今回は、ビットコインの取引で基本中の基本「チャートの見方」を分かりやすく解説します。
チャートの見方を知らないと、まずビットコインで稼ぐのは不可能でしょう。
あるいは、運よく稼げたとしても暴落に襲われ、利益が全てなくなる可能性があります。
なぜなら、ビットコインで稼ぐ本物の投資家・トレーダーは必ずチャートを見るからです。
初心者向けに基本的なチャートの見方をまとめました。
目次
ビットコインチャートとは「価格」と「時間」
ビットコインを取引する有名なトレーダー、億単位の資産を運用する投資家はチャートを見て取引をします。
とは言え、そもそも「チャート」とは何でしょうか?
チャートとは「時間と価格を表すグラフ」です。
おそらく、画像右下にある折れ線グラフを見た事はあるはず、チャートには様々な種類があります。
- ラインチャート
- ローソク足チャート
- 平均足チャート
- カギ足チャート
- 練行足チャート
チャートには様々な種類がありますが、どれも価格と時間を示すグラフです。
ポイントはビットコインを始め、投資・投機商品を取引するなら「価格と時間」が重要な事。
時間と価格が重要な理由を、具体例で解説しましょう。
「ビットコイン価格が100万円の価格となった」
「ビットコイン価格が昨日より上がった」
「ビットコイン価格が昨日より、100万円上がった」
上記の3パターンで、アナタはどの言葉を聞いてビットコインを買いたいと考えますか?
間違いなく「ビットコイン価格が昨日より、100万円上がった」ですよね。
昨日=一日という時間、100万円上がった=100万円の価格変動ですから買いたいと感じます。
時間と価格の両方を合わせた情報が重要なので、ビットコインでチャートの見方を知るのは重要と言えるでしょう。
ビットコインのチャートは「ローソク足」が基本
チャートとは、時間と価格のグラフであり、様々な種類があると解説しました。
とは言え、ビットコインの取引をするのに全種類の見方を覚える必要はありません。
最もポピュラーな「ローソク足チャート」だけ見方を理解すれば大丈夫です。
世界中のトレーダーが使うローソク足チャートは、日本が発祥と言われています。
定番であるのも、ローソク足チャートを覚える理由の1つですが「時間と価格をより細かく分析できる」のが最大のメリットです。
時間と価格からビットコインの分析が出来る様、ローソク足チャートの見方を解説します。
ローソク足とは?
ローソク足は、価格と時間のカタマリから出来ています。
いつ、いくらだったか?だけでなく「どのように、その時間帯で価格が動いたか?」を示しているのがローソク足チャートです。
おそらく難しく感じたかと思います。
順番に1つずつ解説するので、今は分からなくても安心してください。
1つのローソク足は、1つの期間の四本値から構成されます。
「四本値」とは文字通り4つの価格です。
(名前と意味を一緒に覚えておきましょう)
- 始値→期間内に付けた最初の価格
- 終値→期間内に付けた最後の価格
- 安値→期間内に付けた最も安い価格
- 高値→期間内に付けた最も高い価格
例えば、ローソク足が1本で1時間(の期間)なら、1時間のうち最初に付けた価格が始値、1時間のうち最後に付けた価格が終値です。
また、「髭(ひげ)」もローソク足の重要な要素です。
終値と始値、高値と安値に価格差がある場合に髭が作られます。
安値方向の髭を「下髭(したひげ)」、高値方向の髭を「上髭(うわひげ)」なので覚えましょう。
1時間の中で最も高い価格が高値、1時間の中で最も安い価格が安値、このように考えます。
- 前期間の終値より、始値が高いローソク足は「陽線」
- 前期間の終値より、始値が安いローソク足は「陰線」
何本ものローソク足が連なってローソク足チャートが作られますから、直前のローソク足と区別して陽線と陰線があります。
ようするに、上がれば陽線、下がれば陰線です。
ビットコインでローソク足チャートが重要な理由
ローソク足チャートがビットコインの取引で重要な理由は、他の市場と同じく「現在の相場を分析するのに必要な情報があるから」です。
通常のラインチャートではいつ・いくらだったか?までしか分かりません。
しかし、ローソク足には、高値・安値以外に始値・終値も含まれています。
例えば、コチラの「上髭の長い陽線」に注目してください。
