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Zilliqa(ジリカ)とは?プロジェクトの将来性とチャート分析

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Zilliqa(ジリカ)は、主要な暗号資産(ビットコインやイーサリアム)の弱点を解決できる存在になるかも知れません。

トランザクション処理が遅く、決済や送金に弱点を抱える暗号資産に対して、Zilliqaのシェーディング技術が注目されています。

今回は、1年で90倍の価格にまで急騰した「Zilliqa(ジリカ)」について、プロジェクトの将来性~最新のチャート分析をまとめました。

当記事で用いるチャートは高機能分析プラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するBinanceのZIL/USDTチャート・を用いて分析をしております。仮想通貨は1年365日を通して動く市場の為、執筆時点(2021年3月)での個人的予想となります。仮想通貨(暗号資産)取引に関しては余裕資金・自己判断で行いましょう。

暗号資産Zilliqa(ジリカ)とは?

Zilliqa/ZILの基本情報
Zilliqa/ZILの価格¥18.55
一日の出来高¥15,737,541,899.68
マーケットドミナンス0.11%
市場ランキング第55位
時価総額¥206,230,861,787.76
直近1年間の高安値0.3854円/21.90

発行上限21,000,000,000ZIL

※価格等の情報は2021年3月27日時点のCoinMarketCapによる

Zilliqa(ジリカ)とは、ビットコインやイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する目的で生まれたプロジェクトです。

Zilliqaの通貨単位は「ZIL」であり、海外の主要取引所で取引されています。ビットコイン、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題は、トランザクション処理が遅く、決済や送金に時間が掛かるのが問題です。

例えば、ビットコイン市場への関心が低いと、トランザクションに混雑は発生しずらく、送金は早くなります。

しかしながら、ビットコインが急騰するなど注目度が上がり、トランザクションが混雑してしまい、送金遅延・決済遅延といったトラブルが起こりやすいです。

通貨としての致命的な弱点である「スケーラビリティ問題」をZilliqaが解決するのが主な目的です。

Zilliqa(ジリカ)の開発元と進捗状況

2017年6月、Zilliqa(ジリカ)の開発がスタートしました。

2018年3月には、試験的にメインネットが稼働し、翌年9月には正式にメインネットをローンチしています。

つまり、ほぼ1年周期で大きなプロジェクト進捗が出来ており、プロジェクト自体は非常に真面目なものです。

また、開発スタート時期を思い返すと、「ビットコインバブル崩壊」と重なるので、暗号資産界隈が厳しい環境下でも、運営体制が維持できるのは高く評価できます。

Zilliqa(ジリカ)の開発元について

Zilliqa(ジリカ)の構造自体は、2016年にシンガポール国立大学の助教授Prateek Saxena氏が考案しました。

同年には、Prateek Saxena氏と、その教え子達によってシェーディング(Zilliqaの特徴的な技術)が、スケーラビリティ問題の改善に有効であると論文を発表。

現在は、Zilliqaの開発はZilliqa Research社が行っています。

Zilliqa(ジリカ)の将来性

Ziliqa(ジリカ)の将来性は、プロジェクト自体の進捗を見る限り、有望な銘柄だと考えられます。Zilliqaの将来性が期待できる理由は、具体的に以下の3つです。

  • Sharding(シェーディング)により独自性がある
  • ベンチャー企業への投資に積極的
  • 開発・実用化が進んでいる

まとめると、Zilliqa(ジリカ)のプロジェクトは順調に進行しており、スケーラビリティ問題への解決という、シンプルかつ実用的な方向性が将来性を評価できます。

Sharding(シェーディング)により独自性がある

Zilliqa(ジリカ)の技術で最も特徴的なのが「Sharding(シェーディング)」です。1秒当たりに大量のトランザクションを処理できます。

シェーディングでは、複数のトランザクションを生成でき、1秒間に処理できるトランザクションも多くなる構造です。

例えば、ビットコインやイーサリアムに採用されているアルゴリズムは、1度に1つのトランザクションしか処理出来ません。

決済・取引・送金が増えるほど、トランザクションは混雑し、遅延を起こしてしまいます。シェーディングが主体となれば、多くの暗号資産が抱えるスケーラビリティ問題の改善が期待されます。

ベンチャー企業への投資に積極的

Zilliqa(ジリカ)は積極的にベンチャー企業への投資を行い、将来性への期待値を挙げています。

投資先のベンチャー企業には、日本のグローバル・ブレイン社のブロックチェーン部門も。単に、分散的なベンチャー投資ではなく、Zilliqaを今後、実用化させていく狙いもあるでしょう。

多くの仮想通貨プロジェクトが企業提携、パートナーシップに注力していますが、一番確実な方法かも知れません。逆に自ら投資を行い、経済圏の獲得を目指す姿勢を考察できます。

開発・実用化が進んでいる

メインネットのローンチを含めて、Zilliqa(ジリカ)の開発が進んでいるとお伝えしました。

また、アプリ開発も進められており、着々とした進捗から将来性が期待されています。

2021年現在では、Zilliqaのネットワークには、既にいくつかのDapps(分散型アプリケーション)も公開されており、実用化に向け、十分な機能性があると証明されました。

トランザクション処理が早いと、他の暗号資産に対しても、開発速度の改善も見込めますから高い流動性を確保できるのかが焦点です。

【チャート分析】Zilliqa(ジリカ)はどこまで上がる?

ziliqa-zil-futures-1 Zilliqa(ジリカ)は、ZIL/USDTが中心となって取引されています。

2020年3月には最安値0.00224USDTの価格を付け、現在は史上最高値0.20300USDTを付けました。

1年で約90倍の価格へと急騰しており、上昇開始時期から他の注目アルトコイン同じ展開を示しています。

2019年移行、超えられなかった価格を超えた事で、「Zilliqaはどこまで上がるの?」これが最大の疑問です。

Zilliqa(ジリカ)は一旦は下がる可能性が高い?

