今回は「ビットコインFXで使えるチャネルライン」について解説します。
チャネルラインは、平行チャネルやフラッグパターンに発展する基礎テクニックです。
とは言え、正しく引けていない・引いても使えてない人は結構多い。
「トレンド通りに取引してるのに負ける」
「チャネルラインを引いたけど毎回逆に動く」
「同じチャネルラインでもパターン通りにいかない」
ビットコインFXでこんな経験はありませんか?
今回の記事では、上記の負けを原因から解決する内容です。
チャネルラインをマスターすれば、トレンドの勢いを分析できます。
ビットコインFXで使える「チャネルライン」とは?
チャネルラインは平行チャネルとも言われています。
(私は最初に平行チャネルで覚えました。)
同じ角度の斜線を2本引き、線の間で価格が推移する状態が「チャネル」。
2本の線をセットで「チャネルライン」と言います。
トレンドラインを勉強済みなら、チャネルラインは簡単です。
ようするに、2本のトレンドラインでチャネルラインは引けます。
【10分で分かる】ビットコインFXで使える「トレンドラインの引き方」を実践解説
【ビットコインも同じ】チャネルラインの引き方
チャネルラインの引き方は今すぐ覚えられます。
- 高値と高値を結んで斜線(トレンドライン)を引く
- 安値と安値を結んで斜線(トレンドライン)を引く
まず、基準となるトレンドラインを引きましょう。
取引ツールによっては、チャネルラインの機能で引きます。
あとは、基準線が高値のラインなら安値に、安値が基準線なら高値に同じ角度でラインを引きます。
ちなみ私が使っているのは、仮想通貨トレーダーにも人気の「TradingView(トレーディングビュー)」です。
チャネルラインの描写ツールが最初から搭載されており、基準線をワンクリックで複製できます。
【実践解説】ビットコインFXでチャネルは難しい?
ここまでチャネルラインの引き方を解説しました。
次は、ビットコインFXチャートを使って実践解説をします。
- 上昇フラッグ
- 下降フラッグ
チャネルラインを使うなら、まずは2つのチャートパターンを覚えましょう。
チャートパターンとは、「同じ形が見られると次の値動きが同じになり易い」パターン認識です。
上昇フラッグ
上昇フラッグは右肩下がりのチャネルラインです。
上限のラインを抜けた後、上昇トレンドが発生しやすいチャートパターンになります。
チャネルラインを使ったチャートパターンでは王道です。
上昇トレンド中の、押し目形成を作る一時的な下降トレンドで見られやすいチャートパターン。
下降フラッグ
下降フラッグ右肩上がりのチャネルラインです。
下限のラインを抜けた後、下降トレンドが発生しやすいチャートパターンになります。
上昇フラッグと同様に王道のチャートパターンです。
下降トレンドの発生中に、一時的な上昇トレンドを形成→戻り高値を作り下降トレンドを再スタートする際に見られやすいチャートパターン。
【小技】チャネルラインの「ダマシ」を減らすには?
チャネルラインを覚えたら、まず経験する負けがあります。
パターンの形だと思っても、逆方向へ動く「ダマシ」です。
例えば、上記のビットコインFXチャートは上昇フラッグが見られていました。
パターン通りなら、上限を抜け上昇トレンドになるはず。
しかし、チャネルラインを抜け大きく下落しています。
このダマシを簡単に予想する事が可能です。
ダマシを予想するには、「チャネル内のローソク足」を見ます。
冒頭でチャネルラインをマスターすると、トレンドの勢いが分析できると言いました。
- チャネルラインの上限→下限までのローソク足「下降トレンドの勢い」
- チャネルラインの下限→上限までのローソク足「上昇トレンドの勢い」
上記の見方でチャネルラインをどちらに抜けるか?の予想が可能です。
(もちろん、真っ当なテクニカル分析なので100%ではありません)
例えば、画像のビットコインFXチャートなら以下の分析ができます。
水色の枠内「チャネルラインの下限→上限までのローソク足(下降トレンドの勢い)に注目です。
- 陽線の実体が小さく、上昇幅が少ない
- 上昇の角度が緩やか、時間を掛けて上昇している
ようするに、「チャネルラインは上昇トレンドを作るほど勢いがない」と分析できました。
つまり、上昇フラッグ→上昇トレンドと予想するには勢いが弱いです。
まとめ
今回は「【10分で分かる!】ビットコインFXで「チャネルライン」の引き方・使い方」のテーマでした。
チャネルラインは非常に簡単です。
とは言え、簡単すぎて使い方をしっかり理解している人は少ないと思います。
本記事で解説した使い方だけでも、1つのトレードシナリオが組み立てられます。
私自身も1年の取引で8割はチャネルラインを使ったトレードです。
チャネルラインは汎用性(はんようせい)の高いテクニックなので、ぜひ活用してください。
レバレッジ取引入門