✔ ビットコインキャッシュが今後どうなっていくのか知りたいという方
✔ ビットコインキャッシュを購入できる取引所を知りたいという方
「ビットコインキャッシュも気になるけど、将来性という点で期待できないなぁ」といったように、ビットコインキャッシュは、いまいち地味だと考えてはいませんか。
ビットコイン(bitcoin)から分裂して誕生した暗号資産(仮想通貨)・ビットコインキャッシュ(bitcoin cash)。たしかにビットコインよりも優れた性能があるにも関わらず、価格面ではいまひとつな感じがしますよね。
そこで今回は、ビットコインキャッシュの特徴や将来性についてお伝えしていきましょう。
- ビットコインキャッシュはビットコインから分裂して誕生した暗号資産(仮想通貨)で、ビットコインよりも性能面で優れている
- ビットコインキャッシュは「一部で基軸通貨にする流れがある」「決済の普及」「ビットコインからの乗り換え」により、価格が上昇する可能性もある
- ビットコインキャッシュはブロックチェーンの容量、セキュリティといった面でビットコインよりも優れている
- ビットコインキャッシュ取引をするなら「Coincheck」「GMOコイン」「bitFlyer」がおすすめ
- 半減期や新型コロナの影響で価格が下落したが、将来性のある暗号資産(仮想通貨)なので今後の価格上昇に期待できる
まだ口座を持っていない場合はこちらからbitFlyer(ビットフライヤー)に登録!
目次
- 1 ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴や送金時間などを解説
- 2 ビットコインキャッシュが誕生した理由は送金(トランザクション)詰まり
- 3 ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の3つの違い
- 4 ビットコインキャッシュ(BCH)の2020年以降の将来性がある3つの理由
- 5 ビットコインキャッシュ(BCH)の歴史と価格変動(チャート)
- 6 ビットコインキャッシュ(BCH)の今後は?2020年4月に半減期を迎える
- 7 2020年以降ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰する2つの要因
- 8 2020年以降ビットコインキャッシュ(BCH)が下落する2つの要因
- 9 ビットコインキャッシュ(BCH)の今後の価格相場を予想
- 10 ビットコインキャッシュ(BCH)購入におすすめな国内取引所ベスト3
- 11 ビットコインキャッシュ(BCH)が使用できるサービス
- 12 ビットコインキャッシュ(BCH)と企業提携の動向は?
- 13 ビットコインキャッシュ(BCH)は将来性が高い通貨の1つ
ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴や送金時間などを解説
ビットコインキャッシュは名前の通り、ビットコインから派生して誕生した暗号資産(仮想通貨)です。しかしビットコインキャッシュにはビットコインにはない特徴がいくつもあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
ビットコインからハードフォークして誕生した
ビットコインキャッシュ最大の特徴はその誕生経緯です。
- ビットコインキャッシュは2017年8月に、ビットコインからハードフォークという分岐を経て誕生した
暗号資産(仮想通貨)ではシステムをアップグレードすることを「フォーク」と言います。アップグレード前の規則とアップグレード後の規則とでブロックチェーンがフォークの先端のように分岐するためです。
- このフォークのうち新旧規則の間に互換性がなく、完全に別の通貨として分かれてしまうようなものをハードフォークと言う
つまりビットコインキャッシュはビットコインではありえない特徴を有しているということです。
時価総額5位(2020年4月現在)
- 2020年4月現在、ビットコインキャッシュの時価総額は約4760億円
- すべての暗号資産(仮想通貨)の中で5位
1位のビットコインが圧倒的なシェアを占めていますが、イーサリアムやリップルなどと共に主要な暗号資産(仮想通貨)のひとつとなっています。
送金時間が早く手数料が安い
ビットコインキャッシュはビットコインよりも迅速な送金を可能としています。
- 送金時間:およそ2分(ビットコインはおよそ10分)
- 手数料:0.001BCH ※約25円(ビットコインは0.001BTC ※約817円)
送金時間だけで言えばクレジットカードを用いて法定通貨を送るほうがずっと速いです。VISAは1秒間で1600以上の取引を行っています。また個人間の国際送金を提供するPayPalも1秒間に190もの取引を処理しています。
