レバレッジ取引入門

仮想通貨の「証拠金維持率」とは?レバレッジ取引の基本を解説

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この記事を読んでほしい人
✔ すでに仮想通貨を持っている方
✔ より戦略的に仮想通貨投資をしたい方
✔ 取引所に登録している方

もしまだ取引所をお持ちでない方は、まずはこちらの「取引所の選び方」を参考にしてみてください。

仮想通貨のレバレッジ取引には、証拠金維持率があります。通常の現物取引(仮想通貨の購入)では、証拠金維持率がありません。

証拠維持率は、レバレッジ取引ならではの特徴であり、仕組みを理解せず、取引を始めるのは危険です。

本記事では、初心者向けに「証拠金維持率とは?取引にどんな関係があるのか?」を解説します。

証拠金維持率を理解して、正しくリスクを管理して仮想通貨のレバレッジ取引を行いましょう。

証拠金維持率とは?

証拠金維持率とは、口座にある資金のうち、何%が現在の取引で使われているを示す数字です。

したがって、証拠金維持率の仕組みを知るには「証拠金(しょうこきん)」を理解する必要があります。

証拠金とは、分かりやすく言うとレバレッジ取引を行うのに、証券会社へ預ける担保です。

証拠金維持率は、証拠金(担保)のうち、取引で使っている割合を出すことで、適用するレバレッジ倍率を算出したり、証拠金の何%をリスクとして許容しているのかを示す役割があります。

証拠金維持率を覚える前に、レバレッジ取引が分からない方は以下の記事を先に読んでおきましょう。

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仮想通貨のレバレッジ取引を初心者にわかるように解説

証拠金維持率の計算式

✓証拠金維持率の計算式

証拠金の残高 ÷ 取引に必要な証拠金 × 100

証拠金維持率は、上記の計算式で求められます。

取引に必要な証拠金を「有効証拠金(ゆうこうしょうこきん)」と言い、現在の取引で使っている証拠金の具体的な金額です。

また、新規でポジションを発注するのに必要な証拠金の金額を「必要証拠金(ひつようしょうこきん)」と言います。

  • 有効証拠金・・・現在保有中のポジションに使われている証拠金の金額
  • 必要証拠金・・・新規にポジションを発注する際に必要な証拠金の金額
  • 証拠金維持率・・・口座全体の証拠金の内、有効証拠金が占める割合

まとめると、上記の通りです。

国内の仮想通貨取引所でレバレッジ取引を採用している所では、発注枚数を入力すると自動的に合計金額が算出されるので、比較的簡単に目安が立てられます。

bitfllyerの必要証拠金目安例えば、bitFlyerビットコインFXなら、数量を入力すると予想価格が表示されます。

仮想通貨のレバレッジは、2倍が上限ですので予想価格のおおむね2分の1相当が必要証拠金です。

証拠金維持率は計算ツールを活用

仮想通貨の証拠金維持率計算ツールまた、必要証拠金から具体的な証拠金維持率の計算は「bitflyer LIghtning 損益・証拠金維持率計算ツール」が便利です。

有志が制作した計算ツールですが、数値を入力することで、自動的に証拠金維持率等を計算します。

ビットコインのみ、現在価格の取得が可能ですが、左側「価格」の欄に、計算したい仮想通貨の現在価格を主入力することで全ての銘柄に対応可能です。

bitflyer Lightning 損益・証拠金維持率計算ツールの使い方

証拠金を計算したい仮想通貨価格を入力まず、左側の「+」アイコンを押しましょう。
複数回に分けてポジションを構築する場合は、こちらからポジションを追加して全体の平均値を出すこともできます。

