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目次
奨学金とは
奨学金といえば、日本で一番利用者が多いのは日本学生支援機構です。
毎年この奨学金を利用する人は1学年で40万人以上。
年間の貸し出し金額は全体で1兆円を超える大きな奨学金制度です。
奨学金には、返済義務のある貸与型と返還義務のない給付型があります。
日本学生支援機構の奨学金は貸与型です。
借金と同じで借り終わった後には必ず返済する義務があることを覚えておきましょう。
奨学金の種類(第一種・第二種)
奨学金には様々なタイプがありますが、日本学生支援機構の場合は
- 第一種奨学金
- 第二種奨学金
の二種類があります。
第一種奨学金
利息のない奨学金です。
第一種奨学金は、一定の基準を満たした学生を対象に無利息で一定額を貸し付ける奨学金です。
対象 | 大学 | 短大 | 専門学校 |
国公立[自宅生] | 45,000円 | 45,000円 | 45,000円 |
国公立[自宅外生] | 51,000円 | 51,000円 | 51,000円 |
私立[自宅生] | 54,000円 | 53,000円 | 53,000円 |
私立[自宅外生] | 64,000円 | 60,000円 | 60,000円 |
※上記の金額か、3万円のいずれかを選択
第二種奨学金
利息のある奨学金です。
第二種奨学金は、実質的に学生ローンと同じで一定の金額を低い利率で貸し出す奨学金です。
こちらの奨学金は第一種と異なり、審査の基準もそこまで厳しくありません。
ほとんど誰もが利用できる奨学金として奨学金利用者の70%以上がこの第二種奨学金を利用しています。
対象 | 金額(どれかを選択) |
大学院・大学・短期大学・苦闘専門学生(4・5年生)・専修学校(専門課程)の学生・生徒 | 30,000円 |
50,000円 | |
80,000円 | |
100,000円 | |
120,000円 |
※私立[医・歯])は12万円を選択した場合、4万円の増額可、私立[薬・獣]は2万円の増額可
併用のパターン
第一種奨学金では、四年間で最大3,072,000円の貸与を受けられます。
第二種奨学金では四年間で最大576万円です。
もし、仮に両方の奨学金を併用し、上限額まで借りているとすると
8,832,000円の借り入れ金額があることになります。
奨学金の返済はいつから?
奨学金の返済は、奨学金の貸与の完了月から数えて6ヶ月後に開始します。
一般的な卒業のタイミングで3月に奨学金の貸与が完了している場合、その年の10月から返済が開始すると思ってください。
口座振替日は毎月27日
奨学金返還の口座振替は毎月原則として27日です。
振替口座の残高が不足していると引き落としができません。
振替日の前営業日までに入金をしていくことを忘れないでおきましょう。
半年分ずつ返還する人の場合、1月と7月の27日が引き落とし日となります。
奨学金返済期間と金額の決まり方
奨学金の返還期間と毎月の返還金額は、在学中にどのぐらいの奨学金を借りたかによって異なります。
下記の表を参考にして下さい。
【第一種】
貸与月額 | 返済額/月 | 返済までの期間 | |
国公立・自宅通学者 | 45,000円 | 12857円 | 14年(168回) |
国公立・自宅外通学者 | 51,000円 | 13,600円 | 15年(180回) |
私立・自宅通学者 | 54,000円 | 14,400円 | 15年(180回) |
私立・自宅外通学者 | 64,000円 | 14,222円 | 18年(216回) |
【第二種】
貸与月額 | 返済額/月 | 返済までの期間 |
30,000円 | 11,293円 | 13年 |
50,000円 | 16,769円 | 15年 |
80,000円 | 21,531円 | 20年 |
100,000円 | 26,914円 | 20年 |
120,000円 | 32,297円 | 20年 |
奨学金の返済中、滞納したらどうなる?
