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暗号資産(仮想通貨)の「ホワイトリスト」を聞いたことがありますか?
「ホワイトリスト」とは、一体何なのでしょうか?
知っている人も初めて聞いたという人も、暗号資産(仮想通貨)取引をおこなう上で重要な知識となります。
国内でホワイトリスト入りしている通貨、していない通貨、今後ホワイトリスト入りが期待されている通貨を確認してみましょう。
また、ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の中で、疑問視されているケースについてもご紹介します。
- ホワイトリストは、認可取引所の取り扱い通貨が記載されている
- ホワイトリスト入りしている通貨は、初心者でも購入しやすい
- 新規にホワイトリスト入りする通貨は、高騰する可能性が高い
- ホワイトリスト入りしていない通貨の中には詐欺コインがある
目次
ホワイトリストとは?
ホワイトリストとは、金融庁認可の業者が取り扱っている通貨を安心安全な暗号資産(仮想通貨)としてリスト化しようという取り組みです。
そもそも発端は改正資金決済法になります。
改正資金決済法とは日本で初めて暗号資産(仮想通貨)を定義する法律になります。
この法律によって暗号資産(仮想通貨)は支払い手段として定義されました。
また暗号資産(仮想通貨)の取引所は原則金融庁認可による暗号資産(仮想通貨)交換業者としての登録が義務になりました。
ホワイトリストの暗号資産(仮想通貨)を紹介
下記のリストはホワイトリストの暗号資産(仮想通貨)一覧です。
暗号資産(仮想通貨)名 | 単位 | |
---|---|---|
Bitcoin(ビットコイン) | BTC | |
Bitcoincash(ビットコインキャッシュ) | BCH | |
Ethereum(イーサリアム) | ETH | |
Ethereumclassic(イーサリアムクラシック) | ETC | |
Ripple(リップル) | XRP | |
Litecoin(ライトコイン) | LTC | |
Monacoin(モナコイン) | MONA | |
Nem(ネム) | XEM | |
Lisk(リスク) | LSK | |
Factom(ファクトム) | FCT | |
Zaif(ザイフ) | ZAIF | |
Qash(キャッシュ) | QASH | |
Comsa(コムサ) | CMS | |
Bitcrystals(ビットクリスタル) | BCY | |
Counterparty(カウンターパーティー) | XCP | |
StorjcoinX(ストレージコインエックス) | SJCX | |
Pepecash(ぺぺキャッシュ) | PEEPCASH | |
Fiscocoin(フィスココイン) | FSCC | |
Caicacoin(カイカコイン) | CICC | |
Zen(ゼン) | ZEN | |
Comsa(コムサ) | CMS |
時価総額の高いビットコインやイーサリアム、リップルなどはもちろんですがザイフなどの取引所が独自に発行したトークンも含まれているのも特徴です。
認可取引所の取り扱い通貨は全部入っている
ホワイトリストに登録されている暗号資産(仮想通貨)は、原則として暗号資産(仮想通貨)交換業者として金融庁の認可を受けている取引所が取り扱っている暗号資産(仮想通貨)になります。
金融庁が認めた暗号資産(仮想通貨)ではありません。
あくまで民間が定めたものということにご注意ください。
- 暗号資産(仮想通貨)を定義する法律「改正資金決済法」で定められた
- ホワイトリストとは、金融庁認可の業者の取り扱い通貨一覧
- 金融庁が認めた通貨ではない
ホワイトリスト入りしていない通貨が取り扱われる理由
どうしてホワイトリストに入れていない暗号資産(仮想通貨)が国内で取り扱われているのでしょうか?
