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目次
「早く言ってよー」Sansanはどんな会社?
「そもそもSansan社っていったいどんな会社なのだろう?」
このような疑問を持っている人もいるでしょう。Sansan社は「名刺」を通じた事業を行っている会社です。
6,000社を超える企業が導入している名刺管理サービス「Sansan」や、200万人が利用する個人向け名刺アプリ「Eight」が有名でしょう。
Sansan社を知る助けとなるように、Sansan社についての概要などをまとめました。
Sansan社の企業概要について
Sansan社は東京に本社を置く株式会社です。クラウドによる名刺管理サービスの企画・開発やサービス販売を主な事業としています。
大阪、福岡、名古屋、札幌といった拠点に支社を構え、シンガポールやアメリカに子会社を持っています。
2017年におけるSansan社の資本金などは46億円ほどであり、そのうち資本金そのものは31億6,000万円ほどです。
社名の「San」は日本語の「さん」からきており、人を象徴する言葉として用いています。Sansanは人と人を、そしてその出会いを表す言葉です。「名刺」を事業内容とする会社にマッチした社名でしょう。
Sansan社の沿革
Sansan社は2007年6月11日に設立されました。まだ若い会社であると言えるでしょう。現在の代表取締役である寺田親弘氏が立ち上げました。
Sansan社には前身となった会社などはなく、完全に新規からの会社設立です。2015年にはシンガポール支社を設立しました。
さらに、2016年からは大阪オフィスを皮切りに名古屋、札幌、福岡とオフィスを拡大しています。
Sansan社の経営者紹介
Sansan社の経営者は2007年にSansan社を立ち上げた時より寺田親弘氏が務めています。
寺田氏は大学を卒業した後に三井物産に入社しました。三井物産では情報産業部門でコンピュータ機器の輸入や、システム開発などに従事した後は、シリコンバレーに転勤となります。
アメリカのシリコンバレーから帰国後は社内ベンチャーを立ち上げました。事業内容は自身が日本に持ち帰ったデータベースソフトウェアの輸入販売です。
その後、セキュリティ関連の会社に出向しますが、2007年5月に三井物産を退職しました。同年6月に4人の仲間と共にSansan社を創業し、事業を開始しました。
Sansan社の事業紹介|「名刺」がメインのユニークな事業!
Sansan社の事業はほぼ名刺管理サービスがメインです。
日本だけでなく世界でも使われるビジネスツールである名刺は、年間に100億枚も流通すると言われます。しかも、デジタル全盛の昨今であっても紙の名刺がほとんどでしょう。
そこで、名刺のデジタル化、および名刺の共有に着目したのがSansan社となります。実際、数パーセントでもデジタルで名刺が共有できるようになれば、かなり便利になるでしょう。
以前は予定をアナログで記していたカレンダーも、今ではデジタルで共有する時代です。名刺のデジタル化と共有は次の時代のスタンダードになる可能性があるでしょう。
ここではSansan社の事業をより詳細に紹介します。
1.法人向け名刺管理サービス「Sansan」
社名を背負う主力サービスが法人向け名刺管理サービス「Sansan」です。6,000を超える会社が導入しています。
Sansanは簡単に言ってしまえば名刺のデジタル化を中心としたサービスです。手元にある、あるいは社内に眠る名刺をデジタル化し、クラウドで管理します。
名刺のデジタル化を通して人と人のつながりを可視化できると言えるでしょう。その可視化した情報を社内で共有できるのは恩恵が大きいです。
Sansanのコンセプトは「名刺を企業の資産に変える」ことであり、実際にSansanは人脈を社内の人間で簡単にシェアできる可能性を秘めています。
また、個人情報でもある名刺を厳格に管理できるようになるでしょう。紙の名刺は紛失しやすいため情報は簡単に漏れる可能性があります。名刺の情報をデジタルにしてしまえば、安全な情報運用が可能です。
2.個人向け名刺アプリ「Eight」
Eightは名刺管理を行うとともに、ユーザー同士のメッセージ交換などの機能を取り入れたビジネスネットワークサービスです。名刺でつながる新しいSNSであり、利用者は180万人を突破したとも言われます。
名刺交換をした者同士がEightサービスの利用者であった場合、Eight上でつながることが可能です。
ネットワークでつながった相手にはスマートフォンやPCなどからメッセージを送ったり、フィード機能を使ったりしてコミュニケーションが取れます。
名刺をスマートフォンのカメラで撮影したり、スキャナでスキャンしたりすると簡単に名刺のデータ化ができます。
Sansan社の強み・特徴
Sansan社の強みは名刺の情報を保存するに留まらないことにあります。名刺の情報を保存するだけのサービスはいくつもありましたが、共有するところまで推し進めたのはSansanの功績です。
名刺自体を会社の資産として運用が可能となれば、ビジネスチャンスを拡大する機会も増えるでしょう。会社全体で名刺情報をシェアすれば、その会社の持つ潜在的なコネクションが可視化できるからです。
また、Sansanは使いやすいシステムと充実のサポート体制で多くの会社に支持され始めました。
Sansan社の市場環境と会社の規模
Sansan社の市場環境と社員数や規模を紹介します。結論から書いてしまえば、今後に期待できそうなデータであったと考えられるでしょう。
実際、Sansan社の名刺管理事業の市場環境はどうなのでしょう。名刺管理と言われても、市場が想像できない人も多いでしょう。また、Sansan社の規模についても気になるところです。
名刺管理事業に将来性があるのかを、これらのデータから推し量ることができそうです。
Sansan社の市場環境