ただ法定通貨を送金するサービスではいずれも高額の手数料が必要です。ビットコインキャッシュはビットコインや法定通貨にはない、破格の手数料が魅力と言えるでしょう。
ビットコインキャッシュが誕生した理由は送金(トランザクション)詰まり
ビットコインキャッシュが誕生したきっかけはビットコインがスケーラビリティ問題に直面したことです。
- ビットコインは取引データ(トランザクション)を「ブロック」というひとまとめにし、不特定多数の人が承認することでつないでいく仕組み
- しかしビットコインの取引量が拡大することで、トランザクションの処理が追いつかなくなるスケーラビリティ問題が起こる
- スケーラビリティ問題が表面化すると、送金がいつまで経っても行われない「送金(トランザクション)詰まり」が起きてしまう
ビットコインキャッシュはビットコインのスケーラビリティ問題を解決するためにハードフォークをすることで誕生したのです。
ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の3つの違い
ビットコインとビットコインキャッシュの違いを具体的に見ると、以下の通りになります。
ビットコイン(BTC) | ビットコインキャッシュ(BCH) | |
---|---|---|
ブロックサイズ | 1MB | 32MB |
送金時間 | 約10分 | 約2分 |
送金手数料 | 0.001BTC | 0.001BCH |
マイニングの調整回数 | およそ2週間に1回 | およそ1日に1回 |
ブロックサイズ
ビットコインとビットコインキャッシュの最大の違いはブロックサイズです。
- ビットコイン:1MB
- ビットコインキャッシュ:8MB→32MB(2018年5月~)
ビットコインキャッシュはブロックサイズを拡大させることで、スケーラビリティ問題を解決しています。
もっとも単純にブロックサイズを大きくすればいいわけではありません。ブロックサイズを拡大するとマイニングに必要なハッシュパワー(機材の計算能力)が大きくなります。
送金時間と送金手数料
ビットコインキャッシュはビットコインよりもずっとブロックサイズが大きいため、送金時間も短縮することができています。
- ビットコイン:10分
- ビットコインキャッシュ:2分
またどちらも原理上送金手数料はかかりませんが、ブロックの承認を行うマイナーという人にデータを承認してもらうために送金手数料を支払います。
マイニングの調整回数の差
ビットコインのブロックを承認するマイニングは、定期的に難易度を調整することでブロックの生成間隔を一定にします。
- ビットコイン:2016ブロックに1度(2週間に1度のペース)
- ビットコインキャッシュ:144ブロックに1度(1日に1度のペース)
ビットコインキャッシュはビットコインよりもずっと調整ペースが早く、遅延が生じにくい仕組みとなっています。
ビットコインキャッシュ(BCH)の2020年以降の将来性がある3つの理由
性能的にはビットコインよりも圧倒的に優れているビットコインキャッシュですが、将来性に期待が持てるのでしょうか。
基盤通貨として利用できる
海外では、ビットコインキャッシュを基軸通貨にしている取引所も増えています。
- CoinEX(コインエックス・中国)
- KuCoin(クーコイン・香港)
- OKEx(オーケーイーエックス・香港)
基軸通貨とはある市場においてものやサービスの購入に使うことができる通貨。日本でものを買うには日本円を使うことが多いため、日本の基軸通貨は日本円です。暗号資産(仮想通貨)でいえば、ある暗号資産(仮想通貨)取引所で別の暗号資産(仮想通貨)と交換できる暗号資産(仮想通貨)が基軸通貨と言えます。
- ほかにもビットコイン決済サービス大手のBitpayが、2018年8月29日にビットコインキャッシュでの決済に対応することを発表
- 2018年3月には電話番号のみでビットコインキャッシュを送金できるCoinTextというサービスがローンチされている
ビットコインキャッシュは優れた機能を有しており、サービスの中心としてビットコインキャッシュを据えるところも出てきているのです。
日本でもビットコインキャッシュを基軸通貨にする取引所が出てくれば、ビットコインキャッシュの需要が高まり、価格も上昇していくでしょう。
2020年4月時点では、まだビットコインやイーサリアムのほうが、知名度や人気が高いです。プロモーションという点で、ビットコインキャッシュを押し出す必要があるでしょう。
スマートコントラクトが実装されている
2018年5月のアップデートで、ビットコインキャッシュはスマートコントラクトを実装しました。
