✔ 投資で資産を増やそうと考えている方
✔ どんな資産運用があるか知りたい方
将来のためにも資産を増やしたいと考えたとき、一番最初に浮かぶのは「投資」ではないでしょうか。
投資には運用方法や商品がたくさんあるため、一歩踏み出すには勇気がいりますよね。どの方法で運用をするかで資産の増え方が変わりますし、場合によっては大きな損失を負うことにもなります。
そこで今回は運用方法や投資期間別のリスク、各投資商品のメリット・デメリットなどについて紹介しています。
これから投資で資産を増やそうと考えている方の参考になれば幸いです。
- 収入を増やす、支出を減らす、運用することは、お金を増やすことにつながる
- 資産運用には、投資信託や株、FX、個人向け国債などがある
- 運用方法は、 銀行預金、つみたてNISA、iDeCo、ロボアドバイザー、仮想通貨投資がおすすめ
- まず運用の目的と目標値を設定し、何にいくら投資をするか決めよう
目次
お金を増やす3つの方法
お金を増やすには、良し悪しはありません。できることから少しずつ始めていくのがおすすめです。
中でも、
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用をする
などはお金を増やすことにつながります。それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
収入を増やす
お金を増やす方法の1つが、収入を増やすことです。
会社員なら出世や残業、フリーランスなら仕事量を増やすなどして収入UPを目指します。
本業での収入UPが難しい場合は、副業で副収入を得るのも1つの手です。本業に影響が出ない程度に、休みの日や空き時間を利用することも検討してみましょう。
副業としてなら月2〜3万円(年間24万円〜36万円)をコンスタントに獲得することを目標にするのがおすすめです。
支出を減らす
支出を減らすことも、お金を増やすことに繋がります。
例え収入が変わらなくても、支出が減れば手元に残るお金が増えるからです。
支出を減らす際は、固定費の見直しが第一です。携帯電話代や光熱費など、すぐにできそうなことから始めると良いでしょう。次に住居費や保険料などです。これらは見直しに手間や時間がかかりますが、その分効果も期待できます。
毎月かかる費用を削減できれば、手元に残るお金を増やすことができます。
資産運用をはじめる
株式や投資信託、債券などに投資をしてお金を増やすことも検討しましょう。
自分でしっかりと勉強するか、信頼できる人を探すといった手間はかかりますが、「仕事を頑張っても収入UPは難しい」「副業をやる時間がない」という人でもお金を増やすことが期待できます。
銀行預金は期待できない
お金を銀行口座に置いているだけでは増えることはありません。
大手銀行の通常金利は0.001%ほどです。100万円預金しても、年間の利息はわずか10円(税引き後8円)です。1度時間外にATMを利用すれば利息分以上に手数料を取られてしまいます。
王道の資産運用「投資信託」
投資信託や仮想通貨投資は種類が豊富な点が魅力です。
投資信託は、投資家から集めたお金をプロであるファンドマネージャーが運用をする金融商品になります。
少額資金で分散投資ができ、プロが代わりに運用してくれるのがメリットです。自分で投資先の状況調査や選定をする必要がありません。時間と手間をかけずに運用ができます。
ただし、プロに代わりに運用してもらうので、信託報酬等の手数料がかかる点がデメリットです。
ハイリスク・ハイリターンの資産運用は「株」と「FX」
ハイリスク・ハイリターンの資産運用には株式投資やFXがあります。
どちらも大きな利益を狙うことができますが、多額の損失を負う恐れもあります。もちろんローリスクローリターンの銘柄はありますが、成功すれば一気に資産を増やせる点では失敗のリスクが大きいことも理解しておくことが必要です。
投資の初心者ではなく、中級者〜上級者向けの取引と言えます。
投資の王道である「株式投資」
投資の王道と言えば株式投資です。
企業が発行した株式を売買して売却を得たり、年1〜2回配当金を得ることで利益を稼ぐことができます。1〜2万円以下で買える株もあるので、少額資金で始めることができます。
国から利息をもらう「個人向け国債」
個人向け国債とは、日本政府が資金調達のために発行している国債を購入するものです。
国債を購入することで、国に対してお金を貸すことになり、設定された金利を半年に1回受け取ることができます。
個人向け国債のメリットは安全性が高いことです。国が破綻しない限りなくならないため、実質的には元本保証とも言えるほどの安全性を誇ります。