法人向け名刺管理サービス「Sansan」は現在6,000を超える会社に利用されています。しかし、これがどれくらいの規模なのか想像がつきにくいところです。
実はSansanは法人向け名刺管理サービスのシェアでトップであり、しかも、2017年時点では5年連続トップとなります。Sansan社の業界シェアは81%となり圧倒的である事がわかるでしょう。
ちなみに、このデータは株式会社シード・プランニングが実施した市場動向調査によるものです。
2017年9月時点では名刺管理サービスを提供していた会社は22社存在しました。市場全体では今後も規模拡大の傾向と言えるでしょう。2021年には100億円近くのマーケットになる見込みです。
今後はMA、SFAなどのビジネス向けツールサービスとのデータ連携が増えると考えられます。
Sansan社の社員数と規模
Sansan社の社員数は300ほどとなっています。ITベンチャーとしては特別特徴がある人数ではないでしょう。
資本金等は46億円(そのうち資本金31億6,000万円)です。資本金は潤沢であり、事業は基本的には円滑に行えそうでしょう。
市場規模が見込み通りに拡大を続けるなら、いずれは大企業に数えられるかもしれません。
Sansan社の収支状況(決算公告)
Sansan社の第10期決算公告は以下の通りです。同時に比較として第9期の決算公告も載せます。
単位:百万円
(第9期) | (第10期) | |
売上高 | 3,150 | 4,834 |
売上総利益 | 2,404 | 3,807 |
営業利益 | Δ1,350 | Δ656 |
経常利益 | Δ1,362 | Δ657 |
当期純利益 | Δ1,366 | Δ667 |
出典(平成28年8月24日の官報・決算公告/平成29年8月18日の官報・決算公告)
Sansan社は一気に売り上げを伸びしたものの、現状では赤字です。
もっとも、2007年創業で現在ユーザーベースの拡充に力を入れているSaasであれば、しばらく赤字続きは当たり前というイメージでしょう。
売上総利益率(3,807/4,834*100≒79%)が高いことから次回以降の成長にも期待できます。赤字に隠れているものの、Sansan社は基本的に成長著しいと言ってもよいでしょう。
Sansan社の資金調達
Sansan株式会社は2017年に総額約42億円の資金調達を実施しています。過去最大の資金調達であり、Eightの国内およびアジアにおけるマーケティングに用いるそうです。
2017年12月現在、国内におけるCMも増えています。
名刺アプリEightは2017年2月にリニューアルされ、ビジネスSNSとしてさらに進化しました。Sansan社としては今がチャンスと見たのでしょう。
Sansan社はこれまでにも資金調達を行っており、目立ったところでは2014年に14.6億円の資金調達をしています。2014年の資金調達は2013年から続けて4度目の調達でした。
資金調達は基本的にマーケット拡大のためであり、実際にSansan社はその都度、海外進出も含めて顧客や市場の発掘を行っています。
まだ、利益のためにマーケティング費用を抑える段階では未だないと考えているらしく、積極的にさらなる事業拡大を狙うようです。
Sansan社の株主は?
Sansan社の背景を確認するためにも、ここでSansan社の株主を紹介します。
経営陣の他に、注目すべきは2017年にゴールドマンサックスが株主になっていました。
ゴールドマンサックスはグローバル分野で確かなネットワークを持っており、事業展開の加速も考えられるでしょう。
同様に、ジャパン・コインベストも株主になっていました。こちらはエンタープライズ分野におけるネットワークに強いです。
他にもニッセイ・キャピタルやサイバーエージェント、日本経済新聞社、リクルートストラテジックパートナーズなども株主として名前が確認できます。
以下、他にも確認できる株主について紹介します。
- DCM
- 産業革新機構
- 未来創生ファンド
- 環境エネルギー投資
- salesforce.com
- GMO VenturePartners
Sansan社の今後の展望を予想!上場はあるか?
Sansan社はまだ利益を優先して、マーケティング費用を抑えることはしていません。今後の市場拡大とシェア拡大を狙っているでしょう。
実際、Sansan社は2017年より2年以内に国内外で10,000社におけるSansan導入を目指すと宣言しています。
また、「競合サービスも国内では見当たらない」とし、Sansan社はさらなる事業拡大を狙うようです。
実際、9期決算公告時点では4,000社がSansanを導入していましたが、10期時点では6,000社を突破するという大躍進を見せています。
Sansan社は上場をする?
CMをバンバン行っているSansan社ですが上場はまだしていません。イメージと少々異なりますが、CMで話題でも上場していないケースはあります。
しかし、Sansanが新規上場するとの噂もあります。精力的に国内外への事業展開を進めており、間違いなくいずれ上場するでしょう。
もっとも、上場のタイミングを完璧に読むことは難しいです。Sansanはこれまでも上場が噂になってきた有力な会社だからです。
いつ上場してもおかしくないですが、近年はずっと噂されているのでタイミングを図りきれません。
「投資対象として優れているのではないか」と思っている方はチェックを怠らないようにしましょう。
魅力的な新規上場の株は皆が注目しています。油断して出遅れないようにしましょう。
Sansanの上場タイミングを見逃さないように!
Sansan社についてデータを用いて説明しました。
赤字ではあるものの成長は素晴らしく、投資対象としても魅力的でしょう。投資のチャンスを逃さないために、上場チェックを怠らないようにしましょう。
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