- スマートコントラクトとは、ブロックチェーンに契約を記録できるようにする技術のこと
- 従来であれば人の手によってチェックが必要だったものを自動化することにより、確実かつ迅速に契約を履行することが可能
- ブロックチェーン上で契約を記録するため、透明性も高くなります。
スマートコントラクトはすでにいくつかの暗号資産(仮想通貨)に実装されています。
特にイーサリアムはスマートコントラクトを利用したDApps(分散型アプリケーション)の開発などができ、技術面が非常に注目されています。
Segwit(セグウィット)に対応している
- Segwit(セグウィット)とは取引データを圧縮する技術のひとつ
- 取引データから署名部分を分け、ブロックから独立した領域に保存することで、取引データをサイズを小さくする
2017年にビットコインのスケーラビリティ問題の解決手段をビットコインの主要なコミュニティやマイナーが議論したとき、解決手段として提示されたのがSegwitとBig Block(ビッグブロック)でした。
このうちビットコインで導入が決まったのがSegwitで、ビットコインキャッシュはBig Blockを支持する勢力によってハードフォークが行われたことで誕生しています。
- SegwitはBig Blockと違い、通貨の分裂を招かないうえセキュリティ面のリスクも抑えられる
- しかし、ブロックサイズという根本的な要素を解決できていない
- Segwit非対応の暗号資産(仮想通貨)をSegwit対応のアドレスへ送ると、その通貨が利用不能になってしまう
そこで2018年5月、ビットコインキャッシュはSegwitアドレスへ対応するようアップデートを行いました。Segwitアドレスにも自由に送れるようになったことで、より自由に送金ができるようになりました。
ビットコインキャッシュ(BCH)の歴史と価格変動(チャート)
ビットコインキャッシュは2017年8月に誕生して以来、価格が激しく変動してきました。今後ビットコインキャッシュの価格がどうなるかについては、過去の価格変動とその要因が参考となるでしょう。
これまでの歴史と主な変動を紹介していきます。
2017年11月1BCH=約5万円
ビットコインキャッシュの誕生は多くの暗号資産(仮想通貨)投資家の関心を集めており、誕生後1か月も経たないうちに1BCH=9万円ほどにまで高騰しました。
これはハードフォークが無事に完了したことでそれまで様子見をしていた投資家やビットコインを保有していると分裂によって資産が増えることがあると知った人がこぞって買いに走ったためです。
しかしその後相場は大きな変化を見せることはなく、2017年11月時点で5万円ほどに落ち着きました。
2017年12月1BCH=約50万円の高騰
2017年12月から2018年1月にかけて、暗号資産(仮想通貨)市場は俗に「暗号資産(仮想通貨)バブル」と言われる空前の高騰を記録しました。
この時期には、ビットコインキャッシュに多くのニュースがありました。
- アメリカ大手の暗号資産(仮想通貨)取引所であるCoinbase(コインベース)とGDAX(ジーダックス)がビットコインキャッシュの上場を発表
Coinbaseへの上場時には発表前にビットコインキャッシュが値上がりをしており、Coinbaseがインサイダー取引があったこと疑い、内部調査を行いました。
- 2017年12月19日にはBitcoin.comの最高技術責任者エミル・オルデンバーグ氏が、保有するビットコインをすべて売却し、ビットコインキャッシュを買ったことを表明
エミル氏は取引手数料が高騰し、処理速度も遅くなるビットコインを「役立たず」と評したほか、ビットコイン投資を危険で高リスクなものであると主張しています。
暗号資産(仮想通貨)市場全体の活況に支えられ、ポジティブなニュースが相次いだ結果、ビットコインキャッシュは大きく値上がりしています。
2018年3月Bitpayがビットコインキャッシュ決済スタート
2018年3月には、ビットコイン決済サービス大手のBitpayがビットコインキャッシュでの支払いに対応しました。
- Bitpayは2011年に設立後、すぐにビットコイン決済サービスに参入
- 2017年には利用総額が年間で12億ドルに達したと最高執行責任者のソニー・シング氏が発言
- 2018年には加盟店が10万件を突破するなど、世界でも屈指のビットコインプロセッサーとなる
2018年9月にはビットコインキャッシュは支払い機能に続き、決済機能にも対応しています。加盟店は価格変動のリスクを負うことなくビットコインキャッシュ決済をスタートすることが可能とりました。
2018年7月1BCH=約9万円へ下落
2017年12月に暗号資産(仮想通貨)市場を盛り上げた暗号資産(仮想通貨)バブルは2018年1月に破裂します。