必要な情報を入力
  1. 売買の方向
  2. ポジションの約定価格
  3. ポジションの数量

上記①~③をそれぞれ入力しましょう。例えば、1BTC=123456円の時に1.5BTCを買うと言った場合は、画像の通りに数値を入力します。

証拠金維持率の目安が出力される続いて右側の欄を入力します。必要な項目は、預入証拠金証拠金倍率です。

預入証拠金は、レバレッジ取引の口座に預けている証拠金の合計金額を入力します。既に他のポジションを持っている場合は、余剰証拠金を入力しましょう。

また証拠金倍率は、レバレッジ倍率のことです。日本の仮想通貨取引所では、個人向けの最大レバレッジが2倍と決められているますから「2倍」を選択です。

すると、証拠金維持率の予想値が出力されるので、取引の参考に活用できます。

証拠金維持率とレバレッジの関係

証拠金維持率とレバレッジは、密接に関係しています。

なぜなら、レバレッジ倍率の変動と同時に証拠金維持率の変動が起こるからです。例えば、100万円の証拠金の内、50万円相当の取引を行えば、2倍以下の有効レバレッジとなります。

一方で、100万円の証拠金の内、200万円の取引を行えば、2倍のレバレッジがフルに有効化された状態です。

つまり、証拠金から、何%を使っているかと同時に、資金に対して何倍のレバレッジが適用されているのかは同じ関係と言えるでしょう。

取引で適用されている有効レバレッジが高いほど、証拠金に対して倍率が働き、証拠金維持率は下がります。証拠金維持率が下がると、マージンコールやロスカットが早くなるため、取引のリスクが高いです。

最大レバレッジが高いほど、有効証拠金が低くなるため証拠金維持率は高い水準を保ちやすくなります。

一方で、リスクが高いのは有効レバレッジが高い時です。レバレッジ=危険と思われますが、実際には最大レバレッジは高いほど余裕ができ、リスクが高くなるのは有効レバレッジが高い時になります。

マージンコールとロスカット

マージンコールとロスカットは、証拠金維持率を基準に行われる資産保護の措置です。多くの仮想通貨取引所でマージンコールとロスカットは、実装されています。

  • 【マージンコール】一定の証拠金維持率を下回ると追加入金やポジション決済が推奨されるアラート
  • 【ロスカット】一定の証拠金維持率を下回ると強制的にロスカット(損失決済)がされる

マージンコールとロスカットは、それぞれ上記の施策が行われます。マージンコールは、含み損(未決済の損失)が増え、現在の証拠金ではロスカットの危険があることを知らせる役割です。

一方でロスカットは、許容できる含み損を超え、強制的にポジションが決済されます。含み損が証拠金を上回らない様に、マージンコールとロスカットは実装されており、元本以上の損失を抱えない、資産をゼロにしない為の投資家保護の一貫です。

また、マージンコールはロスカット水準が近づいた警告であり、あくまでポジションの決済や追加入金を推奨する程度の効力ですが、ロスカットは自動的に行われる違いがあります。

ロスカットによるリスクと対策

証拠金維持率の低下と共に、ロスカットのリスクが高まります。前述した通り、ロスカットは、その時点で抱えている損失を強制的に決済するため避けるべきです。

他の金融市場と比べ、価格変動の大きい仮想通貨のレバレッジ取引では、特にロスカットのリスクへ対策を意識しましょう。

まずは、仮想通貨の現物取引で経験を積んだ上、取引数量はレバレッジ倍率1倍以下に納めるのがオススメです。

有効レバレッジ1倍ですと、現物取引でも対応できる範囲に取引サイズが収まり、価格が逆方向に動いても含み損は、余剰証拠金の半分近くの余裕ができます。

以下の記事では、レバレッジ1倍の仮想通貨取引について詳しく解説しましたので、参考までに読んでみて下さい。

▼関連記事▼
【本質】仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引「1倍」で低リスク運用!初心者向けガイド

仮想通貨取引所別のロスカット水準(証拠金維持率)

ロスカットは、証拠金維持率が一定の割合を下回ると行われると解説しました。

しかし、具体的にロスカットが行われる証拠金維持率の基準は、仮想通貨取引所によって異なります。

ロスカットされる証拠金維持率が低いほど、同じ証拠金残高でもロスカットまで許容できる含み損の金額が大きいです。

つまり、ハイレバレジな取引で耐えられる値幅が増えるとも言えるでしょう。一方で、ロスカット水準が低いほど、いざロスカットされた時に残る証拠金の割合も少なくなることも忘れずに理解しておくべきです。

