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【ビットコイン価格ニュース】前日比(終値)+0.35%。315万円近辺まで上昇する可能性がある

2月4日 1時台には最高値310万円台まで上昇


出典:Trading Viewビットコイン日本円チャート 1時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみた。

要人発言

(サンフランシスコ地区連邦準備銀行総裁)12月ドットプロットなお有益

アメリカのサンフランシスコ地区連邦準備銀行総裁のメアリー・デーリー氏は、連邦公開市場委員会(FOMC)が2022年12月に公表した委員会メンバーの金利予想分布図(ドットプロット)を、金利の先行きを示唆する最適な見通しだと述べた。

メアリー・デーリー氏は、雇用統計じゃすごい数字であり、2023年末の金利予想中央値を約5.1%とした12月のドットプロットは、FRBの金融政策がどこを目指しているのかを示唆する最適なものであったと述べた。

FRBの金融政策は、追加引き締めと景気抑制的なスタンスをこの先も維持すると言うことであると指摘した。
出典:Bloomberg(2023年2月4日05:35)

(欧州中央銀行総裁)ECBは3月に大幅な利上げを行う

欧州中央銀行(ECB)総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏は、3月に政策金利を50bps引き上げることを宣言し、さらにその後も利上げを継続する意思があることを明らかにした。

総裁が利上げにこだわるのは、依然としてコアインフレ率が下がっていないことと、ユーロ圏の引き締めの段階が他の国・地域に比べ進んで遅れていることである。
出典:Bloomberg(2023年2月3日16:56)

政治動向

ジョー・バイデン大統領は1月の雇用統計の結果を歓迎

金曜日(2月3日)に発表されたアメリカの超大型の米雇用統計は、ウォール街が FRB がインフレ対策として金利上昇を長期化させることを懸念し、朝の株価下落の引き金となった。

しかし、ジョー・バイデン大統領は、アメリカの労働者と求職者、そして再選を目指す自身の政策にとって、この報告は臆面もなく良い知らせであると捉えた。

失業率が53年ぶりの低水準にある中、民主党は1月に51万7000人の新規雇用が増加し、予測を上回ったというデータを歓迎した。

ジョー・バイデン氏は、彼がパンデミックの初期に大統領に就任して以来、新規雇用の総数に言及し、「今、自分の子供を見て大丈夫だよ言うことができる1200万人以上のアメリカ人がいる」と述べた。
出典:Bloomberg Evening Briefing(2023年2月4日07:58)

中国共産党が創り出す「取り締まり経済」とは?

これは実話である。中国の常州に留学していた頃、週末になると友人たちと飲みに出かけ、行きつけのバーが営業していないことに気づくことが何度もあった。実は、常州のクラブはどこも閉まっているのだ。なぜか?警察がクラブを取り締まることになったのだ。

そのほとんどが麻薬がらみの取り締まりだが、売春などの理由もある。このようなことが周期的に繰り返された。一旦は沈静化し、また徐々に盛り上がってきて、クライマックスになると、また取り締まりが始まる。

中国経済においても、取り締まりはよく知られたテーマである。現在、中国経済についてネットで検索すると、「crackdown」という単語を含む結果が表示される。大きな分野、特定の企業、さらには個人に対して、時折、取り締まりが行われるパターンがあるのだ。

理由はさまざまだが、ストーリーは同じだ。ある企業は、規制当局からコンプライアンス違反とみなされる。また、ある有力なビジネス・パーソンが声高に政府を批判することもある。多くの場合、政府の危機を和らげるためにスケープゴートが必要とされる。

取り締まりは様々な形で行われる。よくあるのは、新しい規制を導入することである。また、すでにある規制をより厳しく取り締まることもある。

このように、経済に対する鉄のような支配力を緩め、ある程度の経済的自由を認めることは、時折、この国の指導者たちに好都合なことである。

このような緩和には、汚職も大きく関わっている。私の中の自由主義者は、規制の緩みは政府の無能さであり、すべての人に常に規制を課すことができないだけだとも考えている。
出典:MISES WIRE(2023年2月2日/2月4日06:05)

