✔ セキュリティの高い取引所が知りたい方
✔ 暗号資産(仮想通貨)をこれから始める初心者の方
「暗号資産(仮想通貨)のセキュリティって何だろう」、「暗号資産(仮想通貨)なんて盗まれないでしょ」といったように、曖昧な考え方を持っていたり、セキュリティ意識が欠如していませんか?
暗号資産(仮想通貨)のブロックチェーン自体は、セキュリティ強化されているシステムですが、暗号資産(仮想通貨)取引所へのハッキングは毎年発生しています。
今回は暗号資産(仮想通貨)のセキュリティ対策と題してセキュリティ項目や、取引所ごとのセキュリティ対策の内容、さらに個人でもできる対策を紹介していきます。
暗号資産(仮想通貨)のセキュリティについて意識していない方は、今回の記事を読んだ後すぐにでもセキュリティ対策をしましょう。
- 安全に投資するには取引所選びから
- 取引所のセキュリティをチェックするには4つのポイントがある
- 国内取引所で一番オススメは「ビットフライヤー」
今すぐビットコインを買いたいという方は、こちらから「ビットフライヤー」へ登録しましょう。
こちらの記事もおすすめ!:暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング最新版。手数料無料という罠に注意
目次
- 1 セキュリティに強い暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介
- 2 取引所セキュリティのチェック項目
- 3 過去に起きた暗号資産(仮想通貨)取引所に関する事件
- 4 カウンターパーティリスクやその他リスクについて
- 5 取引所別のセキュリティ対策をチェック
- 6 1位:bitFlyer(ビットフライヤー)
- 7 2位:DMMビットコイン
- 8 3位:GMOコイン
- 9 4位:bitbank(ビットバンク)
- 10 5位:FISCO暗号資産(仮想通貨)取引所
- 11 6位:Liquid(リキッド)
- 12 7位:Zaif
- 13 8位:BITPoint(ビットポイント)
- 14 個人できるセキュリティ対策
- 15 個人でもセキュリティ意識をしっかり持つことが大切
セキュリティに強い暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
bitFlyer | ◎ 高 | 〇 | ◎ 対応 | 〇 あり |
bitbank | ◎ 高 | 〇 | 〇 5通貨対応 | ◎ 全通貨対応 |
FISCO | ◎ 高 | 〇 | ◎ 対応 | ◎ あり |
Liquid | 〇 中 | 〇 | ▲ 一部対応 | 〇 顧客通貨のみ |
GMOコイン | 〇 中 | 〇 | ▲ コールドウォレット内で対応 | 〇 即時送付に対応 |
Zaif | 〇 中 | 〇 | × 明記無 | × 明記無 |
DMM ビットコイン | 〇 中 | 〇 | 未対応 (独自の管理方法) | ▲ 顧客の秘密鍵のみ |
BITPoint | ◎ 高 | 〇 | ◎ 対応 | ◎ あり(独自の方式) |
取引所セキュリティのチェック項目
暗号資産(仮想通貨)のセキュリティについて知るためには、暗号資産(仮想通貨)取引所のセキュリティ体制を把握する必要があります。
初心者や技術的な話が苦手な方でも、比較的分かりやすいように説明するので身構えずに見てみましょう。
まずは、暗号資産(仮想通貨)取引所で導入されている主要なセキュリティ対策は以下の通りです。どれも利用者に関係のあるセキュリティ対策になります。
- コールドウォレット
- マルチシグ
- 二段階認証
- 不正盗難補償
セキュリティ対策1:コールドウォレット
1つ目のセキュリティ対策はコールドウォレットです。
2018年1月のコインチェック事件で、テレビなどでも解説されるようになったので、知っている方もいるのではないでしょうか。
コールドウォレットは、電子金庫(仮想通貨を保管する金庫)をインターネットから切断することで、外部からの侵入を防ぐ方法のことです。
逆にインターネットにつながった状態で管理されている電子金庫をホットウォレットといいます。
従って、コールドウォレットによる保管時は、インターネット経由でハッキングはできませんので、安全性向上に一定の効果が期待出来ます。
また、顧客の資産管理において、基本的な方法の1つですので、どの取引所も行わなくてはいけない施策でしょう。
セキュリティ対策2:マルチシグ
2つ目のマルチシグは、パスワードを複数用意・管理するセキュリティ対策です。
取引承認時などに使用する秘密鍵を3つ用意し、2つをユーザーが保管、1つを取引所に預けるシステムです。
そして、仮に取引所へハッキング攻撃が起きて秘密鍵を1つ盗まれても、残りの秘密鍵はユーザーが保管しているので、資産の流出を免れられるということです。
