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ヘッジファンドが買っているアルファベットとメタ

ストーリーハイライト

直近でヘッジファンド・マネージャーが注目しているテック株2銘柄をご紹介します。

どの銘柄に投資すべきかアドバイスをお探しですか?専門家のトレンドを参考にするといいでしょう。TipRanksは、ヘッジファンド約483社が発表したForm 13-Fのデータを蓄積し、ヘッジファンドがどの銘柄を売買しているかを分析しています。投資家は、TipRanksヘッジファンド信頼シグナルを利用して、ヘッジファンド・マネージャーがその銘柄に対してどの程度強気であるかを見ることができます。アルファベット (NASDAQ:GOOGL) とメタ・プラットフォームズ (NASDAQ:META) は、ヘッジファンド・マネージャーが前四半期に購入したテクノロジー銘柄です。

この2銘柄を詳しく見てみましょう。

アルファベット

アルファベットのクラウド部門の再加速と広告費の改善は、将来の成長に向けた強固な基盤となっています。これと並んで、同社のAIへの投資とその製品への統合が、ヘッジファンドを強気にさせています。

ヘッジファンドは前四半期に、アルファベット株を580万株購入しています。全体として、アルファベットは現在、ヘッジファンド信頼シグナルが「非常にポジティブ」となっています。買い手には、フィッシャー・アセット・マネジメントLLCのケン・フィッシャー氏やパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのビル・アックマン氏などが含まれています。

アルファベットの目標株価は?

ウォール街はアルファベット株に対して強気です。過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が26人、「中立」が6人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価153.63ドルは、今後12カ月で18.2%の上値余地を示唆しています。同社の株価は過去3カ月で3.9%下落しました。

ポジティブな点として、TipRanksのスマートスコアは最高で「パーフェクト10」です。スマートスコアが「パーフェクト10」の株式は、歴史的にS&P 500指数 (SPX)を大きくアウトパフォームしています。

メタ・プラットフォームズ

ソーシャル・ネットワーキング・プラットフォーム・プロバイダーとしての圧倒的な地位、広告収入を創出する能力、および新規ビジネスに対する継続的な取り組みが、ヘッジファンド・マネージャーの強気な見方を支えています。

TipRanksのデータによると、ヘッジファンドは前四半期にメタ株を350万株購入しています。ゴッサム・アセット・マネジメントのジョエル・グリーンブラット氏やブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏など、複数のヘッジファンド・マネージャーが株式保有を増やしました。また、ヘッジファンド信頼シグナルは現在、「非常にポジティブ」となっています。

メタの目標株価は?

過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が37人、「中立」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の387.71ドルは、今後12カ月で22.1%の上値余地を示唆しています。株価は過去3カ月で6.3%上昇しています。

結論

不透明な時代における投資判断は難しいものです。しかし、平均的な市場リターンを上回ることで知られるヘッジファンド・マネージャーなどの専門家の動向を参考にすることができます。アルファベットとメタの両銘柄は、ヘッジファンドのポジティブなシグナルとアナリストの楽観的な見方に基づき、強力なリターンを生成する可能性を示しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、GOOGL, META: 2 Tech Stocks to Buy, According to Hedge Funds原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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