仮想通貨が初めての投資、しかし何を基準に売買するのか分からない。
もし、イーサリアムを取引するなら「20期間の移動平均線」を使うと良いでしょう。
移動平均線1本だけでも、イーサリアムのチャートで起こりやすい性質を理解すれば、割とトレードができます。
今回は20期間の移動平均線を、イーサリアムのチャートで使うべき理由を解説!
既に使っており、上手く使いこなせない人にはコツまでまとめました。
イーサリアムは20期間の移動平均線を使うべき理由3つ
- 売買基準として考えやすい
- 過去の高値・安値と重なる
- 移動平均線一本だけで割と利益が出る
移動平均線をイーサリアムのチャートに表示すると、初心者でも比較的簡単に売買判断をしやすくなります。
移動平均線とは、価格の平均値から作られる一本の線です。
【超実践的】ビットコインFXで使える「移動平均線」とは?初心者ガイド
大まかな相場の流れを分かりやすく見ることができ、特にイーサリアムのとは「20期間の単純移動平均線」との相性が良いでしょう。
なぜなら、シンプルにチャートで20期間の移動平均線が使える場面が多いからです。
より細かく具体的に、「イーサリアムは20期間の移動平均線を使うべき理由」を解説します。
売買基準として考えやすい
移動平均線を一本で表示する場合、最もシンプルな見方としては「移動平均線との位置関係でトレンドを判断する」方法があります。
- イーサリアムの価格が移動平均線より上で推移するチャートなら「上昇トレンド」
- イーサリアムの価格が移動平均線より下で推移するチャートなら「下降トレンド」
このように判断します。
もし、仮想通貨の取引で何を見て買い時・売り時がまったく分からない場合に有用です。
基本的に「順張り(トレンドに着いていく)」の戦略で、上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りを検討します。
空売りで利益を出すなら、DMMBitcoinなどイーサリアムのレバレッジ取引ができる口座を選びましょう。
実際にイーサリアムの日足チャートで見てみましょう。
イーサリアムの価格が移動平均線より上で推移しており、上昇トレンドと判断します。
移動平均線付近まで価格が落ち、再度買われる様な展開を見せました。
上昇トレンドは継続すると予測し、買いを検討してみましょう。
すると、上昇トレンドが継続し、イーサリアムの価格が上がる展開が起きました。
移動平均線より下で価格が推移すれば、下降トレンドと判断しますから、利益確定(売り)です。
画像のETH/USDTチャートだと、1ETH当たり100ドル(10000円)ほどの利益になります。
過去の高値・安値と重なる
20期間の移動平均線は、イーサリアムの過去と重なります。
上記のETH/USDTチャートは、日足の高値・安値と移動平均線が重なる部分に色付けしたものです。
ご覧の通り、かなりの割合で「押し目」や「戻り高値」と重なっています。
ちなみに、20期間の移動平均線はETH/JPYの日足チャートでも有効です。
高値と安値と重なり、その後はトレンドを継続しているのが分かります。
移動平均線一本だけで割と利益が出る
日足や週足を基準にする、長期トレードなら「移動平均線一本だけで割と利益が出る」と言えます。
それだけでも、20期間の移動平均線をイーサリアムで使う理由としては十分でしょう。
また、イーサリアムのチャートでは「一度、移動平均線を抜けるとトレンドが継続しやすい」性質があります。
ビットフライヤーのETH/JPY日足チャートを見てみましょう。
移動平均線を抜けた部分に水色の線を描写しています。
多くの場合、各線の距離が長いです。
例えば、移動平均線をイーサリアムの価格が上抜けした場合、しばらく移動平均線より上で上昇トレンドを継続しやすいと言えます。
イーサリアムを移動平均線で取引するコツ
- イーサリアムは「ログチャート」で移動平均線を表示
- 日足・週足ベースで見る
- 他の理論や手法と組み合わせる
イーサリアムのチャートに移動平均線を表示する上で、上手く取引するコツが3つあります。
3つのコツを実践すると、より移動平均線を使った予想の精度が上がり、取引で負けを減らす事が可能です。
イーサリアムは「ログチャート」で移動平均線を表示
イーサリアムのチャートで移動平均線を表示するなら、「ログチャート」で表示しましょう。
なぜなら、通常のチャートだと比率が合わず、上手く移動平均線が使えないからです。
ログチャートは、価格変動の幅を比率化したチャートで、○○円ではなく、○○%を軸にチャートを生成します。
実際に見た方が分かりやすいので、通常チャートと比較してみましょう。
こちらが通常チャートです。
こちらが「ログチャート」になります。
まったく同じ時間を切り取っても、ログチャートの方が見やすいです。
ログチャートでは、単純な価格だけでなく、過去の変動も加味して目盛りが設定されます。
なので、価格のジグザグが大きくなり、移動平均線と価格が触れているのか?などが見やすいです。
ちなみに、トレンドラインも仮想通貨の場合は、ログチャートの方が見やすいのでオススメ。
残念ながら、国内の取引所ではログチャートが表示できません。
高機能チャート分析ツール「TradingView」を私は使っています。ログチャートが全ての仮想通貨で表示できるので使い勝手が良いです。
日足・週足ベースで見る
イーサリアムで移動平均線を使うなら、日足・週足で見ると良いでしょう。
なぜなら、長期チャートだと展開がある程度緩く、判断もしっかり出来るからです。
特に、イーサリアムはアルトコインですから、短期的に大きく動く場面があります。
移動平均線は、平均値で線を作るので、1時間足など短期足では乱れやすいです。
例えば、一瞬だけ大きく下がったが戻ってくる展開は過去に経験したかと思います。
仮に、5分足の移動平均線を見ていれば、大きく傾くはず。
日足なら、1日ごとの平均値で作られるため、一瞬の動きでは簡単に乱れません。
他の理論や手法と組み合わせる
20日移動平均線だけではなく、他の理論や手法と組み合わせましょう。
取引の判断基準が複数あると、予想を立てる際にも精度を上げられます。
例えば、20日移動平均線だけで「買い」を判断するより、20日移動平均線とグランビルの法則で判断したほうが精度が良いです。
Aの目線では買い、それよりAとBの目線で買いの方が信憑性があります。
【一目で見抜く】ビットコインで使える「グランビルの法則」とは?
イーサリアム(ETH)と20期間移動平均線 まとめ
今回は「イーサリアム(ETH)のチャートは20期間の移動平均線を使うべき理由。」のテーマでした。
初めての投資、初めてのトレードでは何を基準に取引すれば良いのか迷います。
移動平均線は最初に使ってみるテクニカル指標としては定番でしょう。
まずは、使ってみる。上手くいかなければ、そこから課題を見つけて学ぶ。
単純ですが、繰り返すことで気づけば一人前の投資家・トレーダーになれる可能性もあります。
イーサリアム(ETH)