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【ビットコイン価格ニュース】前日比(終値)-3.13%。325万円から310万円の間でレンジ相場を形成か

2月25日 0時台には最高値324万円台まで上昇


出典:Trading Viewビットコイン日本円チャート 1時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみた。

経済・金融関連

正確で力強い金融政策のもと、2023年に中国経済は回復する

中国経済は2023年に概ね回復し、金融政策は的確で力強いものになると、中央銀行が金曜日に発表した四半期政策実施報告書で述べている。
出典:RUETERS(2023年2月24日22:03)

アメリカ経済は、2022年末に堅調ではあるがやや弱めの成長を遂げた後、今年は力強さを見せているようだ

商務省の発表によると、第4四半期の国内総生産は季節性・インフレ調整後で年率2.7%の伸びとなり、前回予想の2.9%増から低下し、第3四半期の3.2%増より鈍化したと、ウォールストリートジャーナルの記者であるハリエット・トリー氏は報じている。

今年に入り、予測筋は景気が冷え込むと予想していたが、最近のデータでは労働市場が好調で、消費も改善されている。
出典:THE WALL STREET JOURNAL WSJ POLITICS & POLICY(2023年2月24日22:00)

「ChatGPT」をめぐる動き

中国の大手テック企業が自社で同等のものを開発しようと競争しているにもかかわらず、中国の人気アプリのいくつかが、世界を席巻した人工知能チャットボット「ChatGPT」へのアクセスを削除している。

アメリカの研究機関OpenAIが開発した「ChatGPT」は、中国では公式に利用できない。

しかし、中国のソーシャルメディアプラットフォームWeChat上のいくつかのアプリは、これまでVPNや外国の携帯電話番号を使用せずにチャットボットにアクセスすることを可能にしていた。

その扉は今、閉ざされたようだ。今週初め、ChatGPTRobotとAIGC Chat Robotというアプリは、「関連法規違反」のためプログラムが停止されたと述べたが、どの法規かは特定されていない。

他の2つのアプリ、ChatgptAiAiとChat AI Conversationは、「関連する事業の変更」とポリシーの変更により、ChatGPTサービスがオフラインになったと述べている。
出典:CNN MEANWHILE IN CHINA(2023年2月24日16:54)

為替・通貨・市場・投資関連

金、銀、貨幣の安定性

1873年、通貨史の転換期が訪れた。7月、新生ドイツ帝国の帝国議会は、銀貨を中心とした通貨を金貨に置き換えた。9月には、パリ造幣局が銀貨の発行を制限し、フランスが何十年にもわたって維持してきた金銀二重通貨体制に終止符を打った。

この年の初め、アメリカ議会は南北戦争時代の一時的な紙幣を廃止し、政府が正貨の支払いを再開した後(1879年)、金ドルに置き換えることを立法化した。

1870年代末には、イギリスをはじめ、世界の主要工業国が金通貨を使用するようになった。1873年まで金と対等であった銀は、主に周辺国が使用する第二の通貨金属となった。

貨幣の影響は甚大であった。1873年から10年の間に、70年間安定した為替価値で取引されてきた銀は、金に対して20%も下落したのである。金の国は深刻なデフレに見舞われ、それは1890年代初頭まで続いた。

1870年代の包括的な国民経済計算がないため、その実態を把握することは難しいが、工業生産などの指標から、いくつかの国で深刻かつ長期的な不況が生じたことがわかる。たとえば、ドイツでは1873年以降を「危機の時代(Gründerkrise)」と呼んでいる。
出典:IMF BLOG(2023年2月25日00:32)

国家間の協調・対立・紛争関連

北京はロシア経済の下支えをしている

ロシアのウクライナ侵攻から1年、モスクワは前例のない西側諸国の制裁を受け、世界経済の多くから締め出されている。

しかし、北の隣国との友好関係に「限界はない」と宣言している中国は、クレムリンに経済的な命綱を与え、世界の金融システムから追放された影響を和らげているのである。

この関係の緊密さを強調するように、中国のトップ外交官である王毅は水曜日にモスクワでウラジーミル・プーチン大統領に面会した。この会談は、今年後半に予定されている中国の習近平国家主席の訪問に道を開くものであると広く受け止められている。
出典:CNN MEANWHILE IN CHINA(2023年2月24日16:54)

