【ビットコイン価格ニュース】前日比（終値）－0.11％。今日こそ390万円台にのるのではないか

4月2日　５時台には最高値379万円台まで上昇

出典：Trading Viewビットコイン日本円チャート １時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみよう。

各国の経済指標を見る

今週の注目すべき経済指標

数週間にわたる激しい変動の後、金融市場はようやく落ち着きを取り戻したように見える。しかし、今週の経済カレンダーでは、再びボラティリティをもたらす可能性のあるイベントやデータの発表が予定されている。

アメリカではISMが製造業およびサービス業PMI調査を発表し、オーストラリア準備銀行とニュージーランド準備銀行（RBNZ）はともに金融政策決定を発表する。イースターフライデーには、アメリカの労働統計局から3月の雇用統計が発表される。
出典：FXSTREET(2023年４月２日18:01）

政治動向

ドナルド・トランプ氏の起訴で2024年の選挙に混沌が訪れる

前アメリカ大統領として初めて起訴されたドナルド・トランプ氏が、今週初めにもマンハッタンで当局に自首する見通しとなった。起訴状は今のところ、封印されている。

法律専門家はニューズウィーク誌に対し、トランプ氏は口止め料の捜査で連邦政府ではなく州の罪に直面しているため、恩赦で解決することはできないと述べた。トランプ氏が関与する他の刑事事件もまだ係争中である。

大統領選に再出馬するトランプ氏は、起訴される前、ほとんどの共和党予備選の世論調査でリードしていた。

トランプ氏の広報担当者テイラー・バドウィッチ氏は、今回の告発が2024年の「地滑り的」勝利に追い込むと予測し、トランプ氏は起訴が選挙妨害に該当することを示唆した。トランプ氏を支持する共和党の政治家の多くも、同様にマンハッタン検察に激怒している。

一方、政治戦略家の中には、穏健な共和党員や無党派層が起訴された候補者を支持するのは厳しいだろうと言う人もいる。

迫り来るトランプ裁判は、トランプ氏の共和党の競争相手に活力を与える可能性があるが、トランプ氏のMAGA層を疎外しないよう、絶妙なラインを歩む必要がある。

トランプ氏の弁護士は、クライアントは何の罪も犯しておらず、司法取引には応じないと述べている。

ロイターが2022年のニューヨーク市の裁判記録を分析したところ、刑事事件では裁判に至るまで平均2年以上かかっており、トランプ氏の起訴による裁判が実現する前に、2024年の選挙が終わってしまう可能性があるということである。

トランプ氏の弁護団は、選挙が終わった後まで裁判を延期するよう要求する可能性もあると、法律専門家はNewsweekに語っている。
出典：The Bulletin by Newsweek(2023年４月１日21:41)

経済・金融関連

アルゼンチン、干ばつによる輸出を支援する「ダラー・マルベック」を発表

アルゼンチンは、100年に一度の大干ばつで不況が深刻化する中、輸出と外貨準備高を増やすために、ワインやその他の農産物に一時的に補助金を与える為替レートを導入することになった。セルジオ・マッサ経済相は木曜日、この為替政策を進めるした。

この政策により、生産者が米やピーナッツなどの製品を海外に販売する際、政府が切り下げを避けるために人為的に高く維持してきたペソの公式値ではなく、90日間、より有利な為替レートを与えることになる。
出典：Blooomberg(2023年３月31日09:18)

TPPにイギリスが加盟

環太平洋経済連携協定（TPP）の参加国は、イギリスの加盟を認めることを明らかにした。協定発足時には11カ国の加盟国を数えたが、創設メンバー以外の国が加盟するのは始めてのことである。

インド太平洋を中心の経済圏が欧州にも拡大したことになる。イギリスの加盟によって同経済圏の拡大に勢い絵がつくが、ただ、加盟を申請している中国と台湾の加盟は、現状では困難と見る向きが多い。

また、ロシアのウクライナ侵攻で戦争が長引いていることも、世界の分断にますます拍車がかかる宇。

３月31日にオンラインで閣僚級の会議を開催し、「実質的な妥結を歓迎した」と記した共同声明を発表した。
出典：日本経済新聞（023年3月31日 22:33）

為替・通貨・市場・投資関連

ブラジルの債務安定化のための財政計画は市場に歓迎される

ブラジルは、待望の財政計画の一環として、小規模ながら拡大する基礎的財政黒字を提案している。その成功は、成長または増税による公的収入の拡大が大きな鍵を握っている。投資家はこの提案を慎重に受け止めた。

