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【iYell】三方良しで住宅ローンの常識を変える。iYellの魅力と会社を取材

iyellインタビュー記事アイキャッチ

マイホームを購入する際、大半の方は住宅ローンを組んで住宅を購入します。

しかし、住宅購入は人生で一度か二度あるかないかの大きな買い物ですので、住宅ローンについて詳しく知っている人は少ないと思います。

住宅ローンに関する知識がなく、よくわからないまま手続きを進めてしまい、自分自身に合った住宅ローンの選択ができていないケースは少なくありません。

今回はそんな課題を解決すべく、住宅ローンをテクノロジーで変える「住宅ローンテック」を掲げるiYell株式会社の石黒様にインタビューをしました。

今回は既存の住宅ローン市場にある課題とその課題に対してどういったソリューションをでアプローチしているのかについて迫っていきます。

これまでの常識を変える住宅ローンテック企業「iYell」とは?

iYellは住宅購入に関わる「家を買いたいお客様・住宅事業者・金融機関」の負を解決すべく事業を展開しています。

住宅ローンはどのような流れで申し込まれるのか、その流れのなかで誰にどのようなサービス提供しているのかについて伺いました。

家を買いたいお客様・住宅事業者・金融機関の3者それぞれにメリットがあるサービス

ーまずはiYellのサービス内容の説明を簡単にお願いします。

石黒さん:iYell住宅ローンプラットフォームを構築し、「家を買いたいお客様が住宅探しされるところから、住宅ローンを借りて、住宅を購入するところまでのサービス」を弊社でご提供させていただいております。

ー住宅ローンを借りるまでの一連の流れのなかで、消費者・住宅事業者・金融機関の3者に対してサポートするプラットフォームというわけですね。

石黒さん:そうですね。プラットフォームを構築するサービスが、消費者向けの住宅ローン専門WEBメディアや、住宅事業者をサポートするスマートフォンアプリケーション、その先にいる住宅ローンを融資する金融機関をサポートする仕組みで構成されています。

住宅ローンは住宅事業者を通じて申し込みをする

ー住宅ローンが利用される流れのなかでどのようにサービス提供しているのでしょうか。

石黒さん:弊社では、住宅事業者向けに「いえーるダンドリ」というスマートフォンアプリを提供しています。

住宅を購入する際、ほとんどのお客様は不動産会社に行って、住宅を選び、そこで紹介された住宅ローンを申し込みます。

そこで、住宅事業者がお客様に、「いえーるダンドリ」を紹介していただくことで、弊社から最適な住宅ローンをお客様にご提案しています。

アプリを通して、弊社と住宅事業者とお客様の三者が繋り、チャットで連絡をとったり、タスク・スケジュール管理を一緒にしていきます。

消費者にとってのiYellのメリット

住宅ローン市場で「消費者」が抱える課題について整理をして紹介をしていただきました。

ーそれでは、3者のそれぞれの面から見た現状の課題とiYellの強みをお聞きしたいと思います。まず、住宅ローンを契約する消費者に関して教えてください。

石黒さん:住宅ローンは人生で一回、二回借りるか借りないかという商品です。そのため、知識やノウハウを持っていらっしゃるお客様はほとんどおらず、住宅ローン選びを失敗してしまいます。

iYellは住宅ローンWEBメディアでノウハウを伝えたり、最適な住宅ローンを選ぶお手伝いをしたいと考えています。

本来、借りられるはずの住宅ローンの審査に落ちてしまう

ー利用者の課題である、「住宅ローン選び」について詳しく教えてください。

石黒さん:お客様が住宅ローンを選ぶ際、多くの方は最初に「金利」を判断基準にすると思います。

現在、ネット銀行では1%を切るようなとても安い金利でローンを提供しています。ただ、その金利ですべての方が住宅ローンを借りられるわけではありません。

住宅ローンの知識がなく「とりあえず申し込んでみよう」と金利の安い順に申し込んでいると、中々審査が通る金融機関が見つからず、住宅を購入できなかったというケースもあります。

金利は住宅ローンを借りるうえで大事なポイントではありますが、まずは借りられる住宅ローンや、その人に最適なものを紹介するサービスを提供しています。

消費者の最適な住宅ローンの選定をサポート

ー自分に適した住宅ローンから申し込む、ある程度絞ってから妥当なところに申し込むということをしないと、結果が出ないということですね。

石黒さん:現状では、お客様が家を買おうと思った時に、10%くらいは、お客様が自分たちで住宅ローンを探されますが、ほとんどのお客様は不動産会社に行って、そこで紹介された住宅ローンを申し込みます。