G20の政策優先課題:一つの地球、一つの家族、一つの未来

政策立案者は、脆弱な人々や経済を支援し、地球を保護し、すべての人のためにデジタルの進歩を活用するよう促される

世界経済の不確実性が高まっている今、インドの好調は依然として明るい話題である。ですから、20カ国・地域(G20)の財務相と中央銀行総裁が今週ベンガルールに集まるのは、ふさわしいことである。

今年もまた厳しい年になるでしょう。しかし、インフレ率が低下し、成長率が底を打つという転換点になる可能性がある。実際、当社の最新の予測では、今年の世界の成長率は2.9%に減速するものの、2024年には3.1%に緩やかに回復すると見込んでいる。
出典:IMF BLOG(2023年2月22日/2月25日00:32)

ウクライナ戦争を終わらせる道はある

ロシアがウクライナに対して裸の侵略を始めて1年になるが、どちらの側も戦争に勝つほど強くもなく、平和を訴えるほど弱くもないことが明らかになった。紛争は膠着状態に陥っている。

では、それを終わらせる方法はあるのだろうか?「紙面上ではそうだ」とファリードは書いている。2022年2月以降に占領した土地をすべてウクライナに返還するような停戦を想像することは可能である。

2014年のクリミアのように、それ以前に奪われた土地は、ロシア政府ではなく、国際的な団体によって実施される地元の住民投票を含む国際仲裁に従うことになるであろう。

さらに、ウクライナはNATOから安全保障を得ることになるが、これらの係争地には適用されない。”

ウクライナが戦争を終わらせるような完全な勝利を確保することを望むことはできるが、ファリードはそれが可能かどうか疑っている。

そして、「もし戦争がこのように何年も続けば、ウクライナを救うために破壊させるのか、と問う価値がある」とファリードは書いている。
出典:CNN FAREED’s Global Briefing(2023年2月25日09:45)

プーチンの戦争が世界にもたらしたもの

NPRのスコット・ノイマンとアリソン・ハートが簡潔に概説しているように、プーチンの戦争はいくつかの点で世界を変えた。難民がヨーロッパに流れ込み、世界の食糧とエネルギー価格が混乱したのだ。

チャタムハウスのクレオン・バトラー氏は、戦争の世界的影響に関する最近のパネルディスカッションで、世界経済はまだ立ち直る可能性がある、と示唆している。

地政学的には、プーチンの戦争はNATO、EU、国連を混乱させ、各国が緊張の激化と外交上の変化をもたらすような形で味方をすることを強いた」とNPRのノイマンとハルトは書いている。

エコノミスト誌は、紛争が収まったとしても、ウクライナがロシアと西側諸国の緊張の中心にあり、新たな「冷戦」が展開されると見ている。同誌は、”(現在の)戦闘と…その後に来る長い年月の重武装したスタンドオフ “の両方について書いている。

より広く言えば、プーチンの戦争は世界の勢力均衡政治を復活させたと、スティーブン・M・ウォルトは『フォーリン・アフェアーズ』で論じている。「世界が多極化に向かうにつれて、同盟関係はより重要になる。

世界が多極化するにつれ、同盟関係の重要性は増すばかりである。一国だけで国際システムの頂点に立つことができない時代には、ライバル国が首尾一貫した有能な集団を形成し、集団で力を行使できるかどうかにかかっているのだ。

とりわけ、ウクライナ侵攻とその余波は、同盟がなぜ形成され、どのように機能するかを理解しない指導者が災難に見舞われることを示している。
出典:CNN FAREED’s Global Briefing(2023年2月25日09:45)

暗号資産の新しい動き

FTXのSam Bankman-Fried氏に対する詐欺罪の追加を検察当局が申請

アメリカの連邦検察当局は1日、FTXの創業者であるサム・バンクマン=フリード氏に対し、暗号通貨会社の破綻に関連する4件の新たな起訴を行ったことを明らかにした。新しい告発には、証券詐欺と陰謀詐欺のカウントが含まれている。

連邦検事Damian Williams氏によると、マンハッタン連邦裁判所で新たに起訴された後も、検察は数千人の投資家から数十億ドル相当のデジタル資産をだまし取ったとして、Bankman-Fried氏の立件を続けているとのことである。

新たな告発により、バンクマン=フリード氏が有罪判決を受けた場合に科される可能性のある禁固刑は、115年から155年に引き上げられた。

「われわれは懸命に働いており、正義が実現するまでそうあり続けるだろう」とウィリアムズ氏は語った。Bankman-Friedの広報担当者はコメントを控えた。
出典:THE WEEK Daily Business Briefing(2023年2月24日22:04)