この提案では、利払い前の財政黒字の目標が設定され、議会の承認が必要とされる。ブラジルレアルは0.8％上昇し、ベンチマークであるIbovespa株価指数は1.9％上昇、ほとんどのスワップ金利は低下した。
出典：Bloomberg(2023年３月30日22:06)

社会・環境関連

TikTokにアメリカでの未来はあるのか？

禁酒法がアルコールの販売を違法として以来、アメリカ人がTikTokほど多くのアメリカ人が使う製品の禁止について話し合ったことはないと、The Washington PostのShira Ovide氏は述べている。

ワシントンは、このユビキタスなショートビデオアプリが中国と結びついていることを懸念している。

実際、「TikTokをはじめとする中国のテクノロジー企業は、中国共産党がアメリカ人のデータを収集したり、プロパガンダを流したりするためのトロイの木馬になる可能性がある」と、専門家は考えている。

議員たちは何年も前からそのような主張をしてきた。しかし、その間、彼らはまだ “害の具体的な証拠 “を出していない。

中国の技術の脅威に関する機密情報」があるのかもしれないが、アメリカ国民は “私たちを信じてください、TikTokは悪いですよ “よりも良い答えが必要だ。
出典：THE WEEK(2023年４月１日／４月２日00:42)

暗号資産の新しい動き

暗号通貨のカムバック、暗号通貨の価格の高騰を検証

この3週間、暗号通貨市場は大幅な急騰を経験し、Bitcoinはその先頭に立ち30%以上の上昇を見せた。

この上昇は、大規模なショートスクイーズ、Binanceによる10億米ドルの買い、銀行危機に対するFRBの対応、イーサリアムの次期アップデートに関するニュースなど、いくつかの要因に起因しているものと思われる。

レバレッジの効いたBTCのショートポジションが3億米ドル以上清算され、BTCの買い圧力は3億米ドル以上となった。これは、価格を上下させるのにほぼ資金が必要ない弱気相場時には相当な額となる。

また、バイナンスが10億ドル相当のBUSDをBTC、ETH、BNB、その他の無名の暗号通貨に変えたことも、上昇を後押しした。

また、イーサリアム上海のハードフォーク更新日（4月12日）が正式に発表され、ユーザーは賭けられたETHを引き出すことができるようになり、イーサリアム市場の需要を刺激することが期待されることも要因の一つである。

機関投資家は利回りを好むため、ETHをより魅力的に感じると予想され、事実上、決済のための次のネットワークで利回りを得ることができるのは魅力的なことである。
出典：ECONOMIC TIMES MARKETS DECRYPT WEEKLY UPDATE(2023年４月１日17:41)

銀行が暗号通貨の顧客にサービスを提供することに慎重になっている

アメリカの銀行は、すでに暗号通貨の顧客と協力することをためらっていたが、地域金融機関の相次ぐ破綻の後、規制当局の監視が強化される中、この業界へのサービス提供をさらに警戒している。

暗号通貨に親和的なSilvergate Capital Corp.の閉鎖とSignature Bankの差し押さえにより、暗号通貨会社は預金や決済サービスを提供する新しい銀行を探すのに苦労している。

業界関係者、投資家、銀行幹部によると、暗号通貨の顧客へのサービスを全面的に禁止しているわけではないが、金融機関は長い申請手続きを課している。

さらに、中小企業や一部の小売プラットフォームを追い出し、場合によっては暗号通貨ビジネスに完全に門戸を閉ざしているという。
出典：THE ECONOMIC TIMES(2023年３月31日06:29)

金融市場もいよいよブロックチェーンの活用へ

金融市場の眠れる巨人が、ついにブロックチェーン技術に目覚めようとしている。利上げと量的引き締めによる混乱の中でも、株式よりも大きな規模を持ちながら個人投資家の目に触れない世界の債券市場は、2023年にブロックチェーン技術を活用する予定である。

数日前、スイスのObligate社は、スイスの商品取引会社が発行した社債をPolygon社のブロックチェーン・プラットフォームで執行し、仲介業者や従来のレールを介さない初の社債発行となった。この社債は、スマートコントラクトによって発行・執行された。

２月初めには、香港政府が世界的な金融ハブとしての地位回復を目指す一環として、ブロックチェーン技術を利用した世界初の国家発行のトークン化グリーンボンド1億200万米ドル相当を発行した。

ドイツでは、エンジニアリング大手のシーメンスが、パブリックブロックチェーン上で6400万米ドル相当の同社初のデジタルボンドを発行した。
出典：THE ECONOMIC TIMES(2023年３月29日15:52)

