインで儲かっている口コミ

ツイッターで、ビットコインで儲かったという人のツイートを紹介します。

順調に儲けている投資家の方

 

かなり儲かっていそうな投資家の方

 

ビットコインで儲からない、儲かっていない口コミ

反対に、ビットコインで儲かっていないというツイートを紹介します。

儲かっていることと儲かっていないことは紙一重

Youtuberとしても投資家としても儲からず自虐的に笑

ビットコインで儲けるとはどういうこと?

ビットコインで儲けるのも、株や債券で儲けるのも仕組みは同じです。

つまり、『安値のときに買って、高値で売りぬける』ということです。

暗号資産(仮想通貨)という名前がついていても、投資という視点で捉えれば、基本となる考え方に変わりはありません。

億り人の話は、多くの場合、数年前のビットコインがほとんど価値がなかった頃に買っていた方が多いと聞きます。要するに、先見性があった方々だったわけですね。

ビットコインで儲からないパターン

では、ビットコイン投資が儲からない、つまり損をしてしまうのはどうしてなのでしょうか。ビットコイン投資で儲からないパターンを紹介します。

パターン1:ビットコイン市場自体が成長しない

アベノミクスで株式市場が活性化し、日経平均株価が毎年のように上昇しています。これは株式市場に流れ込むお金が増えたからなんですね。

ビットコイン市場も同じです。ビットコイン市場に参入する人が増えて、ここに流れ込むお金が増えれば増えるほど、市場が拡大していきますから、ビットコインの価格も上昇します。

しかし、ビットコイン市場が成長拡大しなければ、限られたお金を取り合うことになるので、儲からないのです。

パターン2:期をまたいだ損益通算が出来ない

①1回目の取引で100万円の利益が出たとします。
②2回目の取引で50万円の損が出たとします。

期をまたいだ損益通算が認められていないビットコイン投資は、①利益が生じたのと②損失が生じたのが同じ年であれば損益を通算することができます。

100万円ー50万円=50万円が課税対象額になります。

一方で、①利益が生じたのが2017年で、②損失が生じたのが2018年1月だとすると、2017年時点での利益に対して課税されるので、100万円が課税対象額になります。

パターン3:税率が高い

株式取引では、金額に関わらず、利益に対して一律20%ほどの税金が課せられます。

ビットコイン投資は、税制上投資とはみなされていないので、その利益は雑所得として計算されます。

雑所得は、得た利益によって税率が異なり、最高で50%ほどにもなります。

利益にかかる税金が高いため、かなり大きな利益を出さないと儲からないという結果になるのです。

パターン4:(まだ)投資家が守られていない

株式取引では、インサイダー取引や相場操縦が出来ないように、多くに規制がかけられ、市場が守られています。しかし、ビットコインの暗号資産(仮想通貨)市場にはそのような規制がまだありません。

また、株式やFXなどに比べて市場規模が小さいので、機関投資家が参入してくるとどうしても少額投資にならざるを得ない個人投資家にとっては不利な状況になりえます。

パターン5:値動きが激しく利確が難しい

個人投資家の多くは、本業を他に持っており、本業の合間に投資を行なっていることが多いです。

プロの投資家なら、1日中値動きを追い続けることも出来ますが、個人投資家にはそのような時間はありません。本業の仕事をおろそかにするわけにはいかないからです。

ビットコイン市場は、非常に値動きが激しい市場です。他の金融商品の市場とは異なり急激に上げたり、暴落したりを繰り返しています。

例えば株式市場であれば、前日の終値を基準とした価格の変動幅を定めています。この変動幅いっぱいに価格が動くと価格の変動が止まります。俗に「ストップ高」、「ストップ安」と言われる仕組みです。つまり市場にリミッターがあるのです。

他にも金相場や原油相場などは金や原油そのものに価値があるうえ、仮に相場が不安定になっても各国の政府が金融政策でなんとか安定させようとします。

一方ビットコインには価値を保証する仕組みが整備されていないため、どこまでも市場が動いてしまいます。このような値動きの激しい市場では、価格をずっと見ていなければ大損をしかねません。しかしそんなこと出来ませんよね。

そのため、ビットコインでなかなか儲からないのは、利益を確定させるのが難しいということです。

パターン6:取引所の倒産

自分が順調に取引をしていても、ある日突然取引所が倒産し、資金を出せなくなって大損というケースもあります。

現在の日本の法律では暗号資産(仮想通貨)取引所に自社の資産と顧客の資産を分けて管理するよう義務づけていますが、単に分けているだけで信託保全されているわけではありません。

そのため暗号資産(仮想通貨)取引所が倒産した場合、顧客である投資家への補償は後回しか、最悪補償されない可能性もあります。

実際に2019年5月に破産したニュージーランドの暗号資産(仮想通貨)取引所Cryptopiaでは、破産後の資産の分配をめぐって債権者と利用者の間で裁判が起きました。