セキュリティ対策3:二段階認証
3つ目は二段階認証、取引所へのログインの際のセキュリティを高める機能です。
二段階認証では、まずユーザーが取引所を利用する際にIDとパスワードでログインします。さらに、電話番号やSMSコード、取引所独自の認証コードによる本人確認を行います。
国内取引所の場合は、口座開設時に行えるよう配慮されています。
セキュリティ対策4:不正盗難補償
4つ目は不正盗難補償ですが、厳密にはハッキング被害が起きた後の補償サービスとなります。
例えば、コインチェック事件のように、取引所へハッキング攻撃が仕掛けられて、ユーザーの暗号資産(仮想通貨)が盗まれることがあるとします。
この時に、盗まれた資産を補償するという内容ですが、取引所によって補償内容や条件は違うので、それぞれチェックすることが必要です。
また、条件によっては補償されないこともあるので、不正盗難補償に頼って資産管理を怠らないようようにしましょう。
過去に起きた暗号資産(仮想通貨)取引所に関する事件
暗号資産(仮想通貨)取引所で口座開設する前に、これまでに起きたハッキング事件などについて知っておくこともおすすめします。
具体的にどのような事件が起きたのか知ることで、今後の対策に繋がるからです。
今回は国内外のハッキング事件を3件ご紹介します。
ビットポイントへのハッキング
2019年7月12日ビットポイントではハッキングにより35億円相当の暗号資産(仮想通貨)の流出が発覚しました。
14日現在ではまだ事件の真相や正確な流出額などが判明していませんが、同社が扱っているビットコインをはじめ、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの5銘柄にまで被害が及んでいる可能性があるといいます。
コインチェックへのハッキング
国内暗号資産(仮想通貨)投資家だけでなく、一般の方も聞いたことのある事件の1つがコインチェック事件ではないでしょうか。
2018年1月23日から24日かけて、ハッキングが起こり、同月26日頃に暗号資産(仮想通貨)NEMの流出が発生した事件です。2019年5月時点でも、ハッキングを実行した者について判明していません。
こちらの場合は、2018年4月にかけて暗号資産(仮想通貨)NEMによる返金補償を行いました。保証金額は、日本円で約460億円です。
ハッキングの原因は明確にされていませんが、当時セキュリティ体制に問題があったことなども指摘されています。
たとえば顧客の資産を保管するウォレットが、オンライン状態になっているホットウォレットで、管理していたことなどです。
バイナンスへのハッキング
海外取引所でのハッキング事件は、2019年5月7日に起きた暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスへのハッキングです。
また、このハッキングによって、日本円に換算すると約45億円相当のビットコインが流出しました。
現在も調査と資産の確認などが行われていて、バイナンスを利用している方は、返金補償などを含む情報が出てこないか、しばらくチェックしておきましょう。
カウンターパーティリスクやその他リスクについて
暗号資産(仮想通貨)取引所は、これまで何度か発生しているハッキング事件などの影響もあり、セキュリティ対策の強化に努めています。
しかし、だからといって確実に安全な利用ができるということを、保証するわけではありません。
そこで、ここではハッキングを含めた様々なリスクについて、いくつかご紹介していきます。
カウンターパーティリスクとは
暗号資産(仮想通貨)取引所のリスク1つ目は、カウンターパーティリスクと呼ばれるものがあります。
カウンターパーティリスクとは、取引を行っている相手が何かしらの理由で支払い不能になる状態です。暗号資産(仮想通貨)に限らず投資業界で、用いられている専門用語になります。
そして暗号資産(仮想通貨)の場合は、暗号資産(仮想通貨)取引所が様々な不祥事や業績悪化によって、支払い不能・倒産になるケースです。後々返金してもらえる可能性もありますが、基本的に預けた資産がそのままになることを想定しておきましょう。
カウンターパーティリスクは、セキュリティに関係なく業績悪化でも発生する可能性のある事象ですので、定期的に取引所の決算や四季報について確認することをおすすめします。
取引所へのハッキングなどによる資産消失
暗号資産(仮想通貨)取引所のリスク2つ目は、ハッキングによる資産消失も考えておきましょう。
こちらの場合は、暗号資産(仮想通貨)取引所のセキュリティ対策の施し方によって、リスクの高さが変わります。
また、取引所へ預けた資産が消失するケースは、ハッキングだけではありません。運営側が、顧客の資産を不正に流出させるリスクもあるため、どの取引所へ口座開設する場合も取引に必要な金額のみを入金しておくのがポイントです。
