Uniswap(ユニスワップ)は、新しい金融取引の場として分散型取引所をプロジェクトテーマとしています。
2021年、引き続き注目したい市場である分散型金融Defi(Decentralized Finance)。昨年は急速に取引高が増え3000億円の市場規模へと成長しました。
今回は注目されている「Uniswap/UNIの基本情報。将来性・購入方法」を分かりやすく徹底解説します。
Uniswap/UNIとは?
Uniswapとは、イーサリアムのブロックチェーン上で動く分散型取引所(DEX)です。
私たちが使う暗号資産(仮想通貨取引所)の欠点を改善すべく誕生したのが分散型取引所になります。
過去に、現在は大手マネックスの傘下に入り信頼を回復しましたが、Coincheckにてハッキングによる580億円相当の暗号資産が盗難される事件がありました(2018年)。
大規模な被害の最大の原因はウォレットで顧客の資産を保管していた事です。
Uniswapが提供している分散型取引所では、理論上、ハッキングが出来ない仕組みにより、通常の暗号資産取引所の欠点を改善しています。
- 分散型取引所ではUniswapが直接取引を結びつける
- Uniswapのプログラムは開発者でも自由に変えられない
- Uniswapの資産に開発者の権限でもアクセスできない
上記の仕組みにより、既存の暗号資産取引所、もとい既存の金融取引所よりUniswapは安全な構造となっています。
また、Uniswapのトークンは「UNI(ユニ)」です。UNIトークンを保有することで、急成長する分散型取引の市場、かつ開発者が介入できないガバナンスへの参加できます。
Uniswap/UNIの基本情報
Uniswap/UNIの基本情報 | |
Uniswap/UNIの価格 | 877.11円 |
一日の出来高 | 約4000億円 |
マーケットドミナンス | 0.26% |
市場ランキング | 第16位 |
時価総額 | 約2000憶円 |
直近1年間の高安値 | 43.49円/1021.09円 |
発行上限 | 10憶UNI |
※価格等の情報は2021年1月22日時点のCoinMarketCapによる
Uniswap/UNIの基本情報の基本情報を見てみましょう。
前述した通り、Uniswapは分散型取引所であり、Uniswapを利用するのに必要となるのがトークンであるUNIです。
市場規模の急成長が見られている現状ですが、基本情報として注目したいのがUNIトークンに発行上限が儲けられている事です。分散型取引所Uniswapに注目する投資家は多い現状。
新しい取引プラットフォームとしてUniswapが広がるのに比例して、私たちが購入できるUNIトークンの需要が高まる可能性は高いでしょう。
UNIトークンの配布について
UNIトークンの発行上限10億枚に対して、2021年初現在で60%がUniswapコミュニティメンバーに配布済みです。
コミュニティメンバーとは、2020年9月以前より、分散型取引所Uniswapを利用していた人を指します。そして、残りの40%については配布されていません。
- Uniswapのチームメンバー 21.51%
- 投資家 17.8%
- アドバイザー 0.69%
上記の割合でUNIトークンが2020年から4年間に渡り配布される予定とされています。
また、具体的なスケジュールに関してはUNIトークンを保有する権利者により確定される予定です。
現在、取引所にて私たちが購入できるUNIトークンは、2020年の時点で配布され、市場へ売りに出されたUNIトークンになります。
Uniswap/UNIの将来性
Uniswap/UNIの将来性は、現状だと右肩上がりの分散型取引所の取引高がこのまま続くのか?が焦点です。
誰もが安全な取引所で、格安の手数料で自由な取引ができる利点は多い半面で、懸念されるデメリットもあります。
分散型取引所は、仕組み上、他の取引所にあるような「本人確認」や「年齢制限」がありません。
したがって、どこの誰と売買しているのが不透明かつ、政府によって完全な管理下に置けないといった問題があります。
例えば、犯罪目的の換金などマネーロンダリングへの懸念も高いです。自由で安全な取引所に対して、世間的な信頼感をどのようにして築き上げるのかが課題として考えられます。
一般的に、信頼できる取引所は国内であれば金融庁から認可を受けますから、新しい法規制を作る必要が出てくるでしょう。
とは言え、海外では需要が高いものの、日本ではマイナー。まずは利用者が増加するのかに注目です。
Uniswap/UNIは今後上がるのか?
Uniswap/UNIの基本情報について解説しました。
技術面についてが主な内容でしたが、やはり気になるのはUniswapのトークンであるUNIの価格は上がるのか?が疑問です。
とは言え、UNIトークンが誕生し、暗号資産取引所に上場したのは2020年9月の事。チャートによる情報は少ない為、分析は難易度が高めになります。
2021年1月現在、昨年9月では大手取引所Binance(バイナンス)に上場し、わずか1日で1UNI=0.3USDTから1UNI=15USDTへと50倍の価格へ急騰しました。
ちなみに、Uniswapで取引していれば400UNIの配布があったため、そのまま売り抜けるだけで60万円の利益となっていたでしょう。
現在は、上場初日の15USDTを史上最高値にジリジリと価格を戻しています。また、チャートの情報量が少なく、テクニカルツールRSIでは一旦は上昇の頭打ちが予想される状態です。
短期的な目線で、UNIトークンの買い場を探ってみましょう。
上場から半年も経過していない為、適正価格は不明です。したがって、短期的な目線から割安と思われる価格が長期保有のねらい目だと考えられます。
- 6.65USDT
- 4.68USDT
- 3.47USDT
UNI/USDTの4時間足チャートを見ると、上記3つの価格帯で 短期的には買われて再急騰する展開が確認されました。
したがって、直近で買われる動きの見られた価格帯では、次回も割安と判断され、買われやすくなると予想されます。
UNIトークンの配布を受けられなかった場合は、暗号資産取引所で割安で買うのが戦略です。
Uniswap/UNIの購入方法
Uniswap/UNIは初期の配布を受けていない場合、前述した通り暗号資産取引所で購入することになります。
2021年現在では当然、国内取引所でUniswap/UNIの取り扱いはなく、海外取引所Binanceを使うのが購入方法です。
Uniswap/UNIはBTC、ETH、USDTとの取引が可能です。
また、業界最大手のBinanceはマイナーなアルトコインも幅広く取り扱っており、暗号資産(仮想通貨)の投資を検討される場合は定番の取引所になります。
一時期、流行をBinanceのネームブランドを悪用した偽サイトが話題となりました。初めて利用される方は、公式のリンクをアカウント作成の際は使いましょう。
Uniswap/UNI まとめ
今回は「【分散型取引所】Uniswap/UNIとは?将来性・購入方法」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
- Uniswapとは安全で自由な分散型取引所
- UNIトークン保有者はUniswapでガバナンスを有する
- 市場に売られたUNIトークンはBinanceで購入可能
2020年、暗号資産(仮想通貨)の投資家で最も話題になったのは分散型金融(DeFi)と言われています。
Uniswapは、注目される話題の中心とも言える存在ですから、発行されたUNIトークンは今後も価格が上がる可能性は十分高いでしょう。
とは言え、誰でも自由に使えるといったメリットがある半面、どういった資金から取引されているのか不安点もあります。法規制を含めて、Uniswapの今後に注目です。
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