経済・金融関連

ウォール街では2023年はひどい年になると言われている

インフレ率の低下、賃金の低下、記録的な低失業率、軟着陸の可能性といった話題はすべて忘れてほしい。ウォール街では、2023年はひどい年になるだろうと言われている。投資家にとって美しい1月は蜃気楼に過ぎず、株高はすでに行き過ぎた。

バンク・オブ・アメリカのストラテジストは、今年後半に経済成長が鈍化すれば、投資家は残酷な下落に直面する可能性があると警告している。

リスクは、今後数ヶ月の間にインフレが再燃し、2023年の最初の6ヶ月間は堅調だったアメリカ経済が(当初の予測よりも)深いリセッションに直面することだ、と彼らは書いている。

しかし、パニック的な景気後退の呼びかけが1年間続いた後、FRBが成功する可能性があると見る専門家が増えているため、一部の人にとっては聞き入れにくい警告かもしれない。
出典:Bloomberg Evening Briefing(2023年2月4日07:58)

中国不動産の危機は「未解決」

国際通貨基金(IMF)は、中国の不動産市場では未だに危機が継続しており、政府は不動産部門の支援のためにさらなる措置を講じる必要があると使役した。しかし、中国は国債通貨基金の指摘に反発している。

IMFは、中国経済に関する年次報告を発表したが、それによると、不動産危機は継続しており、いまだに未解決で、不動産支援の政策をとっているにもかかわらず、不動産市場は低迷しており、大幅な支援が不可欠であると指摘した。

2023年の中国の経済成長率は5.2%と予測。IMFの中国担当ミッションチーフ、ソナリ・ジャインチャンドラ氏は、2023年の中国経済は、引き続き潜在成長率を下回っていると述べた。
出典:Bloomberg(2023年2月4日05:40)

社会・環境関連

1月のアメリカ企業の人員削減は10万人を超える

アメリカの調査会社であるチャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは、1月のアメリカにおける人員削減数を発表したが、それによると、10万2943人が企業から削減されて職を失い、前月比2.4倍の削減率となった。

新型コロナウイルス禍で経済が打撃を受けた2020年9月以来、2年4カ月ぶりの大人数の削減となった。

10万人超ののうちの4割に当たる4万1829人を解雇したのはIT産業である。たとえば、グーグルが1月に約1万2000人の解雇を発表したり、マイクロソフトは3月までに約1万人を解雇する方針を打ち出している。

また、メタ(旧フェイスブック)やアマゾン・ドット・コムも大規模削な人員員減に踏み切っており、IT産業の昨年11月からの累計削減数は11万793人に上っている。IT業界に次いで人員削減が多かったのは小売業界で、、1万3000人が人員整理された。

さらに、3200人を削減したゴールドマン・サックスなどの金融業は1万603人を解雇し、メディア産業は754人を解雇した。
出典:時事通信(2023年2月3日14:50)

国家間の協調・対立・紛争関連

トルコがフィンランドのNATO加盟を近く承認

トルコは3月までに、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認する方針であることが明らかになった。しかし、スウェーデの加盟委申請の承認は未だに未承認である。
出典:Bloomberg(2023年2月4日00:50)

暗号資産の新しい動き

世界中の政策立案者が、例によって暗号通貨市場に注目している

イギリス政府は今週、投資と取引のためのより厳しい規則を備えた新しい暗号通貨規制の枠組みを導入した。

EUは新しい法案でスマートコントラクトの規制負担を緩和し、カザフスタンは暗号通貨政策を強化する予定である。香港はステーブルコイン規制のタイムテーブルを示し、オーストラリアでは2023年にクリプトルールの枠組みを期待できる。

アメリカでは、ホワイトハウスが議会に暗号通貨法制化希望リストを渡し、「取り組みを強化する」よう促した。連邦準備制度(FED)は暗号通貨銀行Custodiaからの申請を満場一致で拒否し、司法省はSilvergateとFTXの関係を調査していると報じられている。
出典:The Friday Focus: Issue 71(2023年2月3日21:10)