つまり、不動産事業者経由で住宅ローンを借りられる方がほとんどなのです。

ここで弊社が持っている住宅ローンのノウハウや、提携金融機関とのコネクションを生かし、不動産事業者に提供するiYellのアプリを通して、お客様に最適な住宅ローンをご紹介する、というサービスをしています。

AIを活用した住宅ローンテック

ー最適な住宅ローンはどのように選ぶのでしょうか。

石黒さん:提案の仕組みとしては、住宅ローンレコメンデーションエンジンを自社で作っており、そこにお客様の属性・条件をいれると、お客様にあった住宅ローンを自動で抽出してくれるシステムエンジンを作っています。

当社で「住宅ローンテック」と言っているコアな部分になります。

抽出する住宅ローンに関しては、全国の金融機関の1000以上の商品から抽出はされるだけでなく、弊社で提携している金融機関の商品であれば、優遇金利でお借入れいただける場合もございます

消費者には手数料のかからないビジネスモデル

ーまさに消費者にとっては「最適」なシステムですが、手数料などは発生するのでしょうか。

石黒さん:弊社は住宅ローンを検討するお客様からはインセンティブを一切いただいていません。

提携金融機関や不動産事業者からご紹介料、スマートフォンアプリの利用料金をいただいています。

不動産事業者にとってのiYellのメリット

次に、住宅ローン市場で「不動産事業者」が抱える課題について整理をして紹介をしていただきました。

住宅ローンの煩雑な書類の手続きを大幅に短縮できる

ーそれでは、不動産事業者から見たiYellのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

石黒さん:弊社のサービスをご利用いただく1番のメリットは、「住宅ローン関する業務をすべてなくすことができる」ことです。

各業界でデジタル化が進む中、不動産業界ではまだ紙でのやり取りが多く、当社調べにはなりますが、不動産事業者の一週間の業務の約3割は住宅ローン業務に割かれています。

でも、不動産事業者のメイン業務は家を売ることです。

弊社の「いえーる ダンドリ」をご利用いただくことで住宅ローン業務をすべて弊社に丸投げすることができ、その空いた時間で新規のお客様への営業や、お客様のサポートにより注力することができるようになります。

従来の紙媒体のミスも削減できる

ーたしかに、住宅関連の業務は書類が多いイメージがありますね。

石黒さん:住宅ローンの手続きにはとにかく紙のやりとりが多いんです。原本を保管する必要があるのですが、もし書類を紛失してしまうと個人情報事故にもつながります。

またお客様も生活やお仕事がある中で、書類のやり取りに時間をとられることも多く、役所に取りに行かなければいけない書類の案内が漏れてしまうと、お客様に再度役所に足を運んでもらわなくてはなりません。大幅なタイムロスが生まれますし、不動産事業者への顧客満足度が下がってしまうかもしれません。

ー不動産事業者にとって、住宅ローンは本業ではないため業務の負担になっていたということですね。

石黒さん:住宅ローンに関するご案内ミスをなくすために、「いえーるダンドリ」では住宅ローンを借りるまでのタスクやスケジュールをお客様、不動産事業社との三者間で管理できるようになっています。

アプリにはToDoリストが出てきますので、リストのスケジュール通りに書類を集めていけば住宅ローンが借りられる、という仕様になっています。

不動産事業者が主要業務にできるだけ時間とリソースを割けるようにサポートしたいと思っています。

金融機関にとってのiYellのメリット

最後に、住宅ローン市場で「金融機関」が抱える課題とiYellの提供するソリューションについて整理をして紹介をしていただきました。

人件費の削減と収益性の両立

ー住宅ローンを実際に貸す側である金融機関にもメリットがあるとお聞きしました。どのようなものでしょうか。

石黒さん:金融機関では住宅ローンに対する課題がありました。それはコストの部分です。

近年、マイナス金利の影響により住宅ローンの収益性が低下しており、金融機関はコスト削減を迫られています。そのため、住宅ローン部門に配置される人員も減少しており、少人数で案件を獲得していかなければいけないというのが現状です。

金融機関では住宅ローン部門の営業担当が、案件獲得のため、いろいろな不動産事業者を訪問します。特にこの部分に多額の人件費がかかってしまうのです。

ー住宅ローン案件を獲得するコストがかかっていた、ということですね。

石黒さん:しかしその一方で、住宅ローンは取引金額が大きく、収益性は高いので続けたいという希望もあります。

そこで住宅ローンを借りたいお客様を、当社から金融機関に送客することで金融機関は、案件獲得の営業部門がなくても、金融機関は住宅ローンを販売するチャネルができます。

紙作業の短縮による業務効率化

ー人件費削減と収益性のキープをうまく実現したわけですね。

石黒さん:今まで不動産事業者が行っていた書類集めを弊社で受け持っています。審査の直前の状態まで、書類の整理、書類の不備集め、申込書のチェックができます。

当社には住宅ローンに精通している、住宅ローンのプロフェッショナルチームがおり、従来住宅事業者が対応されていた、書類の整理から不備書類の整備まで、審査直前のまでの業務を行います。

