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仮想通貨Uno Reとは?基本情報・将来性・価格推移まとめ

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仮想通貨Uno Reとは、再保険取引プラットフォームを作るUno Reのプロジェクトを指します。

現代では、生命保険など高額契約のリスクを分散し、投資家から資金を募る仕組みが主流です。しかし、これらの再保険の取引は、市場が小さく、個人が参入するのは難しいのが問題になります。

Uno Reは、仮想通貨の技術を用いて、個人投資家でも再保険の取引の参加を可能にするのが大きな目的です。

本記事では、仮想通貨「Uno Reとは?」をテーマに基本~最新情報に加え、価格推移から今後の予想までまとめました。

当記事で用いるチャートは高機能分析プラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するKucoinのUNO/USDTチャート・を用いて分析をしております。仮想通貨は1年365日を通して動く市場の為、執筆時点(2021年8月時点)での個人トレーダーによる分析となります。仮想通貨(暗号資産)取引に関しては余裕資金・自己判断で行いましょう。

仮想通貨Uno Reとは?

Uno Reとは、仮想通貨技術を利用した再保険取引プラットフォームを構築するプロジェクトです。再保険とは生命保険会社などが高額契約のリスクを分散するために、契約の一部を別の会社や投資家に分散する仕組みを言います。

投資家にとって、保険金リスクを引き受ける再保険は有力な投資戦略のひとつです。しかし再保険取引は流通市場も限定され、投資に必要な最低必要金額も非常に高く設定されています。そのため個人投資家には再保険への投資は困難でした。

Uno Reはこの個人投資家への障壁を取り払い、誰でも再保険に投資できるプラットフォームを構築しています。更に投資家は再保険をコモディティ化することで、より複雑な投資も可能です。Uno Reは生命保険や災害保険、旅行保険などあらゆる種類の保険に対応しており、自分に合ったものに投資できます。

再保険を提供する保険会社も投資家にとってより魅力的な保険商品をプラットフォーム内で提案することができます。提案はコミュニティ内で審査され、価格などが決定される仕組みです。

仮想通貨Uno Reに関する最新情報

リリース日概要情報ソース
2021年6月21日Uno ReはChainlinkとの統合を発表https://medium.com/uno-re/uno-re-announces-integration-with-chainlink-5bcc0932d0b8
2021年7月21日PolkaInsureとの提携を発表https://medium.com/uno-re/uno-re-announces-partnership-with-polkainsure-72510d00823c
2021年7月28日Binance Snart Chain(BSC)でのローンチを発表https://medium.com/uno-re/uno-re-launches-on-binance-smart-chain-e6629d87388a

Uno Reは、再保険取引プラットフォームを稼働させるために多くの仮想通貨プロジェクトと提携を積極的に行っています。

異なるブルックチェーンを繋ぐクロスチェーンや、今後の主流となるといった声も強い分散型取引所などとの提携です。

2021年上半期のUno Reに関する最新情報をまとめました。

Uno ReはChainlinkとの統合を発表

2021年6月21日、Uno ReはChainlinkとの統合を発表しました。

Chainlinkはブロックチェーン技術を用いた分散型オラクルソリューションを提供するプロジェクトです。ミドルウェアとして機能し、互換性のないブロックチェーン同士やブロックチェーン外のデータを安全に取り込むことを可能としました。Chainlinkは既にオラクルソリューションとしての実績が豊富で、多くのプロジェクトへの参加実績と数十億ドル規模もの市場規模を有しています。

この提携により、Uno Reは利用者にUno Reと提携した保険プラットフォームのリアルタイムの価格を確認できるサービスを提供します。またChainlinkを利用することで様々な法定通貨や仮想通貨の価格をリアルタイムに参照できるようになるため、価格設定や支払い手段などのバリエーションをより増やすことも可能です。更に天候やフライトスケジュールなどの外部データを用いることで、パラメトリック保険の提供も実現します。

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PolkaInsureとの提携を発表

2021年7月21日、Uno ReはPolkaInsureとの提携を発表しました。

PolkaInsureはPolkadotのエコシステム上でP2P保険市場プラットフォームを構築するプロジェクトです。現在の保険制度は手続きが複雑であり、保険の受け取りまでにタイムラグが発生するまでの問題がありました。PolkaInsureはスマートコントラクトを用いることで、KYCの省略と即座の支払いを実現しています。

この提携により、Uno Reは新たな保険プラットフォームを自身のプラットフォームに組み入れることでエコシステムの拡大が期待できます。PolkaInsureがイノベーターとして魅力的な投資商品を提供することで、投資も盛んになるでしょう。

一方PolkaInsureはUno Reの再保険を受けられるというメリットがあります。もしPolkaInsureが保険の支払いですべての資産を使い果たすことになっても、Uno Reがその保険金の支払いをカバーする契約です。PolkaInsureとその投資家はこの提携により、セーフティネットを得た形となります。

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Binance Smart Chain(BSC)でのローンチを発表

2021年7月28日、Uno ReはBinance Smart Chain(BSC)でのローンチを発表しました。

BSCは仮想通貨取引所、ブロックチェーン企業であるBinanceが独自に開発したブロックチェーンです。Ethereumとの互換性とクロスチェーン機能、独自のコンセンサスアルゴリズムを有しており、dApps開発などによるエコシステムの構築を目指しています。