上髭が長いローソク足は、終値と高値に大きな価格差があります。
つまり、陽線なので価格は上がったが、高値を付けてから大きく売られた見方がローソク足チャートでは可能です。
過去に同じ価格を付けた場所を振り返ると、大きな陰線を付けて急落しているのも分かります。
見方としては、大きく売られており、ビットコインを買うのは危険だと分かるチャートです。
一方、ラインチャートで同じ場所を見ると直前まで「ほぼ垂直に大きく上がっている」。
これだけの情報しか分かりません。
一気に上がるビットコインのラインチャートをみて、飛びつき買いをする人もいるでしょう。
しかし、その後は大きく下がっているので大損です。
ローソク足は、価格と時間のカタマリと解説しました。
1つの期間内にどんな価格の動き方をしたのか?のローソク足チャートで分析すると役立ちます。
ビットコインチャートからトレンドとレンジを見極めよう
ここまで、ビットコインの取引では「ローソク足チャート」が重要で、基本的な見方までを解説しました。
とは言え、実際に取引の経験、勉強をしないと細かい部分までチャートを読み解くのは難しいです。
最初はチャートから、ビットコインのトレンドとレンジを判断する事から始めましょう。
ビットコインのチャートを見ると、ざっくり見て上がっている、下がっている場面が分かると思います。
- 上昇トレンド→価格が上昇傾向にある相場
- 下降トレンド→価格が下落傾向にある相場
- レンジ相場→価格のトレンドがはっきりしない相場
チャートの見方ですが、そもそも相場には3種類しかありません。
上昇トレンド、下降トレンドそしてレンジ相場です。
基本中の基本ですが、3種類の相場に対して適切に対応するとビットコインの取引で稼ぎやすくなります。
例えば、上昇トレンド発生中なら価格が上がりやすいのでビットコインを買うのが適切です。
押し目と戻り高値をチャートから見る
相場には上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場の3種類しかないと解説しました。
とは言え、上昇トレンドだからと言って「必ず買えば儲かる」といった事はありません。
なぜなら、トレンドとレンジ相場は入れ替わりながら循環するからです。
- 上昇トレンド→割安な押し目で買う
- 下降トレンド→割高な戻り高値で売る
上がっている価格の中で割安で買い、下がっている価格の中で割高で売るのが重要になります。
【押し目とは?】上昇トレンド中のチャートで重要な見方
ビットコインが上昇トレンド発生中のチャートを見てみましょう。
価格が右肩上がりに推移しており、上昇トレンド発生中との見方が可能です。
しかし、上昇トレンド発生中でも一時的に価格を下げる展開が確認できます。
上昇トレンドに対して、一時的に下げる調整局面、逆行(ぎゃっこう)です。
逆行現象を終え、再び上昇の起点となった安値を押し目(おしめ)と言います。
押し目は上昇トレンド中の割安価格なので、上昇トレンド中に買うなら狙いうべきポイントと言えるでしょう。
【戻り高値とは?】下降トレンド中のチャートで重要な見方
逆に、価格を下げる下降トレンドでも同じく割高の場面があります。
下降トレンドの流れに対して、逆行し、再び下落する起点となる場所を戻り高値(もどりたかね)と言います。
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【まとめ】初心者向け ビットコインチャートの見方
今回は「【初心者向け】ビットコインの「チャートの見方」を分かりやすく解説」のテーマです。
最後にもう一度、ビットコインチャートの見方で重要なポイントをお届けします。
- チャートとは時間と価格を示すグラフ
- 時間と価格のカタマリ「ローソク足チャート」を覚える
- トレンドとレンジの見極めからマスターする
基本的なチャートの見方を解説しました。
何となく分かればOKです。
トレード歴7年の私も最初は意味が分からず悩みました。少しずつ、分かる事を増やせば、未来のビットコイン価格まである程度の予想も可能です。
より詳しいテクニックなど、ビットコインの取引で使えるコンテンツも用意しています。
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