一方で、すぐに換金できないことがデメリットです。個人向け国債は最低1年は途中解約できないので、購入後すぐに解約することはできません。
また、金利は年0.05%と他の投資に比べてリターンは少ないです。(2020年5月時点)
メリット | デメリット |
---|---|
安全性が高い | すぐに換金できない |
一般的な銀行金利より高い | 途中換金は金利約2回分差し引かれる |
1万円〜投資できる |
2020年版!資産を増やしやすいおすすめの運用方法
少しでも安全に資産を増やしたいなら、
- 銀行預金
- つみたてNISA
- iDeCo
- ロボアドバイザー
- 仮想通貨投資
がおすすめです。1つずつ解説しますね。
金利の高いネット口座&証券を開設する
ネット口座と証券を組み合わせることで、高い預金金利を実現できます。
おすすめなのが楽天銀行&楽天証券の組み合わせです。
楽天銀行口座と楽天証券口座を開設して連携させる「マネーブリッジ」によって、楽天銀行の普通預金金利が年0.10%(2020年5月時点、税引前)適用されるようになります。
大手銀行の普通預金金利が0.001%なので、マネーブリッジは実に100倍の金利水準です。申し込みは無料で、楽天スーパーポイントも貯まりやすくなります。
楽天銀行&楽天証券(マネーブリッジ) | 年0.10% |
大手銀行 普通預金金利 | 年0.001% |
※2020年5月時点
つみたてNISA
つみたてNISAを使って手堅く資産を増やす方法もおすすめです。
つみたてNISAを利用すれば、毎年上限40万円で最長20年間(最大800万円)の投資金額に対して運用益が非課税になります。
通常であれば運用益に対して20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAであれば税金は0円です。税負担がないことで、より多くのお金を手元に残すことができます。
ただし、対象商品は限られ、損失が出ても損益通算(他の黒字と合算して節税する)はできません。
メリット | デメリット |
---|---|
運用益が最長20年間非課税 | 個別株やREITは対象外 |
100円〜積立できる証券会社が多い | 対象の投資信託商品は限られる |
年齢上限がない | 損益通算できない |
個人型確定拠出年金(iDeCo)
個人型確定拠出年金(iDeCo)とは私的年金制度の1つで、毎月一定額を積み立て(掛け金の拠出)運用し、60歳以降に年金もしくは一時金として受け取ることができます。
個人型確定拠出年金(iDeCo)の魅力は、掛け金の所得控除や運用益の非課税など、税制上の優遇措置があることです。
ただし受け取りの際に手数料が発生する、60歳までは受け取ることができないなどのデメリットがあります。
メリット | デメリット |
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掛け金は全額所得控除 | 口座開設時や運用期間中に手数料がかかる |
運用益は非課税 | 原則60歳まで引き出せない |
掛け金や運用方法は自分で決められる | 年金を受け取る際は税金がかかる |
ロボアドバイザー
ウェルスナビやTEHOなどのロボアドバイザーに任せて、資産運用する方法があります。
ウェルスナビやTEHOは、AIやプロ設計のアルゴリズムを活用したロボアドバイザーが、全自動で資産運用をしてくれるサービスです。
いくつかの質問に答えるだけで、あとは自動で投資先が選定され運用を開始することができます。投資先の選定や売買タイミングを考える必要がなく、忙しい方でも手軽に資産運用が可能です。
・ウェルスナビ:https://www.wealthnavi.com/
・TEHO:https://theo.blue/
メリット | デメリット |
---|---|
資産運用がすべて全自動 | 運用手数料が高い(1%程度) |
1万円〜始められる (ウェルスナビは10万円〜) | 投資対象が少ない(海外ETF) |
積立投資が可能 |
仮想通貨投資
ビットコインやイーサリアム、リップルなどの仮想通貨投資もおすすめです。
1,000円以下の少額資金でも始めることができ、24時間365日取引ができます。相場の値動きが激しいので、短期間で大きな利益を出すことも可能です。
ただし、ハイリスク・ハイリターンなので大きな損失を負うリスクがあります。また、買い手が見つからず、売りたい時に売れないリスクもあります。
メリット | デメリット |
---|---|
少額資金で始められる | 多額の損失を負う可能性がある |