- 2018年1月、中国国内向けにサービスを行う暗号資産(仮想通貨)取引所のオンラインプラットフォームやアプリケーションが規制された
中国政府は暗号資産(仮想通貨)取引によって人民元が流出する事態を危惧し、暗号資産(仮想通貨)への規制を強め、2017年9月に国内での暗号資産(仮想通貨)の取引を一切禁止していました。
中国は世界でも屈指の暗号資産(仮想通貨)大国であり、中国政府による厳しい規制は暗号資産(仮想通貨)市場に悪影響を及ぼしています。
- 2018年1月には日本の暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが不正アクセスに遭い、約580億円相当のネムという暗号資産(仮想通貨)を流出させた
この事件がきっかけとなり、暗号資産(仮想通貨)への不安が高まり、暗号資産(仮想通貨)バブルが破裂してしまいました。その後、暗号資産(仮想通貨)市場は長い低迷に入ります。
2018年11月ハードフォークでビットコインSVが誕生
2018年11月、ビットコインキャッシュは2018年5月に次いで2度目のハードフォークを迎えました。
- スマートコントラクトなどの機能を実装させ、高機能化を果たすビットコインABC
- ビットコインとしてのアイデンティティを重視し、余計な機能を加えないビットコインSV
ビットコインSVはビットコインの論文を発表した、ビットコインの開発者であるサトシナカモトを自称するクレイグ・ライト氏が開発の中心となった暗号資産(仮想通貨)。SVも「Satoshi Vision(サトシビジョン)」の略称です。
- ビットコインABCとビットコインSVは、どちらがビットコインキャッシュを引き継ぐかを巡り、よりブロックを長くつなげるかを争う「ハッシュ戦争」を開始
- ビットコインABCが勝利したため、現在は多くの暗号資産(仮想通貨)取引所が、ビットコインABCをビットコインキャッシュとして扱っている
当時、ハッシュ戦争の影響で暗号資産(仮想通貨)市場はますます下落。対立する陣営が保有するビットコインを売却し、チェーンを伸ばすためにマイナーを買収したという噂が流れました。
2019年6月1BCH=約5万円
暗号資産(仮想通貨)バブル破裂に端を発する暗号資産(仮想通貨)市場の下落は2019年4月にようやく終了し、相場が上昇へ転じました。
- 当時、中国とアメリカが互いの国からの輸入品に関税をかけ合う貿易戦争を展開していた
- 両国の関係悪化とそれに伴う通貨の下落を恐れた投資家が、資金を国際関係の影響を受けにくい暗号資産(仮想通貨)市場へ退避させた
そのためビットコインキャッシュも2019年4月までは2万円台を割っていたものが、6月には5万円台に到達しています。
2020年4月1BCH=約2万6千円
ビットコインキャッシュの2020年は、1BCH=22000円ほどでスタートしました。2月まで順調に価格を伸ばし、一時価格は5万円にまで達しています。
- しかしその後は下落い、3月には新型コロナウイルスの影響で1日で価格が1万円も落ちるほどの急落を記録
- 2020年4月現在は約26000円前後を推移
今後のビットコインキャッシュ市場は、新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかが大きなポイントとなります。早期に終息するようであれば、年内に再び価格は上昇へ転じるでしょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)の今後は?2020年4月に半減期を迎える
2020年4月現在、ビットコインキャッシュの価格が26000円ほどで推移しているのは半減期の影響も非常に大きいです。
ビットコインキャッシュは2020年4月8日に半減期を迎えたばかりです。半減期がどのような影響を与えたかを紹介します。
半減期の影響で価格低迷
ビットコインの傾向などから、半減期は長期的な価格上昇の兆しだと言われています。しかし半減期は右肩上がりに価格を上げるサインではありません。
- 半減期を迎えた直後は、一時的に価格を下げると言われている
半減期で値上がりをするというのは、いったん値下がりをするということ、そして一時的な下落の後に下落幅を超える長期的な上昇をするためです。
マイナーは利益がゼロへ
ですが今回のビットコインキャッシュの半減期の悪影響は長引くおそれもあります。
- 4月8日の半減期の直後、ビットコインキャッシュは約2時間もの間、ブロックの生成が遅延
半減期はマイニング報酬が半減するタイミングです。そして折しも、ビットコインキャッシュは価格が低迷しています。このタイミングが重なることで、マイナーの中には利益がほぼゼロになってしまった人も現れました。