個人情報漏洩リスク
暗号資産(仮想通貨)取引所のリスク3つ目は、顧客の個人情報漏洩リスクです。
国内暗号資産(仮想通貨)取引所は、顧客のメールアドレスやパスワード、住所や氏名、電話番号など多数の情報を管理しています。
ハッカーが盗むものが、暗号資産(仮想通貨)だけとは限りません。暗号資産(仮想通貨)取引所に登録している顧客情報を盗んで、別の用途で悪用する可能性も考えられます。そのため、顧客情報をハッキングによって盗まれてしまうリスクについても、想定しておきましょう。
暗号資産(仮想通貨)取引所のセキュリティ体制について調べる時は、コールドウォレットなど資産管理だけでなく、情報管理についても徹底しているか出来る範囲で調べることが大切です。
取引所別のセキュリティ対策をチェック
次に国内の主要な取引所で行われている、セキュリティ対策について分かりやすく紹介していきます。
これから口座開設する人や既に取引している人も、改めて取引所のセキュリティ対策の実施状況について確認しましょう。
1位:bitFlyer(ビットフライヤー)
取扱仮想通貨 | ビットコインイーサリアムリップルビットコインキャッシュイーサリアムクラシックライトコインモナコインリスクネムベーシックアテンショントークンステラルーメンテゾスポルカドットチェーンリンクシンボルポリゴンメイカー |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (0.01~0.15%) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (1.19%) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
ここがオススメ!
- 業界をリードし続ける大手
- 手数料が安い!
- 取扱仮想通貨が豊富!
【Point!】セキュリティ対策はアメリカ格付け機関からのお墨付きり。
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
bitFlyer | ◎ 高 | 〇 | ◎ 対応 | 〇 あり |
bitFlyerのセキュリティは今もなお強い
bitFlyerは、マルチシグやコールドウォレット、二段階認証などのセキュリティ対策を実行しています。
また、アメリカの暗号資産(仮想通貨)取引所格付け会社sqreenから、世界中の取引所を含めて最もセキュリティ強化しているという、評価を受けた点にも注目。
現在、新規口座開設を再開しており、システム運営やセキュリティでは高いレベルを維持しています。
2位:DMMビットコイン
取扱暗号資産 | ビットコイン イーサリアム ネム リップル ライトコイン イーサリアムクラシック ビットコインキャッシュ モナコイン ステラルーメン シンボル クアンタム ベーシックアテンショントークン オーエムジー テゾス エンジンコイン トロン カルダノ ポルカドット アイオーエスティー ジパングコイン チリーズ アバランチ チェーンリンク メイカー ポリゴン フレア ニッポンアイドルトークン |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料 ※BitMatch取引手数料を除く) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐☆☆ (1. 84%) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- 暗号資産の種類が多い
- クイック入金や出金手数料が無料
- アルトコインのレバレッジ取引が可能
【Point!】大手の安心感と安全性を確保する取引所
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
DMM bitcoin | 〇 中 | 〇 | 未対応 | 顧客の秘密鍵 |
技術面、運用面の両方で高いセキュリティ対策を実施
DMMビットコインは、二段階認証やユーザーの暗号資産(仮想通貨)資産と、社内資産を別々に管理するなど、セキュリティ対策を施していますがマルチシグに関しては未対応です。
DMMFX等で積み上げてきたノウハウと運営スキルを発揮して高いセキュリティ体制を構築しています。大手暗号資産(仮想通貨)取引所の1つで、24時間365日の監視など運営姿勢におけるセキュリティ対策も万全です。
DMMビットコインで暗号資産(仮想通貨)取引をしている方は、マルチシグ未対応ということを認識した上で、個人によるセキュリティ対策やリスクを抑える管理を徹底しましょう。
3位:GMOコイン
