- グランビルの法則とは?
- ビットコインでグランビルの法則は使える?
- ビットコインでオススメの期間設定とかコツが知りたい!
ビットコイン取引で使えるグランビルの法則について解説します。
1つの線で相場の流れが読めるインジケーター移動平均線(MA)。
「グランビルの法則」とは、移動平均線をより実践的に使う為のテクニックです。
1960年に、有名アナリスト「ジョセフ・E・グランビル」が株式市場をベースに考案しました。
現在でも、株・FX・仮想通貨など多くのトレーダーが参考にしています。
グランビルの法則とは?
グランビルの法則は、非常にシンプルなテクニックです。
200日移動平均線と日足チャートを組み合わせて、取引シグナルを8つで判断します。
買い①→平均線を価格が上抜け。平均線はほぼ水平・右肩下がりの状態。
買い②→平均線が右肩上がりの状態、一時的に価格が下抜け後に再上昇。
買い③→平均線が右肩上がりの状態、価格が平均線に支えられ再上昇。
買い④→平均線が右肩下がりの状態、価格と平均線が離れた後に再上昇。
売り①→平均線を価格が下抜け。平均線は右肩上がり・ほぼ水平の状態。
売り②→平均線が右肩下がりの状態、一時的に価格が上がった後に再下落。
売り③→平均線が右肩下がりの状態、価格が平均線に抑えられ再下落。
売り④→平均線が右肩上がりの状態、価格と平均線が離れて後に再下落。
「移動平均線に対する価格(チャート)の動きで売買判断ができる」といったのがグランビルの法則です。
「8つのシグナルを覚えるのも難しい・・・」と言った方は移動平均線の基礎から勉強すると1分で理解できます。
【超実践的】ビットコインFXで使える「移動平均線」とは?初心者ガイド
ビットコインでグランビルの法則を使いこなすコツ
- 本来の期間設定で移動平均線とチャートを使う
- 移動平均線の性質3つを重視する
- エリオット波動や他の法則と組み合わせる
ビットコイン・ビットコインFXで「グランビルの法則を使いこなすコツ」はたった3つだけです。
共通して、上級向けスキルは不要になります。
投資を初めて、1年目で勉強する知識だけでも、十分にビットコイン相場に適応可能です。
それでは、3つのコツを分かりやすく解説します。
本来の期間設定で移動平均線とチャートを使う
「本来の」とは、考案者であるジョセフ・E・グランビル氏のオリジナル版を指します。
- 200日の移動平均線
- 日足チャート
オリジナル版では、グランビルの法則は200日の移動平均線(SMA)を、日足チャートで使います。
ビットコイン相場で使う場合は、オリジナル版をベースに考えるのがオススメ。
なぜなら、ビットコイン相場は未発達な市場なので、既存の法則・テクニカルが意識されやすいからです。
例えば、200日ではなく200期間の移動平均線を1時間足で表示してみましょう。
もちろん。移動平均線・グランビルの法則は使えない事はないです。
しかし、高頻度で売りシグナル・買いシグナルが出ているのが分かります。
何度も「買いだ!」「次は売り?」「あれ?また買い?」と混乱の原因です。
まずは、オリジナル版の200日移動平均線&日足チャートをマスターするのがコツ。
移動平均線の性質3つを重視する
- 移動平均線を上抜けると支持線になりやすい
- 移動平均線を下抜けると反発線になりやすい
- 移動平均線から大きく乖離(かいり)すると戻りやすい
グランビルの法則とは、ようするに移動平均線の性質を応用したものです。
移動平均線には、価格に対して上記3つの性質があります。
「移動平均線を上抜けると支持線になりやすい」とは、上に価格が抜ければ、次に交差する時には支える作用。
「移動平均線を下抜けると反発線になりやすい」とは、下に価格が抜ければ、次に交差する時に反発する作用。
「移動平均線から大きく乖離(かいり)すると戻りやすい」とは、価格と移動平均線が大きく離れると戻る性質です。
実際に、ビットコインFXの日足チャートで図解しました。
ご覧の通り、「ビットコインが一時200万円台に突入~現在の相場まで」しっかり8割以上は当てはまる性質です。
エリオット波動や他の法則と組み合わせる
グランビルの法則も、他の理論と同じく必勝法ではありません。
投資・投機の世界では100%勝てる手法はないです。
ただし、グランビルの法則だけでなく、他のテクニカル・法則と組み合わせる事で「100%に限りなく近づける」のは可能。
1つの根拠だけでなく、複数の根拠で取引を考えるのコツです。
例えば、グランビルの法則とエリオット波動理論を組み合わせてみましょう。
【波に乗る】ビットコインとエリオット波動理論。基礎とトレード活用術
上記の記事で、エリオット波動を分かりやすく解説しています。
「もうエリオット波動は覚えた」といった方は、グランビルの法則と似ていると感じたはず。
まとめ
今回は「【一目で見抜く】ビットコインで使える「グランビルの法則」とは?」のテーマでした。
- グランビルの法則は「価格」と「移動平均線」を使う
- 8つの取引シグナルで一目で相場を判断できる
- 移動平均線の性質と複数根拠がコツ
私自身も、ビットコインとグランビルの法則は相性が良いと考えています。
なぜなら、実際のチャートで200日移動平均線が意識されているからです。
バブル崩壊以降も変わらず、200日移動平均線ベースでグランビルの法則を使っていたら?
実は、今でも含み益になっているはず。
それほどビットコインと相性の良いグランビルの法則です。
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