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【再注目?】Tron/TRXの将来性・今後をチャートから考察!

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ICO(イニシャル・コイン・オファリング)の段階で大きく話題を集め、古参の暗号資産ユーザーにも支持されるTron(トロン)。

最新のチャートでは、どうやら大きく上がりそうな兆しが見えてきました。

今回は分散型ネットワーク「Tron/TRX」をテーマに、最新チャートの考察・将来性について解説をお届けします。

当記事で用いるチャートは高機能分析プラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するBinanceのTRX/USDTチャートを用いて解説しています。解説と同じチャートで学習したい方は参考にしてください。仮想通貨取引に関しては余裕資金・自己判断で行いましょう。

【今後上がる?】TRX/USDTチャートで見る「草コインバブル」

2021年はビットコイン価格が一時400万円を超え、2017年のバブル以上に力強い相場が続いています。

現時点では、一旦は中期的な調整局面として下がる見立ても。

仮想通貨(暗号資産)のバブル期では、過去に「アルトドレイン」というスラングが誕生しました。アルトコインが下がり、ビットコインが上がるといった逆相関の関係性です。

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前述した通り、ビットコインは調整局面入り、逆にTron(トロン)の様なアルトコイン市場に資金が流れるのでは?と考える投資家も多いでしょう。

実際に、TRX/USDTチャートでは今後上がる可能性が見えて来ました。

tron-trx-how-to-buy-2昨年は、3月に底値を付け顕著に上昇トレンドを継続していたTRX。

しかし、0.049ドルまで急騰後には、下がっては戻すといったレンジ基調の展開です。

世界100万人と言われるTRXホルダーは、上がっている他の主要アルトコインに目移りしたのではないでしょうか?

tron-trx-how-to-buy-3しかし、レンジ基調だったTRXは日足ベースで「アセンディング・トライアングル」のチャートパターンを形成しました。

アセンディング・トライアングルは文字通り、対称な三角形で、直近のトレンドを継続させるチャートパターンです。

前述した通り、レンジ基調ではあるものの、2020年3月を底値に長期的には上昇トレンドになります。

日足という長期足でトレンド継続の可能性が見えており、TRXには再び大きく上昇トレンドを継続させる可能性が見えてきました。

【基本情報】そもそも「Tron/TRX」とは?

Tron/TRXの基本情報
Tron/TRXの価格3.01円
一日の出来高¥106,495,312,994.49
マーケットドミナンス0.22%
市場ランキング第22位
時価総額¥218,554,660,814.73
直近1年間の高安値0.7798円/5.07円
発行上限上限なし

※価格等の情報は2021年1月27日時点のCoinMarketCapによる

2017年、Tron(トロン)のICOが発表され、わずか30分で約7000万ドルの資金調達に成功しました。

Tronは「デジタルコンテンツを利用した分散型のプラットフォーム」です。

分散型プラットフォームを活用し、個人のクリエイターが企業による仲介を必要とせず、独自にICOを発足し収益を得られる様な構造を目指しています。

例えば、YouTuberが新しい職業として近年は話題になりました。現代社会においては、Googleを介し、関連する企業広告を流す事が主な収益源です。

つまり、動画コンテンツ自体は収益となっておらず、仲介とする媒体を利用しています。

一方で、Tronでは動画サイトなど集中型プラットフォームではなく、個人が自由に様々なコンテンツを発信し、コンテンツ自体が収益を生む世界を目標としています。

TRXの役割とは?