アメリカの3つの規制当局は、暗号通貨に関連する流動性リスクに注意するよう銀行に警告

連邦準備制度理事会、通貨監督庁、連邦預金保険公社は共同声明で、銀行は預金口座を開設する暗号エンティティに対して強固なデューデリジェンスと監視を適用すべきであると述べた。

11月に起きた取引会社FTXの破綻を一因とする暗号通貨に対する規制強化により、一部の銀行はこのセクターとの取引に不安を覚えている。
出典:THE WALL STREET JOURNAL WSJ POLITICS & POLICY(2023年2月24日22:00)

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は、2月25日のビットコインの値動きを時系列に沿って説明したものである。

ビットコインの2月25日の値動き

ビットコイン価格
始値3,243,497円
高値3,245,834円
安値3,123,089円
終値
3,141,887円

始値3,243,497円で寄りついたあと、最高値3,245,834円まで上昇したが、3,184,364円まで押し戻されて下落し、1時台には3,131,313円まで下落したが、3,165,156円まで買い戻されて上昇した。

2時台には3,165,155円まで上昇したが、3,149,032円まで押し戻されて下落し、4時台には3,125,259円まで下落したが、3,164,809円まで買い戻されて上昇した。

5時台には3,184,946円まで上昇したが、3,168,301円まで押し戻されて下落し、7時台には3,138,273円まで下落したが、3,153,678円まで買い戻されて上昇し、11時台には3,169,131円まで上昇したが、3,155,213円まで押し戻されて下落した。

12時台には3,150,513円まで下落したが、3,152,921円まで買い戻されて上昇し、13時台には5,161,792円まで上昇したが、5,159,361円まで押し戻されて下落した。

14時台には3,147,790円まで下落したが、3,149,192円まで買い戻されて上昇し、17時台には3,162,589円まで上昇したが、3,155,203円まで押し戻されて下落した。

21時台には最安値3,123,089円まで下落したが、3,140,959円まで買い戻されて上昇し、22時台には3,150,000円まで上昇したが、3,143,339円まで押し戻されて下落した。

23時台には3,1339,010円まで下落したが、買い戻されて、23時59分59秒には終値3,141,887円をつけ、2月25日の取引を引けた。

この日一日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、122,745円であった。

2月26日の価格予想及び、注目のイベント

ビットコイン価格予想:3,250,000円~3,100,000円

経済指標時間
特筆すべきものはなし
政治・経済イベント(日本) 時間
CP + 2023(シーピープラス2023)(神奈川県横浜市)
NEW ENERGY TOKYO 2023(~28日)(東京都)
政治・経済イベント(海外)時間
マレーシア・国会第1回審議(第2会期)(~3月30日)
米・NEAR HOUSE by Supermoon Camp(~3月6日)(コロラド州デンバー)
インドネシア・Indonesia International Motor Show(IIMS)(ジャカルタ)
米・ETHDenver(~3月5日)(コロラド州デンバー)
インドネシア・Megabuild Indonesia(建材、建築などの展示会)(ジャカルタ)
要人発言時間
特筆すべきものはなし

2月26日のビットコインは、始値3,141,288円で寄りついたあと上昇し、1時台には3,149,873円まで上昇したが、3,142,756円まで押し戻された。2時台には3,146,922円まで上昇したが、3,146,581円まで押し戻されて下落した。

5時台には3,108,888円まで下落したが、3,128,574円まで買い戻された。6時台には始値3,128,574円で寄りついた後、下落している。

今日のポイント
2月25日のビットコインは、対前日比(終値)でマイナスの値動きとなった。0時台には最高値324万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は314万円台をつけ、取引を引けた。

ローソク足の動きを一目均衡表で見ると、ローソク足は雲の下にあり、基準線はやや右肩下がりだが、転換線は破棄入りと下落を示している。また、雲を形成している先行スパンは、先行スパン1が雲の下部を形成している。

kのかたちから判断できるのは、ビットコインの価格は下落する可能性が高い、ということである。ただ、このところの値動きは10万円前後なので、そう大きくは下落することはないだろう。

従って、価格は325万円から310間年の間を推移しながら、レンジ相場を形成するのではないだおるか。

▼ビットコインの特徴や今後の動向について詳しく知りたい方はこちら
ビットコイン(BTC/Bitcoin)とは?特徴と今後の将来性・価格予想

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この記事のライター
フリージャーナリスト。出版社勤務後、1984年4月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』(いずれも共著)がある。2007年11月から2016年1月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引(FX)の専門誌月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。FXポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。
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