取扱暗号資産 | ビットコイン イーサリアム リップル ライトコイン ビットコインキャッシュ ネム ステラ ベーシック・アテンション・トークン オエムジー テゾス クアンタム エンジコイン ポルカドット コスモス カルダノ メイカー ダイ リンク ドージコイン ソラナ シンボル モナコイン FCRコイン |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐☆☆ (1200円前後) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- アプリ、ウェブ画面が使いやすいと話題
- セキュリティが高い
- 大手運営で安心して取引が可能
【Point!】株、FXで培った安全管理体制
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
GMOコイン | ◎ 高 | 〇 | ▲ コールドウォレット内で対応 | 〇 即時送付に対応 |
東証一部上場企業のグループによる運営と安心感
GMOコインは、独自のセキュリティ対策やウォレット管理など、様々な側面で暗号資産(仮想通貨)を守る施策を実行しています。
独自のサービスとは、三井住友海上火災保険株式会社と提携を行い、GMOコインのセキュリティシステムの強化と投資家の資産の安全を図っています。
また、前述で解説したセキュリティ項目をすべて実施しているので、名実ともに安全性が高い取引所として評価できます。
4位:bitbank(ビットバンク)
取扱仮想通貨 | ビットコイン リップル イーサリアム モナコイン ビットコインキャッュ ライトコイン ベーシックアテンショントークン ステラルーメン クアンタム オーエムジー シンボル リンク メイカー ボバネットワーク |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐☆ (ほぼなし) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- 手数料が安い
- 国内一リップルが安く買える
- セキュリティ性が高い
【Point!】実は高いレベルのセキュリティを持つ取引所。セキュリティ対策は他社と比較して目立た無いもののしっかりと対応。これまで大きなシステムや運営のトラブルはなし
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
bitbank | ◎ 高 | 〇 | 〇 5通貨対応 | ◎ 全通化対応 |
全般的に平均以上のセキュリティ
bitbank は、前述で解説したセキュリティ項目を実施しているだけでなく、コールドウォレット管理に関して、取り扱い通貨全てに対応しています。
取引所によっては、一部の通貨のみをコールドウォレット管理にしている場合もあるなか、全ての通貨に対応している点は信頼性が高いです。
ホットウォレットによる管理は、常にハッキングリスクがある状態といえるので、ユーザーにとって利用するメリットがあります。
5位:FISCO暗号資産(仮想通貨)取引所
ここがオススメ!
- 上場企業フィスコグループの取引所。金融庁の仮想通貨交換業者として登録済み
- 許容量、セキュリティ、そして運営の面から堅固なサービス体制
- ビットコインをはじめ独自の企業トークンも含めた全6種類の仮想通貨取引が可能
【Point!】金融系上場企業を母体とした取引所というだけあって、システム面だけでなくコンプライアンスや運営体制自体の整備にも余念がない。
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
FISCO | ◎ 高 | 〇 | ◎ 対応 | ◎ 対応 |
金融系上場企業としてのセキュリティ意識の高さ
FISCOは二段階認証、マルチシグ方式の採用、コールドウォレットでの顧客資産の管理と暗号資産(仮想通貨)取引所で今では絶対に対応が必要となっている基本的なセキュリティ対策は万全に行われています。
また、フィスコ暗号資産(仮想通貨)取引所は、JASDAQ上場の株式会社フィスコのグループ会社。
金融事業の豊富な経験値と経営の健全性も、高評価である大きな理由です。
6位:Liquid(リキッド)
取扱仮想通貨 | ビットコインイーサリアムビットコインキャッシュリップルキャッシュ |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐☆ 現物取引手数料無料 レバレッジ取引手数料0.025% |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (かなり小さい) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐☆ |
ここがオススメ!