結論として「Zilliqa(ジリカ)は一旦は下がる可能性が高い」と言えます。

なぜなら、値動きからは上方乖離(じょうほうかいり)の限界が見えるからです。

ただし、暴落よりは、次の最高値を更新する為の調整として見られる可能性は高いと考えられます。

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  1. 上昇ウェッジの形成
  2. 弱気ダイバージェンス
  3. 対局は上目線

Zilliqaが調整下げをする根拠として、2つのシグナルが挙げられます。1つは、上昇ウェッジのチャートパターンを形成している事です。

上昇ウェッジは、上方乖離の限界、このまま上がるのは難しいといったパターンになります。

実際に、Zilliqaは史上最高値を更新しており、決済売りも納得できる状況です。

また、買われ過ぎ、売られ過ぎを予想するテクニカル「RSI(相対力指数)」で、弱気のダイバージェンスも確認できています。

弱気のダイバージェンスは、買われ過ぎを意味しており、相場が下がる見立てが可能です。さらに直近では、上昇ウェッジ後に、レンジを作り再急騰する展開も見られいます。

Zilliqaはどこまで上がるは史上最高値が目安であり、少なくとも一旦下げを待ってから購入を検討するのが良いでしょう。

ビットコインFX】RSIとは?基本設定とシグナルをチャートで実践解説。

Zilliqa(ZIL)を購入できる取引所はどこ?

Zilliqa(ZIL)を購入できる取引所
  • Binance
  • Bitfinex
  • Huobi Grobal

Zilliqa(ZIL)は、海外の主要取引所にて購入できます。ただし、日本国内の取引所には未上場です。将来的に上場するなら、大きく上がる要因になるでしょう。

  1. 国内取引所bitFlyerでBTC(ビットコイン)を購入
  2. 国内取引所bitFlyerから海外取引所Binanceへ送金
  3. 海外取引所BinanceにてZIL/BTCを購入

国内取引所への上場は未定ですが、上記の手順でZilliqa(ZIL)を現在でも購入は可能です。
前提として、海外取引所の利用が必須になります。

海外取引所と言っても様々ですから、今回は世界で最も取引量が多いBinance(バイナンス)を例に詳しい手順をまとめました。

【手順①】国内取引所bitFlyerでビットコインを購入する

まずは、Zilliqa(ZIL)を購入するための準備です。

国内取引所にて、Zilliqaを購入するためのビットコイン(BTC)を購入します。

他の仮想通貨でも良いですが、ビットコインだとZIL/BTCの取引ができるので、送金後の作業が簡単です。

仮想通貨の取引経験がない場合は、国内でビットコイン取引高が最も多いbitFlyer(ビットフライヤー)が良いでしょう。

※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

暗号資産(仮想通貨)交換業者として金融庁認可で、取引高の多さから大口取引でもスピーディーにビットコインを購入可能です。

アカウントをお持ちでない方は以下のリンクからお申込み頂けます。

【公式】bitFlyer(ビットフライヤー)へ

【手順②】国内取引所から海外取引所へビットコインを送金する

Zilliqa(ZIL) を購入する為に準備したビットコインを、Zilliqaが購入できる海外取引所に送る作業です。

前述した通り、海外銀行送金で資金を送る方法もありますが、目安着金まで1週間+3000円~5000円の手数料が発生します。

ビットコインであれば、着金まで1週間もかからず、リアルタイムで送金状況の確認もできます。海外の取引所を使った経験がない方は、最大手のBinanceがオススメです。

利息の運用ができる自社発行のアルトコインや、まだ値上がっていないマイナーな仮想通貨の取り扱いがあります。

Binanceのアカウントは以下のリンクから作成できますのでご活用ください。

【公式】Binance(バイナンス)へ

【手順③】海外取引所でZIL/BTCを購入

あとは、海外取引所にてを購入してみましょう。Zilliqa/BTCのペアなら、送金したビットコインを使ってそのままZilliqa(ZIL) を購入できます。

Zilliqa(ジリカ) まとめ

今回は「Zilliqa(ジリカ)とは?プロジェクトの将来性とチャート分析」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • Zilliqa(ジリカ)とは「スケーラビリティ問題」を改善するプロジェクト
  • Zilliqa(ジリカ)の特徴は、シェーディング。トランザクションの並行処理が可能
  • Zilliqa(ZIL)は一旦の調整下げが予想される。下げを待ってから購入するのが理想

スケーラビリティ問題は、暗号資産黎明期から浮上している重要な課題です。Zilliqaの様に、問題改善を主な目的としたプラットフォームは他のもあります。いわば、覇権争いによって注目される可能性が高い銘柄と言えるでしょう。開発進捗はZilliqaの場合、かなり順調な印象を受けます。ベンチャー企業への投資が、他の競合銘柄との差を作れるかにも注目です。

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この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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