金融機関がすぐ審査できる状態まで書類を揃えて審査依頼をしますので、金融機関にとっても業務効率化につながっています。

成長を支える「日本一ちょうどいいベンチャー企業」というコンセプト

iYellはこれまでお客様のニーズを的確にとらえることで、事業を拡大してきました。

創業から3年間で100名を超え、離職率0%を誇るiYell社ですが、その急成長を支える会社の方針や体制、文化について伺いました。

「社員ファースト」で働きやすさ・働きがいをちょうどよく

ーiYell株式会社は「日本一ちょうどいいベンチャー企業」を掲げていますが、これはどういうことでしょうか。

石黒さん:ベンチャー企業は終電まで働くなどブラック企業のイメージがあると思います。当社では新しいベンチャーのカタチとして、働きやすさ・働きがいを「ちょうどよく」して、社員が楽しく働ける環境を作ることが目的です。

この理由としては、代表の考えに「社員が幸せに楽しく働いてほしい、社員が楽しく幸せに働いていれば、お客様に幸せを提供できる」というものがあるからです。

現在、「社員ファースト」という理念を掲げ、数々の施策に取り組んでいます。


iYell社サイトより引用

「働きやすさ」を支える充実した福利厚生や絆を深める同期制度

ー具体的にどんな制度や施策があるんでしょうか。

石黒さん:「働きやすさ」の部分で、わかりやすいのは労働時間ですが、半数以上は定時で帰宅をしています。

加えて力を入れているのが、福利厚生です。

冷蔵庫内の飲み物を自由に飲むことが出来るフリードリンクをはじめ、家族をお祝いするための休暇制度「サプライズ休暇」等、月一回のペースで社員の希望から出た福利厚生をひとつずつ導入しており、現在45個くらいあります。

ー中途採用が多いと思うのですが、そのあたりの工夫もあるのでしょうか。

石黒さん:同期制度というものがあります。弊社は、中途採用で入社される方が多いですが、あえて同時期に入社される方の入社のタイミングを合わせて同期の仲間を作っています。

中途採用は即戦力として、すぐに配属されてしまうことが多いのですが、弊社では同期同士が仲良くなれるように入社後、一ヶ月間の研修があります。

研修テーマのひとつに「ロジカルにiYellらしい福利厚生を考える」という研修があり、働きやすさ、働きがいを高めるための、iYellらしい福利厚生はどのようなものかを一ヶ月間考えて、アウトプットしてたものを実際に福利厚生として導入しています。

「働きがい」を生み出すチャレンジング制度

ー「働きがい」に関しても施策があるのでしょうか。

石黒さん:「働きがい」でいいますと、「チャレンジング制度」というものがあります。

当社は会社からの辞令での異動はなく、半期に一回面談があり、その際に社員のキャリアプランなどをヒアリングした上で、チャレンジしたい仕事があれば異動をします。

未経験でもやりたいことに挑戦できる環境を提供することで働きがいに繋がる施策です。

マイナスな気持ちで辞める人を「ゼロ」にする

ー離職率ゼロという素晴らしい数字ですが、これについてはどうお考えでしょうか。

石黒さん:iYellでは価値観採用をしており、仕事のスキルは一切見ておらず、当社の価値観が合うかという視点で採用を行っています。なので入ってみたらやりたい仕事と違った、会社の雰囲気が合わない等のミスマッチがありません。

また、部署間の交流はもちろんですが、部署の垣根を超えた交流も多く、社員同士とても仲が良いです。

こういった仕事がしやすい関係の構築ができていることが離職率ゼロの要因だと思います。

離職率ゼロとはいうものの、夢を叶えるために新しい一歩を踏み出したいという人がいればもちろん応援します。

人間関係やマイナスな気持ちを持って辞めていくという人をゼロにするということが、離職率ゼロということだと思います。

編集後記

一生に一度の住宅ローン。1度しか利用しないからこそ起こってしまっているミスマッチがあると教えていただきました。

マイホーム購入にかかるストレスを無くすことで、一生に一度のイベントをもっと楽しくする、というiYellサービスに込めた思いに大変共感しました。

会社の組織作りにおいても非常にユニークなiYellの活躍に今後も注目していきたいと思います。

貴重な時間を割いてインタビューを引き受けてくださった石黒様に厚く御礼申し上げます!