その答えは、みなし業者にあります。
みなし業者とは、金融庁に暗号資産(仮想通貨)交換業者登録のための申請は行なっているが、認可がおりてはいない交換業者のことです。
認可は降りていませんが、申請が拒否されるまでの間彼らはみなし業者として活動することができます。
この「みなし業者」がホワイトリストに載っていない通貨を取り扱っているので国内にホワイトリストに入っていない暗号資産(仮想通貨)が存在するのです。
コインチェックの金融庁認可による影響
みなし業者として活動していたコインチェックも平成31年に金融庁の認可を受けました。
この影響でコインチェックでしか取り扱いがなかったファクトムがホワイトリスト入りしました。
また、2018年4月にコインチェックは以下の通貨の取り扱いを中止しました。以下のリストにあるコインは全てホワイトリストには入っていません。
金融庁から正式な業者登録を受けるために、取り扱い通貨を国内で安全に利用できるものだけに本格的に絞っていることがわかります。
暗号資産(仮想通貨)名 | 単位 | |
---|---|---|
モネロ(Monero) | XMR | |
ダッシュ(Dash) | DASH | |
ジーキャッシュ(ZCash) | ZEC |
匿名性の高い通貨はホワイトリスト入りが難しい
なぜこれらの通貨はホワイトリスト入りしないのでしょうか?
理由は匿名性が高い暗号資産(仮想通貨)でなるためです。匿名性とは送金した際に、「誰から」「誰へ」「いくら」送るという情報を匿名にすることです。
匿名化することでマネーロンダリングなど、犯罪の温床となることが懸念されています。
また、匿名型の通貨は欧米でも問題となっています。
ホワイトリストの相場への影響
ホワイトリスト入りしている暗号資産(仮想通貨)の最大のメリットは安心して購入できるということです。
暗号資産(仮想通貨)に精通している人であれば、購入する際に様々な情報を加味して購入できますが、初心者には判断材料が少なく何を購入してよいのか悩んでしまいます。
そこでホワイトリスト入りしている暗号資産(仮想通貨)は初心者でも購入しやすい暗号資産(仮想通貨)と言えるでしょう。
また、ホワイトリストに入れば価格の高騰も期待できます。ホワイトリスト入りしそうな通貨に目をつけて投資をするのも1つの投資方法です。
次に、ホワイトリスト入りが期待されている暗号資産(仮想通貨)をご紹介します。
- みなし業者の取り扱い通貨はホワイトリスト入りしない
- ホワイトリスト入りしている通貨は安心
- ホワイトリスト入りすれば価格高騰が期待できる
ホワイトリスト入りが期待される通貨
今後ホワイトリスト入りが期待されている暗号資産(仮想通貨)は以下になります。
海外の取引所などで購入をしておけば、仮に日本でホワイトリスト入りした際に確実に価格上昇を見込むことができます。
独断と偏見で予想をしてみたので参考にしてみてください。
BITCOINGOLD(ビットコインゴールド)
現在ホワイトリスト入りしている暗号資産(仮想通貨)で、ビットコインとビットコインキャッシュがあります。
ビットコインキャッシュはビットコインから派生した暗号資産(仮想通貨)になります。
ビットコインゴールドも同じくビットコインから派生した暗号資産(仮想通貨)なので、同様にホワイトリスト入りが期待されます。
DASH(ダッシュ)
匿名通貨で有名なダッシュになります。先日コインチェックから取り扱いを中止しました。
現時点での時価総額ランキングは12位と非常に人気の暗号資産(仮想通貨)になります。
匿名なのでホワイトリスト入りは難しいと言われていますが、ホワイトリスト入りすれば価格は暴騰するでしょう。
TRON(トロン)
エンターテイメント業界で利用されることを目的に開発された暗号資産(仮想通貨)です。
TRON代表のジャスティンは何度も日本を訪れて、重要人物に会っていることがよく報道されています。
日本での取り扱いの協議中であることを示唆するようなtweetを残すなど、日本の投資家からも動向が注目されています。
ホワイトリストにない暗号資産(仮想通貨)のメリット
ホワイトリスト入りしていない通貨も海外取引所等を利用することで投資を行うことができます。
そのようなホワイトリスト以外の通貨に投資をするメリットについて見ていきましょう。
値上がりする前に取引できる
ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)は、海外取引所のみで取引されている通貨ですので、国内向けに情報が届いていない場合もあります。
また、ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の多くは、最近開発されたケースが多く知名度も高まっていない状態です。