奨学金の返済は、毎月一定額を支払う必要があります。
経済状況や突然の出費などの様々な事情で返済が難しくなることもあるかもしれませんが、滞納してしまった時のリスクについて正しく理解をしておきましょう。
もし、しばらくの間返還が難しそうな場合には、奨学金の一時的な休止や返還の延期など、いくつかと家がありますそちらも理解しておきましょう。
滞納のポイント1:「延滞金の発生」
毎月の返還期日に奨学金が返済ができない場合、2.5%~10%の延滞金が発生します。
第一種奨学金か第二種奨学金かによって延滞金の割合は変わりますが、期日までに支払っていれば本来はかからない延滞金がかかってしまっていることを理解しておきましょう。
滞納のポイント2:「連帯保証人への請求」
支払いを滞納していると連帯保証人へ請求がされてしまいます。
連帯保証には人的保証と機関保証の2種類があり、もし人的補償で両親や親戚、知人などに連帯保証人になってもらっている場合は保証人へ請求が行われることになりますので注意しましょう。
滞納のポイント3:「3ヶ月の滞納で個人信用情報機関(ブラックリスト)に登録」
3ヶ月間滞納してしまうと個人信用情報機関に登録されます。
これはクレジットカードの支払いが遅れと同じで、いわゆるブラックリストに登録されるということです。
ブラックリストに登録されると、社会的な信用が低くなります。
社会的な信用度が下がれば、ローンやクレジットカードを申し込んでも審査が通らない、銀行からの借り入れができない、ということにつながってしまいます。
ブラックリストというと借金を繰り返した人や自己破産した人というイメージを持っている人も多いかと思いますが、登録されること自体は珍しいことではありません。
ただ、ローンやクレジットカードが利用できなくなってしまうと、いざという時に困ってしまうことも。
できるだけ支払いが遅れないように注意しましょう。
滞納のポイント4「9ヶ月の滞納で一括払いの請求」
支払いの滞納が9ヶ月を超えると、奨学金の一括支払いの請求を受けることになります。
数百万円の奨学金を借りていれば一括で支払うことはなかなか難しいでしょう。
一括での支払いが難しい場合は、自宅家資産などの差し押さえなどの危険性もあります。
奨学金は計画的に返済して、もし返済が難しい場合は減額や支払いの延滞の手続きを取りましょう。
奨学金の返済額は減額できる!支払いが苦しいときの手続き
奨学金の返済が困難な場合、支払いの金額を一定期間減額して支払う制度があります。
この「減額返還」は、無理なく返還が続けられるようにすることを目的にして作られた制度です。
災害や病気、経済的に困窮しているなど、これまでと同じ金額の返還が難しい場合に利用することができます。
減額返済の条件
減額返済には以下の条件があります。
災害、疾病、その他の経済的理由によって奨学金の返還が困難であることが証明できること
経済的な理由の場合は年間収入金額が325万円以下の場合が目安になります。
給与所得以外の所得を含む場合は年間所得金額225万円以下です。
返還の支払い延滞をしていない
支払いを延滞している状態では減額返還制度の対象にはなれません。
延滞を解消してから届け出をすることができます。
口座振替を利用している
口座振替(リレー口座)の利用者のみが対象です。
月額の返還方法を利用
半年、または年間分を一括で変換している場合には、月額の返還方法に変更してから支払い減額の届出を行う必要があります。
減額返済の注意事項
支払いの金額が減るわけではない
奨学金の減額返還は毎月の支払い金額を減額する制度ですが、支払いの金額が減ったぶん支払う期間は長くなります。
たとえば、月に3万円の支払いを月に1万円の支払いに減額した場合には、返還が完了するまで3倍の期間がかかってしまいます。
あくまでも元の支払い金額を払えるようになるまでの一時的な措置だと考えておく方が良いです。
利息の増加額や保証料の追加徴収はない
支払う期間が伸びることで、利息の増加や追加の保証料を心配する人もいるかもしれませんが、減額返済によって支払い金額が変わることはありません。
奨学金の減額返還は月々の支払い金額が少なくなり、そのぶん支払い期限が延びるだけの制度です。
一種の支払い期間の延長制度のようなものです。
奨学金は返済は一括払いも選択できる
奨学金の返済を一括で行うこともできます。
一括で返済すれば支払う利息が少なくなり、節約につなげることができます。
支払い方法を一括にするには、日本学生支援機構に一括返済の申込書を提出して支払いを行います。
奨学金の返済がきついと感じたら
奨学金の返済がきつく感じてしまうこともあるでしょう。
毎月数万円の奨学金の返還は、安定した給料があれば問題ありません。
しかし、「急に収入が減る」、「病気にかかって働けなくなってしまう」といったことは誰にでも起こり得ることです。
そんなとき、支払えないからといって何もしないと前述した「滞納に伴うデメリットやトラブル」が起きてしまいます。
事情が変わったらすぐに奨学金の返済計画を見直しましょう。
月の返還額の減額申請を行う他に、返還期限の猶予を願い出ることもできます。
【参考】日本学生支援機構・返還期限猶予
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html
奨学金返済のための8種類の方法