ビットコインは2022年8月以来の高水準に急騰

FRBの最新の利上げを受け、ビットコインは2022年8月以来の高水準に急騰し、一時24,000ドルに達した。これは暗号通貨にとって豊作だった1月に続くもので、1カ月で40%以上急騰し、2013年以来最高のパフォーマンスを記録した。

コインベースの強気なキャッシー・ウッド氏は、彼女のARKイノベーションETFが1月に28%急増し、NFTの売上も同月に38%急増した。

しかし、良いニュースばかりではない。暗号通貨業界のレイオフは続いており、Chainalysisは5%の人員削減を行った。
出典:The Friday Focus: Issue 71(2023年2月3日21:10)

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は、2月4日のビットコインの値動きを時系列に沿って説明したものである。

ビットコインの2月4日の値動き

ビットコイン価格
始値3,066,761円
高値3,101,000円
安値3,043,714円
終値
3,077,521円

始値3,066,761円で寄りついたあと上昇し、1時台には最高値3,101,000円まで上昇したが、3,080,894円まで押し戻されて下落した。5時台には最安値3,043,714円まで下落したが、3,062,799円まで買い戻されて上昇しいた。

9時台には3,077,327円まで上昇したが、3,071,088円まで押し戻されて下落し、15時台には3,054,925円まで下落したが、3,064,500円まで買い戻されて上昇し、16時台には3,065,988円まで上昇したが、3,055,875円まで下落した。

その後、3,067,216円まで買い戻されて上昇し、17時台には3,065,999円まで上昇したが、3,060,000円まで押し戻されて下落し、18時台には3,058,472円まで下落したが、3,063,061円まで買い戻されて上昇した。

22時台には3,093,805円まで上昇したが、3,082,000円まで押し戻されて下落し、23時台には3,071,000円まで下落したが、買い戻されて、23時59分59秒には終値3,077,521円をつけ、2圧4日の取引を引けた。

この日一日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、57,286絵ねあった。

2月5日の価格予想及び、注目のイベント

ビットコイン価格予想:3,150,000円~3,050,000円

経済指標時間
特筆すべきものはなし
政治・経済イベント(日本) 時間
特筆すべきものはなし
政治・経済イベント(海外)時間
パキスタン・Global Innovation & Leadership Summit 2022 | GILS(イスラマバード)
米国CHIPSおよび科学(CHIPSプラス)法に基づく主要技術分野の進捗状況に関する報告書の議会提出期限
ロシア・ロシア産原油取引の上限価格を設定した国を対象に、原油の輸出禁止を開始(6月末まで5カ月間)
要人発言時間
特筆すべきものはなし

2月5日のビットコインは、始値3,078,371円で寄りついたあと下落し、1時台には3,066,377円まで下落したが、3,070,046絵馬で買い戻されて上昇し、3時台には3,077,835円まで上昇したが、3,074m863円まで押し戻されて下落した。

5時台には3,068,477円まで下落したが、3,069,001円まで買い戻された。6時台には始値3,070,435円で寄りついた後、下落している。

今日のポイント
2月4日のビットコインは、対前日比(終値)で3日間連続プラスの値動きとなった。1時台には最高値310万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は307万円台をつけ、取引を引けた。

ローソク足の動きを一目均衡表で見ると、ローソク足は雲の上にあり、基準線は水平だが、転換線は右肩上がりの上昇を示している。また、雲を形成する先行スパンは、先行スパン1が雲の上部を形成している。

このことから、ビットコインの価格は上昇する可能性が高いといえるかもしれない。ただ、基準線が方向性を示していないのが気になるが、いずれ転換線と同じように右肩上がりを示すことんあるだろう。

したがって、ビットコインの価格は310万円を超えて、限りなく、315万円近辺まで上昇するかもしれない。

▼ビットコインの特徴や今後の動向について詳しく知りたい方はこちら
ビットコイン(BTC/Bitcoin)とは?特徴と今後の将来性・価格予想

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この記事のライター
フリージャーナリスト。出版社勤務後、1984年4月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』(いずれも共著)がある。2007年11月から2016年1月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引(FX)の専門誌月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。FXポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。
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