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【テクニカル分析】今年最難関のビットコイン相場?8月のシナリオ考察

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7月から8月現在にかけて、ビットコイン価格は30万円の値上げが発生した。

「ビットコイン復活!ここから急騰相場だ!」
と思ったなら大損する前に是非読んで欲しい。

なぜなら、「現在の価格上昇はシナリオ通り、本当に難しいのは今」だからだ。

テクニカル分析を行ったが、ビットコイン相場「8月の相場は難しい予感、大きく買うのは待つべき」このような結果となった。

当記事では、国内最大手ビットフライヤーの「BTCFX(ビットコインエフエックス)」に関してテクニカル分析を行う。

シナリオ考察は、個人の所感だが取引の参考に自由に役立ててほしい。

当記事で用いるチャートは「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するビットフライヤーのFXBTCJPYチャートを用いて分析をしております。
ビットコインは1年365日を通して動く市場の為、執筆時点での考察となります。

【結論】ここまでが想定通り、ここからが最難関なビットコイン

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前回の連載では、上記のシナリオを想定した。
画像は、7月5日時点でビットコインの値動きを予想した白ラインだ。

fxbtcjpy-4h-4FXBTCJPY 4時間足

現時点のビットコインチャートを見てみる。想定通りの値動きとなり、概ね上昇局面の形と一致する。

エリオット波動で言えば、上昇波動の値動きと言える。

ようするに、上がるシナリオは分かりやすい展開だった。
重要なのは、120万円の水準を安値として完全な上昇フェーズへ移行できるか?だ。

マクロ環境・ミクロ環境と分析をし、来週のシナリオを考察していこう。

【マクロ視点】ビットコインが何度も立ち止まる価格帯

fxbtcjpy-1w-1FXBTCJPY 週足

先月から30万円幅の急騰をしたビットコインが何故、結論として「ここまでがシナリオ通りの急騰」だったのか?

週足チャートで簡単に理由が分かる。

2018年2月以降、ビットコイン価格は120万円~130万円の価格帯で何度も上値を抑えられてきた。

仮に、順調に週足で陽線を作り、130万円を突破する価格上昇が実現した場合。
2年ぶりに、同水準を上回る事になる。

したがって「ビットコイン復活!ここから急騰相場だ!」と言えるのは、130万円を力強く上抜けてからだろう。

【ミクロ視点】上下両方でシナリオを組むべきビットコイン相場

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「130万円を週足の陽線で抜けるまでビットコインの完全復活ではない」とマクロ視点では結論付けた。

日足チャートから、では130万円上抜けの可能性を探ってみる。
もちろん、ビットコイン価格が上がり続けるといった前提ではない。あくまでトレーダーとして中立の意識が重要だ。

週足と同じく、120~130万円の価格帯に入ると同時にビットコインの上昇はしり込みしている。

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120万円の価格には水平線がレジスタンスラインとして引ける(水色)
前述した、2年間超えられない水準と重なる「節目」と同じだ。

水平線にビットコイン価格が触れてから、明確に上昇局面の動きに変化が表れている。
→節目に到達するまで、陽線が9割の力強い上昇トレンド
→節目に到達と同時に、陰線が目立ち始める
→上髭・下髭の長い陰線を形成、その後はレンジ相場突入

日足では、2年越しの重要な場所で迷うビットコインが分析できる。

現状では、「方向感が分からない」のが分かりやすくチャートに反映されいる。
したがって、大きいポジションで買い叩くのは避けたい。

結論として、上がる相場・下がる相場もあり得る。
シナリオ考察では、どちらに転んでも戦える柔軟な戦略を考えていこう。

【シナリオ考察】8月のビットコイン相場で予想する3つのシナリオ

8月のシナリオ考察3つ
  • 短期の保ち合いを経て150万円を目指す展開
  • 大きな平行チャネルでジリ上げ相場の展開
  • 急落→レンジを経てヘッド&ショルダートップ

8月8日の時点で、上から順に筆者が可能性として高いと考えるビットコインのシナリオだ。

本記事のまとめとして、8月のシナリオ考察について具体的な理由を解説する。

【シナリオ考察①】短期の保ち合いを経て150万円を目指す展開

fxbtcjpy-1d-3FXBTCJPY 日足

1つ目のシナリオは「短期の保ち合いを経て150万円を目指す展開」だ。

陰線の上髭・下髭が意識され、三角持ち合いを形成後、上抜けするといった動きを想定している。

上げ止まりとしては、150万円近辺が期待値として有効だろう。

三角持ち合いの形が、アセンディングもしくは、シンメトリカルが同シナリオでは読みやすい。

  • アセンディング・トライアングル→上限が水平、上抜けやすいパターン
  • シンメトリカル・トライアングル→上下が対称な三角、直前と同じ方向になりやすい

【シナリオ考察②】大きな平行チャネルでジリ上げ相場の展開

fxbtcjpy-1d-4FXBTCJPY 日足

8月2日の日足で形成された陰線が重要だ。
この場所で陰線が形成された事で、7月の相場と結びつく「平行チャネル」が描写できる。

急騰するビットコインではなく、引き続きジリ上げのビットコイン相場となるシナリオ。
平行チャネルをベースに、ジリ上げのシナリオも想定できる。

【シナリオ考察③】急落→レンジを経てヘッド&ショルダートップ

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やはり、2年間も超えられない水準は下落の起点としても考えられる。

現時点の価格から、急落後に95万円~115万円までの値幅でレンジ相場を形成。
その後、ヘッド&ショルダートップといった下落転換のパターンが成立するシナリオを想定したい。

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この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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