Uno ReはBSCにローンチすることで、利用者により向上したサービスを提供することが可能となりました。BSCはトランザクション処理が高速で、手数料も低く抑えることができます。BSCを利用することでより快適な投資が可能となりました。

またUno ReはBSCとのブリッジを構築することで、ネイティブトークンであるUNOトークンを即座にBEP20トークンに交換できるようにしました。このブリッジによりBEP20トークンとUNOトークンの交換がスムーズに行え、相互の投資が活発になります。

更にUno ReのBEP20に関するスマートコントラクトもHackenというセキュリティ企業によって監査を受け、セキュリティ上の問題がないことが示されました。

仮想通貨Uno Reの将来性

Uno Reの将来性は非常に高いです。ブロックチェーン技術を利用した再保険プラットフォームは他に例がなく、競合するプロジェクトがありません。Uno Reは現時点で多くのブロックチェーンを使った保険サービスを統合しており、先進的な保険サービスを投資家に提供することができています。そのため今後の拡大も期待できるでしょう。

また再保険自体の需要も高まっています。ロイター通信によると、東京五輪が無観客で開催されたことで再保険会社は3~4億ドルもの損害を負ったとされています。今後も新型感染症や自然災害などによって多額の保険金の支払いが発生することは充分想定可能です。より再保険の需要が高まるでしょう。

再保険への投資は投資家にとっても魅力的な金融商品のひとつです。株式などとの価格の相関性も低く、分散投資に組み入れるのに向いています。Uno Reによって投資への垣根が取り払われれば、資金が集まることも考えられます。まさにこれからの時代に合ったプロジェクトだと言えるでしょう。

ネイティブトークン「UNO」

Uno ReのネイティブトークンであるUNOトークンは再保険プラットフォームの中心として機能しています。

まず投資家はUNOトークンを使って再保険商品を購入することで、最大50%の割引を受けることが可能です。取引手数料や配当もUNOトークンでやり取りされます。更に投資家は一定額のUNOトークンを2か月間預けることで、再保険商品に対してレビューを投稿することができるようになります。

またUno Reで再保険商品を提供する場合も、一定額のUNOトークンを保有していなくてはなりません。更に今後はプラットフォームのガバナンスもコミュニティによって管理されるようになる予定です。UNOトークンの保有者が再保険商品やレビューを管理できるようになります。

UNOトークンはERC20を利用して開発されました。しかし相互運用性や送金速度などのサービス向上を目的にPolkadotでプラットフォームが構築され、Binance Smart Chainでもサービスがローンチされています。

仮想通貨Uno Re (UNO)の価格推移と今後

Uno Re/UNOの基本情報
Uno Re/Unoの価格¥15.20
一日の出来高¥25,112,222
マーケットドミナンスデータなし
市場ランキング3069位
時価総額データなし
直近1年間の高値/安値¥135.78/¥9.57
最大供給380,539,316UNO

※価格等の情報は7月29日時点のCoinmarketcapより引用

仮想通貨Uno Reは、独自トークンの「UNO」が香港の取引所Kucoinと分散型取引所で取引されています。

UNOトークンは、仮想通貨ランキング3069位の出来高であり、アルトコインよりもマイナーな草コインに分類できるでしょう。

価格推移は、6月の史上最高値1.25USDTを付け、7月中旬にかけて大きく下落しており、Kucoin上場以降の最安値0.0823USDTを底値に反発を見せています。

7月を底値にトレンド転換の可能性

6月以降は、長く下降トレンドを継続していたUNOトークンですが、7月からは上昇トレンドに転換した可能性が高いです。

7月中旬に付けた0.0823USDTを底値として、現在は大きく反発する動きを見せています。

直近の値動きからは、下降トレンドから上昇トレンドに転じる際に見られやすい「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」のパターン形成をする動きを見せました。

今後の展開としては、6月中旬に上値を抑えていた0.19USDTの水準を力強く上へ抜けられるかが焦点になるでしょう。

仮想通貨Uno Reとは? まとめ

今回は「仮想通貨Uno Reとは?基本情報・将来性・価格推移まとめ」のテーマでした。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • Uno Reは、仮想通貨技術を使った再保険取引プラットフォームを構築するプロジェクト
  • 再保険は一部の投資家向けだが、Uno Reによって個人でも参入しやすくなる
  • Chainlink、Polkadot、BSCなど多くのプロジェクトとUno Reが提携
  • 価格推移からは7月には一旦底値をうち、上昇トレンドへ転換する可能性が高い

Uno Reの再保険取引プラットフォームは、今後の仮想通貨業界では独占的にシェアを獲得できる可能性を秘めています。

再保険の取引は、もとよりプロの投資家向けの投資商品としての側面が強く、かなりニッチな市場です。

つまり、仮想通貨業界においても再保険を対象としたプロジェクトがなく、競合がいない為、今後のUno Reは大きく期待されます。

また、UNOトークンは上場先が少ないため、今後は○○上場と共に急騰する様な期待も持てるでしょう。

 

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この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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