ビットコインFXで効率よく稼ぐには時間帯が重要。
FX(為替)や株価指数の市場では、夜~深夜が値動きが活発になりやすいと言われています。
「ビットコインFXがよく動く時間帯はある?」
「ビットコインFXは深夜に買われやすいってホント?」
「ビットコインFXは時間帯で特徴はある?」
このような疑問があるはず。
ビットコインFXで「取引する時間帯」は重要なのでしょうか?
実際のビットコインFXチャートから検証してみました。
【結論】ビットコインFXは時間帯で違いがある
- 日本市場の時間帯が低ボラティリティの傾向
- ロンドン時間とニューヨーク時間が大きく動きやすい
- 特に21時から~翌2時が活発化
結論から言うと、ビットコインFXには時間帯によって上記の特徴がありました。
ビットコインFXで大きく動く時間帯はいつなのか?やはり、実際のビットコインFXチャートを使ってリアルな値動きから検証するのが一番でしょう。
11月1日から7日間、各メイン市場の時間帯別にビットコインFXの価格変動幅(ボラティリティ)を調査しました。
各メイン市場の時間帯 | 変動幅(円) | 変動幅(%) |
日本市場の時間帯【8:00~16:00】 | 53423円 | 3.62% |
ロンドン市場の時間帯【16:00~翌2:00】 | 57336円 | 3.83% |
ニューヨーク市場の時間帯【21:00~翌6:00】 | 56975円 | 3.77% |
ロンドン・ニューヨーク市場の時間帯【21:00~翌2:00】 | 54561円 | 3.62% |
今回は、為替FXと同様に主要マーケットが活発化する日本、ロンドン、ニューヨーク市場の時間帯にて計測しました。
おそらく、ビットコインFXは夜に取引すると言ったトレーダーの話し聞いたことあるはず。
また、大きく動くかは別として、為替だと取引量は上記の順で増加します。
取引量については、日本なら金融庁、各国乗り金融機関が公開しており、データは信頼できます。
メイン市場の時間帯 | 該当時間 |
日本時間 | 8時間 |
ロンドン時間 | 10時間 |
ニューヨーク時間 | 9時間 |
ロンドン時間とニューヨーク時間 | 5時間 |
各市場の時間帯は長さ異なります。
時間帯の長さは、ビットコインFXの変動幅を見る上でも重要です。
例えば、1時間で2万円変動、2時間で2万円変動があったとします。同じ2万円幅でも、やはり1時間の方が短期間で動くため効率的です。
【検証と考察】日中の時間帯はビットコインFX「低ボラ」
結論でお伝えした通り、「日本市場の時間帯では低ボラティリティの傾向」が見られました。
日本市場だと、レンジ相場になりやすいと言われています。しかし、今回の検証では、レンジ相場になりやすい傾向は確認できませんでした。
日本市場の時間帯でも、キチンとトレンドは発生してしています。
日本時間の変動幅【8:00~16:00】 | ||
計測日 | 変動幅(円) | 変動幅(%) |
11月1日 | 32527円 | 2.20% |
11月2日 | 22428円 | 1.54% |
11月3日 | 34600円 | 2.41% |
11月4日 | 55007円 | 3.72% |
11月5日 | 51308円 | 3.48% |
11月6日 | 78050円 | 4.64% |
11月7日 | 31439円 | 1.91% |
7日間の平均変動幅 | 43623円 | 2.84% |
今回の検証では、日本市場の時間帯でビットコインFXは平均43623円(2.84%)の変動幅。ロンドン、ニューヨーク市場には劣るものの、十分なボラティリティです。
【検証と考察】ビットコインFXが活発な時間帯
3つのメイン市場のうち、日本市場が最も低い価格変動幅でした。
- ロンドン市場の時間帯
- ニューヨーク市場の時間帯
- ロンドン・ニューヨーク市場が重なる時間帯
上記では、ビットコインFXの価格変動幅が大きくなる傾向が今回の検証も分かります。
また、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯にも注目です。
今回の検証では、時間の短さと比較して価格変動幅は大きくなっていました。
ビットコインFXチャートと一緒に、各時間帯の動きを解説します。
【ビットコインFX】ロンドン・ニューヨーク市場が重なる時間帯
ロンドン市場とニューヨーク市場は、21時から翌2時までが重なります。
今回の7日間の検証では、トレンドが起こりやすい、レンジになりやすいといった傾向は有りませんでした。
ただし、7日間の検証中は、前提としてレンジ→トレンド相場というのが大きな流れです。
4時間前後のレンジを経て、急騰する展開も確認されています。
ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯は「5時間」ですが、瞬間的に上がる、下がるといった展開は多いようです。
ロンドン・ニューヨーク時間の変動幅【21:00~翌2:00】 | ||
計測日 | 変動幅(円) | 変動幅(%) |
11月1日~11月2日 | 21561円 | 1.50% |
11月2日~11月3日 | 37279円 | 2.68% |
11月3日~11月4日 | 34465円 | 2.43% |
11月3日~11月5日 | 59370円 | 4.13% |
11月5日~11月6日 | 69555円 | 4.55% |
11月6日~11月7日 | 55512円 | 3.39% |
7日間の平均変動幅 | 46290円 | 3.11% |
実際のビットコインFXの価格変動幅は平均46290円(3.11%)でした。
前述した通り、5時間の間に4万6千円ですから、1時間で約1万円動く計算です。
【ビットコインFX】ロンドン市場の時間帯
ロンドン市場の時間帯では、ビットコインFXだとどのような傾向が見られるでしょうか?