Bittrex、「規制環境」を理由にアメリカの暗号通貨取引所を閉鎖

アメリカの暗号通貨取引所Bittrexは、アメリカでの業務を終了することを発表した。金曜日の声明で、同取引所は、顧客の資金は安全であり、4月30日までに引き出すべきであるとし、一方、顧客向けの取引は4月14日まで継続されるとしている。

Bittrexの共同設立者兼CEOのRichie Lai氏は、「現在のアメリカの規制と経済環境」において取引所の運営を継続することは、「経済的に実行不可能」であるとTwitterで述べている。

「規制要件はしばしば不明確で、適切な議論や意見なしに施行されるため、不均一な競争環境になっています」と彼は述べた。2013年に設立されたBittrexは、シアトルに拠点を置く小さな会社である。

CoinGeckoによると、デジタル資産取引所としては71番目の規模であり、24時間の取引高はわずか1170万米ドルである。これは、Uniswap、Pankcakeswap、Orcaといった一部の分散型取引所にも劣る。
出典：Decrypt(2023年４月１日23:53)

Vitalik Buterin氏が明かすイーサリアムの未来に関わる大きな課題とその解決方法

Ethereumの共同創設者であるVitalik Buterin氏は、今週末のブログ投稿で、Ethereumエコシステムの「十分に議論されていないが、それにもかかわらず非常に重要な」側面についての考察を披露した。

Ethereumのマルチクライアント哲学はZK-EVMとどのように相互作用するのか」と題されたこの投稿は、ZK-EVMのマルチクライアントエコシステムを構築するための技術的課題、トレードオフ、潜在的な解決策に焦点を当てている。

italikは、ZK-EVMが将来的にイーサリアムのレイヤー1のセキュリティと検証プロセスに不可欠な要素に進化すると考えている。

Zero Knowledge（ZK）技術により、開発者は追加情報を明らかにすることなく、取引やメッセージの真正性を証明することができる。

したがって、メッセージの正当性を超える知識を開示することなく、ある当事者が他の当事者にメッセージが真実であることを確信させることができる。

しかし、イーサリアム共同創設者によれば、イーサリアムのクライアントはプロトコルルールの実装において微妙に異なるため、ZK技術のプライバシー強化の性質は、より広いEVMの状況を混乱させる可能性がある。
出典：CryptoSlate(2023年４月１日15:30)

「自分の財産は自分で守る」― ビットコイン、モナコインなどの暗号資産の普及を目指す

株式会社モナトカは、ビットコイン、モナコインなどの暗号資産を通して、「自分の財産は自分で守る」という新しい財産管理の考え方を広める。同社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同している。
詳細はこちらまで。
出典：株式会社モナトカ（2023年4月1日12:30）

Cega が Ethereum にてローンチ、同時に新しいレバレッジ付きオプション製品の開発開始とマーケットメーカーの立ち上げを発表

暗号資産を用いた仕組債を世界で初めて構築し、分散型金融 (DeFi) におけるデリバティブ市場をリードするCega Finance は、主要な暗号資産プラットフォームである Ethereum Mainnet にて新たなアプリケーションをリリースした。

Cegaは合わせて、DeFi領域におけるイノベーションを活用した新しい商品戦略の機先となる「Leveraged Options Vaults (LOVs) 」の提供を開始し、さらにオプション取引の*マーケットメーカーを担うグループ企業として「Tras Mobian」社を設立した。
詳細はこちらまで。
出典：Cega Pte Ltd（2023年4月1日10:00）

「ゲームは時間の無駄！ なんて言わせない」新しいゲームの形「ブロックチェーンゲーム」の普及に貢献

スマートフォンアプリゲームや様々なプラットフォームでの企画・開発・運営を行う株式会社フライペンギンは、現在提供している「麺屋ドラゴンラーメン」や今後リリースするタイトルをヒットさせ、ブロックチェーンゲームという新しいゲームの形を世の中へ普及。

同社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同している。
詳細はこちらまで。
出典：株式会社フライペンギン（2023年4月1日00:00）

農業の未来をデザインするMetagri研究所、FarmFi構想による持続可能な農業の実現へ向けた取り組みを展開

株式会社農情人は、持続可能な農業の実現を目指す「FarmFi構想」を推進する組織「Metagri研究所」を運営している。FarmFi構想では、農業と分散型金融（DeFi）を組み合わせ、革新的な農業ビジネスの創出を目指す。

同社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同している。
詳細はこちらまで。
出典：株式会社農情人（2023年4月1日00:00）