「奨学金の返済が難しい」と感じたときは、減額申請や返還期限の猶予を願い出る前に生活習慣を見直してみましょう。
自分の生活を改めて見直すことで、無駄遣いや不要な会員サービスがあれば気づくことができます。
現状を変えることが難しい、収入自体が少ないといった場合には、転職や副業を検討する必要もあるかもしれません。
ここでは、奨学金返済のためにできる8つの方法を紹介していきます。
無駄遣いを減らす
新卒社会人となり、給料をもらえると急にお金持ちになった気になってしまうという人は少なくありません。
無駄なものやこれまで買えなかった物などを買ってしまう気持ちはよくわかります。
ただ、使ったら使ったぶんだけお金はなくなっていきます。
万が一の場合に備えてしっかりと無駄遣いを減らしましょう。
人付き合いのための飲み会や、将来の自分への投資となるセミナーへの参加、仕事で必要な物の購入など、全てを切り詰める必要はありません。
買わなくてもいい物や贅沢が過ぎる物は、購入する前に落ち着いて考えてみましょう。
積立貯金をする
貯金は積み立てですることをおすすめします。
一つの口座にお金を置いておくと、どのぐらい貯金をしておいた方がいいのかわからなくなりがちです。
毎月の給料の金額のうち貯金額を決めておき、それが自動で貯金される仕組みを利用してください。
投資信託を始める
少しお金に余裕があってまとまった金額があると、車や旅行など大きな買い物をしたくなるものです。
そこで、自分の貯金資産は「現金」と「投資資産」に分けておくことをおすすめします。
投資信託は商品によってリスクやリターンは異なりますが、一定の金額が丸々なくなってしまうことはほぼありません。
投資を始めたいという人も、投資信託からスタートしてみることは良いでしょう。
自炊をする
社会人になって仕事が忙しくなると、「自炊が面倒で外食ばかり」という人も多いでしょう。
特に男性の中には料理に不慣れな人も多く、外食が当たり前になってしまっているという人もいるのではないでしょうか。
ただ食費はバカになりません。
スーパーで2,000円程度の買い物をすれば一週間程度持ちますが、外食では安くても一食1000円程度がかかります。
ここにはかなり節約の余地がありますね。
また、料理をする男性は女性にもモテます。一石二鳥ということで、自炊を心がけましょう。
副業を始めてみる
一つの会社に勤めていると収入は安定しますが、急に増えることはなかなかありません。
自分のスキルを試す意味でも空き時間に副業をしてみることをお勧めします。
最初は小さな金額の積み重ねかもしれません。
しかし奨学金の返済額程度を返せるくらいの収入が見込めるようになれば一気に気持ちが楽になると思います。
真面目な人に限って副業を始められないケースが多いのですが、失敗しても良いという心構えで千円、二千円から稼ぐことを始めてみてはいかがでしょうか。
起業をする
先に説明した副業がうまく行き始めると、事業で大きな収入を得ることを目指してもいいかもしれません。
企業に勤めているのと自分で事業を起こすのでは、成功しときのリターンの大きさは全く違います。
ただ、起業して大きな収入を得ることは簡単なことでありません。
うまく準備が整い、自信を持てるようになったら起業することも視野に入れてみましょう。
株やFXに投資をする
株やFXに投資をしてみるのも良いでしょう。
株やFXは、最初は少額でスタートすることをおすすめしますが、うまく運用することができれば自分の給与収入に加えて投資運用の収益を得ることができます。
投資額から減ってしまうリスクもありますが、そこは全財産を投じないなどのリスクヘッジをしつつ、給与収入以外の収益源として検討してみましょう。
また、株やFXは世の中のニュースや社会のことを勉強するのに非常に優れています。
本業の仕事でも活躍に繋がれば一石二鳥です。
「信用取引」と呼ばれる自分の持っている金額以上に投資をする手法のみ、借金につながります。
信用取引以外の方法であれば、投資額以上損することはありません。
株やFXは少額であれば意外に簡単に始められます。気軽に始めてみましょう。
暗号資産(仮想通貨)に投資する
暗号資産(仮想通貨)への投資もおすすめです。
2017年の12月には、ビットコインが200万円になるなどテレビCMやテレビ番組でも大きな話題となりました。
その後、価値は半額以下に下がっています。価格の変動幅が大きいことが暗号資産(仮想通貨)の魅力です。
もちろん損してしまう場合もありますが、取るリスクに対してリターンの大きさが想像以上になるケースが多々あります。
仮に1万円投資をした場合、どれだけ損をしても1万円です。
それが20倍30倍の価値になれば20万円30万円という利益を得ることができます。
大きな金額をかけると失うことがあるので注意が必要です。
株やFXと同様に少しだけ購入しておけば、奨学金返済に役に立つ瞬間がやってくるかもしれません。
奨学金の返済方法
今回は奨学金の制度や、返還が厳しくなったときの手続き、奨学金を返還するための方法を紹介しました。
奨学金は第一種なら無利息、第二種であっても低い利息で借りられ、学生のみがその恩恵を受けることができるものです。
将来を見据え、夢や目的のために奨学金を借りて学生生活を送るというのは、未来の自分に投資するということでもあります。
奨学金を借りて学んだことを活かし、その後の人生を豊かに送りたいですね。
働いてお金を増やす