ビットコインFXの勝ちたいなら、プライスアクションを覚えるのは基礎中の基礎。
なぜなら、あらゆる手法に応用でき、仕組みもシンプルだからです。
「相場の状況をリアルタイムで判断したい」
「色んな手法を学んだけど、ビットコインFXで伸び悩む」
「ローソク足だけ見ても、状況がよく分からない」
ビットコインFXで上記の悩み・疑問をプライスアクションを理解して解決しましょう。
今回はビットコインFXで使えるプライスアクションの基礎を分かりやすくまとめました。
目次
プライスアクションとは?
プライスアクションとは、ローソク足から相場の状況を分析する手法です。
理解する為に必要なのは「ローソク足のみ」、非常にシンプルですが、本質的な値動きに特化した手法と言えるでしょう。
画像の様に、プライスアクションではローソク足の形、複数の組み合わせパターンから相場を分析します。
もちろん、ビットコインFXでも有効です。
プライスアクションはローソク足を見ますが、ローソク足チャートはビットコインFXを取引する投資家・トレーダーは確実に見る重要な判断材料になります。
ビットコインFXで他の手法を使うとしても、プライスアクションと合わせて考えると勝率アップです。
ビットコインFXで使える7つのプライスアクション
プライスアクションは、ローソク足の形や組み合わせでパターンが複数あります。
一度に全て覚えるのは難しいので、ビットコインFXでも使いやすい「7パターンのプライスアクション」をピックアップしました。
- スラストアップ・スラストダウン
- ランウェイアップ・ランウェイダウン
- ピンバー
- スパイクロー・スパイクハイ
- インサイド・アウトサイド
- 強気リバーサル・弱気リバーサル
いずれも、ビットコインFXで出現頻度が高く、すぐ実践で使える7パターンです。
図解付きで分かりやすくまとめました。
スラストアップ・スラストダウン
スラストアップ・スラストダウンは、それぞれトレンドの継続性を分析できるプライスアクションです。
ビットコインFXで急騰相場を描くときは、スラストアップが多く見られていました。
順張りトレードをするなら、ぜひ覚えて起きたいプライスアクションになります。
スラストアップ
スラストアップは、上昇トレンドの発生中に見られやすいプライスアクションです。
直前のローソク足に対し、現在のローソク足が高値を上回って終値を確定するとスラストアップ成立になります。
スラストアップが連続して見られると、力強い上昇トレンド、上昇トレンド継続の可能性が高いと分析できます。
スラストダウン
スラストダウンは、下降トレンドの発生中に見られやすいプライスアクションです。
直前のローソク足に対し、現在のローソク足が安値を下回って終値を確定するとスラストダウン成立になります。
スラストダウンが連続して見られると、弱い相場、下降トレンド継続の可能性が高いと分析できます。
ランウェイアップ・ランウェイダウン
ランウェイアップ・ランウェイダウンは、トレンドの継続を判断するプライスアクションです。
スラストアップ・ダウンのプライスアクションと違い、過去・未来の複数のローソク足を使ってパターン認識します。
少々複雑ですが、仕組みが分かればシンプルです。
ランウェイアップ
ランウェイアップが見られると、上昇トレンドが継続する可能性が高いです。
現在のローソク足が指す、高値と安値を基準に分析します。
何本のローソク足を基準とするのかは自由ですが、一般的には過去・未来の5本です。
基準とする本数が少ないほど、判断は早いですが精度が落ちやすくなります。一方で多すぎても判断が遅く、相場環境が変わる可能性も高いです。
基本的にはベースとなる5本で考えるのがオススメになります。
ランウェイダウン
ランウェイダウンが見られると、下降トレンドが継続する可能性が高いです。
現在のローソク足が指す、高値と安値を基準に分析します。
何本のローソク足を基準とするのかは自由ですが、ランウェイアップ同様に基本ベースは過去・未来の5本です。
ピンバー
ピンバーは、レジスタンス領域・サポート水準を分析できるプライスアクションです。
図解の通り、ローソク足の実体が極端に短く、髭(ひげ)の部分が著しく長くなるのがピンバーになります。
髭の伸びている方向へ、レジスタンス領域・サポート水準がある可能性が高いです。