この裁判では利用者に有利な判決が下されましたが、類似のケースでどのような結果となるのかは依然不透明なままとなっています。

パターン7:取引所のハッキングの危険性

暗号資産(仮想通貨)取引所は常にハッキングのリスクにさらされています。ハッキングによって自分の資産が不正流出して、大きな損益となる危険性はゼロではありません。

日本でも2018年1月に、Coincheckがハッキングによってネムという暗号資産(仮想通貨)を約580億円分も流出させました。幸い流出したネムの保有者には補償されましたが、他の暗号資産(仮想通貨)取引所でも同様の補償があるとは限りません

また仮に補償されるとしても、暗号資産(仮想通貨)取引所側が利用者に求める2段階認証などのセキュリティ対策を怠っていると補償の対象外となる可能性があります。

暗号資産(仮想通貨)取引所を利用するときにはセキュリティ対策は必須です。

ビットコインのメリット

ビットコイン取引で儲けることができるかできないかを考えるには、ビットコインがどのような性質を持っているのかをよく理解する必要があります。

ビットコインの持つメリットを紹介していきましょう。

パターン1:大きく儲かる可能性がある

ビットコインの持つ最大のメリットは、大きく儲かる可能性があることです。

2017年11月から2018年1月にかけて、暗号資産(仮想通貨)市場は「暗号資産(仮想通貨)バブル」と言われる空前の高騰を記録しました。

当時、ビットコインは一時200万円を超えていました。2020年5月現在ビットコインは100万円前後で推移していることを考えると破格の価格と言っていいでしょう。

ひとたび高騰の波に乗れば、ビットコインはどこまでも価格を上昇させていきます。大きく儲かる可能性に賭けることができるのは大きな魅力です。

パターン2:安全性と信頼性が高い

ビットコインは特定の政府や機関が管理するものではありません。そう考えると、安全性や信頼性を不安に思うかもしれませんが、実際は逆です。

ビットコインはビットコインを利用する人が取引の記録などを管理する、非中央集権的な仕組みを採用しています。

この仕組みでは不特定多数が取引記録を確認できるため、記録を改ざんするためには全体の過半数を掌握しなくてはなりません。

労力の割に見返りが小さいため、ビットコイン自体の安全性や信頼性が確保されます。

パターン3:日本政府の支援がある

日本政府は2017年4月、改正資金決済法を施行しました。

この法律では新たに暗号資産(仮想通貨)の法的な定義や暗号資産(仮想通貨)交換業の定義が定められたほか、暗号資産(仮想通貨)交換業者の登録制を定めています。そのためこの法律は「暗号資産(仮想通貨)法」とも言われています。

日本政府の適切な法整備はビットコインにとっての支援です。法整備がされていないと悪質な詐欺やずさんな管理体制などが横行し、投資家が手を出しにくくなってしまいます。

法整備を通じて投資家を保護する仕組みなどが整備されつつあることは、ビットコインのメリットのひとつです。

パターン4:下げ相場でも儲かる

ビットコインには直接ビットコインそのものを売買する現物取引のほかに、信用取引という取引方法があります。信用取引はあらかじめ担保として資金を預け、ビットコインを取引所から借りて行う取引のことです。

信用取引には現物取引ではできない取引ができます。そのひとつが売ることで取引に入る「空売り(ショート)」です。

取引の基本は「安く買って高く売る」ことにありますが、空売りの場合まず売るところから取引を始められるため、利益を出すには「高く売って安く買い戻す」必要があります。

つまり下げ相場であればあるほど儲かるのです。ビットコインは上げ相場でも下げ相場でも儲かるチャンスが設けられています。

ビットコインで儲けるための戦略を紹介

では、ビットコインでは、もう儲けることは望めないのでしょうか。いえいえ、まだあきらめるのは早いですよ。チャンスは残っています。

そこで、ビットコインでも受けるための戦略を紹介します。

戦略1:値動きの波にのる

ビットコイン市場は値動きが激しいことが儲からない原因のひとつとしましたが、これは裏を返せば、上昇の波にうまく乗ることが出来れば、大きな利益が望めます

波に乗るためにも、ビットコインに限らず、暗号資産(仮想通貨)に関わるニュースやさまざまな情報は、日々チェックするようにしましょう。

戦略2:暴落を待つ

ビットコインの市場価格が右肩上がりを示しているときではなく、反対に大きく値を下げたときを狙うのもビットコイン投資に勝つためのひとつの手法です。なぜなら、暴落時はバーゲンセールのようなものだからです。

安値のときに、ビットコインを買い集めることで、ビットコインの買い付け価格の平均値を下げるわけです。株式取引でのナンピンと同じ考えですね。

そして、上昇してくるのを待つわけです。

戦略3:果報を寝て待つ

ことわざ通り、ビッグニュースの到来を待つのもひとつの手です。

とにかく暗号資産(仮想通貨)を購入しておいて、あとは寝て待っておく。実際にいいニュースが出たあとだと手遅れになってしまいます。

暗号資産(仮想通貨)に関係するニュースを日常的に調べておき、ここぞというチャンスが到来するのを待つのです。ビッグニュースが出て市場に動きが見られるまで、じっと待つのもいいでしょう。