- マイナーは多大なコストを支払い、マイニングの報酬として新しく発行されたビットコインキャッシュを受け取る
- つまりコストが報酬を上回れば、マイナーは離れてしまう
その結果ビットコインキャッシュ全体のブロックの生成速度が低下してしまったのです。
2020年以降ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰する2つの要因
2020年4月現在、ビットコインキャッシュの相場は予断を許さない状態です。
しかし2020年以降のビットコインキャッシュは価格が高騰する要因が主に2つ存在しています。そのため非常に未来が明るいと言えます。具体的に要因を見ていきましょう。
半減期の影響が落ち着く
ひとつが半減期です。現在は半減期の影響によって相場が下落していますが、この下落相場を脱すれば、傾向としては上昇に転じると考えられます。
半減期の影響が落ち着けば、値上がりが大きく期待できます。
新型コロナによる金融市場低迷の回復
2020年4月現在、暗号資産(仮想通貨)市場も含めた金融市場全体が新型コロナウイルスの影響で低迷しています。原油価格ですら大きく価格を下げるなど、その影響は絶大です。
しかし新型コロナが終息すれば金融市場は大きく回復するでしょう。世界各国が景気を回復し、低迷した経済を盛り上げるために数々の策を講じるはずです。
金融市場は回復へ転じるでしょう。暗号資産(仮想通貨)市場やビットコインキャッシュもその恩恵にあずかれると考えられます。
2020年以降ビットコインキャッシュ(BCH)が下落する2つの要因
一方ビットコインキャッシュの将来にも、明るい材料ばかりではありません。
長期的に見た場合、ビットコインキャッシュにはいくつかの不安要素も見られます。相場を見るときには、不安要素も常に頭に入れておかなくてはなりません。
半減期を迎えた直後
2020年4月現在、ビットコインキャッシュはまだ半減期を迎えた直後です。
半減期を迎えた直後は、暗号資産(仮想通貨)は一時的に価格を落とす傾向にあります。理由は不明ですが、一説によるとマイナーが活動資金を確保するために売りに走るためだと考えられています。
長期的に見れば価格を上げるかもしれませんが、この半減期による影響がいつまで続くかは分かりません、
マイナー離れによる送金詰まりが起きる
近年ではマイニングに使う機器も高性能化が進み、その分消費電力が増加したためマイニングそのもののコストが非常に大きくなっています。そのため報酬の減少や価格の下落によって採算の取れなくなったマイナーがマイニングを離脱する可能性が大きくなっています。
実際にビットコインキャッシュや4月10日に半減期を迎えたビットコインSVでも半減期直後にブロック生成が遅れました。今後も価格が急落することがあれば、マイナー離れによるブロック生成の遅れや送金詰まりが起きる可能性があります。
そうなれば暗号資産(仮想通貨)の信頼性が下がり、価格に悪影響を与えるでしょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)の今後の価格相場を予想
ビットコインキャッシュの今後の価格についてはプラスの要素もマイナスの要素も存在します。
これらの要素を踏まえ、今後の価格相場を予想します。
半減期と新型コロナが落ちつくと価格が上がる可能性が高い
今後の相場を特に大きく左右するのが半減期と新型コロナウイルスです。この2つはプラスにもマイナスにも影響するでしょうが、両方が2020年中に終息をするようであれば、価格は上昇へ転じるでしょう。
2020年当初、ビットコインキャッシュは5万円台に到達しています。終息後の相場は、まずは5万円台を目指して上昇していくと考えられます。
ビットコインキャッシュの価格をAIが予想
暗号資産(仮想通貨)の価格予想は多くの人が行っています。調べていくと「どれを参考にしていいか分からない」と思うこともあるかもしれません。
そんなときには、いっそAI(人工知能)の予想を見てみるのもいいのではないでしょうか。暗号資産(仮想通貨)の価格予想で最も有名なものがWebbotです。
- Webbotはマイクロソフトのコンサルタントを務めていたクリフ・ハイ氏がジョージ・ユーロ氏とともに開発
- インターネット掲示板やSNSなどの書き込みを収集・解析して価格変動の予測を行う
- 過去には2018年初頭のビットコインの高騰を当てたほか、ネムやイーサリアムの価格予想も的中させた実績がある
Webbotのほかにも、CoinOtakuやBitcoin Realtime ChartなどのサイトがAIでの価格予想を公開しています。また2020年4月23日には、暗号資産(仮想通貨)関連のデータを提供するNomics.comが7日後の暗号資産(仮想通貨)の価格を予測したデータの提供を開始しました。