11月1日から7日間でロンドン市場を切り取ってみると、今回の検証では上昇トレンドに対する「押し目が多い」印象でした。
押し目に関しては、個人トレーダーとしての感想ですが「ロンドン市場は逆行・だましが多い」といった一般論はビットコインFXでも当てはまりそうです。
前述した通り、個人的には押し目が多い印象です。
押し目は、上昇トレンドに対して一時的に下がる現象を言います。
つまり、ビットコインFXの価格が下へいった後に上がるという動きです。上下に大きく変動する関係からロンドン市場の価格変動幅は大きい傾向が確認できました。
ロンドン時間の変動幅【16:00~翌2:00】 | ||
計測日 | 変動幅(円) | 変動幅(%) |
11月1日~11月2日 | 21585円 | 1.48% |
11月2日~11月3日 | 58868円 | 4.06% |
11月3日~11月4日 | 41440円 | 2.94% |
11月3日~11月5日 | 72980円 | 5.13% |
11月5日~11月6日 | 94682円 | 6.31% |
11月6日~11月7日 | 52111円 | 3.17% |
7日間の平均変動幅 | 56944円 | 3.85% |
ロンドン市場の時間帯では、平均56944円(3.85%)の価格変動幅となりました。
今回の検証結果では、最も高い価格変動幅ですがロンドン市場は「10時間」となります。
ニューヨーク市場が1時間短い9時間ですから、一概に最も大きく動く時間帯とは言えません。
【ビットコインFX】ニューヨーク市場の時間帯
ロンドン市場の次は、ニューヨーク市場の時間帯も見てみましょう。
今回の検証期間では、ニューヨーク市場中は継続的に価格を上げる展開がみられました。
プライスアクションで言いますと「スラストアップ」の割合が多い印象です。
レンジ→上昇トレンドに転換したのが検証期間の大きな流れ、トレンドが明確な状態ではニューヨーク市場で大きく上げる可能性が高いと言えるでしょう。
【10分でわかる】ビットコインFX「プライスアクション」の基礎
ビットコインFXは確かに、上昇トレンド中は21時からのニューヨーク市場で上げやすい傾向がありそうです。
ニューヨーク時間の変動幅【21:00~翌6:00】 | ||
計測日 | 変動幅(円) | 変動幅(%) |
11月1日~11月2日 | 23158円 | 1.61% |
11月2日~11月3日 | 52423円 | 3.77% |
11月3日~11月4日 | 34857円 | 2.46% |
11月3日~11月5日 | 59141円 | 4.11% |
11月5日~11月6日 | 69045円 | 4.52% |
11月6日~11月7日 | 55971円 | 3.54% |
7日間の平均変動幅 | 49099円 | 3.34% |
ニューヨーク市場は、平均49099円(3.34%)の価格変動幅でした。
ロンドン市場の時間帯には劣るものの、ロンドン市場より1時間ほど短い事を考えれば大きな変動幅だと言えるでしょう。
ビットコインFXと時間帯 まとめ
今回は「【検証】ビットコインFXで「取引する時間帯」は重要なのか?」のテーマでした。
最後にもう一度、ビットコインFXの取引時間に関する重要ポイントをお届けします。
- 日本市場の時間帯が低ボラティリティの傾向
- ロンドン時間とニューヨーク時間が大きく動きやすい
- 特に21時から~翌2時が活発化
ビットコインFXは○○の時間帯が上がりやすいといった傾向はありません。
ただし、夜~深夜にかけて大きな変動を起こしやすいのは検証結果から判明しました。
同じトレンド相場なら、日本市場より夜のロンドン、ニューヨーク市場の時間帯が大きく動きやすいようです。
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