ここでは、国内の仮想通貨取引所のロスカット水準(証拠金維持率)をまとめました。

bitFlyerのロスカットルール

bitFlyerでは、ビットコインのレバレッジ取引「Lightning FX」を取り扱っています。ロスカットは、証拠維持率が50%を下回った状態です。

マージンコール(追証)は、証拠金維持率100%を下回った段階で発生、追加で証拠金を入金し、証拠金維持率を引き上げる様に推奨されます。

追加で証拠金を入金するか、ポジションを決済し、証拠金維持率の改善が必要です。また、追加の入金・ポジションの決済が行われ前に、証拠金時自律が50%を下回るとロスカットが行われます。

bitFlyerのロスカット水準は、証拠金維持率50%であり標準的です。現物取引とレバレッジ取引で同じプラットフォームを使うため、現物取引で経験を積むのに移行しやすいのが特徴になります。

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DMM Bitcoinのロスカットルール

DMM Bitcoinのロスカット水準は、証拠金維持率100%を下回った状態です。

毎営業日の6時59分に、ロスカット水準の判定が行われ、証拠維持率の引き上げに追加の証拠金が不足しているかが判断されます。

判定日の翌営業日、午前4時59分までに追加に入金、もしくはポジション決済によって証拠金不足が解消されていない場合に、同日午前5時にロスカットが行われる仕組みです。

また、強制ロスカットによって発生した損失が、レバレッジ取引の口座残高を上回る場合、DMM Bitcoinで保有している現物の仮想通貨が補填に回されるので注意しましょう。

bitFlyerのロスカット水準より、DMM Bitcoinのロスカット水準は少々不利です。ただし、ロスカット水準が高いと強制決済が遅れても、元本以上の損失が出る可能性はやや下がります。したがって、一概にロスカットされる証拠金維持率が引くければ良いといったことは言えません。

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GMOコインのロスカットルール

GMOコインのロスカット水準は、取引所(レバレッジ取引)と暗号資産FXで異なります。取引所(レバレッジ)は、2021年6月時点でビットコインのみですので、「ビットコインと他の仮想通貨のレバレッジ取引でロスカット水準が違う」と言えるでしょう。

  • 【取引所(レバレッジ取引)】証拠金維持率が30%を下回るとロスカット
  • 【暗号資産FX】証拠金維持率が75%を下回るとロスカット

ビットコインのレバレッジ取引に関しては、GMOコインのロスカット水準は他社より低く、証拠金維持率が30%を下回った状態です。

bitFlyerが50%、DMM Bitcoinが100%ですので、リスクは大きいものの、少額資金でワンチャンスを狙っていくならGMOコインが良いでしょう。

また、暗号資産FXではアルトコインのレバレッジ取引を取り扱っており、比較的少ない元手で取引を始められます。例えば、XRPなら約4000円が最小の必要証拠金です。ただし、前述した通り、暗号資産FXではロスカット水準が証拠金維持率75%に引き上げられるので注意しましょう。

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【まとめ】仮想通貨の取引は証拠金維持率に余裕を

今回は「仮想通貨の「証拠金維持率」とは?レバレッジ取引の基本を解説」のテーマでした。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 証拠金維持率とは、証拠金のうち取引に使っている割合を示す
  • 証拠金維持率は、レバレッジによるリスクを示す意味もある
  • マージンコール・ロスカットは証拠金維持率が基準となる
  • 各社のロスカット水準は、DMM Bitcoinが高く、GMOコインが低い

証拠維持率は、仮想通貨のレバレッジ取引を行う上で、必ず気にすべき数値です。初心者のうちは、ロスカットを避けるためにも常に証拠金維持率を高めに設定しておくことをオススメします。具体的な証拠金維持率の推奨値は、個人の取引方法や実際の仮想通貨の変動によってことなりますが、筆者は証拠金維持率300%以上が基準です。本記事で紹介した計算ツールを活用しつつ、自分が許容できる損失をシミュレーションしておきましょう。

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