価格予測に役立つデモトレードができる取引所やアプリなどについては、以下の記事でも細かく紹介しているためぜひ参考にしてください。
参考:https://mastand.com/cryptocurrency/mechanism/demotrade/
ビットコインキャッシュ(BCH)購入におすすめな国内取引所ベスト3
ビットコインキャッシュは日本の暗号資産(仮想通貨)取引所でも広く取り扱いのある人気の暗号資産(仮想通貨)です。
しかし暗号資産(仮想通貨)取引所はひとつひとつ異なります。おすすめの国内取引所を紹介します。
1位:bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは日本で人気の暗号資産(仮想通貨)取引所です。ビットコイン取引高日本一、サービス利用率日本一を誇ります。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
※暗号資産(仮想通貨)取引サービス利用者 20-59歳男女1,000人を対象に、インターネットによるアンケートを実施。調査実施日は2021年6月11-14日。調査機関:(株)インテージ
- ビットコインキャッシュは取引所・販売所形式で取引可能
- 資金も豊富でセキュリティも万全であるため安心して取引ができる
- ビットコインキャッシュを用いてレバレッジ取引も可能
bitFlyerについては以下の記事でより細かく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
https://mastand.com/exchange/bitflyer/
2位:GMOコイン
GMOコインは、インターネット大手であるGMOインターネットグループが運営する暗号資産(仮想通貨)取引所です。
- GMOグループはネット金融のノウハウを豊富に有しており、GMOコインも万全のセキュリティが確保されている
- 加えてGMOコインでは各種手数料が一切かからない
暗号資産(仮想通貨)に限らず、取引手数料は長く投資をするうえで重要な要素のひとつです。GMOコインは手数料分だけ投資の効率を上げることができるため、非常におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所と言えます。
GMOコインについては以下の記事で細かく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
https://mastand.com/exchange/gmo-coin/
3位:DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、国内最多となる12種類もの暗号資産を取り扱っている取引所です。特にこれから暗号資産取引の主体となるレバレッジ取引に強いDMM Bitcoinは口座開設しておいて良いでしょう。
特にDMM FXをはじめネット証券やFXなどネット投資業界での高評価、DMMグループのネームバリューや大規模な広告などで高い知名度を獲得しています。運営面でも安心して利用できることも魅力の一つです。
「DMM Bitcoinは継続して新規口座開設で2000円プレゼントを実施しています。まだ暗号資産投資を始めていない、これから更に本格的に投資したい方には必見の取引所です。
そのためDMM Bitcoinは、取引の経験がない人におすすめです。
DMM Bitcoinについては以下の記事で細かく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
https://mastand.com/exchange/dmm-bitcoin/
4位:Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)は、国内最多となる14種類もの通貨を取り扱っている取引所です。ほとんどが販売所形式での購入ですが、ビットコインだけは取引所形式での取引ができます。
- 金融会社大手の「マネックスグループ」
- サイトやアプリはこれまで投資自体を行ったことがない方でも簡単に使える
セキュリティに関する意識が高いのも大きな特徴。金融会社大手の「マネックスグループ」に入って、さらに安心と信頼が増しています。
サイトやアプリは初心者でも使いやすいので、これまで投資自体を行ったことがない方でも簡単に使えるのは大きな魅力です。
そのためCoincheck(コインチェック)は、取引の経験がない人におすすめです。
Coincheckについては以下の記事で細かく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