暗号通貨業界における自主規制の役割

近年、暗号通貨産業は大きく成長し、従来の金融システムに挑戦する新しい技術や金融商品が出現している。しかし、このような拡大とともに、金融犯罪を防止し、消費者を保護するための規制が必要になっている。

政府による規制は不可欠ですが、自主規制も暗号通貨業界に大きな影響を与えている。本稿では、暗号通貨業界における自主規制の役割と、そこから得られた教訓、今後の方向性について考察する。

業界自体によってビジネス内のルールを設定し、実施する慣習は、自己規制として知られている。暗号通貨業界における自主規制は、透明性、説明責任、顧客保護を促進する業界主導のイニシアチブ、組織、ベストプラクティスという形をとっている。

イギリスのCryptoUKやアメリカのBlockchain Associationなど、業界主導の組織の設立は、暗号通貨業界における自主規制の最も重要な例の1つ。これらの組織は、業界のベストプラクティスの作成と推進、および暗号通貨企業の行動規範の設定に取り組んでいる。
出典：FINANCE MAGNATES(2023年３月31日15:25)

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は、4月2日のビットコインの値動きを時系列（１時間足）に沿って説明したものである。

ビットコインの4月2日の値動き

始値3,770,345円で寄りついたあと、3,756,645円まで下落したが、3,777,017円まで買い戻されて上昇し、１時台には3,785,000円まで上昇したが、3,765,392円まで下落した。

その後、3,770,298円まで買い戻されて上昇し、５時台には最高値3,799,999円まで上昇したが、3,782,774円まで押し戻されて下落し、６時台には3,780,895円まで下落したが、3,787,959円まで買い戻されて上昇した。

８時台には3,795,000円まで上昇したが、3,783,219円まで押し戻された。９時台には3,788,981円まで上昇したが、3,774,368円まで押し戻されて下落し、11時台には3,771,500円まで下落したが、3,777,630円まで買い戻されて上昇した。

12時台には3,791,010円まで上昇したが、3,785,994円まで押し戻されて下落し、14時台には3,775,000円まで下落したが、3,786,200円まで買い戻されて上昇し、15時台には3,788,000円まで上昇したが、3,786,947円まで押し戻されて下落した。

17時台には3,776,163円まで下落したが、3,778,874円まで買い戻されて上昇し、18時台には3,786,000円まで上昇したが、3,782,779円まで押し戻されて下落した。

22時台には最安値3,750,002円まで下落したが、3,766,728円まで買い戻されて上昇し、23時台には3,773,693円まで上昇したが、押し戻されて、23時59分59秒には終値3,765,838円をつけ、４月２日の取引を引けた。

この日一日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、49,997円であった。

4月3日の価格予想及び、注目のイベント

４月３日のビットコインは、始値3,765,648円で寄りついたあと、3,766,000円まで上昇したが、3,742,726円まで押し戻されて下落し、１時台には3,720,000円まで下落したが、3,744,112円まで買い戻されて上昇した。

２時台には3,758,485円まで上昇したが、3,752,820円まで押し戻されて下落し、４時台には3,711,777円まで下落したが、3,723,810円まで買い戻されて上昇した。

５時台には3,746,870円まで上昇したが、3,744,390円まで押し戻された。６時台には始値3,744,390円で寄りついた後、上昇している。

今日のポイント
４月２日のビットコインは、対前日比（終値）で２日間連続マイナスの値動きとなった。５時台には最高値379万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は377万円台をつけ、取引を引けた。

ローソク足の動きを一目均衡表で見ると、ローソク足は雲のなかにあり、基準線は右肩下がりとなっており、転換線もやや右肩差ｇりとなっている。また、雲を形成している先行スパンは、先行スパン１が上部を形成している。

基準線や転換線を見ると、右肩さがりの角度が急角度から徐々に水平に近い角度になってきており、現在（６時時点）のパターンからいえば、下落する可能性が高いが、雲をみると、上昇する気配が濃厚となっている。

したがって、下落したとしても一時的なもので、上昇する可能性が非常に高いので、価格は380万円台を超えて、390万円台まで上昇するのではないだろうか。

▼ビットコインの特徴や今後の動向について詳しく知りたい方はこちら
ビットコイン(BTC/Bitcoin)とは？特徴と今後の将来性・価格予想

この記事のライター

Tsuji Hideo

フリージャーナリスト。出版社勤務後、１９８４年４月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』（いずれも共著）がある。２００７年１１月から２０１６年１月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引（ＦＸ）の専門誌月刊「ＦＸ攻略．ｃｏｍ」の初代編集長を務める。ＦＸポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。