- 手数料がすべて無料
- ビットコイン価格が他取引所より低い
- 日本初の金融庁認可の仮想通貨交換業者
【Point!】高いセキュリティまであと一歩の取引所。海外での取引ボリュームをさばいていることを考えると期待できます
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
Liquid | ◎ 高 | 〇 | ▲ 一部対応 | 〇 顧客通貨のみ |
セキュリティ系のトラブルがこれまでにない
Liquid(旧Quoinex)は、セキュリティ項目を一通り実施しています。ただ、内容は多少他の取引所と違う部分もあるので、利用する際は確認しておきましょう。
例えば、マルチシグはビットコインとビットコインキャッシュのみとなっており、他の暗号資産(仮想通貨)利用をメインとしている方は、個人でセキュリティ対策を強化する必要があります。
個人の対策としては、ウォレットに資産を保管しつつ、取引する金額のみだけ取引所に送金するなどの方法です。
ただ、これまでセキュリティ関連のトラブルが一切ないため、一定の評価ができる取引所です。
7位:Zaif
ここがオススメ!
- 設定した取引値で売買できる(取引が成立すれば)
- ビットコインを購入するとキャッシュバックがある
- 低リスクな積立ができる
【Point!】セキュリティ面で少し不透明な取引所。FISCOグループ内に取り込まれたので改善が期待されています
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
Zaif | ◎ 高 | 〇 | × 明記無 | × 明記無 |
セキュリティにやや不安が残る、FISCO傘下での改善に期待!
Zaifは、各セキュリティ対策を施しているという情報がありますが、他の取引所と比較して詳しい情報を公開していない点が、ユーザーにとって一部不安要素となるでしょう。
また、2018年1月にハッキングされるなど、セキュリティ面で改善の余地も見られることがあったので、利用している・検討しているユーザーは慎重に判断することが大切です。
8位:BITPoint(ビットポイント)
取扱仮想通貨 | ビットコイン ビットコインキャッシュ イーサリアム ライトコイン リップル ベーシック アテンション トークン トロン エイダ ジャスミー ポルカドット チェーンリンク ディープコイン アイオーエスティー クレイ |
手数料の安さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (無料) |
スプレッドの低さ | ⭐⭐⭐⭐⭐ (少しあり) |
セキュリティ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
ここがオススメ!
- 最高水準のセキュリティ対策
- ビットコインの送金手数料が無料
- ビットコインの現物取引手数料も無料
【Point!】情報セキュリティ格付け機関による評価で日本国内の銀行や証券会社と同等の「A」の評価受けています。
取引所名 | 安全性 | 二段階認証 | マルチシグ | コールドウォレット |
---|---|---|---|---|
BITPoint | × 低 | 〇 | ◎ 対応 | ◎ あり(独自の方式) |
ビットポイントで巨額の流出事件!
7/12ビットポイントではハッキングにより約35億円相当の暗号資産(仮想通貨)が不正流出したことが発覚しました。
わずか2週間前の6/28日に金融庁から業務改善命令が解除されたばかりのビットポイントでしたが、最悪のタイミングでハッキング事件が発生しました。
ビットポイントは独自のセキュリティ対策でその安全性をアピールしていましたが、今回の事件を防ぐことはできなかったようです。
取引所のセキュリティは常に疑っていた方が良さそうですね。
また、2019/7/14現在では原因の究明、流出額の特定、被害の最小化等の対策を行なっている最中ですのでビットポイントの受金アドレス宛に送金をしないように注意が必要です。
▼BITPointのセキュリティ対応状況や安全性について解説!▼
個人できるセキュリティ対策
個人でできるセキュリティ対策についても知っておく必要があります。
暗号資産(仮想通貨)のハッキングは取引所だけではありません。個人のウォレットや利用端末へ、ハッキングを仕掛けられる可能性もあります。
必要最低限のセキュリティ対策は、暗号資産(仮想通貨)投資家として行う責任があります。
セキュリティ対策1:取引所のウォレットから移す
暗号資産(仮想通貨)を全て取引所のウォレットに預けていると、取引所がハッキングされたときにすべてを失ってしまいます。