https://mastand.com/exchange/coincheck/
5位:bitbank(ビットバンク)
bitbankはマイナス手数料が特徴の暗号資産(仮想通貨)取引所です。条件はありますが、取引次第では通常こちらが支払う手数料を、暗号資産(仮想通貨)取引所側が支払ってくれます。
うまく活用すれば、取引をしながら暗号資産(仮想通貨)の保有料をゆっくりと増やしていくことも可能です。
- またbitbankはセキュリティ面なども充実しており、暗号資産(仮想通貨)投資家からの評判も非常にいいです。
- 2020年2月には国内の暗号資産(仮想通貨)取引所で取引量国内第1位に輝きました。
bitbankについては以下の記事で細かく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
https://mastand.com/exchange/bitbank/
ビットコインキャッシュ(BCH)が使用できるサービス
ビットコインキャッシュは、様々なサービスで実用化が進んでいます。
最も代表的なものが、あのAmazonが提供する「Purse.io」です。Purse.ioはAmazonで安く商品を買いたい人と、ビットコインキャッシュが欲しい人をつなぐサービスです。
- Purse.ioの利用者は自分の欲しいものリストから欲しいものと、何%引きで欲しいかを記入する
- ビットコインキャッシュを欲しい人がそれを買ってくれたら、お礼にビットコインキャッシュをプレゼントする
- 商品が欲しい人は最大33%引きで商品が手に入る、ビットコインキャッシュが欲しい人はビットコインキャッシュが手に入るという仕組み
またBITPointpayという決済サービスを導入した飲食店やコンビニなどでは、ビットコインキャッシュを用いて決済をすることもできます。
独自にビットコインキャッシュ決済に対応した店舗も存在しているなど、利用は少しずつ広まっています。
ビットコインキャッシュ(BCH)と企業提携の動向は?
暗号資産(仮想通貨)は企業と提携することで一気に実用化が加速し、価格を上昇させることがあります。企業提携の同行は常に把握が必要です。
- スイスの証券取引所SIXで、2019年7月5日にビットコインキャッシュをベースにした金融商品の上場を発表
企業提携の最新情報の中でも特に注目すべき内容。証券取引所(株式などを取り扱う取引所)で暗号資産(仮想通貨)関連商品を取り扱う動きは極めて珍しいことです。
今回上場発表した商品とは、ビットコインキャッシュそのものではなくETPと呼ばれるタイプの金融商品で、ビットコインキャッシュの値動きを指標としているのが特徴。つまり上場投資信託と同じジャンルです。
株式投資家などからの売買も予想でき、ビットコインキャッシュの需要を高める要素として期待できます。
一方ビットコインキャッシュから撤退した事例もあります。
- SBI VCトレードは、ビットコインキャッシュの取扱を廃止することを4月16日に発表
完全な取扱廃止(ビットコインキャッシュを保有している顧客に対する一括買取)は、6月28日に完了。
それまでビットコインキャッシュを取り扱っていたのですが、時価総額の大幅な減少による51%攻撃のリスク上昇などを懸念して廃止にしました。
ビットコインキャッシュ(BCH)は将来性が高い通貨の1つ
- ビットコインキャッシュはビットコインから分裂して誕生した暗号資産(仮想通貨)で、ビットコインよりも性能面で優れている
- ビットコインキャッシュは「一部で基軸通貨にする流れがある」「決済の普及」「ビットコインからの乗り換え」により、価格が上昇する可能性もある
- ビットコインキャッシュはブロックチェーンの容量、セキュリティといった面でビットコインよりも優れている
- ビットコインキャッシュ取引をするなら「Coincheck」「GMOコイン」「bitFlyer」がおすすめ
- 半減期や新型コロナの影響で価格が下落したが、将来性のある暗号資産(仮想通貨)なので今後の価格上昇に期待できる
まだ口座を持っていない場合はこちらからbitFlyer(ビットフライヤー)に登録!
今回はビットコインキャッシュの将来性や価格予想について紹介しました。
ビットコインキャッシュはビットコインから分岐して生まれた暗号資産(仮想通貨)で、ビットコインよりも優れた性能を有しています。現在は半減期の影響などで価格が低迷していますが、今後は明るい材料も多く、価格の上昇が予想されます。
当然、マイナスの要素もありますが総合的に見ると暗号資産(仮想通貨)の中でも将来性の高い通貨です。価格の動向については、今後も注意して見る必要があるでしょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)