- RCIとは?RSIと何が違う?
- ビットコインFXでオススメの期間設定を教えて!
- RCIをビットコインFXで使う時はいつ?
相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを知りたい?
ならば、オシレーター系のインジケーターが役立ちます。
「オシレーター=初心者はRSIがオススメ」というのが一般論です。
いや、もっと簡単に見やすい「RCI」を使いましょう。
なぜなら、見た目がシンプルで使いやすく、相場の本質的な要素が分かりやすいからです。意外と実用的なオシレーター「RCI」、ビットコインFXの取引で使えるレベルまで解説します。
RCIとは?RSIとの違いは?
Rank Correlation Indexを略して「RCI(アールシーアイ)」と言います。
日本語に翻訳すると「順位相関指数」です。
似た名前で、同じオシレーター系のインジケータRSIがあります。
両方とも、買われ過ぎ・売られ過ぎを表す部分は同じです。
しかし、まったく異なる性質を持つのを理解して置きましょう。
なぜなら、チャート上に表示する前の計算式が全く異なるからです。
「RSIってそもそも何?」といった方は以下の記事を読んで頂けると、実践的に覚えられます。
【ビットコインFX】RSIとは?基本設定とシグナルをチャートで実践解説。
{1-6d/n(n²-1)}×100
d→二付の順位と価格の差を2乗し、合計した数値
n→期間
RCIの計算式は非常に難しいです。
とは言え、実際に電卓を片手に計算しないので覚える必要はありません。
分かりやすく言うと、単に上がった下がったではなく、値幅と期間の考え方が加わった計算式です。
例えば、とある日に20万円ほどビットコイン価格が上がったとしましょう。
しかし、過去5日間の値上がりが50万円・100万円・30万円・60万円だとしたら?
ここ最近の中では「割と弱い上昇局面だった」と言えます。
ようするに、RCIで設定した期間内の値動きに順位を付ける仕組みです。
同じ上げ相場でも、期間内で順位を付け、相対的に(他と比較して)強い・弱いを判断します。
ビットコインFXで使う「RCIのオススメ期間設定」はコレ!
RCIは、基本的にはデフォルトの期間設定「12期間」でも問題はありません。
しかし、ビットコインFXに特化した期間設定に変えるのもオススメです。
ビットコインFXのRCIは「14期間」の設定がベストになります。
なぜなら、市場の取引時間が他の投資商品とは違うからです。
例えば、為替のFXであれば月曜日から土曜日の早朝まで。
デフォルトの期間設定が12期間ですから、約2週間の中でRCIが算出されます。
ところが、ビットコインFXで12期間だと中途半端になるんです。
ビットコインFX=年中無休の取引時間。
つまり、同じように2週間のスパンでRCIを算出するなら、14期間が適切になります。
金融庁認可の国内ビットコインFX業者では「GMOコイン」のみです。しかし、ビットフライヤーは外部の分析ツールと提携しており、「Tradingview(トレーディングビュー)」でRCIが使えます。
【ビットコインFX】RCIの基本的な使い方
- RCIシグナル線が-80%以下→売られ過ぎ
- RCIシグナル線が80%以上→買われ過ぎ
RCIは、買われ過ぎ・売られ過ぎを表すオシレーターです。
ですから、ビットコインFXで使う際も同じような判断をする時に使います。
より具体的には、「トレンドに対する押し目買い・戻り売り」がRCIの活用例です。
なぜなら、大きなトレンド転換では、RCIを基準に予想するのは不向きだからです。
逆に、大きなトレンドへの逆行現象(トレンドと逆の動き)を判断だするのが向いています。
例えば、トレンド転換の際にはレンジ相場が見られます。
RCIの計算式では、レンジ相場内は数値の精度が落ちやすいです。。
数日の上昇幅と下落幅がほぼ均等だと、RCIは少しの価格差でも上下しやすく、またRCIが動いたからと言って売買しても再び戻る現象が多々あります。
したがって、大きなトレンドに中で押し目買い・戻り売りで使う方が精度が良いです。
【ビットコインFX】チャートで具体的な取引ポイントを解説
ビットコインFXチャート(日足)で具体的に解説します。
言葉で学ぶより、実際のチャートと一緒に見た方が断然分かりやすいです。
- 赤枠内→レンジ相場
- 赤枠の左→下降トレンド
- 赤枠の右→上昇トレンド
上記のビットコインFXチャート(日足)では、レンジ相場を中心にトレンド転換が発生しています。
レンジ相場(赤枠)では、RCI-80%の水準で売られ過ぎ。つまり、買いを検討すべきシグナルが出ています。
しかし、シグナル部分(緑)で買っても結局はレンジ相場の下限に戻ってくる局面です。
ようするに、レンジ相場・トレンド転換点でRCIを使うと失敗しやすい。
ところが、レンジ相場後の上昇トレンドを追ってみましょう。(同じチャートです)
上昇トレンド中に一旦落ちる逆行現象では、キレイに押し目とRCI-80%が重なっています。
RCIの特徴は、期間内の変動幅に順位を付けて比較する事。
トレンド中では、上昇トレンドなら上昇幅、下降トレンドなら下落幅で比較します。
- 上昇トレンド中に一旦下がる
- 下降トレンド中に一旦上がる
上記のような展開で、いつ再びトレンド方向に戻るか?を予想するのがRCIの活躍する場所。
ビットコインFXの取引でRCIを使う場合は、トレンドを見てから取引ポイントを探るのがオススメです。
まとめ
今回は「【ビットコインFX】RCIとは?オススメ期間設定と使い方をチャートで解説!」のテーマでした。
- RCIは買われ過ぎ・売られ過ぎを分析するオシレーター
- 期間内の変動幅で順位を付けて比較するのが特徴
- RCIは押し目買い・戻り売りで活用するのがオススメ
ビットコインFXでは、やはりレンジ相場より、トレンド相場が多い傾向があります。
RCIを使うことで、ジリジリと動く環境でも的確に押し目買い、戻り売りが可能です。
是非、トレードでも活用してみてください!