そのため割安銘柄が多く、値上がりする前に購入できるメリットを得られます。ただし、将来性がある通貨か、判断しておくことも必要です。
ホワイトリスト入りしている通貨とは違う画期的なシステムもある
ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の中には、ビットコインやイーサリアムなどホワイトリスト入りしている通貨とは異なる、新しい概念を取り入れていることがあります。
そのため将来性が高く、既存の暗号資産(仮想通貨)とは異なる領域でユーザー数を増やせる見込みもあるのが特徴です。
まずはホワイトペーパーで、実現可能なプロジェクトか確認しましょう。
そして、実際にプロジェクトが進んでいるのかも確認し、トラブルが発生していなければ期待できます。
しかし、一般的に新規プロジェクトは、途中で中止になったり資金難で撤退したりすることがあるので、実現可能なケースを探すことは難しいことも理解しておきましょう。
ホワイトリストにない暗号資産(仮想通貨)のリスク
ホワイリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)は、海外取引所で取引する必要があるため、国内取引所で投資をするのとは異なるリスクについても把握しておきましょう。
ホワイトリスト入りしていない、暗号資産(仮想通貨)に投資をするリスクについて解説していきます。
詐欺コインも存在する
ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の大きなリスクは、詐欺コインも混じっている点です。
詐欺コインとは、主に以下のような事例を指します。
- 架空のプロジェクトを発表し、資金調達だけ行いそのまま逃げる
- ねずみ講など詐欺商法が含まれているプロジェクト
詐欺コインか確かめる方法の1つは、運営元の情報やプロジェクトを中立的な視点でチェックすることです。
一般的に詐欺コインのプロジェクトは、システムに矛盾があるため、よく確認すれば判断できます。
ホワイトリスト外の通貨で危険な事例
確かにホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の中には、将来性のある通貨もあります。
一方でリスクがあることも認識しておく必要があります。
ホワイトリストの重要性を知るために、ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の中でハイリスクなケースを3つご紹介します。
ノアコイン
ノアコインはプロジェクト発足当初、フィリピンの国家プロジェクトという触れ込みで取引を募っていました。
しかし、のちにフィリピン政府が、公式発表でノアコインと無関係という趣旨を説明たことで、不安視されています。
また、ノアコインは、国内向けに過剰広告を行った事に付いても、謝罪と返金対応について発表しているなど一部問題も発生しています。
プロジェクト自体は進んでいるとされていますが、実態が掴めない部分が多く安易に取引しないのがおすすめです。
クローバーコイン
クローバーコインは金融庁から、業務停止処分を受けたプロジェクト・暗号資産(仮想通貨)です。
その要因は、過剰広告やマルチ商法などとなっています。
また、少なくとも国内取引所への上場はありませんので、これまでの問題も考えて保有は避けましょう。
MINE
MINEは発行元が不明で、他のハイリスクなケースと同じく過剰広告など、様々な問題があります。
また、ホワイトペーパー無し、VISAカードのライセンス取得のために買収した銀行がアフリカのコモロ諸島にある銀行、など不明・疑問点の多い内容です。
MINEも購入を検討しないのがいいでしょう。
暗号資産(仮想通貨)のホワイトリストはユーザーにとって安全性を示す指標となる
- ホワイトリストは、認可取引所の取り扱い通貨が記載されている
- ホワイトリスト入りしている通貨は、初心者でも購入しやすい
- 新規にホワイトリスト入りする通貨は、高騰する可能性が高い
- ホワイトリスト入りしていない通貨の中には詐欺コインがある
いかがだったでしょうか?
ホワイトリスト入りしている暗号資産(仮想通貨)は絶対安全と言い切れませんが、一つの判断基準として考えることはできます。
また、ホワイトリスト入りしていない暗号資産(仮想通貨)の中には詐欺コインがあるため、ホワイトリスト入りの重要性が分かります。
暗号資産(仮想通貨)が新たにホワイトリスト入りすると、価格は高騰します。
取り扱い開始の噂の情報は常にチェックすること、上場しそうな通貨は海外取引所で購入しておくことが大切になります。
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