戦略4:自分に合った取引方法を選ぶ

暗号資産(仮想通貨)にはいくつもの取引方法があります。自分に合った方法を選ぶことで、より利益をあげやすくなります。

現物取引

まず基本となるのが現物取引です。現物取引は手持ちの資金で暗号資産(仮想通貨)を購入し、相場が上がったタイミングで売ることで利益をあげます。暗号資産(仮想通貨)取引と聞いてまず思い浮かべるのが、この現物取引ではないでしょうか。

現物取引はシンプルで分かりやすく、また借金を負うリスクもないため気軽に始められるメリットがあります。

レバレッジ取引

また暗号資産(仮想通貨)にはレバレッジ取引という方法もあります。レバレッジ取引は証拠金と言われる資金を取引所に預け、暗号資産(仮想通貨)を借りて取引をする方法です。

レバレッジ取引では「レバレッジ」といって、預けた資金の何倍もの規模の取引ができます。そのため資金額以上の利益をあげることができる反面、追証と言われる借金を負うリスクもあります。レバレッジ取引では空売りができ、下げ相場でも利益を狙うことが可能です。

アービトラージ

ほかにも暗号資産(仮想通貨)ではアービトラージという取引ができます。アービトラージは各取引所間で発生する価格差を利用し、安い取引所で暗号資産(仮想通貨)を買い、高い取引所で売ることで差額を利益にする方法です。アビトラ、裁定取引とも言われます。

アービトラージはそのときの相場に関係なく利益をあげることができるうえ、買ってただ売るだけなので知識も必要ありません。しかも長期保有しないため、リスクも低いです。

しかしアービトラージはわずかな価格差を利用するため利益が薄く、送金中に価格が変動することで利益がなくなってしまう可能性があります。

また今は取引所間で価格差をなくすよう技術も進歩しており、肉眼で価格差を追うことが難しくなっています。

暗号資産(仮想通貨)には多様な取引方法があるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

ビットコインは儲けたときのリターンのほうが儲からないリスクより大きい

ビットコインの相場は、乱高下が激しいですが、今のところは右肩上がりの傾向を保っています。

高騰したのちは、利確による影響もあるのでしょうが、大抵大幅に下落します。

しかし、下落した後の高騰は、多くの場合前回の高騰した価格を超えて値がピークを示しています。

今後もこの傾向のまま推移する保証はありませんが、今までのパターンを読み解く限り、儲からないリスクよりもリターンの方が大きいと言えそうです。

ビットコイン以外の通貨で儲ける方法

ビットコインは、暗号資産(仮想通貨)の元祖のような存在なので、暗号資産(仮想通貨)といえばビットコインだけと思われがちですが、実はビットコイン以外にも色々な暗号資産(仮想通貨)があります。

例えば、リップルです。

時価総額は数千億円、発行枚数は1000億にもなる暗号資産(仮想通貨)です。三菱東京UFJ銀行などが採用したことで話題になりましたね。

その他にもネムアイオータなど日本で取扱のない通貨を含めると、いろいろな暗号資産(仮想通貨)があります。

こうした暗号資産(仮想通貨)の中には、今は時価が低いけれど、順調に価格が上昇しているものもあり、そうした新しい暗号資産(仮想通貨)を狙ってみるのもいいでしょう。

まとめ

この記事のまとめ
  • ビットコインで儲けるには「安値のときに買って、高値で売りぬける」
  • ビットコイン市場は値動きが激しいため上昇の波に乗れば大きな利益が望める
  • 暗号資産(仮想通貨)には多様な取引方法があり自分にあった方法を選ぶことが大切
  • ビットコイン投資の利益は株式投資に比べ税率が高いので注意

果たして、ビットコインは儲かるものなのか。もうバブル状態になっており、もう儲からないのではないか、難しいところですね。

特に2020年5月現在はコロナウイルスによって世界の金融市場も不安定になっており、暗号資産(仮想通貨)市場にも悪影響を及ぼしています。

またビットコインの半減期が5月以後に控えており、半減期がマイニングにもたらす悪影響も懸念されているなど、ビットコインは常に大暴落の危険性をはらんでいます。

これまでの上昇の仕方を見ると、ビットコインはバブルのように見えなくもありません。しかし暗号資産(仮想通貨)というこれまでにないものが生まれて、しかも10年も経っていないことを考えると、そんなものなのかもしれません。

けれども、ビットコインを理解すれば、まだチャンスはあると思われます。まずは損益のリスクも考え、失っても惜しくないような余剰資金でビットコイン取引を検討してみてもいいでしょう。

そのときは是非、今回紹介した戦略を利用してトライしてみてください。

 

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この記事のライター
HAKUU(ハク)のライター名で、ホームページの運営サポートを経て、暗号資産のライターとして活動。暗号資産の積み立てを2020年より開始し、順調に堅実な資産運用を行っている。
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