取引所は常にハッカーに狙われていると認識した上で、取引所のウォレットから自身のウォレットへ移すようにしましょう。
暗号資産(仮想通貨)が盗難されても基本的に自己責任なので、取引に必要な資金以外は自身のウォレットで保管・管理することおすすめします。
セキュリティ対策2:ハードウォレットで管理
個人のウォレットへ暗号資産(仮想通貨)を移すだけでなく、さらにインターネットから遮断するセキュリティ対策があります。
ペーパーウォレットやハードウェアウォレットを利用すれば、インターネットにつながっていないコールドウォレットで管理できるタイプに暗号資産(仮想通貨)を保管・管理しましょう。
なぜなら、ウェブウォレットやソフトウォレットなど、ホットウォレット状態で暗号資産(仮想通貨)を管理しているとハッキングされる危険性があるからです。
しかし、ハードウォレットは故障した場合、引き出せなくなるリスクもあり、いくつかに部産して保管するのがおすすめでしょう。
また、ペーパーウォレットの場合は、盗難や破れにも注意しておくことが大切です。
セキュリティ対策3:取引所のセキュリティ設定は厳重に
取引所のセキュリティ設定は、取引所でのユーザー設定によって安全性に違いがでます。
二段階認証は任意で設定できますが、面倒でも設定しておきましょう。
人によっては面倒だと感じて、後回しにする場合があります。しかし、それではセキュリティ対策にならないので、面倒でも厳重な対策を施すようにして下さい。
また、二段階認証自体は、数10分程度で完了する設定ですので、それほど手間が掛かりません。
セキュリティ対策4:パスワードの管理
秘密鍵やログインパスワードなど、暗号資産(仮想通貨)に関係するパスワードは多数あります。
管理を怠ると思わぬリスクが発生するので、厳重で丁寧な管理が必要です。
例えば、秘密鍵のメモなどを紛失してしまうと、取引や管理ができませんし誰かに見られたら、ハッキングの可能性が高まります。
パスワードのメモ類は、紛失したり盗まれないよう、厳重に管理することが大切です。
セキュリティ対策5:パスワードを定期的に変更
パスワードは1度設定したまま使っていることも多いでしょう。1つのパスワードを使い続けるのは危険です。パスワードを定期的に変更をすることをおすすめします。
その場合、ハッキング方法の1つに、パスワードを探しあてるためプログラムで、ランダムに数値を並べ替えて攻撃を仕掛ける方法があります。
パスワードを当てられる危険性があるので、定期的に変更して暗号資産(仮想通貨)を守ることが必要です。
一般的には半年に1回程度、変更しているので半年や1年に1回程度設定変更しましょう。また、気になる場合は、1ヶ月や3ヶ月おきに変更してもいいでしょう。
セキュリティ対策6:Facebook認証はセキュリティを下げる可能性あり
SNSの1つであるfacebookによる認証システムは、非常に便利なので利用している人もいるでしょう。しかし、この認証方法にも、リスクが存在するので気を付けるポイントがあります。
SNS認証によるログイン解除を使用していると、他の連携したサービスからハッキング侵入を受けた場合、暗号資産(仮想通貨)取引所のウォレットにも攻撃を受ける可能性があります。
必要以上に連携させず、可能であればfacebook認証による取引所へのログインなどは控えることがよいでしょう。
面倒でも個別のログイン方法を使用するのが、セキュリティを下げないポイントです。
セキュリティ対策7:アンチウィルスソフトの導入
個人でできるセキュリティ対策で忘れてはいけない事が、暗号資産(仮想通貨)取引を行う端末にアンチウィルスソフトを導入することです。
ウォレット管理や認証方法に関して準備万端でも、端末がウイルス感染していたら意味がありません。
暗号資産(仮想通貨)取引を始める前に、端末のセキュリティ対策も万全にしておきましょう。
個人でもセキュリティ意識をしっかり持つことが大切
- 安全に投資するには取引所選びから
- 取引所のセキュリティをチェックするには4つのポイントがある
- 国内取引所で一番オススメは「ビットフライヤー」
今すぐビットコインを買いたいという方は、こちらから「ビットフライヤー」へ登録しましょう。
暗号資産(仮想通貨)取引所のセキュリティ対策の状況や、個人でできるセキュリティ対策について分かりやすく紹介してきました。
暗号資産(仮想通貨)取引所による、暗号資産(仮想通貨)のセキュリティ対策はもちろん必須です。
それだけではなく、自分自身でできることを可能な限り見つけて、セキュリティ対策を積み重ねていく事が非常に大切です。
面倒でも、自分の資産を失わないための、重要な作業になります。
仮想通貨取引所比較