例えば、上髭の長いピンバーなら、寄り付きから買われ、引けにかけて大きく売られた状態になります。
ですから、真上には決済売り、新規売りの入りやすい価格帯が控えていると判断可能です。
スパイクロー・スパイクハイ
スパイロー・スパイクハイは、ピンバーに似たトレンド転換を分析できるプライスアクションです。
違いは、ローソク足の実体がピンバーより大きく残った形、その後に直前とは逆方向に相場動く事までがパターンに盛り込まれている事になります。
スパイクロー
直前まで下落していた価格が、下髭を付け大きく巻き返し、上昇に転じるのがスパイクローです。
スパイクローが見られると、直下に強いサポート水準があり、上昇トレンドへの転換する可能性も考えられます。
スパイクハイ
直前まで上昇していた価格が、上髭を付け押し下げられ、下落へ転じるのがスパイクハイです。
スパイクハイが見られると、直上に強いレジスタンス領域があり、下降トレンドへ転換する可能性も考えられます。
インサイド・アウトサイド
インサイド・アウトサイドは、レンジ相場の状態を示すプライスアクションです。
それぞれ、未来、過去のローソク足を包み込む1本のローソク足を基準に分析します。
インサイド・アウトサイド発生中は、基本的にはトレードしない「待つ」のが無難です。
ブレイクすると、次の相場の方向性が見えてきます。
インサイド
インサイドは1本のローソク足の中で、未来のローソク足がおさまる形のプライスアクションです。
インサイドの起点となったローソク足の高値、安値を抜けた方向へ相場が動く可能性が高いと考えられます。
インサイドにより、一本のローソク足内で推移する本数が多いほど、抜けた後の展開は大きく動きやすいです。
アウトサイド
アウトサイドは、過去のローソク足を覆(おお)う形で1本のローソク足が形成されるプライスアクションです。
アウトサイドの起点となったローソク足の高値・安値を抜けた方向へ相場が動く可能性が高いと考えられます。
アウトサイドにより覆われたローソク足の本数が多いほど、抜けた後の展開は大きく動きやすいです。
強気リバーサル・弱気リバーサル
強気リバーサル・弱気リバーサルはトレンド転換の初動で見られやすいプライスアクションです。
直前までのトレンドと、2本のローソク足を使ってパターン認識します。
強気リバーサル
一旦は安値を更新したローソク足が、一気に買われた結果、直前のローソク足の実体を上回り大陽線を形成したのが強気リバーサルです。
直前まで下降トレンド、あるいは下落局面だった場合に上昇トレンド転換の初動となる可能性が高いです。
弱気リバーサル
一旦は高値を更新したローソク足が、一気に売られた結果、直前のローソク足の実体を下回りだ陰線を形成したのが弱気リバーサルです。
直前まで上昇トレンド、あるいは上昇局面だった場合に下降トレンド転換の初動となる可能性が高いです。
ビットコインFXでプライスアクションを探してみよう
ここまで基本の7パターンのプライスアクションを解説しました。
プライスアクションは、ローソク足のみを使った手法ですから、理解するのは難しくないでしょう。
とは言え、ビットコインFXのトレードで活用するなら「実際のチャートからプライスアクションを探して勉強する」のが重要です。
ビットコインFXの日足チャートを見てみましょう。
実際に、ここまで解説した7つのプライスアクションだけでも、かなり高頻度で見つけられます。
基本的には、プライスアクション通りに相場が展開しますが、例外パターン「だまし」に注意です。
プライスアクションとは逆に動く「だまし」が、どんな環境で発生したのか、過去のチャートから振り返るのが大切になります。
基本のプライスアクション7つだけでも、トレードで役立ちますが自分自身で研究していくのが上手く稼ぐコツです。
ビットコインFXとプライスアクション まとめ
今回は「【10分でわかる】ビットコインFX「プライスアクション」の基礎」のテーマでした。
プライスアクションはシンプルかつ、本質的な手法の1つです。
移動平均線や相場のサイクルなど、原理原則を語る手法、法則は数多く存在します。
しかし、結局のところ誰もが気になるのは「価格」です、
プライスアクション=値動き、誰もが見るローソク足がビットコインFXで役立つ本質的な捉え方と言えるでしょう。
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