短期間で大きな利益を出せる | 売りたい時に売れないリスク |
投資期間別のリスクとおすすめの投資方法
投資では、「短期」「中期」「長期」などの期間によっておすすめの投資方法が異なります。
希望期間に合った投資方法やリスクを把握した上で、どの方法で資産運用をしていくのか決めることが大切です。
それぞれの期間のおすすめ投資方法とリスクについて、確認していきましょう。
短期的な資産運用(1年以内)
1年以内の短期的な資産運用を考えている場合は、株式投資やFX、仮想通貨投資がおすすめです。
これらの相場は値動きが大きいので、短期間で多くの利益を狙うことができます。ただしハイリスク・ハイリターンなので、大きな損失を負う可能性もあり、注意が必要です。
中期的な資産運用(1年〜10年)
1年〜10年など中期的な資産運用を考えている場合は、個人向け国債や社債、仮想通貨がおすすめです。
資産を増やすことを長いスパンで考えられるので、リスクを低く抑えられます。国債や社債、仮想通貨を長期間保有することで、コツコツと資産を増やしていきます。
長期的な資産運用(10年〜20年以上)
10年〜20年以上の長期的な資産運用であれば、投資信託やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、積立投資がおすすめです。
長期的な視点で投資をすることは資産運用の基本であり、安定的な運用が期待できます。積立投資をすれば、相場下落の影響を抑えることが可能です。長期投資は複利効果が高まるので、少ない資産を大きく増やすことができます。
ただし、長期的に運用するのですぐに換金することができません。また、投資の方向性が合っていないと長期的に損失が増え続ける可能性もあります。
資産を増やすプロが絶対にしないこと
資産を増やすプロがしないことは
- 運にまかせる
- 無闇にリスクを取る
- 偏った分散投資
です。
これらは、投資初心者であればなおさらNGな行為でしょう。これらをやってしまうと、リスクが高くなり大損する恐れがあります。
それぞれ紹介します。
運まかせに賭ける
「なんとなく相場が上昇しそうだから」など、根拠のない売買は行いません。
「ファンダメンタルズ的に●●だから長期は上昇トレンド」など、何らかの根拠をもとに相場分析や売買判断をします。運まかせで稼げるほど市場は甘くありません。
そのため、自分で勉強せずに「有名人が買っていたから」などを信じて投資しないようにしましょう。
自分で勉強して根拠をもって投資をすれば、徐々に精度が上がっていき、勝率が高くなっていきます。根拠がなく、運まかせに投資することをしてはいけません。
無闇にリスクを取り大きな儲けを期待する
プロは、あえてリスクを取りにいくような局面もありますが、大きく損をしないことを目標にする人が多いです。
リスクを無闇に取って儲けを追うと大抵失敗します。リスクが大きいので、1度の失敗で大打撃を受け、取り返しのつかないことになりかねません。
無闇にリスクを取り大きな儲けを期待することは、投資初心者であれば絶対にやめた方がいいでしょう。
偏った分散投資をおこなう
「リスクを分散させるために分散投資をする」という人は多いです。
ただし、分散投資もやり方によってはリスクが高くなります。
たとえば、仮想通貨のビットコインやイーサリアム、リップル、ネムなどの通貨に分散投資をしたとしても、大してリスクヘッジにはなりません。仮想通貨の相場が下がれば、資産が一気に減ることになります。
- 仮想通貨
- 為替
- 不動産投資
- 債券
などカテゴリを分けて分散投資をするのが基本です。そうすれば、たとえ仮想通貨が下がっても、他の投資先で補うことができます。
投資先のカテゴリや地域(国内・海外など)を分けるなどして、偏った分散投資にならないようにしてください。
自分のライフプランに合わせて資産を増やす方法を考えよう
- 収入を増やす、支出を減らす、運用することは、お金を増やすことにつながる
- 資産運用には、投資信託や株、FX、個人向け国債などがある
- 運用方法は、 銀行預金、つみたてNISA、iDeCo、ロボアドバイザー、仮想通貨投資がおすすめ
- まず運用の目的と目標値を設定し、何にいくら投資をするか決めよう
今回の記事では、資産を増やす方法について詳しく解説しました。
資産を運用する方法はさまざまで、それぞれで特徴やリスクが異なります。絶対におすすめできる手法は人によって異なるため、一概には言えないのも事実です。
そのため、まずは運用の目的と目標値を設定しましょう。長期的な資産状況を考慮して、何にいくら投資をするか決めていくことをおすすめします。
お金を増やす方法