Tronのプラットフォーム内で使われる通貨がTRX(ティーアールエックス)です。イーサリアムのブロックチェーン上で、TRXは最初に生成されました。しかし、2018年6月にTronのメインネット移行が行われ、イーサリアムから独立したネットワークでTRXは用いられます。

Tron/TRXの将来性

Tron/TRXの将来性を語る上で外せないのは「ロードマップ」です。

Tronプロジェクトの計画が記されるホワイトペーパーにて、全6段階のプロジェクト進行が説明されています。

ちなみに、2018年にホワイトペーパーは他のプロジェクトを盗作した疑惑がありましたが、現在は創設者であるJustin Sun氏により引用であったと釈明されています。

  • Exodus(エクソダス)【2017年8月~2018年12月】
  • Odyssey(オデッセイ)【2019年1月~2020年6月】
  • Great Voyage(グレイト・ボヤージュ)【2020年7月~2021年7月】
  • Apollo(アポロ)【2021年8月~2023年3月】
  • Star Trek(スター・トレック)【2023年4月~2025年9月】
  • Eternity(エターニティ)【2023年4月~2025年9月】

具体的に上記6段階に分け、各タイトル別にプロジェクトの具体的な進行目標が掲げられています。

最終的には、2025年にTronネットワークの全プラットフォームが稼働される予定です。

Exodus(エクソダス)【2017年8月~2018年12月】

エクソダスは、分散型コンテンツモデルの開発を主とした段階です。Tronユーザーが自由に画像、動画、記事といったコンテンツをアップロード及び、配布できる仕組みを構築します。

Odyssey(オデッセイ)【2019年1月~2020年6月】

オデッセイでは、クリエイターがTronのプラットフォームを使いインセンティブ(報酬)を得られる仕組みを開発します。課題として、既存のアプリストアやサービスの高額な手数料を改善し、適切な報酬制度を構築することが掲げられました。

Great Voyage(グレイト・ボヤージュ)【2020年7月~2021年7月】

2021年現在、グレイト・ボヤージュの段階に位置します。主に、浮上したTronの構造・管理に関する問題を解決するのが目的です。したがって、タイムリーな情報が相場に反映されやすい段階とも言えます。創立者であるJustin Sun氏はTwitterでも積極的に情報を発信しており、注目です。

Apollo(アポロ)【2021年8月~2023年3月】

アポロは、Tronのプラットフォームを利用するクリエイターによるトークン発行、及び実用段階へ向けた問題解決がテーマです。現段階では、クリエイターにより発行される独自トークンに対して、中央管理者が介入しないとされています。

Star Trek(スター・トレック)【2023年4月~2025年9月】

スタートレックでは、Tronの分散型ネットワークを利用したオンラインゲームのプラットフォーム開発が行われます。

Eternity(エターニティ)【2023年4月~2025年9月】

エターニティはスタートレックと平行してプロジェクトが進められます。クリエイターがゲーム開発のクラウドファンティングを可能にする仕組化、実用段階に向けた開発が進められる予定です。

Tron/TRXの購入方法

Tron/TRXを購入する場合、海外の取引所を使います。

2021年1月現在では国内の取引所で取り扱いがないからです。
Tronプロジェクトへの長期投資は以下の流れが基本になります。

  1. bitFlyerCoinCheckなどで送金する暗号資産(仮想通貨)を購入
  2. Binanceへ購入した暗号資産(仮想通貨)を送金
  3. 送金した暗号資産(仮想通貨)でTron/TRXをを購入

Tron/TRXをはBTC、USDTなどと取引可能です。
流動性、セキュリティ面の観点からTRXの購入は、業界最大手のBinance(バイナンス)をオススメします。

【最大手】海外取引所Binanceの公式サイトへ

Tron/TRX まとめ

今回は「【再注目?】Tron/TRXの将来性・今後をチャートから考察!」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • TRX/USDTチャートは日足の三角持ち合いで今後上がる可能性
  • Tron(トロン)は分散型プラットフォームをクリエイター主体に構築
  • TRXへ投資するには国内でBTC購入→海外取引所でTRXと交換

2017年のバブル末期が終わると、これまで精力的に活動していたプロジェクトも徐々に減っていました。

しかし、Tronに関してはプロジェクトが他のアルトコインより活発なイメージが持たれます。

個人的には、クリエイターが独自に収益を生める構図が、今の時代とマッチしており、今後の将来性は期待大です。

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この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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